JP2582592Y2 - 写真感光材料が収納されてなるマガジン - Google Patents
写真感光材料が収納されてなるマガジンInfo
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- JP2582592Y2 JP2582592Y2 JP1992004938U JP493892U JP2582592Y2 JP 2582592 Y2 JP2582592 Y2 JP 2582592Y2 JP 1992004938 U JP1992004938 U JP 1992004938U JP 493892 U JP493892 U JP 493892U JP 2582592 Y2 JP2582592 Y2 JP 2582592Y2
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- magazine
- cardboard
- basis weight
- paper
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばプリンタに写真
感光材料を供給する際に使用される写真感光材料が収納
されてなるマガジンに関するものである。
感光材料を供給する際に使用される写真感光材料が収納
されてなるマガジンに関するものである。
【0002】
【考案の背景】従来、プリンタに写真感光材料を供給す
る際、明室で写真感光材料を感光させることなく着脱で
きるようにする為、遮光された箱の中に写真感光材料を
詰め、遮光機構を施したスリットより写真感光材料を引
き出すことにより行っている。このような目的に使用さ
れる写真感光材料収納マガジンとしては、次のようなも
のが知られている。 (1) ユーザーが暗室でプリンタ機器付属のマガジン
に写真感光材料を収納し、これを明室でプリンタ機器に
装着(繰り返し使用マガジン)。 (2) 感光材料メーカーが予め写真感光材料をマガジ
ンに収納した包装形態で出荷し、ユーザーはこれをプリ
ンタ機器に装着(使い捨てマガジン)。
る際、明室で写真感光材料を感光させることなく着脱で
きるようにする為、遮光された箱の中に写真感光材料を
詰め、遮光機構を施したスリットより写真感光材料を引
き出すことにより行っている。このような目的に使用さ
れる写真感光材料収納マガジンとしては、次のようなも
のが知られている。 (1) ユーザーが暗室でプリンタ機器付属のマガジン
に写真感光材料を収納し、これを明室でプリンタ機器に
装着(繰り返し使用マガジン)。 (2) 感光材料メーカーが予め写真感光材料をマガジ
ンに収納した包装形態で出荷し、ユーザーはこれをプリ
ンタ機器に装着(使い捨てマガジン)。
【0003】このような二方式のうち、繰り返し使用マ
ガジンは使用が煩瑣なことから、使い捨てマガジンのも
のが増加の傾向にある。例えば、図9に示される如く、
ボビン51の両端に固着するプラスチックで形成された
端板52a,52bの軸53a,53b(53bは図示
せず)をプラスチックで形成された二つの外殻54a,
54bに形成した軸受55a,55bに軸支させ、外殻
54a,54bからなる箱54内にボビン51に巻き付
けた感光紙56を収納したものが提案されている。
ガジンは使用が煩瑣なことから、使い捨てマガジンのも
のが増加の傾向にある。例えば、図9に示される如く、
ボビン51の両端に固着するプラスチックで形成された
端板52a,52bの軸53a,53b(53bは図示
せず)をプラスチックで形成された二つの外殻54a,
54bに形成した軸受55a,55bに軸支させ、外殻
54a,54bからなる箱54内にボビン51に巻き付
けた感光紙56を収納したものが提案されている。
【0004】しかしながら、この提案の使い捨てマガジ
ンは、外殻54a,54bからなる箱54がプラスチッ
クで形成されたものであるから、使用後の廃棄処分に問
題が有り、又、製造コストも高く付いており、使い捨て
タイプのものとしては好ましいものでない。このような
観点から、図10や図11に示される如く、紙を折曲す
ることにより形成した遮光箱61と、この遮光箱61内
に設けられロール状の写真感光材料62を回転自在に支
持する紙製の円筒体63a,63bと、この円筒体63
a,63bを遮光箱61内で支持する紙製の支持板64
a,64bとからなる使い捨てマガジンが提案(特開昭
61−219040号公報)されている。そして、この
提案の使い捨てマガジンは、段ボールなどの紙で構成さ
せたから、前記の問題点が解決されたと嘔われている。
