JP2583017Y2 - タイヤ試験機のリム保持装置 - Google Patents

タイヤ試験機のリム保持装置

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JP2583017Y2
JP2583017Y2 JP7279491U JP7279491U JP2583017Y2 JP 2583017 Y2 JP2583017 Y2 JP 2583017Y2 JP 7279491 U JP7279491 U JP 7279491U JP 7279491 U JP7279491 U JP 7279491U JP 2583017 Y2 JP2583017 Y2 JP 2583017Y2
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途宏 牛越
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株式会社ティアンドティ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤ試験機のリム保
持装置に関し、詳しくはタイヤ試験機のスピンドルにタ
イヤを装着するにあたり、タイヤの回転中心とスピンド
ルの回転中心とを確実に一致させてリムを保持できるよ
うにしたリム保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ試験機にタイヤを装着する場合、
該タイヤを装着するスピンドルの回転軸の軸心とタイヤ
の回転中心とを一致させないと、正確な試験データを得
ることができない。そのため、スピンドルにリムを装着
する場合には、リムの中心を確実にスピンドルの回転軸
中心に合わせるようにしなければならない。
【0003】リムの中心に設けられる中心孔は、リムの
中心に合わせて正確に形成されているので、該中心孔を
スピンドルの回転軸の中心に一致させれば両者の軸心を
正確に一致させることができる。
【0004】ところが通常は、リムを取り付ける際に、
リムに形成されている複数のボルト孔にスピンドルから
突設されたボルトを挿通し、このボルトに先端部にテー
パー面を有するナットを螺着して、ボルト孔とボルトの
中心を合わせて、スピンドルの回転軸の軸心とタイヤの
回転中心とを一致させるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記ボ
ルト孔の位置が、リム中心に対して正確に設けられてい
ない場合には、リム中心、即ちタイヤ中心とスピンドル
の回転軸の中心とを一致させることができなかった。
【0006】そこで本考案は、リムの中心孔の位置をス
ピンドルの回転軸の中心に確実に一致させることがで
き、ボルト孔の位置がずれていても確実にリムを保持す
ることができるタイヤ試験機のリム保持装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案は、タイヤを装着したリムをスピンドル
回転軸に保持するタイヤ試験機のリム保持装置におい
て、該リム保持装置は、前記回転軸に固設される本体部
と、該本体部に装着される締付け部とから構成され、前
記本体部は、前記回転軸の先端に固設される基部と、該
基部から回転軸と同心に突設する基部側を大径とした円
錐部と、該円錐部から回転軸と同心に突設して前記リム
の中心孔及び締付け部の中心装着孔を貫通する装着軸
と、前記円錐部の外周に嵌合するコレットと、前記基部
の端面に該コレット外周面と所定の間隔を空けて形成さ
れたリング状のリム装着面とを有し、前記締付け部は、
前記中心装着孔を有する基盤と、該基盤内面の中心装着
孔周囲のスプリング装着部に前記装着軸を囲繞するよう
に設けられたコイルスプリングと、前記基盤のスプリン
グ装着部の外周にリムのボルト孔に対応して設けられた
リム保持軸と、該リム保持軸の先端にリムの面方向に移
動可能に設けた前記ボルト孔よりも大径のボールとを有
し、前記中心装着孔を貫通した前記装着軸先端のネジ部
に基盤固着用ナットを螺着することにより、前記コイル
スプリングにて前記コレットを基部側に押動せしめると
ともに、前記ボールを前記ボルト孔に嵌合せしめること
を特徴としている。
【0008】
【作 用】上記構成によれば、リムの中心孔及び締付け
部の中心装着孔を貫通した装着軸に、基盤固着用ナット
を螺着して基盤を締付けていくと、まず、コイルスプリ
ングがコレットを基部側に押動して、円錐部によりコレ
ットを周方向に押し広げてリムの中心孔と装着軸の回転
中心とを一致させ、次いでリム保持軸先端のボールがボ
ルト孔に嵌合してリムをリム装着面に圧着させる。
【0009】即ち、リムの中心をコレットにより正確に
位置合わせした状態で、リム保持軸先端のボールとリム
装着面との間にリムを挟着して保持する。このとき、ボ
ルト孔の位置がずれていても、リム保持軸先端のボール
はリムの面方向に移動できるので、確実にボルト孔に嵌
合する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】リム保持装置は、スピンドルの回転軸1に
固設される本体部2と、該本体部2に装着される締付け
部3とから構成されている。
【0012】前記本体部2は、前記回転軸1の先端に固
設される基部25と、該基部25か ら回転軸1と同心に
突設する基部25側を大径とした円錐部23と、該円錐
部23から回転軸1と同心に突設してリム4の中心孔4
1及び締付け部3の中心装着孔31を貫通する装着軸2
1と、前記円錐部23の外周に嵌合するコレット6と、
前記基部25の端面に該コレット6の外周面と所定の間
隔を空けて形成されたリング状のリム装着面24とを有
している。前記装着軸21の先端部には、締付け部3を
固着するための基盤固着用ナット5を螺着するネジ部2
2が設けられている。
【0013】なお、コレット6は、図2に示すように、
内面に円錐部23のテーパー面に対応した円錐面61を
有する円筒体に、複数の割り溝62を設けたものであっ
て、このコレット6を円錐部23の大径部側に押圧する
と、割り溝62が開いて外周面が均一に広がるように形
成されているものである。
【0014】一方、前記締付け部3は、前記中心装着孔
31を有する基盤37と、該基盤37内面の中心装着孔
31の周囲のスプリング装着部38に前記装着軸21を
囲繞するように設けられたコイルスプリング32と、前
記基盤37のスプリング装着部38の外周にリム4のボ
ルト孔42に対応して設けられたリム保持軸33と、該
