JP2582884Y2 - ラウドネス回路 - Google Patents
ラウドネス回路Info
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- JP2582884Y2 JP2582884Y2 JP1990081520U JP8152090U JP2582884Y2 JP 2582884 Y2 JP2582884 Y2 JP 2582884Y2 JP 1990081520 U JP1990081520 U JP 1990081520U JP 8152090 U JP8152090 U JP 8152090U JP 2582884 Y2 JP2582884 Y2 JP 2582884Y2
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- Japan
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- circuit
- variable resistor
- resistor
- slider
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- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はオーディオアンプのラウドネス回路に係わ
り、特に、トーンコントロール回路に抵抗とスイッチを
接続するだけでラウドネスカーブが得られるラウドネス
回路に関する。
り、特に、トーンコントロール回路に抵抗とスイッチを
接続するだけでラウドネスカーブが得られるラウドネス
回路に関する。
[従来の技術] 従来のオーディオアンプに用いられていたラウドネス
回路の例を第4図に示す。
回路の例を第4図に示す。
図に示すように、レベル調整用可変抵抗器VR1に中間
タップを設け、その中間タップをコンデンサC2および抵
抗R2を介してグランドに接続し、また、入力端子に接続
されている抵抗R1コンデンサC1の直列回路にスイッチ3
を介して接続することにより第5図に示すようなポール
または0点T1,T2,T3,T4を有するラウドネス特性を得て
いた。
タップを設け、その中間タップをコンデンサC2および抵
抗R2を介してグランドに接続し、また、入力端子に接続
されている抵抗R1コンデンサC1の直列回路にスイッチ3
を介して接続することにより第5図に示すようなポール
または0点T1,T2,T3,T4を有するラウドネス特性を得て
いた。
[考案が解決しようとする問題点] 第4図に示す従来のラウドネス回路では、レベル調整
用可変抵抗器に中間タップを設ける必要があるが、レベ
ル可変抵抗器の種類によっては中間タップを出すことが
困難なものがあり、また、そのためにコストが上がると
いう欠点があった。
用可変抵抗器に中間タップを設ける必要があるが、レベ
ル可変抵抗器の種類によっては中間タップを出すことが
困難なものがあり、また、そのためにコストが上がると
いう欠点があった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、従来のトーンコントロー
ル回路に抵抗とスイッチを接続するだけで所定のラウド
ネスカーブが得られるラウドネス回路を提供することに
ある。
て、その目的とするところは、従来のトーンコントロー
ル回路に抵抗とスイッチを接続するだけで所定のラウド
ネスカーブが得られるラウドネス回路を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] この考案のラウドネス回路は、演算増幅器と、抵抗お
よびコンデンサ等で構成され前記演算増幅器の出力端子
に設けた出力回路と、前記出力回路と対称となるように
前記演算増幅器の入力出力端子間に設けた帰還回路と、
摺動子を接地し両端子をそれぞれ前記出力回路と前記帰
還回路に接続した低域トーンコントロール用の可変抵抗
器(VR1)と、摺動子を接地し両端子をそれぞれ前記出
力回路と前記帰還回路に接続した高域トーンコントロー
ル用の可変抵抗器(VR2)とを備え、前記可変抵抗器(V
R1)および可変抵抗器(VR2)の摺動子の位置に対応し
て前記出力回路の減衰量と前記帰還回路の帰還量とを制
御するNF型トーンコントロール回路において、前記可変
抵抗器(VR1)の摺動子と同可変抵抗器(VR1)の一端の
間および前記可変抵抗器(VR2)の摺動子と同可変抵抗
器(VR2)の一端の間とに夫々スイッチを介して抵抗を
接続することにより、低域および高域をブーストするよ
うに構成したものである。
よびコンデンサ等で構成され前記演算増幅器の出力端子
に設けた出力回路と、前記出力回路と対称となるように
前記演算増幅器の入力出力端子間に設けた帰還回路と、
摺動子を接地し両端子をそれぞれ前記出力回路と前記帰
還回路に接続した低域トーンコントロール用の可変抵抗
器(VR1)と、摺動子を接地し両端子をそれぞれ前記出
力回路と前記帰還回路に接続した高域トーンコントロー
ル用の可変抵抗器(VR2)とを備え、前記可変抵抗器(V
R1)および可変抵抗器(VR2)の摺動子の位置に対応し
て前記出力回路の減衰量と前記帰還回路の帰還量とを制
御するNF型トーンコントロール回路において、前記可変
抵抗器(VR1)の摺動子と同可変抵抗器(VR1)の一端の
間および前記可変抵抗器(VR2)の摺動子と同可変抵抗
器(VR2)の一端の間とに夫々スイッチを介して抵抗を
接続することにより、低域および高域をブーストするよ
うに構成したものである。
[作用] この考案のラウドネス回路によれば、従来のNF型トー
ンコントロール回路の低域コントロール用可変抵抗器の
摺動子と片側端子の間と高域コントロール用可変抵抗器