ンは、外殻54a,54bからなる箱54がプラスチッ
クで形成されたものであるから、使用後の廃棄処分に問
題が有り、又、製造コストも高く付いており、使い捨て
タイプのものとしては好ましいものでない。このような
観点から、図10や図11に示される如く、紙を折曲す
ることにより形成した遮光箱61と、この遮光箱61内
に設けられロール状の写真感光材料62を回転自在に支
持する紙製の円筒体63a,63bと、この円筒体63
a,63bを遮光箱61内で支持する紙製の支持板64
a,64bとからなる使い捨てマガジンが提案(特開昭
61−219040号公報)されている。そして、この
提案の使い捨てマガジンは、段ボールなどの紙で構成さ
せたから、前記の問題点が解決されたと嘔われている。
【0005】尚、通常、段ボールはW段ボールであると
されている。すなわち、段ボールが用いられるからと言
っても、強度面では限界が有り、例えば圧力による写真
感光材料のカブリや擦り傷、さらには変形によって隙間
が出来、漏光の心配もされることから、厚くて強度の大
きなW段ボールの使用が考えられているのである。しか
しながら、本願考案者の検討によれば、W段ボールの使
用が好ましいとは言えないことが判って来た。すなわ
ち、W段ボールは強度を大きくしたものであるが故に、
マガジンへの組み立てが困難であり、特に遮光性を要求
される写真感光材料の収納マガジンと言った高精度な組
み立てには向いていないことが突き止められたのであ
る。又、高精度な組み立てが行われていないと、遮光性
の問題のみならず、マガジンのスリットから写真感光材
料を引き出す時に大きなトルクを必要とすることにな
り、この面からもW段ボールの使用が好ましくないこと
が判って来た。
されている。すなわち、段ボールが用いられるからと言
っても、強度面では限界が有り、例えば圧力による写真
感光材料のカブリや擦り傷、さらには変形によって隙間
が出来、漏光の心配もされることから、厚くて強度の大
きなW段ボールの使用が考えられているのである。しか
しながら、本願考案者の検討によれば、W段ボールの使
用が好ましいとは言えないことが判って来た。すなわ
ち、W段ボールは強度を大きくしたものであるが故に、
マガジンへの組み立てが困難であり、特に遮光性を要求
される写真感光材料の収納マガジンと言った高精度な組
み立てには向いていないことが突き止められたのであ
る。又、高精度な組み立てが行われていないと、遮光性
の問題のみならず、マガジンのスリットから写真感光材
料を引き出す時に大きなトルクを必要とすることにな
り、この面からもW段ボールの使用が好ましくないこと
が判って来た。
【0006】
【考案の開示】前記の問題点に対する研究が鋭意押し進
められて行った結果、W段ボールを折曲してマガジンを
構成しようとすると、この場合には高精度な加工が困難
であり、このことから種々の欠陥が引き起こされたこと
に鑑み、各種の段ボールが繰り返し検討された結果、B
またはEフルートの段ボールであれば加工性は良く、写
真感光材料が収納されるマガジンの組み立てに要求され
る精度が確保され、しかも作業性にも問題のないことが
判って来た。特に、BまたはEフルートの段ボールで、
かつ、この段ボールのライナーは坪量が約170〜27
0g/m2 のものであり、中芯は坪量が約120〜27
0g/m2 のものである場合に、写真感光材料が収納さ
れるマガジンの材料として好都合なものであることが突
き止められたのである。
められて行った結果、W段ボールを折曲してマガジンを
構成しようとすると、この場合には高精度な加工が困難
であり、このことから種々の欠陥が引き起こされたこと
に鑑み、各種の段ボールが繰り返し検討された結果、B
またはEフルートの段ボールであれば加工性は良く、写
真感光材料が収納されるマガジンの組み立てに要求され
る精度が確保され、しかも作業性にも問題のないことが
判って来た。特に、BまたはEフルートの段ボールで、
かつ、この段ボールのライナーは坪量が約170〜27
0g/m2 のものであり、中芯は坪量が約120〜27
0g/m2 のものである場合に、写真感光材料が収納さ
れるマガジンの材料として好都合なものであることが突
き止められたのである。
【0007】このような知見に基づいて本願考案が達成
されたものであり、本考案の目的は、廃棄処分性に優
れ、カブリや擦り傷の問題が解決され、さらには漏光の
心配もなく、そして低コストであり、さらには引き出し
も容易な写真感光材料が収納されてなるマガジンを提供
することである。この本考案の目的は、写真感光材料が
