JPH0583343U - 車両用エンジンの燃料供給停止装置 - Google Patents

車両用エンジンの燃料供給停止装置

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JPH0583343U
JPH0583343U JP2212892U JP2212892U JPH0583343U JP H0583343 U JPH0583343 U JP H0583343U JP 2212892 U JP2212892 U JP 2212892U JP 2212892 U JP2212892 U JP 2212892U JP H0583343 U JPH0583343 U JP H0583343U
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尚己 冨澤
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日本電子機器株式会社
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車速検出信号が所定速度を上限としてクランプ
されることがあっても、最高速度を制限するための燃料
供給停止を確実に行えるようにする。 【構成】エンジン回転速度Neが上昇変化しているか否
かを判別し(S6)、エンジン回転速度Neの上昇変化
時には車速VSPの変化があるか否かを判別する(S
7)。そして、車速VSPの変化がない場合には、エン
ジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づいて予め
設定された燃料供給停止領域に、現在の運転条件が含ま
れるか否かを判別し、燃料供給の停止制御を実行させる
(S8)。一方、通常には、検出された車速VSPと所
定最高速度(例えば180km/h)とを比較し(S9)、所定
最高速度を実際の車速VSPが越えるときに、燃料供給
を停止させる(S10)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用エンジンの燃料供給停止装置に関し、詳しくは、高速時にエン ジンへの燃料供給を停止させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車速センサで検出される車両の走行速度(以下、車速という)が所 定速度(例えば180 km/h)以上になったときに、エンジンへの燃料供給を強 制的に停止させて、車両の安全性を高めるようにした装置がある。 上記のような燃料供給停止装置において、車速を検出するセンサの故障又は信 号ラインの断線等によって車速検出信号がコントロールユニットに対して入らな くなった場合(車速が0km/hであると判別される場合)には、高速時の燃料 供給停止を実行させることができなくなる。
【0003】 そこで、車速の検出が0km/hであっても、そのときのエンジン回転速度及 びエンジン負荷が所定以上の車速に対応するレベルになっているときには、車速 センサ又は信号ラインに異常があるものと見做して、高速時の燃料供給停止制御 を実行させるようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、車速検出信号が全く入らなくなった場合には、従来のフェイルセ ーフによって、車速が所定速度を越えてしまうことを防止できる。しかしながら 、例えば、車速センサが正常に実際の車速に応じた検出信号を出力する状態であ るにも関わらず、燃料供給停止を制御するコントロールユニットに対しては、車 速検出信号が燃料供給停止が行われる車速よりも低い所定速度以上にならないよ うにクランプされて入力されるようなことがあっても、車速検出信号の入力があ るからコントロールユニットは車速検出信号の入力が正常に行われていると見做 すことになる。従って、この場合、前記クランプによって見掛け上は燃料供給停 止制御を実行する所定速度以上にはならないから、たとえ実際の車速が燃料供給 を停止すべき車速を越えていても、燃料供給の停止が行われず、実際の車速を燃 料供給停止制御によって所定速度以内に抑えることができなくなってしまうとい う問題があった。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑みなさたものであり、車速検出信号が所定速度以上に ならないようにクランプされることがあっても、かかるクランプによる車速検出 信号の異常を判別して、実際の車速が所定速度以上にならないようにする所期の 燃料供給停止を行うことができる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案にかかる車両用エンジンの燃料供給停止装置は、図1に示すよ うに構成される。 図1において、車速検出手段は、車両の走行速度に相当する車速検出信号を出 力するものである。
【0007】 そして、供給停止制御手段は、車速検出手段から出力される車速検出信号に基 づいて車両の走行速度が所定速度以上である燃料供給停止条件を判別して、燃料 供給手段による車両用エンジンへの燃料供給を強制的に停止させる。 また、回転速度検出手段はエンジン回転速度を検出し、エンジン負荷検出手段 はエンジン負荷を検出する。
