JP2934430B1 - 通信用保安器 - Google Patents

通信用保安器

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JP2934430B1
JP2934430B1 JP10129678A JP12967898A JP2934430B1 JP 2934430 B1 JP2934430 B1 JP 2934430B1 JP 10129678 A JP10129678 A JP 10129678A JP 12967898 A JP12967898 A JP 12967898A JP 2934430 B1 JP2934430 B1 JP 2934430B1
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友一 羽田
訓史 中田
裕之 清沢
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】高周波特性が良好であると共に、常に均一な特
性とする。 【解決手段】入力側接栓4の入力端子は略T字状の接続
板11の一端に接続され、接続板11の他端はキャパシ
タC1を介して出力側接栓5の出力端子に接続される。
この接続板11にはアレスタ12およびチョークコイル
13が密着して接続され、そのリード線によるインダク
タは小さいものとなる。接続板11の下端はプリント基
板3に形成された第1パターン3−3の下端にハンダ付
けされて接続板11は固定される。また、第1パターン
3−3により生じる容量により、高周波特性が改善され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、雷サージ保護回路
を備える通信用保安器に関するものであり、特に、ケー
ブルテレビジョンの受信宅に設置する通信用保安器に適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】屋外の通信線を宅内に引き込む場合に
は、一般に通信用保安器を通した後宅内に通信線が引き
込まれる。この通信用保安器においては、雷が通信線に
誘導された際に、雷のサージ電流や漏洩電流が宅内に侵
入されることを防止している。この通信用保安器の保護
回路は、基本的には、通信信号である高周波を通過させ
る回路と、雷のサージ電流をアースに導く回路と、出力
側をアースに対して直流的に絶縁する回路とから構成さ
れる。
【0003】従来の通信用保安器の構成を図7(a)
(b)に示す。図7(a)は通信用保安器の上面図であ
り、同図(b)はその正面図である。図7(a)(b)
に示すように、入力側接栓113は通信用保安器のケー
スにアース側が接続されるよう固着されており、出力側
接栓114は貫通コンデンサC2により直流的に絶縁さ
れてケースに固着されている。金属プレートPLの一端
は入力側接栓113の端子にハンダ付けされており、金
属プレートPLの他端にはキャパシタC1のリード線の
一方がハンダ付けされている。このキャパシタC1のリ
ード線の他方は出力側接栓114の端子にハンダ付けさ
れている。このキャパシタC1により高周波的に入力側
接栓113の端子と、出力側接栓114の端子とが接続
されている。
【0004】また、入力側接栓113の端子とアースE
A間には、入力側接栓113の端子を直流的にアースす
るためのチョークコイルL2が接続されており、金属プ
レートPLの裏面とアースEA間には、サージ電流によ
り導通して、サージ電流をアースに落とすアレスタAR
Rが接続されている。なお、貫通コンデンサC2は出力
側接栓114のアース側を直流的に絶縁して、高周波的
にアースするためのキャパシタである。そして、金属プ
レートPLに誘導性部分および容量性部分を形成するこ
とにより、通信用保安器の高周波特性を改善している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の通信用保安器では、チョークコイルL2の入
力側接栓113側のリード線の部分が誘導性となってイ
ンダクタが形成され、このインダクタと、チョークコイ
ルL2の浮遊容量とにより共振回路が形成されたり、ア
レスタARRのリード線により生じるインダクタと、そ
の浮遊容量とにより共振回路が形成されるため、高周波
特性を劣化させてしまうという問題点があった。この場
合、リード線の長さは規制されていないため、形成され
た共振回路の共振周波数は不確定になってしまうことに
なる。また、金属プレートPLにより容量を生じさせて
高周波特性を改善しているものの、金属プレートPLは