収納されてなるマガジンであって、前記写真感光材料は
3.6Kg以下のものであり、 前記マガジンは、 Bまた
はEフルートの段ボールで、 しかも、BまたはEフルー
トの段ボール中、そのライナーは坪量が170〜 270
g/m 2 、その中芯は坪量が120〜270g/m 2 の
段ボールで構成されてなることを特徴とする写真感光材
料が収納されてなるマガジンによって達成される。
されたものであり、本考案の目的は、廃棄処分性に優
れ、カブリや擦り傷の問題が解決され、さらには漏光の
心配もなく、そして低コストであり、さらには引き出し
も容易な写真感光材料が収納されてなるマガジンを提供
することである。この本考案の目的は、写真感光材料が
収納されてなるマガジンであって、前記写真感光材料は
3.6Kg以下のものであり、 前記マガジンは、 Bまた
はEフルートの段ボールで、 しかも、BまたはEフルー
トの段ボール中、そのライナーは坪量が170〜 270
g/m 2 、その中芯は坪量が120〜270g/m 2 の
段ボールで構成されてなることを特徴とする写真感光材
料が収納されてなるマガジンによって達成される。
【0008】尚、マガジンに収納される写真感光材料は
2.5Kg以下のものであることが好ましく、又、Bま
たはEの段ボールのライナーは坪量が約180〜230
g/m2 のものであることが好ましく、又、段ボールの
中芯は坪量が約120〜230g/m2 のものであるこ
とが好ましい。又、表面サイズ剤としてカルボキシル変
性ポリビニルアルコールが用いられた段ボールであるこ
とが好ましい。すなわち、カルボキシル変性ポリビニル
アルコールを表面サイズ剤として用いたものは、貼着し
た粘着テープを剥がしても表面層が剥ぎ取られることが
なく、粘着テープのみが剥げるようになり、従って厚み
が薄くなって遮光性の低下が起きない。又、カルボキシ
ル変性ポリビニルアルコールで表面が処理されているこ
とにより、プレス打ち抜き手段で打ち抜いたりしても、
その端面に紙粉の発生やケバ立ちといったことが起きに
くいものであり、従ってマガジンのスリットから写真感
光材料を引き出しても、写真感光材料の表面に傷付きが
起きないのである。さらには、写真感光材料の包装材に
は資源の有効利用の観点から各種の材料がリサイクルさ
れるようになって来ており、この為リグニンやS化合物
のように写真感光材料に対して悪影響(例えば、カブ
リ)を及ぼす物質が混入されているものを完全に避ける
ことは実に困難であるものの、カルボキシル変性ポリビ
ニルアルコールで表面が処理されていると、このものは
リグニンやS化合物に対するバリヤー性が高いことから
前記の問題が支障のないものとなり、つまりリグニンや
S化合物が混入されている古紙を用いても差し支えな
く、資源の有効利用が図られるようにもなる。尚、カル
ボキシル変性ポリビニルアルコールの塗布量は、カルボ
キシル変性ポリビニルアルコールの固形分が約0.1〜
10g/m2 、望ましくは0.2〜1.0g/m2 程度
であることが好ましい。
2.5Kg以下のものであることが好ましく、又、Bま
たはEの段ボールのライナーは坪量が約180〜230
g/m2 のものであることが好ましく、又、段ボールの
中芯は坪量が約120〜230g/m2 のものであるこ
とが好ましい。又、表面サイズ剤としてカルボキシル変
性ポリビニルアルコールが用いられた段ボールであるこ
とが好ましい。すなわち、カルボキシル変性ポリビニル
アルコールを表面サイズ剤として用いたものは、貼着し
た粘着テープを剥がしても表面層が剥ぎ取られることが
なく、粘着テープのみが剥げるようになり、従って厚み
が薄くなって遮光性の低下が起きない。又、カルボキシ
ル変性ポリビニルアルコールで表面が処理されているこ
とにより、プレス打ち抜き手段で打ち抜いたりしても、
その端面に紙粉の発生やケバ立ちといったことが起きに
くいものであり、従ってマガジンのスリットから写真感
光材料を引き出しても、写真感光材料の表面に傷付きが
起きないのである。さらには、写真感光材料の包装材に
は資源の有効利用の観点から各種の材料がリサイクルさ
れるようになって来ており、この為リグニンやS化合物
のように写真感光材料に対して悪影響(例えば、カブ
リ)を及ぼす物質が混入されているものを完全に避ける
ことは実に困難であるものの、カルボキシル変性ポリビ
ニルアルコールで表面が処理されていると、このものは
リグニンやS化合物に対するバリヤー性が高いことから
前記の問題が支障のないものとなり、つまりリグニンや
S化合物が混入されている古紙を用いても差し支えな