【0008】 ここで、フェイルセーフ手段は、回転速度検出手段で検出されるエンジン回転 速度の上昇変化時に車速検出手段から出力される車速検出信号が車両の走行速度 の変化を示さないときに、前記検出手段で検出されるエンジン回転速度とエンジ ン負荷とに基づいて前記燃料供給停止条件を判別して、燃料供給手段による車両 用エンジンへの燃料供給を強制的に停止させる。
【0009】
【作用】 かかる構成によると、車速が所定速度以上である燃料供給停止条件を、通常は 車速検出信号に基づいて判別するが、エンジン回転速度が上昇変化しているのに 車速検出信号が変化を示さないときには、車速検出信号が真の車速に対応してい ない可能性があると見做して、車速検出信号がたとえ燃料供給を停止させる所定 速度以下の車速を示していても、燃料供給手段によるエンジンへの燃料供給を強 制的に停止させる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。 一実施例を示す図2において、図示しない車両に搭載されるエンジン1は、燃 料供給手段としての混合気供給装置2から供給される混合気をシリンダ内に吸引 し、該混合気を点火栓によって着火燃焼させるものであり、前記混合気供給装置 2は、コントロールユニット3によって制御されるようになっている。
【0011】 マイクロコンピュータを内蔵した前記コントロールユニット3には、各種セン サからの検出信号が入力されるようになっており、これらの検出信号に基づいて 混合気供給装置2の制御信号を決定し出力する。 前記各種センサとしては、エンジン1の吸入空気流量Qを検出するエアフロー メータ4,エンジンの回転速度Neを検出する回転速度検出手段としての回転速 度センサ5,変速機6の出力軸から車速検出信号VSPを取り出す車速検出手段 としての車速センサ7等が設けられており、コントロールユニット3は、エンジ ンに吸引される混合気の空燃比が所定空燃比になるように、混合気供給装置2に おける燃料供給量を制御する。
【0012】 また、車速VSPが所定最高速度VSPmax (例えば180km/h)を越えるときに は、前記混合気供給装置2における燃料供給を強制的に停止させて、前記所定最 高速度VSPmax を越えることがないようにする速度制限機能を、前記コントロ ールユニット3は備えている。 ここで、前記速度制限機能の詳細を、図3のフローチャートに従って説明する 。尚、本実施例において、供給停止制御手段,フェイルセーフ手段としての機能 は、前記図3のフローチャートに示すように、コントロールユニット3がソフト ウェア的に備えている。
【0013】 図3のフローチャートにおいて、まず、ステップ1(図中ではS1としてある 。以下同様)では、車速センサ7から出力される車速検出信号VSPを読み込む 。 そして、次のステップ2では、前記読み込んだ車速VSPが0km/hであるか否 かを判別する。車速検出信号が入らずに車速VSPが0km/hであると検出される ときには、車両が実際に停止している場合もあるが、車速センサ7の故障や信号 ラインの故障の惧れがある。
【0014】 そこで、車速VSPが0km/hであると判別されたときには、ステップ8へ進み 、予めエンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づいて設定されている燃 料供給停止領域に現在の運転条件が該当するか否かを判別する。そして、停止領 域に含まれるときには、混合気供給装置2における燃料の供給を強制的に停止さ せる。
【0015】 前記エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づき判別される燃料供給 停止領域は、前記所定最高速度VSPmax を越える車速に対応するものであり、 車速センサ7の故障によって車速検出信号が入力されなくなっても、車速が制限 されることなく上昇することを防止できる。 ここで、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づき燃料供給停止領 域を判別するときには、前記所定最高速度VSPmax を境に高精度に燃料供給・ 停止を切替え制御することはできないが、少なくとも無制限に車速が上昇してし まうことは避けられ、車速センサ7故障時のフェイルセーフが図られる。
【0016】 尚、前記エンジン負荷Tpとしては、吸入空気流量Qとエンジン回転速度Ne とから演算される吸入空気量相当の基本燃料供給量データを用いれば良い。従っ て、この場合には、エンジン負荷検出手段は、前記エアフローメータ4,回転速 度センサ5が相当することになる。また、前記吸入空気流量Q,エンジン回転速 度Neの他、吸気系に介装されたスロットル弁の開度や、吸入負圧などのパラメ ータを用いてエンジン負荷を検出しても良く、この場合、スロットルセンサや吸 入負圧センサがエンジン負荷検出手段に相当することになる。
【0017】 次のステップ4では、単位時間当たりの車速VSPの変化割合ΔVSPを演算 し、また、ステップ5では、前記単位時間当たりのエンジン回転速度Neの変化 割合ΔNeを演算する。 そして、ステップ6では、前記ステップ5で演算されたエンジン回転速度Ne の変化割合ΔNeが、エンジン回転速度Neの上昇変化を示すプラスの値である か否かを判別する。
