JP2582827B2 - エトキシ化芳香族アルコールのエステルを含有するポリエステル組成物 - Google Patents

エトキシ化芳香族アルコールのエステルを含有するポリエステル組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は線状飽和ポリエステル組成物に関する。更に
詳しくは、本発明はエトキシ化芳香族アルコールの少な
くとも1種のエステルを含有する線状飽和ポリエステル
組成物に関する。
ポリエチレンテレフタレートのような線状飽和ポリエ
ステルに基づく成形用配合物は曲げ強度、モジュラス、
引張強度及び衝撃特性を含めて良好な諸物性を有する成
形製品をもたらすべきである。成形用コンパウンドはモ
ールドに十分に流れ込むためのメルトフローインテツク
ス、良好な離型性及び良好な表面仕上げ外観を含めて良
好な成形性を有すべきである。成形物品は結晶性でかつ
そり抵抗性であるべきである。
水加熱モールドを用いて満足すべき性質が得られるこ
とが望ましい。すなわち、モールドは76.7℃(170゜F)
乃至約110℃(230゜F)の温度に加熱される。これを達成
するためには、結晶化がモールドに供給された溶融ポリ
エステルの冷却時はできるだけ高い温度で始まり、冷却
中はできるだけ低い温度まで継続することが望ましい。
Tccは溶融物から冷却したとき最初に何度で結晶が現わ
れるかを決定する尺度である。Tchは冷却によつても結
晶化が最早起らない温度を示す尺度である。モールドの
外観と離型性はTchに関係付け得ることが見い出されて
いる。Tchはポリエステルの非晶質片を加熱したとき結
晶が現われる温度を測定することによつて求められる。
TccとTchは差動走査熱量計を用いて測定することができ
る。
この技術分野において線状飽和ポリエステル組成物と
共に使用するための各種の添加剤が明らかにされてい
る。添加剤の2つの重要な群に成核剤と可塑剤がある。
可塑剤には米国特許第4,223,125号及び同第4,435,546号
明細書に開示されるもののような各種の低分子量エステ
ルがある。これらの特許明細書には20個以下の炭素原子
を有し、そして好ましくはカルボニル原子を含む炭素結
合対エステル結合の比が4〜15のアルコールのエステル
の使用が記載されている。
結晶化可能のポリマー、例えば芳香族ジカルボン酸の
線状飽和ポリエステルにおいて成核剤を使用することは
知られている。米国特許第3,435,093号、同第3,516,957
号及び同第3,639,527号明細書には芳香族ジカルボン酸
の線状飽和ポリエステルの熱可塑性組成物を成形する、
特にポリエチレンテレフタレートに適用できる色々な方
法が開示されている。これらの特許明細書は線状飽和ポ
リエステル用の成核剤として炭化水素カルボン酸及び高
分子カルボン酸の塩を使用することについて開示する。
英国特許第1,315,699号明細書には固体の不活性無機物
質と共に使用される低分子量のモノー又は多価カルボン
酸のナトリウム、リチウム又はバリウム塩の使用が開示
されている。
有機エステルの成核剤との併用が米国特許第3,516,95
7号、同第4,352,904号、同第4,486,564号、同第4,429、
067号、同第4,223,125号、同第4,435,546号及び同第4,5
48,978号明細書に開示される。これらの特許明細書には
他の物質と併用される特定のエステル化合物を含めて各
種の可塑剤の使用が開示されている。
発明の概要 本発明は線状飽和ポリエステル及びこのポリエステル
に対して0.5〜30重量%の、エトキシ化芳香族アルコー
ルの少なくとも1種のエステルから成る組成物である。
このエステルは500〜約1500の分子量を有するものであ
る。そのエトキシ化芳香族アルコールは式 HO−(CH2CH2O)n−R1−(OCH2CH2n−OH を有する。ただし、nは2〜15の同一又は異なる整数で
あることができる。ここで、“同一又は異なる”とは符
号nが一般式中に現われる場合にその符号がその一般式
の中で同一又は異なるものであることができることを意
味する。アルコールは20個より多い炭素原子を有するも
のである。R1は二価の芳香族基、好ましくは芳香族ジア
ルコールから誘導される二価の基である。