く、資源の有効利用が図られるようにもなる。尚、カル
ボキシル変性ポリビニルアルコールの塗布量は、カルボ
キシル変性ポリビニルアルコールの固形分が約0.1〜
10g/m2 、望ましくは0.2〜1.0g/m2 程度
であることが好ましい。
【0009】又、段ボールの構成紙材には脱墨処理され
ていない紙が用いられていることが好ましく、例えば段
ボールのライナーに脱墨処理されていない紙を用いた
り、又、中芯に脱墨処理されていない紙を用いたり、さ
らにはいずれにも脱墨処理されていない紙を用いたりす
ることが好ましい。尚、脱墨処理されていないとは、反
射視覚濃度が0.20(コニカ(株)製のPDA65に
よる)以上のものであれば良く、反射視覚濃度が0.3
0以上のものであれば一層好ましい。例えば、漂白紙や
脱墨処理していない新聞紙などを原材料としてライナー
や中芯を製造し、これで構成した段ボールより収納マガ
ジンを製作すれば良い。尚、脱墨処理していない新聞紙
のみを原材料とするのではなく、例えば針葉樹パルプ、
広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプといった木材パ
ルプを成分とする天然パルプが混入されていても良い。
そして、これらの原料をクラフト法やサルファイト法を
用いて製造したものでも良く、又、漂白あるいは未漂白
のいずれのものでも良く、さらにはこれらのみを成分と
した層を貼合わせたり抄合わせたものでも良い。又、カ
チオン化澱粉、カチオン化ポリアクリルアミド、アニオ
ン化ポリアクリルアミド、ゼラチン等の乾燥紙力増強
剤、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹
脂などの湿潤紙力増強剤、脂肪酸塩、ロジン誘導体、ジ
アルキルケテンダイマー乳化物、石油樹脂エマルジョ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステ
ルのアンモニウム塩などのサイズ剤、クレー、カオリ
ン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン等の顔
料、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の多価金属
塩、カチオン化澱粉などのカチオン変性ポリマー、苛性
ソーダ、炭酸ソーダ、塩酸などのpH調節剤などの各種
の添加物が添加されても良い。
ていない紙が用いられていることが好ましく、例えば段
ボールのライナーに脱墨処理されていない紙を用いた
り、又、中芯に脱墨処理されていない紙を用いたり、さ
らにはいずれにも脱墨処理されていない紙を用いたりす
ることが好ましい。尚、脱墨処理されていないとは、反
射視覚濃度が0.20(コニカ(株)製のPDA65に
よる)以上のものであれば良く、反射視覚濃度が0.3
0以上のものであれば一層好ましい。例えば、漂白紙や
脱墨処理していない新聞紙などを原材料としてライナー
や中芯を製造し、これで構成した段ボールより収納マガ
ジンを製作すれば良い。尚、脱墨処理していない新聞紙
のみを原材料とするのではなく、例えば針葉樹パルプ、
広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプといった木材パ
ルプを成分とする天然パルプが混入されていても良い。
そして、これらの原料をクラフト法やサルファイト法を
用いて製造したものでも良く、又、漂白あるいは未漂白
のいずれのものでも良く、さらにはこれらのみを成分と
した層を貼合わせたり抄合わせたものでも良い。又、カ
チオン化澱粉、カチオン化ポリアクリルアミド、アニオ
ン化ポリアクリルアミド、ゼラチン等の乾燥紙力増強
剤、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹
脂などの湿潤紙力増強剤、脂肪酸塩、ロジン誘導体、ジ
アルキルケテンダイマー乳化物、石油樹脂エマルジョ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステ
ルのアンモニウム塩などのサイズ剤、クレー、カオリ
ン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン等の顔
料、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の多価金属
塩、カチオン化澱粉などのカチオン変性ポリマー、苛性
ソーダ、炭酸ソーダ、塩酸などのpH調節剤などの各種
