JP2583116Y2 - 車両用エンジンの燃料供給停止装置 - Google Patents

車両用エンジンの燃料供給停止装置

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JP2583116Y2
JP2583116Y2 JP1992022128U JP2212892U JP2583116Y2 JP 2583116 Y2 JP2583116 Y2 JP 2583116Y2 JP 1992022128 U JP1992022128 U JP 1992022128U JP 2212892 U JP2212892 U JP 2212892U JP 2583116 Y2 JP2583116 Y2 JP 2583116Y2
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尚己 冨澤
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用エンジンの燃料供
給停止装置に関し、詳しくは、高速時にエンジンへの燃
料供給を停止させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車速センサで検出される車両
の走行速度(以下、車速という)が所定速度(例えば18
0 km/h)以上になったときに、エンジンへの燃料供
給を強制的に停止させて、車両の安全性を高めるように
した装置がある。上記のような燃料供給停止装置におい
て、車速を検出するセンサの故障又は信号ラインの断線
等によって車速検出信号がコントロールユニットに対し
て入らなくなった場合(車速が0km/hであると判別
される場合)には、高速時の燃料供給停止を実行させる
ことができなくなる。
【0003】そこで、車速の検出が0km/hであって
も、そのときのエンジン回転速度及びエンジン負荷が所
定以上の車速に対応するレベルになっているときには、
車速センサ又は信号ラインに異常があるものと見做し
て、高速時の燃料供給停止制御を実行させるようにして
いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、車速検出
信号が全く入らなくなった場合には、従来のフェイルセ
ーフによって、車速が所定速度を越えてしまうことを防
止できる。しかしながら、例えば、車速センサが正常に
実際の車速に応じた検出信号を出力する状態であるにも
関わらず、燃料供給停止を制御するコントロールユニッ
トに対しては、車速検出信号が燃料供給停止が行われる
車速よりも低い所定速度以上にならないようにクランプ
されて入力されるようなことがあっても、車速検出信号
の入力があるからコントロールユニットは車速検出信号
の入力が正常に行われていると見做すことになる。従っ
て、この場合、前記クランプによって見掛け上は燃料供
給停止制御を実行する所定速度以上にはならないから、
たとえ実際の車速が燃料供給を停止すべき車速を越えて
いても、燃料供給の停止が行われず、実際の車速を燃料
供給停止制御によって所定速度以内に抑えることができ
なくなってしまうという問題があった。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みなさたものであ
り、車速検出信号が所定速度以上にならないようにクラ
ンプされることがあっても、かかるクランプによる車速
検出信号の異常を判別して、実際の車速が所定速度以上
にならないようにする所期の燃料供給停止を行うことが
できる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本考案にかかる
車両用エンジンの燃料供給停止装置は、図1に示すよう
に構成される。図1において、車速検出手段は、車両の
走行速度に相当する車速検出信号を出力するものであ
る。
【0007】そして、供給停止制御手段は、車速検出手
段から出力される車速検出信号に基づいて車両の走行速
度が所定速度以上である燃料供給停止条件を判別して、
燃料供給手段による車両用エンジンへの燃料供給を強制
的に停止させる。また、回転速度検出手段はエンジン回
転速度を検出し、エンジン負荷検出手段はエンジン負荷
を検出する。
【0008】ここで、フェイルセーフ手段は、回転速度
検出手段で検出されるエンジン回転速度の上昇変化時
車速検出手段から出力される車速検出信号が、走行
速度が0でなく、かつ、走行速度が変化していない状態
を示すときに、前記検出手段で検出されるエンジン回転
速度とエンジン負荷とに基づいて前記燃料供給停止条件
を判別して、前記燃料供給手段による車両用エンジンへ
の燃料供給を強制的に停止させる。
【0009】
【作用】かかる構成によると、車速が所定速度以上であ
る燃料供給停止条件を、通常は車速検出信号に基づいて
判別するが、エンジン回転速度が上昇変化しているの
車速検出信号が、一定速度での車両走行を示す場合