リム保持軸33の先端にリム4の面方向に移動可能に設
けた前記ボルト孔42よりも大径のボール34とを有し
ている。前記リム保持軸33は、リム4のボルト孔42
に対応して複数個設けられており、前記ボール34は、
リム保持軸33の先端に可撓性チューブ35にてリム4
の面方向に移動可能に保持されている。また、リム保持
軸33は、取り付け時にコイルスプリング32がコレッ
ト6を十分に押圧できるように、コイルスプリング32
より短く形成されている。
【0015】リム4の装着は、まず、基盤固着用ナット
5を取り外し、締付け部3、即ち、基盤37,コイルス
プリング32及び該コイルスプリングガイド用のスリー
ブ36を装着軸21から抜き取った状態で、リム4の中
心孔41に装着軸21を挿通させ、中心孔41内にコレ
ット6を位置させる。この状態では、コレット6の外周
面と中心孔41の内縁とは僅かに離れている。
【0016】次に、スリーブ36,コイルスプリング3
,基盤37の中心装着孔31に装着軸21を挿通さ
せ、装着軸21先端のネジ部22に基盤固着用ナット5
を螺着して該ナット5を締付ける。この締付けにより締
付け部3が本体部2の方向に移動し、締付け初期におい
て、コイルスプリング32がスリーブ36を介してコレ
ット6を基部25側に押動し、円錐部23の作用でコレ
ット6を拡開させ、コレット6の外周面が中心孔41の
内縁に接触して、リム4の中心孔41の位置決めを行
う。
【0017】基盤固着用ナット5をさらに締付けると、
リム保持軸33先端のボール34がリム4のボルト孔4
2に嵌合し、リム4をリム装着面24に圧着する。この
ボール34は、リム保持軸33に可撓性チューブ35を
介して移動可能に保持されているため、ボルト孔42の
位置がずれていてもボール34が移動してボルト孔42
に確実に嵌合する。
【0018】このように、リム4は、その中心がコレッ
ト6により位置決めされた状態で、スピンドルの回転軸
1に装着されるので、リム4の中心、即ちタイヤ43の
回転中心とスピンドルの回転軸1の回転中心とを一致さ
せることができる。また、ボール34がボルト孔42に
嵌合しているため、回転力も確実に伝達することができ
る。
【0019】なお、各構成部品の形状や組み合わせは、
装着するタイヤの大きさなどに応じて適宜に設定するこ
とが可能であり、上記実施例に限定されるものではな
い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のタイヤ試
験機のリム保持装置は、基盤固着用ナットの締め付けに
より、コイルスプリング及びリム保持軸を本体部の基部
側に移動させて、コイルスプリングにてコレットを円錐
部により拡開させてコレット外周面をリム中心孔内縁に
接触させるとともに、リム保持軸先端のボールをリムの
ボルト孔に嵌合せしめるので、リム、即ちタイヤの回転
中心をスピンドルの回転中心に確実に一致させることが
でき、正確な試験データを得ることができる。また、リ
ムの着脱も、基盤固着用ナット一つを着脱するだけで行
えるので、リム交換作業の効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のリム保持装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】 コレットの正面図である。
【符号の説明】
1…スピンドルの回転軸、2…本体部、21…装着軸、
22…ネジ部、23…円錐部、24…リム装着面、25
…基部、3…締付け部、31…中心装着孔、32…コイ
ルスプリング、33…保持軸、34…ボール、35…可
撓性チューブ、37…基盤、4…リム、41…中心孔、
42…ボルト孔、5…基盤固着ナット、6…コレット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを装着したリムをスピンドルの回
    転軸に保持するタイヤ試験機のリム保持装置において、
    該リム保持装置は、前記回転軸に固設される本体部と、
    該本体部に装着される締付け部とから構成され、前記本
    体部は、前記回転軸の先端に固設される基部と、該基部
    から回転軸と同心に突設する基部側を大径とした円錐部
    と、該円錐部から回転軸と同心に突設して前記リムの中
    心孔及び締付け部の中心装着孔を貫通する装着軸と、前
    円錐部の外周に嵌合するコレットと、前記基部の端面
    該コレット外周面と所定の間隔を空けて形成された
    ング状のリム装着面とを有し、前記締付け部は、前記中
    心装着孔を有する基盤と、該基盤内面の中心装着孔周囲
    のスプリング装着部に前記装着軸を囲繞するように設け
    られたコイルスプリングと、前記基盤のスプリング装着
    部の外周にリムのボルト孔に対応して設けられたリム保
    持軸と、該リム保持軸の先端にリムの面方向に移動可能
    に設けた前記ボルト孔よりも大径のボールとを有し、前
    記中心装着孔を貫通した前記装着軸先端のネジ部に基盤
    固着用ナットを螺着することにより、前記コイルスプリ
    ングにて前記コレットを基部側に押動せしめるととも
    に、前記ボールを前記ボルト孔に嵌合せしめることを特
    徴とするタイヤ試験機のリム保持装置。
JP7279491U 1991-09-10 1991-09-10 タイヤ試験機のリム保持装置 Expired - Fee Related JP2583017Y2 (ja)

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JPH0523103U JPH0523103U (ja) 1993-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003004597A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Kokusai Keisokki Kk ホイール付きタイヤのユニフォーミティおよび/または動釣合釣合試験装置
JP4645381B2 (ja) * 2005-09-16 2011-03-09 横浜ゴム株式会社 ホイール付きタイヤの試験装置及び試験方法

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JPH0523103U (ja) 1993-03-26

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