酸は1〜25個、好ましくは3〜10個の炭素原子と1〜
10個のカルボキシル基を有するカルボン酸である。この
酸は脂肪族のもので、かつ3〜10個の炭素原子と1個の
カルボキシル基を有するものであるのが好ましい。
好ましくは、組成物は(1)線状飽和ポリエステル;
及び(2)そのポリエステルに対して0.5〜30重量%
の、(α)式 (式中、nは3〜5の同一又は異なる整数であること
ができる。) を有するアルコールと(b)3〜25個の炭素原子と1〜
10個のカルボキシル基を有する脂肪族カルボン酸との分
子量が500〜1,500である少なくとも1種のエステルから
成る。
本発明の組成物は成核剤、並びに所望によつて充填材
又は強化材、衝撃性改良剤、エポキシ化合物及びその他
の常用添加剤、例えば酸化防止剤、着色剤、難燃剤等を
含有しているのが好ましい。
本発明の目的、特徴及び利点は次の明細を参照すると
明らかになる。
好ましい態様の記載 本発明は線状飽和ポリエステル及びこのポリエステル
に対して0.5〜30重量%、好ましくは1.0〜10重量%、更
には好ましくは1.5〜8重量%、最も好ましくは1.5〜5
重量%の、エトキシ化芳香族アルコールの少なくとも1
種のエステルから成る組成物である。エトキシ化アルコ
ールは好ましくは25〜50個の炭素原子を有するものであ
る。酸は1〜3個のカルボキシル基、好ましくは1〜2
個のカルボキシル基を有し、そして1個のカルボキシル
基を有する酸が最も好ましい。形成されたエステルは50
0〜1,500、好ましくは700〜約1,200、更に好ましくは80
0〜1,000の分子量を有する。
好ましいエトキシ化芳香族アルコールは少なくとも6
個、好ましくは6〜約15個の炭素原子を有する芳香族ジ
アルコールから誘導されたものである。芳香族アルコー
ルの芳香族部分は当該可塑剤を無効にしない置換基を含
有することができる。このような基としてメチル基等の
炭化水素基、エステル基、ハロゲン含有基等を挙げるこ
とができる。好ましい芳香族ジアルコールにレゾルシノ
ール、ジヒドロキシナフタレン(すなわち、2,6−ジヒ
ドロキシナフタレン)及びビフエノールがあり、そして
ビスフエノールAが最も好ましい。エトキシ化ビスフエ
ノールAは式 を有する。好ましくはnは5である。
カルボン酸は1〜25個、好ましくは3〜10個の炭素原
子と、好ましくは1〜3個、最も好ましくは1個のカル
ボキシル基とを有するものである。最も好ましいカルボ
ン酸は3〜10個の炭素原子と1個のカルボキシル基とを
有する脂肪族カルボン酸である。有用な酸に、限定され
るものでないが、酢酸、酪酸、カプロン酸、カプリル
酸、ペラルゴン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、レシノール酸、2−エチル酪酸、タル油酸、脂
肪酸等がある。最も好ましい酸は2−エチルヘキサン酸
である。有用なジー及びトリ−カルボン酸にアジピン
酸、アゼライン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、
グルタル酸、コハク酸、酒石酸及びセバシン酸がある。
上記の酸は例示であつて、これらに限定されない。
本発明の組成物の好ましいエステルは式 を有する分子量876のエトキシ化ビスフエノールAのジ
−2−エチルヘキサン酸エステルである。
本発明の組成物は芳香族ジカルボン酸の線状飽和ポリ
エステルを含む。好ましい線状飽和ポリエステルにポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
ポリ(1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレー
ト)及びそれらの混合物がある。ポリエチレンテレフタ
レートが低成形温度でのその成形能の故に最も好まし
い。ポリエチレンテレフタレートは約0.3〜約1.20の極
限粘度範囲を有する。好ましい極限粘度範囲は約0.4〜
0.7である。極限粘度は60対40重量/容量比のフエノー
ル/テトラクロロエタン中ポリ(エチレンテレフタレー
ト)の溶液の粘度値をゼロ濃度に外挿することによつて
得られる。測定値は25℃に標準化される。好ましいポリ
エチレンテレフタレートは約250℃と275℃の間の温度で