の摺動子と片側端子の間との抵抗値を変えることにより
トーンコントロール回路のゲイン周波数特性を変え、低
域および高域を強調する。
ンコントロール回路の低域コントロール用可変抵抗器の
摺動子と片側端子の間と高域コントロール用可変抵抗器
の摺動子と片側端子の間との抵抗値を変えることにより
トーンコントロール回路のゲイン周波数特性を変え、低
域および高域を強調する。
[実施例] この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の実施例であるラウドネス回路を示
す回路図である。
す回路図である。
図に示すように、入力端子(IN)は演算増幅器1の非
反転入力端子に接続されている。
反転入力端子に接続されている。
演算増幅器1の出力端子は抵抗R1とコンデンサC1の並
列回路および抵抗R5を介して出力端子(OUT)に接続さ
れている。
列回路および抵抗R5を介して出力端子(OUT)に接続さ
れている。
演算増幅器1の出力端子は、また、抵抗R2とコンデン
サC2の並列回路および抵抗R6を介して反転入力端子に接
続されている。
サC2の並列回路および抵抗R6を介して反転入力端子に接
続されている。
抵抗R1と抵抗R5の接続点と抵抗R2と抵抗R6の接続点と
は抵抗R3、低域コントロール用可変抵抗器VR1および抵
抗R4の直列回路により接続され、低域コントロール用可
変抵抗器VR1の摺動子はグランドに接続されている。
は抵抗R3、低域コントロール用可変抵抗器VR1および抵
抗R4の直列回路により接続され、低域コントロール用可
変抵抗器VR1の摺動子はグランドに接続されている。
出力端子(OUT)と演算増幅器の反転入力端子とは抵
抗R7、コンデンサC3、高域コントロール用可変抵抗器VR
2、コンデンサC4および抵抗R8の直列回路により接続さ
れ、高域コントロール用可変抵抗器VR2の摺動子はグラ
ンドに接続されている。
抗R7、コンデンサC3、高域コントロール用可変抵抗器VR
2、コンデンサC4および抵抗R8の直列回路により接続さ
れ、高域コントロール用可変抵抗器VR2の摺動子はグラ
ンドに接続されている。
以上の構成が従来のNF型トーンコントロール回路であ
り、その中のブロック4は出力回路を、また、ブロック
5は帰還回路を形成している。
り、その中のブロック4は出力回路を、また、ブロック
5は帰還回路を形成している。
この実施例では上記回路の低域コントロール用可変抵
抗器VR1の摺動子と抵抗R4側端子とがスイッチ2により
抵抗R9を介して接続され、高域コントロール用可変抵抗
器VR2の摺動子とコンデンサC4側端子とがスイッチ2に
より抵抗R10を介して接続されるようになっている。
抗器VR1の摺動子と抵抗R4側端子とがスイッチ2により
抵抗R9を介して接続され、高域コントロール用可変抵抗
器VR2の摺動子とコンデンサC4側端子とがスイッチ2に
より抵抗R10を介して接続されるようになっている。
従来のトーンコントロール回路において、対称形のCR
回路の対を構成する抵抗およびコンデンサの抵抗値およ
び容量は等しい。
回路の対を構成する抵抗およびコンデンサの抵抗値およ
び容量は等しい。
すなわち、抵抗およびコンデンサの符号により夫々抵
抗値および容量を表すと、C1=C2,R1=R2,R3=R4,R5=R
6,R7=R8,C3=C4である。
抗値および容量を表すと、C1=C2,R1=R2,R3=R4,R5=R
6,R7=R8,C3=C4である。
スイッチ2が図示のようにオフとなった状態におい
て、可変抵抗器VR1およびVR2の摺動子は中央にあり、摺
動子の両側の抵抗値を図示のようにr1,r2,r3,r4で示す
と、r1=r2,r3=r4である。そのときの伝達関数を求め
ると、 低域の伝達関数TBは TB=K1(1+jωC1R1)/{1+jωC1・R1〃(R3+r
1)}×{1+jωC2・R2〃(R4+r2)}/(1+jωC
2R2)となる。
て、可変抵抗器VR1およびVR2の摺動子は中央にあり、摺
動子の両側の抵抗値を図示のようにr1,r2,r3,r4で示す
と、r1=r2,r3=r4である。そのときの伝達関数を求め
ると、 低域の伝達関数TBは TB=K1(1+jωC1R1)/{1+jωC1・R1〃(R3+r
1)}×{1+jωC2・R2〃(R4+r2)}/(1+jωC
2R2)となる。
但し、記号〃はその前後の抵抗値を示す抵抗の並列回
路の抵抗値を表す。以下同様とする。
路の抵抗値を表す。以下同様とする。
また、K1は比例定数である。
高域の伝達関数は TT=K2{1+jωC3(R7+r3)}/{1+jωC3(R5+
R7+r3)}×{1+jωC4(R6+R8+r4)}/(1+j
ωC4(R8+r4)となる。
R7+r3)}×{1+jωC4(R6+R8+r4)}/(1+j
ωC4(R8+r4)となる。
但し、K2は比例定数である。
上記伝達関数からゲインの周波数特性を折線表示する
と第2図のようになる。
と第2図のようになる。
但し、図に示すポールおよび0点は T1=C2・R2〃(R4+r2) T2=C2・R2 T3=C1・R1 T4=C1・R1〃(R3+r1) T5=C4(R6+R8+r4) T6=C4(R8+r4) T7=C3(R5+R7+r3) T8=C3(R7+r3) である。
総合のゲインはフラットとなる。
スイッチ2をオンとすると、帰還側の可変抵抗器の抵
抗値r2およびr4は夫々r2〃R9およびr4〃R10となり、ゲ
インの周波数特性は第3図に示すように、第2図に示す
ポールおよび0点T2,T5,T6が夫々t2,t5,t6に変り、総合
のゲインにおいて、低域および高域が強調されたラウド
ネス特性が得られる。
抗値r2およびr4は夫々r2〃R9およびr4〃R10となり、ゲ
インの周波数特性は第3図に示すように、第2図に示す