入力側接栓113の端子にハンダ付けされるだけで固着
されているため、金属プレートPLとアースEAとの間
隔を一様にすること、および、水平に維持することが困
難となり製品毎にばらつくおそれがある。このように、
リード線により生じるインダクタと、その浮遊容量とに
より形成される共振回路の共振周波数が不確定なため
と、金属プレートPLにより生じる容量が不確定なため
に、製品毎の高周波特性が不均一になる恐れがあるとい
う問題点があった。そして、製品毎の高周波特性を均一
にするには、金属プレートPLの面積や間隔を調整する
必要があった。
【0006】そこで、本発明は高周波特性が良好である
と共に、常に均一な特性とすることができる通信用保安
器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信用保安器は、入力側接栓と出力側接栓
とが固着される導電性のケースシャーシと、該ケースシ
ャーシ上に配置され、前記入力側接栓と前記出力側接栓
を固着する際に、該固着する手段と前記ケースシャーシ
の間に挟持されるよう固着される導電性の内部シャーシ
と、該内部シャーシ上に配置され前記出力側接栓を固着
する際に、該固着する手段と前記内部シャーシの間に挟
持されるよう固着されるプリント基板と、前記内部シャ
ーシに対して略垂直に配置され、前記入力側接栓の端子
に一端が電気的に接続され、他端がキャパシタを介して
出力側接栓の端子に電気的に接続されると共に、その下
端が前記プリント基板に形成されたパターンに電気的に
接続されて固着される略T字状の金属板からなる接続板
とを備え、該接続板と、前記内部シャーシの両側に形成
された折曲部との間に、サージ吸収素子と、チョークコ
イルとが電気的に接続されている。
【0008】また、上記通信用保安器において、前記出
力側接栓のアース側が前記ケースシャーシおよび内部シ
ャーシに対して絶縁されて、前記プリント基板に形成さ
れた第2パターンに電気的に接続されており、該第2パ
ターンと前記内部シャーシの両側に形成された前記折曲
部との間に複数のキャパシタが電気的に接続されている
ようにしてもよい。
【0009】このような本発明によれば、サージ吸収素
子およびチョークコイルの接続板側のリード線を極力短
くすることができるため、リード線による生じるインダ
クタが小さいものとなり、その共振周波数が高くなるこ
とから通信用保安器の高周波特性にほとんど影響を与え
ないようになる。さらに、接続板を固着するためにプリ
ント基板に形成したパターンと内部シャーシとが対向配
置されて、その間に容量が発生する。そして、リード線
によるインダクタと浮遊容量とにより共振回路が形成さ
れても、リード線の長さは常に一定に規制されるため、
その共振周波数が一定となることから、前記パターンに
よる容量を調整することなく、パターンによる容量によ
りリード線によるインダクタと浮遊容量とによる共振周
波数を帯域外まで移動することができ、通信用保安器の
高周波特性をさらに改善することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の通信用保安器の実施の形
態の構成を図1ないし図5に示す。ただし、図1は、回
路を除く本発明の通信用保安器の分解斜視図であり、図
2は回路が組み込まれていない本発明の通信用保安器の
構成を示す斜視図であり、図3は回路を組み込んだ本発
明の通信用保安器の構成を示す斜視図であり、図4は回
路を組み込んでいない本発明の通信用保安器の構成を示
す断面図であり、図5は回路を組み込んだ本発明の通信
用保安器の構成を示す断面図である。
【0011】この図1および図2を参照しながら本発明
の実施の形態の回路を除く通信用保安器の構成を詳細に
説明する。1は金属板を加工して作成した円筒状の部分
と取付部1−1からなるケースシャーシ、2はケースシ
ャーシ1上に配置される断面コ字状とされた薄い金属板
を加工して作成された内部シャーシ、3は内部シャーシ
2内に配置される片面にプリントパターンが形成された
プリント基板、4は信号が入力される入力側接栓、5は
信号が出力される出力側接栓である。
【0012】入力側接栓4は下方に向けて円筒状の図示
しない鍔部が形成されている樹脂絶縁体6に形成されて
いる挿通孔6−2に挿通され、さらに、ケースシャーシ
1に形成された第1挿通孔1−3に挿通され、さらに、
内部シャーシ2に形成された第1挿通孔2−3に挿通さ
れる。この場合、挿通孔6−2、第1挿通孔1−3、第
1挿通孔2−3の形状は、挿通される入力側接栓4の異