溶融するものである。ポリエチレンテレフタレートは少
量、すなわち10%以下の他のコモノマー例えば1,4−シ
クロヘキシルジメチルジオール、ブチレンジオール、ネ
オペンチルジオール、ジエチレングリコール又はグルタ
ル酸を含有していることができる。
本発明のエステルはTchを下げ、それによつてポリエ
ステル組成物がより低温度に冷えるにつれて結晶化を起
こさせるという点で可塑剤として作用することが見い出
された。この可塑化効果で成形されたポリエステル、好
ましくはポリエチレンテレフタレート物品の離型性と成
形外観を改良させることが見い出されている。Tchはポ
リエステルの非晶質片を加熱するとき結晶生成が起る温
度である。Tchは非晶質のポリエステルを差動走査熱量
計(DSC)中で加熱するときに形成されるカーブのピー
クの最大値として測定されるものである。典形的には、
ポリマーは10℃/分で加熱される。可塑剤を使用すると
Tchは低下する。純ポリエチレンテレフタレート(極限
粘度0.5)のTchは約125〜130℃である。最良のモールド
離型性及び成形物品離型性にはこのTchの値をできるだ
け下げることが望ましい。Tchは高くても約110℃である
のが好ましい。ポリエチレンテレフタレートの重量に基
いて本発明のエステルを5%使用するとTchは約94℃ま
で低下された。
可塑剤として本発明の、比較的に高分子量のエステル
を使用すると、その低Tchが示すように結晶化が改良さ
れることが判明した。これに加えて、本発明の高分子量
エステルを使用すると、分子量が比較的高いことに基因
して低揮発性であることを含めて種々の利点が得られ、
同時に優れた成形表面外観がもたらされることが判明し
た。
芳香族基の存在はそのエステルの、ポリエチレンテレ
フタレートのような芳香族基を含有するポリエステルに
対する相容性を高め、エトキシ化芳香族アルコールのエ
ステルの配合を一層容易にすると考えられる。この物質
はポリエステル組成物に均一に配合するのが若干困難で
あることが見い出されているが、これは米国特許第4,22
3,125号明細書の開示と一致する。これはその物質が米
国特許第4,223,125号明細書に開示されるもののような
可塑剤と同じほど相容性ではないという結果であると考
えられる。
本発明の組成物はポリエステル及び可塑剤と組み合わ
せて成核剤も含有しているのが好ましい。最も有用な成
核剤はナトリウム陽イオン又はカリウム陽イオンを含有
する少なくとも1種の化合物である。成核剤はカルボン
酸のナトリウム塩であるのが好ましい。カルボン酸は炭
化水素カルボン酸が最も好ましい。有用な成核剤に3個
乃至少なくとも54個の炭素原子と1〜3個のカルボキシ
ル基を含有する炭化水素酸のナトリウム塩又はカリウム
塩がある。炭化水素酸は芳香族又は脂肪族の酸であるこ
とができる。好ましい成核剤にカルボキシル基含有有機
ポリマーのナトリウム塩がある。このようなポリマーは
1個又は2個以上のナトリウム中和カルボキシル基を含
有していることができる。好ましい高分子ナトリウム塩
にα−オレフインとα,β−エチレン性不飽和カルボン
酸とのコポリマーであるコポリマー酸がある。このコポ
リマー分子はエステル、その他の置換基を含めて追加の
物質を含んでいることができる。α−オレフインはエチ
レンであるのが好ましい。コポリマー中のエチレンの濃
度は少なくとも50モル%、好ましくは80〜95重量%であ
る。α,β−エチレン性不飽和カルボン酸はモノカルボ
ン酸であるか、又は1個より多くのカルボキシル基を有
するものであることができる。α−アルフアオレフイン
と共重合させることができるα,β−エチレン性不飽和
カルボン酸は3〜8個の炭素原子を有するものであるの
が好ましい。このような酸の例にアクリル酸、メタクリ
ル酸、エタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、及びその他のジカルボン酸のモノエステル、例えば
メチル水素マレエート、メチル水素フマレート、エチル
水素フマレート、並びに無水マレイン酸(これは酸と同
様に挙動し、本発明における酸であると考えられる)が
ある。有用なコポリマー塩に米国特許第4,412,040号及