の添加物が添加されても良い。
【0010】以下、実施例によって本考案を具体的に説
明する。
明する。
【0011】
【実施例】図1〜図8は本考案に係る写真感光材料が収
納されてなるマガジンの一実施例を示すもので、図1は
マガジン内装体の展開図、図2はマガジン内装体の組立
工程の説明図、図3はマガジン内装体の組立後の斜視
図、図4はマガジン外装体の展開図、図5はマガジン外
装体の斜視図、図6はマガジン外装体にマガジン内装体
を装填している段階での説明図、図7はマガジンの斜視
図、図8は段ボールの断面図である。
納されてなるマガジンの一実施例を示すもので、図1は
マガジン内装体の展開図、図2はマガジン内装体の組立
工程の説明図、図3はマガジン内装体の組立後の斜視
図、図4はマガジン外装体の展開図、図5はマガジン外
装体の斜視図、図6はマガジン外装体にマガジン内装体
を装填している段階での説明図、図7はマガジンの斜視
図、図8は段ボールの断面図である。
【0012】各図中、1は、段ボールシートを図1のよ
うな所定の形状に打ち抜くことにより形成されたマガジ
ン内装体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に
点線で示すラインに折り目が形成されている。そして、
このマガジン内装体紙1の所定の位置にはテレンプリボ
ン2,3が接着されており、図3に示す如くのマガジン
内装体4に組み立てられた場合、ロール状の写真感光材
料5の引き出し口となるスリットの部分にテレンプリボ
ン2,3が存在し、スリットからの光の侵入を防止する
ようになっている。
うな所定の形状に打ち抜くことにより形成されたマガジ
ン内装体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に
点線で示すラインに折り目が形成されている。そして、
このマガジン内装体紙1の所定の位置にはテレンプリボ
ン2,3が接着されており、図3に示す如くのマガジン
内装体4に組み立てられた場合、ロール状の写真感光材
料5の引き出し口となるスリットの部分にテレンプリボ
ン2,3が存在し、スリットからの光の侵入を防止する
ようになっている。
【0013】尚、このマガジン内装体紙1には、図1及
び図2からも判る通り、糊代部分が設けられておらず、
従ってマガジン内装体紙1からマガジン内装体4を組み
立てるに際して、テレンプリボン2を取り付けた三角形
構成の部分を除けば糊付けの必要がなく、図2のような
段階を経て折り畳むだけで図3に示されるマガジン内装
体4が得られるのである。
び図2からも判る通り、糊代部分が設けられておらず、
従ってマガジン内装体紙1からマガジン内装体4を組み
立てるに際して、テレンプリボン2を取り付けた三角形
構成の部分を除けば糊付けの必要がなく、図2のような
段階を経て折り畳むだけで図3に示されるマガジン内装
体4が得られるのである。
【0014】11は、段ボールシートを図4のような所
定の形状に打ち抜くことにより形成されたマガジン外装
体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に点線で
示すラインに折り目が形成されている。そして、このマ
ガジン外装体紙11の糊代部分11aに糊を付けて接合
する他は各部を互いに嵌め合わせることにより、図5に
示されるマガジン外装体12が得られるのである。
定の形状に打ち抜くことにより形成されたマガジン外装
体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に点線で
示すラインに折り目が形成されている。そして、このマ
ガジン外装体紙11の糊代部分11aに糊を付けて接合
する他は各部を互いに嵌め合わせることにより、図5に
示されるマガジン外装体12が得られるのである。
【0015】そして、図6に示される如く、ロール状の
写真感光材料5が軸受5a,5bを用いて支承収納され
たマガジン内装体4をマガジン外装体12に装填するこ
とにより、図7に示される如くの写真感光材料収納マガ
ジンAが得られる。ところで、マガジン内装体紙1やマ
ガジン外装体紙11は段ボールで構成されているのであ
るが、この段ボールは、図8に示す如く、中芯21の両
側にライナー22a,22bが糊付けで取り付けられて
なり、そして中芯21やライナー22a,22bは、晒
しクラフトパルプ層、脱墨漂白パルプ層、未脱墨パルプ
(新聞古紙)層、そして必要に応じて脱墨漂白パルプ層
などから構成されたものである。尚、マガジン内装体紙