形とされた断面形状と略等しい形状とされているので、
ケースシャーシ1に対して入力側接栓4、樹脂絶縁体
6、内部シャーシ2は回転規制される。
【0013】そして、内部シャーシ2から突出した入力
側接栓4にワッシャー7を介してナット8が螺合され
る。これにより、入力側接栓4、樹脂絶縁体6、ケース
シャーシ1、内部シャーシ2が図2に示されるように一
体化されるように固着される。この際に、入力側接栓4
のアース側はケースシャーシ1に電気的に接続される。
また、樹脂絶縁体6の上面には2つのボス部6−1が形
成されており、入力側接栓4がケースシャーシ1に固着
される際に、このボス部6−1が、ケースシャーシ1に
形成されている嵌入孔1−5および内部シャーシ2に形
成されている嵌入孔2−6に嵌入される。これにより、
ボス部6−1によって樹脂絶縁体6、ケースシャーシ
1、内部シャーシ2が相互に回転規制されて一体化され
る。
【0014】出力側接栓5は下方に向けて円筒状の図示
しない鍔部が形成されている樹脂絶縁体7に形成されて
いる挿通孔7−2に挿通され、さらに、ケースシャーシ
1に形成された第2挿通孔1−2に挿通され、さらに、
内部シャーシ2に形成された第2挿通孔2−4、およ
び、プリント基板3に形成された挿通孔3−1に挿通さ
れる。この場合、挿通孔7−2、挿通孔3−1の形状
は、挿通される出力側接栓5の異形とされた断面形状と
略等しい形状とされているので、出力側接栓5と、樹脂
絶縁体7、および、プリント基板3は相互に回転規制さ
れる。そして、内部シャーシ2から突出した出力側接栓
5にワッシャー10を介してナット9が螺合される。こ
れにより、出力側接栓5、樹脂絶縁体7、ケースシャー
シ1、内部シャーシ2、プリント基板3が、図2に示す
ように一体化されるように固着される。
【0015】また、樹脂絶縁体7の上面における挿通孔
7−2の周囲には上部がリング状で下部が異形とされた
2段構成の凸部7−3が形成されており、ケースシャー
シ1に形成された第2挿通孔1−2の形状が、この凸部
7−3を嵌入することのできる凸部7−3の下部の異形
とされた形状と略等しい形状とされていると共に、この
凸部7−3の上部に形成されているリング状突起が、内
部シャーシ2の第2挿通孔2−4内に挿通されるため、
出力側接栓5のアース側はケースシャーシ1に対して絶
縁されて固着される。さらに、樹脂絶縁体7の上面には
2つのボス部7−1が形成されており、出力側接栓5が
ケースシャーシ1に固着される際に、このボス部7−1
が、ケースシャーシ1に形成されている嵌入孔1−4お
よび内部シャーシ2に形成されている嵌入孔2−5、お
よび、プリント基板3に形成されている嵌入孔3−2に
嵌入される。これにより、ボス部7−1によって樹脂絶
縁体7、ケースシャーシ1、内部シャーシ2、プリント
基板3が相互に回転規制されて一体化される。
【0016】このように、ケースシャーシ1に、樹脂絶
縁体6を介して入力側接栓4が、樹脂絶縁体7を介して
出力側接栓5が固着され、同時に内部シャーシ2と内部
シャーシ2内に配置されたプリント基板3が固着され
る。このように組み立てられた状態が図2に示す状態で
ある。次いで、回路が組み込まれるが、本発明の通信用
保安器において回路が組み込まれた構成が図3に示され
ている。ここで、本発明の通信用保安器に組み込まれる
回路の回路図を図6(a)に示す。図6(a)に示すよ
うに、入力側接栓4のアース側はアースに接続され、入
力端子は略T字状とされた接続板11の一端に接続され
る。この接続板11の他端は、キャパシタC1を介して
出力側接栓5の出力端子に接続される。このキャパシタ
C1は、雷サージの直流成分が出力側へ漏洩することを
防止するものである。
【0017】また、出力側接栓5のアース側はキャパシ
タC2を介してアースに接続されている。このキャパシ
タC2は、雷サージの直流成分がアースを介して出力側
へ漏洩することを防止するものである。さらに、接続板
11とアースとの間にはアレスタ(ARR)12とチョ
ークコイル(CH)13とが並列して接続されている。
アレスタ12は、雷のサージ電流により導通して、サー
ジ電流をアースに落とすサージ吸収素子であり、チョー
クコイル13は入力端子を直流的にアースすることによ
り、サージ電流をアースに落としている。なお、アレス
タ12は信号により導通することはなく、チョークコイ
ル13は信号に対しては高インピーダンスを呈するた
め、信号が減衰されることはない。これにより、信号が
減衰されることなく、出力側接栓5から出力されると共
に、出力端子5からは雷サージが漏洩して出力されるこ