び同第3,435,093号明細書に開示されるものがある。こ
の両米国特許明細書を本明細書で引用、参照するものと
する。好ましい成核剤は米国特許第4,412,040号明細書
に記載される通り数平均分子量が500〜6,000であるエチ
エンとα,β−エチレン性不飽和カルボン酸とのコポリ
マーのナトリウム塩である。これらの塩は50〜100%中
和されているのが好ましい。
本発明と組み合せて使用するためのもう1つの好まし
い成核剤は米国特許第4,357,268号明細書に記載される
タイプの成核剤である。この米国特許明細書を本明細書
で引用、参照するものとする。これらの成核剤には二量
体酸、三量体酸又は両者の混合物のナトリウム塩又はカ
リウム塩がある。二量体酸は少なくとも36個の炭素原子
と2個のカルボキシル基を有し、三量体酸は少なくとも
54個の炭素原子と3個のカルボキシル基を有する。二量
体酸の定義は高分子量の二塩基酸のことで、それは液状
(粘稠)、安定で、高温度に抵抗性である。二量体酸は
不飽和脂肪酸の分子中央における二量化によつて製造さ
れ、通常36個の炭素原子を含有する。三量体酸は通常3
個のカルボキシル基と54個の炭素原子を含有し、同様に
製造される。
結晶の生成が起る温度はTccで示される。Tccは発生熱
対温度を測定する差動走査熱量計を用いて測定される。
5〜10mgの試料を調製する。この試料は真空乾燥される
圧縮成形フイルムの形で、又はハンマーで平らにされる
ペレツトとして作ることができる。試料を差動走査熱量
計に入れ、280℃に加熱し、その温度に2分間保持す
る。試料を10℃/分で冷却する。Tccは結晶化が起る温
度である。Tccは約0.50に標準化された極限粘度を有す
るポリエチレンテレフタレートについては約195〜200℃
である。溶融物からの結晶化は他の性質に悪影響を及ぼ
さないでできるだけ高温で始まるのが望ましい。これは
結晶成核化をより早く開始させ、かつ結晶化をより広い
温度範囲にわたつて生起させる。Tccは少なくとも205℃
であるのが好ましく、少なくとも210℃であるのが更に
好ましい。
好ましいポリエチレンテレフタレート組成物はできる
だけ高いTccとできるだけ低いTccを有すべきであり、こ
れによつて最も広い可能な温度範囲にわたつての結晶生
成と生長が可能になる。Tchは高くても約110℃であるの
が好ましい。従って、結晶化が起り得る温度範囲は本発
明の組成物を冷却している間約220℃乃至少なくとも110
℃ほどの低温である。純ポリエチレンテレフタレートに
ついてのその範囲は約195〜125℃である。
組成物は所望によつては他添加剤、例えば不活性な成
核剤(すなわち、タルク)、充填材又は強化材料、衝撃
性改良剤、エポキシ、酸化防止剤、着色剤、難燃剤等を
含有していることができる。
任意の適当な充填材及び/又は強化材が使用できる。
充填材は所望によつては当業者に知られているように各
種のカツプリング剤又は接着促進剤で処理してもよい。
このような充填材は広範囲にわたる鉱物、金属、金属酸
化物、珪質物質、金属塩及びそれらの物質類から選択す
ることができる。充填材の例にガラス繊維、アルミナ、
長石、アスベスト、タルク、炭酸カルシウム、クレー、
カーボンブラツク、石英、ノブアキユライト及びシリカ
の他の形のもの、カオリナイト、ベントナイト、柘榴
石、マイカ、石鹸石等がある。以上の充填材は例示に過
ぎず、本発明で使用することができる充填材の範囲を制
限することを意味しない。上記のように、最も好ましい
充填材はガラス繊維である。充填材、好ましくはガラス
繊維はポリエチレンテレフタレートに対して150重量%
まで、好ましくは30〜90重量%存在する。
組成物はポリエステル組成物における使用に対して公
知となつている衝撃性改良剤を含むのが好ましい。好ま
しい衝撃性改良剤はカルボン酸又は誘導体を有するエチ
レンのコポリマー及びターポリマーである。好ましく
は、エチレンとカルボン酸、それらのエステル又は塩と
のコポリマーが衝撃性改良剤として使用できる。この種
衝撃性改良剤には次のコポリマーがある:エチレン−ア
クリル酸、エチレン−メタクリル酸、エチレン−エチル
アクリレート、エチレン−酢酸ビニル及びそれらの混合
物の各コポリマー。有用な衝撃性改良剤にα−オレフイ