(走行速度が0でなく、かつ、走行速度が変化していな
い状態を示すとき)には、車速検出信号が真の車速に対
応していない可能性があると見做して、車速検出信号が
たとえ燃料供給を停止させる所定速度以下の車速を示し
ていても、燃料供給手段によるエンジンへの燃料供給を
強制的に停止させる。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を説明する。一実施例
を示す図2において、図示しない車両に搭載されるエン
ジン1は、燃料供給手段としての混合気供給装置2から
供給される混合気をシリンダ内に吸引し、該混合気を点
火栓によって着火燃焼させるものであり、前記混合気供
給装置2は、コントロールユニット3によって制御され
るようになっている。
【0011】マイクロコンピュータを内蔵した前記コン
トロールユニット3には、各種センサからの検出信号が
入力されるようになっており、これらの検出信号に基づ
いて混合気供給装置2の制御信号を決定し出力する。前
記各種センサとしては、エンジン1の吸入空気流量Qを
検出するエアフローメータ4,エンジンの回転速度Ne
を検出する回転速度検出手段としての回転速度センサ
5,変速機6の出力軸から車速検出信号VSPを取り出
す車速検出手段としての車速センサ7等が設けられてお
り、コントロールユニット3は、エンジンに吸引される
混合気の空燃比が所定空燃比になるように、混合気供給
装置2における燃料供給量を制御する。
【0012】また、車速VSPが所定最高速度VSPma
x (例えば180km/h)を越えるときには、前記混合気供給
装置2における燃料供給を強制的に停止させて、前記所
定最高速度VSPmax を越えることがないようにする速
度制限機能を、前記コントロールユニット3は備えてい
る。ここで、前記速度制限機能の詳細を、図3のフロー
チャートに従って説明する。尚、本実施例において、供
給停止制御手段,フェイルセーフ手段としての機能は、
前記図3のフローチャートに示すように、コントロール
ユニット3がソフトウェア的に備えている。
【0013】図3のフローチャートにおいて、まず、ス
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、
車速センサ7から出力される車速検出信号VSPを読み
込む。そして、次のステップ2では、前記読み込んだ車
速VSPが0km/hであるか否かを判別する。車速検出信
号が入らずに車速VSPが0km/hであると検出されると
きには、車両が実際に停止している場合もあるが、車速
センサ7の故障や信号ラインの故障の惧れがある。
【0014】そこで、車速VSPが0km/hであると判別
されたときには、ステップ8へ進み、予めエンジン負荷
Tpとエンジン回転速度Neとに基づいて設定されてい
る燃料供給停止領域に現在の運転条件が該当するか否か
を判別する。そして、停止領域に含まれるときには、混
合気供給装置2における燃料の供給を強制的に停止させ
る。
【0015】前記エンジン負荷Tpとエンジン回転速度
Neとに基づき判別される燃料供給停止領域は、前記所
定最高速度VSPmax を越える車速に対応するものであ
り、車速センサ7の故障によって車速検出信号が入力さ
れなくなっても、車速が制限されることなく上昇するこ
とを防止できる。ここで、エンジン負荷Tpとエンジン
回転速度Neとに基づき燃料供給停止領域を判別すると
きには、前記所定最高速度VSPmax を境に高精度に燃
料供給・停止を切替え制御することはできないが、少な
くとも無制限に車速が上昇してしまうことは避けられ、
車速センサ7故障時のフェイルセーフが図られる。
【0016】尚、前記エンジン負荷Tpとしては、吸入
空気流量Qとエンジン回転速度Neとから演算される吸
入空気量相当の基本燃料供給量データを用いれば良い。
従って、この場合には、エンジン負荷検出手段は、前記
エアフローメータ4,回転速度センサ5が相当すること
になる。また、前記吸入空気流量Q,エンジン回転速度
Neの他、吸気系に介装されたスロットル弁の開度や、
吸入負圧などのパラメータを用いてエンジン負荷を検出
しても良く、この場合、スロットルセンサや吸入負圧セ
ンサがエンジン負荷検出手段に相当することになる。
【0017】一方、ステップ2で車速VSPが0km/hで
ないと判別されたときには、ステップ3へ進んで、エン
ジン回転速度Neを読み込む。次のステップ4では、単
位時間当たりの車速VSPの変化割合ΔVSPを演算
し、また、ステップ5では、前記単位時間当たりのエン
ジン回転速度Neの変化割合ΔNeを演算する。そし
て、ステップ6では、前記ステップ5で演算されたエン
ジン回転速度Neの変化割合ΔNeが、エンジン回転速
度Neの上昇変化を示すプラスの値であるか否かを判別
する。
【0018】前記変化割合ΔNeがプラスの値であっ
て、エンジン回転速度Neが上昇変化しているときに
は、ステップ7へ進み、前記ステップ4で演算された車