とを防止することができる。
【0018】この図6(a)に示す回路の具体的構成が
図3に示されており、入力側接栓4の入力端子には略T
字状の接続板11の一端がハンダ付けされている。ま
た、接続板11の他端はキャパシタC1を介して出力側
接栓5の出力端子にハンダ付けされている。このキャパ
シタC1は、高周波特性の良好なセラミックコンデンサ
とするのが好適である。また、アレスタ12は接続板1
1に密着するよう配置されてリード線の一端がハンダ付
けされており、その他端のリード線が内部シャーシ2の
折曲部2−2にハンダ付けされている。さらに、チョー
クコイル13も接続板11に密着するよう配置されてリ
ード線の一端が極力短くされて接続板11にハンダ付け
されており、その他端のリード線が内部シャーシ2の折
曲部2−1にハンダ付けされている。このチョークコイ
ル13は円筒状のフェライトコアに巻回されて構成され
ている。
【0019】さらにまた、出力側接栓5のアース側を高
周波的にアースしているキャパシタC2は複数のセラミ
ックコンデンサにより構成されている。この場合、プリ
ント基板3における挿通孔3−2の周囲にリング状の第
2パターン3−4が形成され、この第2パターン3−4
に略等間隔に複数のセラミックコンデンサの一端のリー
ド線がハンダ付けされ、他端のリード線が内部シャーシ
2の折曲部2−1,2−2および切起し部2−7にハン
ダ付けされて、キャパシタC2が形成されている。な
お、接続板11の下端はプリント基板3に形成された第
1パターン3−3にハンダ付けされて固定されている。
この第1パターン3−3はプリント基板3を構成してい
る誘電体を介して内部シャーシ2と対向しており、第1
パターン3−3により高周波特性改善用のキャパシタが
形成されている。このように、第1パターン3−3は、
接続版11を固定していると共に、高周波特性改善用の
キャパシタを形成している。
【0020】図4に接続板11だけを設けた場合の本発
明に係る通信用保安器の断面を示している。この図に示
すように、略T字状の接続板11はプリント基板3に対
して略垂直に配置され、その下端は第1パターン3−3
にハンダ付けされている。また、図3に示す本発明の通
信用保安器の断面図を図5に示す。この図に示すよう
に、アレスタ12の一面は接続板11に密着されて配置
され、そのリード線は接続板11に形成されている穴を
通して反対側へ引き出されてハンダ付けされている。さ
らに、チョークコイル13の一端のリード線も極力短く
されて接続板11に形成されている穴を通して反対側へ
引き出されてハンダ付けされている。そして、アレスタ
12およびチョークコイル13の他端のリード線は、内
部シャーシ2の折曲部2−1あるいは折曲部2−2にハ
ンダ付けされているため、アレスタ12およびチョーク
コイル13のリード線の長さは、極力短くすることがで
きると共に、折曲部2−1,2−2との間隔によって決
まる一定の長さとされる。したがって、リード線により
インダクタが生じてもその値は小さく略一定の値とな
る。
【0021】このようなアレスタ12およびチョークコ
イル13のリード線によるインダクタをそれぞれインダ
クタL1、インダクタL2として示す、通信用保安器の
等価回路を図6(b)に示す。なお、図6(b)におい
て、キャパシタC3はアレスタ12の浮遊容量であり、
キャパシタC4はチョークコイル13の浮遊容量であ
る。この浮遊容量は、アレスタ12およびチョークコイ
ル13の内部シャーシ1に対する3次元的な位置を一定
とすることができるため、略一定とすることができる。
したがって、チョークコイル13のリード線によるイン
ダクタをそれぞれインダクタL1、インダクタL2と、
浮遊容量であるキャパシタC3、キャパシタC4による
共振回路の共振周波数は高いと共に略一定の周波数とな
る。
【0022】ここで、この共振回路により高周波特性が
劣化するおそれがあるので、図6(b)に示されている
プリント基板3に形成されている第1パターン3−3に
よるキャパシタC5により、アレスタ12およびチョー
クコイル13のリード線によるインダクタL1、インダ
クタL2と、浮遊容量であるキャパシタC3、キャパシ
タC4による共振回路の共振周波数を帯域外へ移動する
ことにより、高周波特性を改善する。この際、前記共振
回路の共振周波数が略一定となることからキャパシタC
5の値を一定とすることができ、このため高周波特性を
改善する際に、第1パターン3−3の面積を調整する必
要をなくすことができる。以上のように高周波特性の改
善を図ることにより、本発明の通信用保安器は、約1.