ンとカルボン酸の金属塩、特にナトリウム塩及びカリウ
ム塩とのコポリマーがある。これらのコポリマー塩は核
化と耐衝撃の改良を同時に奏する。衝撃性改良剤はポリ
(エチレンテレフタレート)の重量に対して約30%ま
で、好ましくは約2〜約10%使用することができる。
組成物はポリエチレンテレフタレートの重量に対して
約5%以下のポリエポキシドを含有することができる。
有用なポリエポキシドはシバーガイギー社(Ciba−Geig
y Corporation)が製造するタイプのエポキシクレゾー
ルノボラツク樹脂であり、これにはECNm1234、1273及び
1299、並びにビスフエノール−Aとグリシジルエーテル
から形成されるものがある。好ましいポリエポキシドは
ビスフエノール−Aとグリシジルエーテルから形成され
たエポキシである。好ましくは、ジグリシジルエーテル
とビスフエノール−Aから形成された分子量が約1,500
〜4,000、最も好ましくは約2,000のポリエポキシドがポ
リエチレンテレフタレートの重量に基いて0.5〜4.0%存
在する。ポリエポキシドは鎖延張剤として作用し、加水
分解で破壊されたポリエチレンテレフタレート鎖を償う
のを助ける。
好ましい充填された組成物はポリエチレンテレフタレ
ート、ガラス繊維30〜90%、本発明のエステル2〜8
%、ポリエポキシド0.6〜約3%及び上記のナトリウム
カルボキシレート塩約0.1〜約10%から成る。百分率は
ポリエチレンテレフタレートの重量に基く。
後記する実施例に示されるように、本発明のエステル
を使用すると、76.7℃(170゜F)もの低温において水加
熱モールドの中に射出成形することができるポリエチレ
ンテレフタレートのようなポリ−線状飽和ポリエステル
の成形用組成物が得られる。モールド温度が高くなるに
つれて成形物品の外観が改善される。本発明のエステ
ル、カルボキシレート塩及びポリエチレンテレフタレー
トは溶融ブレンドされる。最も好ましい態様において、
それらはポリエステルの溶融温度より高い温度において
押出機の中で溶融ブレンドすることができる。好ましい
態様において、各成分は押出機中で260℃(500゜F)乃至
316℃(600゜F)の温度で溶融ブレンドされる。
本発明のポリエチレンテレフタレート組成物は各成分
を緊密なブレンドが得られるように都合のよい任意の手
段で一緒にブレンドすることによつて形成することがで
きる。温度も圧力も臨界的ではない。例えば、ポリエチ
レンテレフタレートは適当なブレンダー又はタンブラー
の中で他の成分と乾式混合することができ、その混合物
は溶融押し出すことができる。押出物は切断することが
できる。所望によつては、初めは強化材又は充填材を省
き、最初の溶融後にそれを加えることができる。得られ
た混合物は溶融押し出すことができる。この組成物は押
出機で均一にブレンドすることができることが観察され
た。均一なブレンドは全成分を押出機のスロートに供給
したときに作られた。均一なブレンドは、ポリエステル
がそのスロートに供給され、そして少量のポリエステ
ル、ガラス繊維及び可塑剤を含めて添加剤の全てが一緒
にスロートの下流に加えられたときに作られた。第三の
方法は材料の全てを下流に添加した後可塑剤を注入する
方法である。この方法は二軸スクリユー押出機中に存在
するような高剪断条件下で均一なブレンドをもたらす。
本発明の高分子量可塑剤の一般的な不相容性はその均
一な配合が考慮すべき重要な問題にする。この芳香族の
可塑剤は後記の比較例2及び3で用いられているような
脂肪族のジエステル可塑剤より配合させるのが容易であ
ることが見い出された。分散が不良であることはガラス
繊維が表面に示す外観で証明される。
本発明の組成物は射出成形物品を製造するのに特に有
用である。
以下に記載する実施例と組成物は本発明の本質と本発
明の実施方法を例証するものである。しかし、本発明は
その細部に限定されると考えてはならない。特に示され
なければ、部は全て重量による百分率である。
実施例 次の例は全て極限粘度(IV)が0.66〜0.72の範囲にあ
るポリエチレンテレフタレートを用いて作つた。極限粘
度はポリエチレンテレフタレートの60対40容量比のフエ
ノール/テトラクロロエタン中溶液の粘度値はゼロ濃度