【0018】 前記変化割合ΔNeがプラスの値であって、エンジン回転速度Neが上昇変化 しているときには、ステップ7へ進み、前記ステップ4で演算された車速VSP の変化割合ΔVSPがゼロであるか否かを判別する。 エンジン回転速度Neが上昇変化しているのに、車速VSPの変化がない場合 には、車速センサ7からの車速検出信号がコントロールユニット3に入力される 前に、前記所定最高速度VSPmax よりも低い所定速度(例えば150km/h)を上限 としてクランプされる処理が行われたために、コントロールユニット3に入力さ れる車速VSPデータが前記上限速度に張りついている可能性がある。
【0019】 このため、この場合にもステップ8へ進んで、エンジン負荷Tpとエンジン回 転速度Neとに基づき燃料供給停止領域(所定高速域)を判別し、前記領域に含 まれる運転条件のときには、混合気供給装置2における燃料供給を強制的に停止 させる。 従って、車速VSPデータが見掛け上所定最高速度VSPmax よりも低い状態 であっても、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づいて燃料供給停 止を行うべき高速域であることが判別されると、燃料供給の停止を実行すること になる。このため、車速検出信号が、所定最高速度VSPmax よりも低い所定速 度を上限としてクランプされてしまっても、そのまま燃料供給が継続されて無制 限に車速VSPが上昇してしまうことを防止できる。
【0020】 一方、エンジン回転速度Neの上昇変化がステップ6で検出されないときや、 ステップ7で車速VSPの変化があると判別されたときには、ステップ9へ進み 、検出された車速VSPと前記所定最高速度VSPmax とを比較し、所定最高速 度VSPmax 以上であるときにはステップ10で燃料供給の停止を実行し、また、 所定最高速度VSPmax 未満であるときにはステップ11で通常に燃料供給を行わ せる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、車速検出信号が燃料供給停止を実行する 速度よりも低い速度を上限としてクランプされてしまうことがあっても、所定の 高速域で燃料供給を停止させることができ、前記クランプによって燃料供給を停 止させる機会を失い無制限に車速が上昇してしまうことを防止できるようになる という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示すブロック図。
【図2】本考案の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】燃料供給の停止制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 2 混合気供給装置 3 コントロールユニット 4 エアフローメータ 5 回転速度センサ 7 車速センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 345 F 7536−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行速度に相当する車速検出信号を
    出力する車速検出手段と、 前記車速検出手段から出力される車速検出信号に基づい
    て車両の走行速度が所定速度以上である燃料供給停止条
    件を判別して、燃料供給手段による車両用エンジンへの
    燃料供給を強制的に停止させる供給停止制御手段と、 エンジン回転速度を検出する回転速度検出手段と、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 前記回転速度検出手段で検出されるエンジン回転速度の
    上昇変化時に前記車速検出手段から出力される車速検出
    信号が車両の走行速度の変化を示さないときに、前記検
    出手段で検出されるエンジン回転速度とエンジン負荷と
    に基づいて前記燃料供給停止条件を判別して、燃料供給
    手段による車両用エンジンへの燃料供給を強制的に停止
    させるフェイルセーフ手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする車両用エンジンの
    燃料供給停止装置。
JP1992022128U 1992-04-09 1992-04-09 車両用エンジンの燃料供給停止装置 Expired - Fee Related JP2583116Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08151946A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Isuzu Motors Ltd エンジン制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912145A (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 Nissan Motor Co Ltd エンジンの燃料供給制御装置
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JPH01159153U (ja) * 1988-04-19 1989-11-02

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