3GHz程度までの周波数帯域において使用可能とな
る。なお、キャパシタC5はプリント基板3を誘電体と
して形成されているので、第1パターン3−3の面積を
小さくしても所要の容量のキャパシタC5を容易に形成
することができる。
【0023】以上説明した本発明の通信用保安器におい
て、セラミックコンデンサに替えてリード線のないチッ
プコンデンサを用いるようにしてもよい。また、アレス
タに替えて他のサージ吸収素子を用いるようにしてもよ
い。また、接続板11の形状はT字状に限らず他の形状
であってもよい。また、ケースシャーシ1には上面が閉
じている円筒状のカバーが嵌合されて外気から保護され
る。このケースシャーシ1の取付部1−1は宅内の軒先
等に取り付けられて、CATV等の通信線が通信用保安
器を介して宅内に引き込まれるようになる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、サージ吸収素子およびチョークコイルの接続板側の
リード線を極力短くすることができるため、リード線に
よる生じるインダクタが小さいものとなり、その共振周
波数が高くなることから通信用保安器の高周波特性にほ
とんど影響を与えないようになる。さらに、接続板をプ
リント基板に形成したパターンにハンダ付け等により固
着しているので、接続板の位置を常に固定した位置に配
置することができる。また、このプリント基板に形成し
たパターンと内部シャーシとが対向配置されることか
ら、その間に容量を発生させて通信用保安器の高周波特
性をさらに改善している。この場合、リード線によるイ
ンダクタと浮遊容量とにより共振回路が形成されても、
リード線の長さは常に一定に規制されるため、その共振
周波数が一定となることから、前記パターンによる容量
を調整することなく、リード線によるインダクタと浮遊
容量とによる共振周波数を帯域外まで移動することがで
きる。したがって、高周波特性の均一な製品とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路が組み込まれていない構成の分解斜視図である。
【図2】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路が組み込まれていない構成の斜視図である。
【図3】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路を組み込んだ構成の斜視図である。
【図4】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路が組み込まれていない構成の断面図である。
【図5】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路を組み込んだ構成の断面図である。
【図6】本発明の通信用保安器の実施の形態における回
路を示す回路図、および、その等価回路を示す回路図で
ある。
【図7】従来の通信用保安器の構成を示す上面図および
正面図である。
【符号の説明】
1 ケースシャーシ 2 内部シャーシ 3 プリント基板 4 入力側接栓 5 出力側接栓 6,7 樹脂絶縁体 8,9 ナット 10,11 ワッシャー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/16 H04N 7/16 A (72)発明者 田邊 弘之 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本ア ンテナ株式会社蕨工場内 (56)参考文献 特開 平4−38120(JP,A) 特開 平8−140069(JP,A) 特開 平4−87519(JP,A) 実開 昭60−111343(JP,U) 実開 平4−10537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 9/00 - 9/08 H02H 7/20 H04N 7/10 H04N 7/12 H05K 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側接栓と出力側接栓とが固着される
    導電性のケースシャーシと、 該ケースシャーシ上に配置され、前記入力側接栓と前記
    出力側接栓を固着する際に、該固着する手段と前記ケー
    スシャーシの間に挟持されるよう固着される導電性の内
    部シャーシと、 該内部シャーシ上に配置され前記出力側接栓を固着する
    際に、該固着する手段と前記内部シャーシの間に挟持さ
    れるよう固着されるプリント基板と、 前記内部シャーシに対して略垂直に配置され、前記入力
    側接栓の端子に一端が電気的に接続され、他端がキャパ
    シタを介して出力側接栓の端子に電気的に接続されると
    共に、その下端が前記プリント基板に形成されたパター
    ンに電気的に接続されて固着される略T字状の金属板か
    らなる接続板とを備え、 該接続板と、前記内部シャーシの両側に形成された折曲
    部との間に、サージ吸収素子と、チョークコイルとが電
    気的に接続されていることを特徴とする通信用保安器。
  2. 【請求項2】 前記出力側接栓のアース側が前記ケース
    シャーシおよび内部シャーシに対して絶縁されて、前記
    プリント基板に形成された第2パターンに電気的に接続
    されており、該第2パターンと前記内部シャーシの両側
    に形成された前記折曲部との間に複数のキャパシタが電
    気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    通信用保安器。
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