に外挿することによつて測定される。測定値は25℃に標
準化される。次に述べる結果において、IVは押出ペレツ
トと成形部品について測定された。特に記載されなけれ
ば、それら部品は成形温度が約93〜110℃(200〜230゜
F)の43g(1.5オンス)アルプルグ(Arburg)の射出成
形機において約590℃のパレル溶融温度で成形した厚さ
3.2cm(1/8インチ)の引張バーであつた。
使用したガラス繊維はピツツバーグ・プレート・ガラ
ス社(Pittsburgh Plate Glass)がPPG3540として製造
する長さ3.2cm(1/8インチ)のガラス短繊維であつた。
組成物に使用したエポキシ化合物はシバーガイギー社が
アラルダイト(Araldaite)7074として市販するビスフ
エノールAのジグリシジルエーテルであつた。使用した
エチレンアクリル酸(EAA)コポリマーはダウ・ケミカ
ル社(Dow Chemikcal Corporation)がダウEAA−445と
して製造したもので、アクリル酸8重量%、メルトイン
デツクス5.5g/10分を有すると述べられている。使用し
たエチレンアクリル酸エチルコポリマー(EEA)はユニ
オン・カーバイド社(Union Carbide)がベークライト
(Bakelite )フレキシブルエチレンコポリマーDPD
−6169として製造したもので、メルトインデツクス6g/
分、酢酸エチル含量18重量%を有すると言われる。使用
したエチレンアクリル酸メチルコポリマー(EMA)はエ
チレン80モル%であるが、密度は0.942で、融度は59℃
であり、ケブロン・ケミカル社(Chevron Chemical)が
製造したものであつた。シバーガイギー社製のテトラキ
ス〔メチレン3−(3,5−ジ−三級ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオネート〕メタンであるイルガノ
ツクス (Irganox )1010を酸化防止剤として用い
た。モンサント社(Monsanto Corporation)製のブチル
ベンジルフタレートである加工助剤S−160を押出前の
粉末/ペレツトの分離を防ぐために用いた。
成核剤として二量体酸ナトリウム塩を使用した実施例
及び比較例の各々において、ナトリウム陽イオンで100
%ナトリウム中和した二量体酸を用いた。二量体酸はエ
メリー社(Emery Corp.)がエムポール (Empol )10
24として市販するものである。二量体酸塩は固体二量体
酸を0.6%、EEAを0.6%、EAAを2.8%及びS−160を0.1
%含有するプレブレンド(PB)として用いた。別に、示
されるように、成核剤はデュポン社(DuPont Company)
がサーリン (Surlyn )8920として市販するエチレン
メタクリル酸のナトリウム塩であつた。
特に記載されなければ、組成物はL/D比40の6.35cm
(2″)エガン(Egan)一軸スクリユー押出機を
用いて溶融押し出すとによつて調製した。ゾーン1〜7
の温度はゾーン1−260℃(500゜F)ゾーン2−282℃(5
40゜F)/ゾーン3−277℃(530゜F)/ゾーン4〜7−27
4℃(525゜F)であり、ダイは282℃(540゜F)であつた。
ガラス繊維はゾーン2に供給し、ゾーン3に10インチの
真空を適用した。
差動走査熱量計(DSC)による値は前記方法に従つて
測定された。5〜10ミリグラムの試料を調製する。試料
はフイルムの形で作製し、真空乾燥する。試料をDSCに
入れ、10℃/分で280℃まで加熱し、その温度で2分間
保持する。試料を10℃/分で冷却する。Tccはカーブの
冷却線にピークとして現われる。Tgは組成物のガラス転
移温度である。
Tchは同様の試料標本を用いて測定する。すなわち、
試料を溶融し、次いで急冷して試料を確実に実質上非晶
質にした。試料を10℃/分で加熱した。結晶化カーブは
結晶化が起るとできる。Tchはカーブのピーク温度であ
つた。
揮発性は指定温度において加熱したときの重量減百分
率として測定した。モールド表面の等級は1〜10の目視
外観等級に基くもので、1が最良、10が最悪である。
諸物性の測定に次のASTM試験法を用いた:引張強度−
ASTM D638;曲げ強度及び同モジユラス−ASTM D790;及び