ポールおよび0点T2,T5,T6が夫々t2,t5,t6に変り、総合
のゲインにおいて、低域および高域が強調されたラウド
ネス特性が得られる。
[考案の効果] この考案のラウドネス回路によれば、従来のトーンコ
ントロール回路に抵抗およびスイッチを付加するだけで
所定のラウドネスカーブを得ることができる。従って、
従来のラウドネス回路に比べ、第4図の回路のコンデン
サC1およびC2が不要となり、また、低域および高域コン
トロール用可変抵抗器に中間タップを設ける必要がな
く、コストダウンが可能となる。また、パターン化する
ときに省スペースが可能となる。
ントロール回路に抵抗およびスイッチを付加するだけで
所定のラウドネスカーブを得ることができる。従って、
従来のラウドネス回路に比べ、第4図の回路のコンデン
サC1およびC2が不要となり、また、低域および高域コン
トロール用可変抵抗器に中間タップを設ける必要がな
く、コストダウンが可能となる。また、パターン化する
ときに省スペースが可能となる。
第1図はこの考案の実施例であるラウドネス回路を示す
回路図、第2図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン
線図、第3図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン線
図、第4図は従来のラウドネス回路の例を示す回路図、
第5図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン線図であ
る。 1…演算増幅器。2,3…スイッチ。
回路図、第2図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン
線図、第3図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン線
図、第4図は従来のラウドネス回路の例を示す回路図、
第5図は同ラウドネス回路の特性を示すゲイン線図であ
る。 1…演算増幅器。2,3…スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】演算増幅器と、抵抗およびコンデンサ等で
構成され前記演算増幅器の出力端子に設けた出力回路
と、前記出力回路と対称となるように前記演算増幅器の
入力出力端子間に設けた帰還回路と、摺動子を接地し両
端子をそれぞれ前記出力回路と前記帰還回路に接続した
低域トーンコントロール用の可変抵抗器(VR1)と、摺
動子を接地し両端子をそれぞれ前記出力回路と前記帰還
回路に接続した高域トーンコントロール用の可変抵抗器
(VR2)とを備え、前記可変抵抗器(VR1)および可変抵
抗器(VR2)の摺動子の位置に対応して前記出力回路の
減衰量と前記帰還回路の帰還量とを制御するNF型トーン
コントロール回路において、 前記可変抵抗器(VR1)の摺動子と同可変抵抗器(VR1)
の一端の間および前記可変抵抗器(VR2)の摺動子と同
可変抵抗器(VR2)の一端の間とに夫々スイッチを介し
て抵抗を接続することにより、低域および高域をブース
トするように構成したラウドネス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990081520U JP2582884Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | ラウドネス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990081520U JP2582884Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | ラウドネス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439726U JPH0439726U (ja) | 1992-04-03 |
JP2582884Y2 true JP2582884Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=31627544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990081520U Expired - Fee Related JP2582884Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | ラウドネス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582884Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056326B2 (ja) * | 1978-09-18 | 1985-12-10 | 株式会社ケンウッド | ト−ンコントロ−ル回路 |
JPS6056327B2 (ja) * | 1978-10-31 | 1985-12-10 | 株式会社ケンウッド | ト−ンコントロ−ル回路 |
JPS60242708A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | 音質調整装置 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP1990081520U patent/JP2582884Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439726U (ja) | 1992-04-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |