JP2007065489A - シート状記録材料用包装材料および包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート状記録材料に障害を与えず、十分な強度を有しており、リサイクル性に優れ、安価に製造することができる包装材料を提供すること。
【解決手段】 パルプモールドから構成されるシート状記録材料用包装材料、または、パルプモールドから構成される層を有するシート状記録材料用包装材料。
【選択図】 なし
【解決手段】 パルプモールドから構成されるシート状記録材料用包装材料、または、パルプモールドから構成される層を有するシート状記録材料用包装材料。
【選択図】 なし
Description
本発明は、シート状記録材料用包装材料および包装体に関する。特に、熱現像感光材料や感熱記録材料等のシート状記録材料の当てボールとして利用しうる包装材料とそれを用いた包装体に関する。
シート状記録材料は、画像を記録するためのシートとして様々な分野において広く利用されている。通常、シート状記録材料は、当てボールのような包装材料内に所定枚数を積層した状態で装填される。例えば、図1(a)に示すように、シート状記録材料の1つである熱現像感光材料23は当てボール24に装填されて、積層した状態を維持できるようにしている。このようにして当てボールに装填した熱現像感光材料は、全体をさらに遮光防湿袋等で密封して包装体として流通に付される。
熱現像感光材料に画像記録を行うときには、一般に画像記録装置が用いられる。図2に示すように、画像記録装置13では、未露光の熱現像感光材料を画像記録装置中にある遮光されたカセット14内に予めセットしておき、画像記録が必要になったときに熱現像感光材料をカセットから1枚ずつ搬出して露光・現像する。カセットには、多数の熱現像感光材料を未露光のまま確実にセットしておく必要がある。このため、通常は遮光防湿袋に入れたままの状態でカセット14に装填し、遮光状態を保ったまま遮光防湿袋を抜き取ることにより、熱現像感光材料をセットしている。このとき、熱現像感光材料は当てボールに装填されたままカセットにセットされる。
このように、熱現像感光材料は、当てボールに直接接触する状態で装填され、流通し、使用に供される。したがって、当てボールは熱現像感光材料に対して傷などの損傷を与えるものであってはならない。熱現像感光材料の表面に傷が存在すると、画像を形成したときに画像ヌケなどの画像故障を生ずる原因となる。特に、当てボールの底面に接触する熱現像感光材料は、画像を形成するために引き出されるときに表面が当てボールに擦れるため、傷が生じやすい。
また、当てボールは熱現像感光材料を装填した状態で十分な強度を有している必要がある。例えば、流通時や使用時に与えられる振動や衝撃に対して、当てボールが破れたり、当てボールの中に装填されている熱現像感光材料が抜け落ちるなどの事態が生じないように、十分な強度を有していることが必要とされる。
さらに、当てボールは、繰り返して再利用することができるようなリサイクル性を有していることが好ましい。近年、環境問題に対する関心が高まってきており、それに関する規制が年々厳しくなっている状況下においては、リサイクル性が高いことは産業上の利用価値を決する一要因となりつつある。また、産業上の競争力を有している必要があることから、製造コストを安くすることも求められている。
熱現像感光材料用の当てボールとして、これまでに特許文献1に記載されるようなもの等が提案されているが、上記のような要求をすべて満たすものは提供されるに至っていない。
また、上記のような要求は、当てボール以外の熱現像感光材料用の包装材料にも当てはまるものである。さらに、熱現像感光材料以外のシート状記録材料である、感熱記録材料やインクジェット記録材料等にも当てはまるものである。
特開2001−109112号公報
また、上記のような要求は、当てボール以外の熱現像感光材料用の包装材料にも当てはまるものである。さらに、熱現像感光材料以外のシート状記録材料である、感熱記録材料やインクジェット記録材料等にも当てはまるものである。
そこで本発明は、様々な種類のシート状記録材料を装填するための包装材料として広く利用可能であって、シート状記録材料に障害を与えず、十分な強度を有しており、リサイクル性に優れ、安価に製造することができる包装材料を提供することを目的とした。また本発明は、これらの条件を満たす包装体を提供することも目的とした。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、パルプモールドを用いれば優れた包装材料を製造しうることを見いだして、以下の構成を有する本発明を提供するに至った。
(1) パルプモールドから構成されるシート状記録材料用包装材料、または、パルプモールドから構成される層を有するシート状記録材料用包装材料。