速VSPの変化割合ΔVSPがゼロであるか否かを判別
する。エンジン回転速度Neが上昇変化しているのに、
車速VSPの変化がなく、然も、かかる車速一定の状態
が車速VSP=0km/hでない状態で発生している場合
は、車速センサ7からの車速検出信号がコントロールユ
ニット3に入力される前に、前記所定最高速度VSPma
x よりも低い所定速度(例えば150km/h)を上限としてク
ランプされる処理が行われたために、コントロールユニ
ット3に入力される車速VSPデータが前記上限速度に
張りついている可能性がある。
【0019】このため、この場合にもステップ8へ進ん
で、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づ
き燃料供給停止領域(所定高速域)を判別し、前記領域
に含まれる運転条件のときには、混合気供給装置2にお
ける燃料供給を強制的に停止させる。従って、車速VS
Pデータが見掛け上所定最高速度VSPmax よりも低い
状態であっても、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度
Neとに基づいて燃料供給停止を行うべき高速域である
ことが判別されると、燃料供給の停止を実行することに
なる。このため、車速検出信号が、所定最高速度VSP
max よりも低い所定速度を上限としてクランプされてし
まっても、そのまま燃料供給が継続されて無制限に車速
VSPが上昇してしまうことを防止できる。
【0020】一方、エンジン回転速度Neの上昇変化が
ステップ6で検出されないときや、ステップ7で車速V
SPの変化があると判別されたときには、ステップ9へ
進み、検出された車速VSPと前記所定最高速度VSP
max とを比較し、所定最高速度VSPmax 以上であると
きにはステップ10で燃料供給の停止を実行し、また、所
定最高速度VSPmax 未満であるときにはステップ11で
通常に燃料供給を行わせる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によると、車
速検出信号が燃料供給停止を実行する速度よりも低い速
度を上限としてクランプされてしまうことがあっても、
所定の高速域で燃料供給を停止させることができ、前記
クランプによって燃料供給を停止させる機会を失い無制
限に車速が上昇してしまうことを防止できるようになる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示すブロック図。
【図2】本考案の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】燃料供給の停止制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 2 混合気供給装置 3 コントロールユニット 4 エアフローメータ 5 回転速度センサ 7 車速センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行速度に相当する車速検出信号を
    出力する車速検出手段と、 前記車速検出手段から出力される車速検出信号に基づい
    て車両の走行速度が所定速度以上である燃料供給停止条
    件を判別して、燃料供給手段による車両用エンジンへの
    燃料供給を強制的に停止させる供給停止制御手段と、 エンジン回転速度を検出する回転速度検出手段と、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 前記回転速度検出手段で検出されるエンジン回転速度の
    上昇変化時に前記車速検出手段から出力される車速検
    出信号が、走行速度が0でなく、かつ、走行速度が変化
    していない状態を示すときに、前記検出手段で検出され
    るエンジン回転速度とエンジン負荷とに基づいて前記燃
    料供給停止条件を判別して、前記燃料供給手段による車
    両用エンジンへの燃料供給を強制的に停止させるフェイ
    ルセーフ手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両用エンジンの
    燃料供給停止装置。
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JPS5912145A (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 Nissan Motor Co Ltd エンジンの燃料供給制御装置
JPS5995464A (ja) * 1982-11-25 1984-06-01 Diesel Kiki Co Ltd 車速センサの故障検出装置
JPH01159153U (ja) * 1988-04-19 1989-11-02

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