1やマガジン外装体紙11に用いた段ボールの特徴を表
−1に示す。
写真感光材料5が軸受5a,5bを用いて支承収納され
たマガジン内装体4をマガジン外装体12に装填するこ
とにより、図7に示される如くの写真感光材料収納マガ
ジンAが得られる。ところで、マガジン内装体紙1やマ
ガジン外装体紙11は段ボールで構成されているのであ
るが、この段ボールは、図8に示す如く、中芯21の両
側にライナー22a,22bが糊付けで取り付けられて
なり、そして中芯21やライナー22a,22bは、晒
しクラフトパルプ層、脱墨漂白パルプ層、未脱墨パルプ
(新聞古紙)層、そして必要に応じて脱墨漂白パルプ層
などから構成されたものである。尚、マガジン内装体紙
1やマガジン外装体紙11に用いた段ボールの特徴を表
−1に示す。
【0016】 表−1 B段ボール ライナー坪量190g/m2 中芯坪量190g/m2 B段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量230g/m2 B段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量125g/m2 E段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量230g/m2 E段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量125g/m2 A段ボール ライナー坪量190g/m2 中芯坪量190g/m2 B段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量230g/m2 W段ボール ライナー坪量190g/m2 中芯坪量190g/m2 W段ボール ライナー坪量230g/m2 中芯坪量230g/m2 そして、上記のように構成させた写真感光材料収納マガ
ジンAに写真感光材料(コニカQAカラーペーパー、
1.8Kg、2.0Kg、2.4Kg、3.8Kg)を
収納し、これを70cmの高さから落とし、そして30
00Lxの照度にて60分保持し、遮光性(漏光性)を
調べると共に、擦り傷、圧力カブリを目視で観察し、
又、スリットからの写真感光材料の引き出しトルクを測
定したので、その結果を表−2に示す。
ジンAに写真感光材料(コニカQAカラーペーパー、
1.8Kg、2.0Kg、2.4Kg、3.8Kg)を
収納し、これを70cmの高さから落とし、そして30
00Lxの照度にて60分保持し、遮光性(漏光性)を
調べると共に、擦り傷、圧力カブリを目視で観察し、
又、スリットからの写真感光材料の引き出しトルクを測
定したので、その結果を表−2に示す。
【0017】 表−2 段ボール 写真感光材料 漏光性 擦り傷 圧力カブリ 引き出しトルク 1.8Kg 0/20 0/20 0/20 450 〜 600g 2.4Kg 0/20 0/20 0/20 500 〜 650g 2.0Kg 0/20 0/20 0/20 500 〜 650g 2.4Kg 0/20 0/20 0/20 400 〜 500g 1.8Kg 0/20 0/20 0/20 400 〜 500g 1.8Kg 6/20 0/20 0/20 750 〜1050g 3.8Kg 1/20 7/20 12/20 700 〜1200g 1.8Kg 5/20 0/20 0/20 800 〜1100g 1.8Kg 6/20 0/20 0/20 800 〜1200g これによれば、本考案になるものは漏光の心配がなく、
かつ、機械的強度にも富むものであり、そして擦り傷や
圧力カブリの問題も起きていないものであった。さらに
は、写真感光材料の引き出しも容易なものである。又、
紙で出来ているから、廃棄が簡単であり、使い捨てタイ
プの写真感光材料収納マガジンとして好適なものであ
る。
かつ、機械的強度にも富むものであり、そして擦り傷や
圧力カブリの問題も起きていないものであった。さらに
は、写真感光材料の引き出しも容易なものである。又、
紙で出来ているから、廃棄が簡単であり、使い捨てタイ
プの写真感光材料収納マガジンとして好適なものであ
る。
【0018】
【効果】廃棄処分性に優れ、かつ、遮光性や圧力カブ
リ、さらには擦り傷の問題も解決され、又、コストも低
廉なものである。
リ、さらには擦り傷の問題も解決され、又、コストも低
廉なものである。
【図1】マガジン内装体の展開図である。
【図2】マガジン内装体の組立工程の説明図である。
【図3】マガジン内装体の組立後の斜視図である。
【図4】マガジン外装体の展開図である。