ノツチ付きアイゾツト衝撃試験−ASTM D256。
各組成物は好ましい可塑剤と各種比較用可塑剤を用い
て調製した。可塑剤の量は指定したように変えた。
実施例はシー・ピー・ホール(C.P.Hall)製の可塑剤
“P"の使用を例証するものである。可塑剤“P"はエトキ
シ化ビスフエノールAのジー2−エチルヘキソエートで
あり、分子量876、式 を有する。
色々な比較例において、使用可塑剤はシー・ピー・ホ
ールがテグマー(Tegmer)809として市販する分子量652
のポリエチレングリコール ジ−2−エチルヘキソエー
ト(PEジエステル)であつた。
使用した他の比較例はシー・ピー・ホール製の、分子
量998、式 を有する脂肪族エトキシ化トリエステル(PEトリエステ
ル)であつた。
実施例1. 実施例1は可塑剤Pを使用している組成物をPEトリエ
ステルに比較して例証するものである。組成と結果を第
I表にまとめて示す。
上記の結果は、可塑剤P及びPEトリエステルは共に満
足すべき組成物をもたらすことを示している。成形温度
が107℃(225゜F)から低下するにつれて表面外観は悪く
なつた。
実施例2〜5. 実施例2〜5はL/D比25の2.54cm(1インチ)一軸ス
クリユー押出機を用いて溶融ブレンドしたPET組成物の
比較である。押出機はバレル温度約282℃(540゜F)で運
転した。実施例5で使用した可塑剤Pは同じエトキシ化
ビスフエノールのエステルであつたが、ロツト毎の変化
を調べるために実施例2〜4で使用した可塑剤とは異な
るバツチから得たものである。比較例2及び3の可塑剤
は前記のPEジエステル(MW625)であつた。組成と試験
結果を以下の第II表にまとめて示す。
上記の結果は、低い方の可塑剤レベル、すなわち3.6
%においては、PEジエステル可塑剤が可塑剤Pより良好
な表面外観を有し、かつ匹敵する物性を有することを示
している。高い方の可塑剤レベル、5.5%においては、P
Eジエステルを使用した場合の物性は本発明の可塑剤P
を使用したときより悪い。加えるに、本発明の可塑剤を
5.5%使用したときの成形表面は可塑剤としてPEジエス
テルを用いたときの成形表面とほとんど同等である。
実施例6. 実施例6と比較例4及び5においては押出機のスロー
トにガラス短繊維を供給した。揮発性をオーブン中で真
空度91〜95kPa(27〜28インチ水銀)において指定した
時間と温度で測定した。
本発明の可塑剤Pは物性がPEジエステル(比較例4)
及びPEトリエステル(比較例5)を含有する組成物にほ
ぼ匹敵する組成物をもたらした。PEジエステルを持ち組
成物が最良の表面外観を有していた。実施例6と比較例
5の組成物は同様の揮発性の結果を有しているが、比較
例5の方がわずかに良好であつた。比較例4の揮発性が
最も悪かつた。
実施例7〜12. 実施例7〜12は成核剤として低分子量イオノマーのナ
トリウム塩を使用する好ましい組成物を例証するもので
ある。アライド社がA−C 120として市販する低分子
量のエチレンアクリル酸コポリマーのナトリウムカチオ
ンによる中和量を変えた(NaAC)。中和は指定した百分
率まで行つた。実施例12はPET80部、ステアリン酸ナト
リウム(SST)20部及びEMA40部から調製したマスターバ
ツチ(MB)を1.2重量%含有するものであつた。結果を
次の第IV表にまとめて示す。
これらの結果は好ましい可塑剤と成核剤を含有する組
成物を例証している。
実施例13〜19. 実施例13〜19ではガラス繊維及び添加剤を押出機のゾ
ーン2において加え、続いてゾーン2に供給した他の添
加剤から下流に可塑剤を添加したことを除いて前記の通
り押し出した。ペツト(ホツト)は132℃(275゜F)で加
熱、乾燥し、スロートに加えた。少量の室温(コール
ド)PETを可塑剤以外の添加剤と共に加えた。評価した
組成物と結果を次の第V表にまとめて示す。
実施例20〜21. 実施例20〜21はローム・アンド・ハース社(Rohm and
Haas)製の殻/芯衝撃性改良剤アクリロイド (Acryl
oid)KM−330を使用する衝撃性改良変種を例証するもの
である。この衝撃性改良剤はポリブチルアクリレート芯
とポリメチルメタクリレート殻とを有すると考えられ
る。評価した組成物と結果を第VI表にまとめて示す。
色々な実施例の組成物及び比較組成物の以上の評価
は、本発明の可塑剤は比較例2で用いた二官能性ポリエ
チレンオキシドのエステルより揮発性がかなり低い可塑
剤であることを示している。本発明の可塑剤は比較例1
で使用したPEトリエステルより好ましい、というのは本
発明の可塑剤はより相容性であり、従つて同一な組成物
に溶融ブレンドするのがより容易であると考えられるか
らである。本発明の可塑剤は満足できる成形表面の外観
を与え、かつ易成形性であつた。
以上、本発明の典形的態様について述べたが、本発明
の真の範囲は次の請求の範囲によつて決められるべきも
のである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:00 63:00) (72)発明者 チュラー,ハロルド・ウィリス アメリカ合衆国ニュージャージー州 07853,ロング・バレー,ジョーンズ・ レーン (番地なし) (72)発明者 ヴァンダークーイ,ニコラス,ジュニア ー アメリカ合衆国ニュージャージー州 07441,ポンプトン・プレインズ,ヴァ ン・リパー・アベニュー 8 (56)参考文献 特開 昭60−84352(JP,A) 特開 昭61−163957(JP,A) 特開 昭61−200159(JP,A) 特開 昭61−235456(JP,A) 特開 昭61−275346(JP,A) 特開 昭61−283652(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の: (a)ポリエチレンテレフタレート; (b)該ポリエチレンテレフタレートに対して1〜10重
    量%の、式 で表されるエステル; (c)成核剤; (d)衝撃性改良剤; (e)強化材; (f)酸化防止剤;及び (g)ポリエポキシド; から成る組成物。
  2. 【請求項2】110℃以下のTchと少なくとも約205℃のTcc
    を有せしめるのに十分な量のエステルと成核剤とを含有
    している、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 【請求項3】成核剤がカルボン酸のナトリウム塩であ
    る、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  4. 【請求項4】成核剤がエチレンとα,β−エチレン性不
    飽和カルボン酸との、数平均分子量が500〜6,000である
    コポリマーのナトリウム塩である、請求の範囲第1項に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】ポリエチレンテレフタレートの重量に基づ
    いて150%までの強化材を含んでいる、請求の範囲第1
    項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】ポリエチレンテレフタレートの重量に基づ
    いて約30〜90%のガラス繊維充填材が存在している、請
    求の範囲第5項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】衝撃性改良剤を20%までの量で含んでい
    る、請求の範囲第1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】衝撃性改良剤がα−オレフィンのホモポリ
    マー及びα−オレフィンとカルボン酸含有部分又はそれ
    らの誘導体とのコポリマーより成る群から選ばれる高分
    子物質である、請求の範囲第7項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】衝撃性改良剤がアクリル酸、アクリル酸エ
    チル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル並びにアクリ
    ル酸及びメタクリル酸の金属塩より成る群から選ばれる
    少なくとも1種のモノマーとエチレンとのコポリマーで
    ある、請求の範囲第8項に記載の組成物。
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