【図5】マガジン外装体の斜視図である。
【図6】マガジン外装体にマガジン内装体を装填してい
る段階での説明図である。
る段階での説明図である。
【図7】マガジンの斜視図である。
【図8】段ボールの断面図である。
【図9】従来の使い捨てマガジンの説明図である。
【図10】従来の使い捨てマガジンの説明図である。
【図11】従来の使い捨てマガジンの説明図である。
A 写真感光材料収納マガジン 1 マガジン内装体紙 4 マガジン内装体 5 ロール状の写真感光材料 11 マガジン外装体紙 12 マガジン外装体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 写真感光材料が収納されてなるマガジン
であって、前記写真感光材料は3.6Kg以下のものであり、 前記マガジンは、 BまたはEフルートの段ボールで、 しかも、BまたはEフルートの段ボール中、そのライナ
ーは坪量が170〜 270g/m 2 、その中芯は坪量が
120〜270g/m 2 の段ボール で構成されてなるこ
とを特徴とする写真感光材料が収納されてなるマガジ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004938U JP2582592Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 写真感光材料が収納されてなるマガジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004938U JP2582592Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 写真感光材料が収納されてなるマガジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566653U JPH0566653U (ja) | 1993-09-03 |
JP2582592Y2 true JP2582592Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=11597521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992004938U Expired - Fee Related JP2582592Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 写真感光材料が収納されてなるマガジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582592Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940620A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-06 | Fujitsu Ltd | 走査方式 |
JPH0381763A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真感光材料収納マガジン |
JPH04104143A (ja) * | 1990-08-24 | 1992-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性帯材容器 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP1992004938U patent/JP2582592Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566653U (ja) | 1993-09-03 |
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Legal Events
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
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S533 | Written request for registration of change of name |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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