(2) パルプモールドから構成される層の内側の面に保護層を有する(1)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(3) 加熱プレスされたパルプモールドトレイを用いる(1)または(2)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(4) パルプモールドトレイの側面が底面に対して90〜95度の角度を有する(3)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(5) パルプモールドがバージンパルプから成形されている(1)〜(4)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料。
(6) (1)〜(5)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填した包装体。
(7) (1)〜(5)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填したうえで、全体を遮光防湿袋に封入した包装体。
(1) パルプモールドから構成されるシート状記録材料用包装材料、または、パルプモールドから構成される層を有するシート状記録材料用包装材料。
(2) パルプモールドから構成される層の内側の面に保護層を有する(1)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(3) 加熱プレスされたパルプモールドトレイを用いる(1)または(2)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(4) パルプモールドトレイの側面が底面に対して90〜95度の角度を有する(3)に記載のシート状記録材料用包装材料。
(5) パルプモールドがバージンパルプから成形されている(1)〜(4)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料。
(6) (1)〜(5)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填した包装体。
(7) (1)〜(5)のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填したうえで、全体を遮光防湿袋に封入した包装体。
本発明のシート状記録材料用包装材料は、シート状記録材料に障害を与えず、十分な強度を有しており、リサイクル性に優れ、安価に製造することができるという利点を有している。このため、シート状記録材料を装填して包装体として流通させたり保存させたりしても、シート状記録材料の機能を損なうことがない。
以下において、本発明のシート状記録材料用包装材料および包装体について詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本発明のシート状記録材料用包装材料は、パルプモールドから構成されるものであるか、または、パルプモールドから構成される層を有するものであることを特徴とする。
本発明で用いるパルプモールドは、パルプを主成分とする。主成分となるパルプは、従来からパルプモールド材料に使用されているものであればとくにその種類は制限されない。例えば、新聞紙などの古紙から得られるパルプを使用することができる。すなわち、古紙から得られるパルプスラリーを脱水して成型したものをパルプモールドとして用いることができる。このとき、古紙に含まれているバインダなどの成分が残存していても構わない。また、パルプとしてバージンパルプを好ましく用いることができる。
本発明で用いるパルプモールドは、パルプを主成分とする。主成分となるパルプは、従来からパルプモールド材料に使用されているものであればとくにその種類は制限されない。例えば、新聞紙などの古紙から得られるパルプを使用することができる。すなわち、古紙から得られるパルプスラリーを脱水して成型したものをパルプモールドとして用いることができる。このとき、古紙に含まれているバインダなどの成分が残存していても構わない。また、パルプとしてバージンパルプを好ましく用いることができる。
本発明で用いるパルプモールドは、パルプモールド材料に添加剤を添加したものであってもよい。
例えば、パルプモールド材料には、可塑性を持たせるためにグリセリン等のパルプ可塑剤を添加することができる。パルプ可塑剤の添加量は、通常はパルプに対して5〜50重量%とすることが好ましい。
また、パルプモールドの耐水性を高めるために、酢酸ビニル系樹脂などの耐水化剤を配合してもよい。酢酸ビニル系樹脂の配合量は、パルプに対して通常5〜10重量%程度とする。耐水化剤としては、酢酸ビニル系樹脂以外に種々のサイズ剤等も使用することができる。中でも、ロジン系サイズ剤は天然の松脂を原料として合成される生分解物質であるため、パルプモールド材料の廃棄時の環境汚染を抑制する点から、生分解されない合成樹脂に比べて好ましく使用することができる。また、ロジン系サイズ剤を使用したパルプモールド材料は、当該パルプモールド成型体が不要になった後に再度水に分散させてリサイクル使用できるため、この点からも廃棄物による環境汚染を低減させることが可能となり好ましい。さらに、ロジン系サイズ剤はパルプに対する吸着性が高く、極少量の配合でパルプモールド材料の吸湿率を低減できるので好ましい。ロジン系サイズ剤の添加量は、パルプに対して通常0.5〜5重量%程度とする。
例えば、パルプモールド材料には、可塑性を持たせるためにグリセリン等のパルプ可塑剤を添加することができる。パルプ可塑剤の添加量は、通常はパルプに対して5〜50重量%とすることが好ましい。
また、パルプモールドの耐水性を高めるために、酢酸ビニル系樹脂などの耐水化剤を配合してもよい。酢酸ビニル系樹脂の配合量は、パルプに対して通常5〜10重量%程度とする。耐水化剤としては、酢酸ビニル系樹脂以外に種々のサイズ剤等も使用することができる。中でも、ロジン系サイズ剤は天然の松脂を原料として合成される生分解物質であるため、パルプモールド材料の廃棄時の環境汚染を抑制する点から、生分解されない合成樹脂に比べて好ましく使用することができる。また、ロジン系サイズ剤を使用したパルプモールド材料は、当該パルプモールド成型体が不要になった後に再度水に分散させてリサイクル使用できるため、この点からも廃棄物による環境汚染を低減させることが可能となり好ましい。さらに、ロジン系サイズ剤はパルプに対する吸着性が高く、極少量の配合でパルプモールド材料の吸湿率を低減できるので好ましい。ロジン系サイズ剤の添加量は、パルプに対して通常0.5〜5重量%程度とする。
パルプモールド材料には、特開平6−10300号公報に記載されるような中空粒子をを添加して、耐水性を向上させるとともに、破断強度や破断伸びを改善してもよい。そのような中空粒子は、パルプに対して例えば5〜10重量%含有させることができる。
また、パルプモールド材料には、バインダーを用いることもできる。使用できるバインダの種類は特に制限されないが、例えば、酢酸ビニル系樹脂、アクリル樹脂、水溶性天然多糖類等を使用することができる。中でも、生分解性バインダ、特にキトサン等の塩基性窒素を有する多糖類はパルプのセルロースと水素結合能が大きく、破断強度を著しく向上させることができるので好ましく使用することができる。このような塩基性窒素を有する多糖類の配合量は、通常、パルプに対して2〜10重量%とすることが好ましい。
また、パルプモールド材料には、バインダーを用いることもできる。使用できるバインダの種類は特に制限されないが、例えば、酢酸ビニル系樹脂、アクリル樹脂、水溶性天然多糖類等を使用することができる。中でも、生分解性バインダ、特にキトサン等の塩基性窒素を有する多糖類はパルプのセルロースと水素結合能が大きく、破断強度を著しく向上させることができるので好ましく使用することができる。このような塩基性窒素を有する多糖類の配合量は、通常、パルプに対して2〜10重量%とすることが好ましい。
パルプモールドの製造方法については、特に制限されない。通常用いられている方法の中から適宜選択して製造することができる。通常は、湿式法により製造されている。例えば、抄型を介して吸引脱水して抄型面に形成させた繊維体積層物を抄型から取外した後に予備加熱炉に導入して乾燥させ、その後に雌雄が係合しあう非通気式の成形型に導入して加熱、加圧することによってパルプモ−ルドを製造する方法などが採用されている。抄型を用いる方法には、具体的には、アルミ鋳造品でつくられた金型基板の表面に金網を張設した抄型を用いて抄造する方式や、金網に代えて微細な空隙を有する多孔質金型を使用する方式などがある。本発明では、特に加熱プレスされたパルプモールドを好ましく使用することができる。
本発明のシート状記録材料用包装材料は、パルプモールドのみから構成されるものであってもよいし、パルプモールドとそれ以外の材料から構成されるものであってもよい。本発明のシート状記録材料用包装材料がパルプモールドのみから構成されるものである場合は、単一層のパルプモールドだけで全体が構成されていてもよいし、複数のパルプモールド層が積層された構造を有する材料で全体が構成されていてもよい。また、単一層のパルプモールドから構成されている部分と、複数のパルプモールド層が積層された構造を有する材料で構成されている部分を有するものであってもよい。本発明のシート状記録材料用包装材料を構成するパルプモールドの厚みは、100〜2000μmであることが好ましく、500〜1000μmであることがより好ましい。
本発明のシート状記録材料用包装材料が、パルプモールドとそれ以外の材料から構成されるものである場合、パルプモールド以外の材料の種類は本発明の目的を阻害するものでない限り特に制限されない。シート状記録材料用包装材料として一般に用いられている材料や、シート状記録材料用包装材料に一般に用いられている保護膜などを適宜選択して適用することができる。例えば、パルプモールドからなる層の少なくとも一面に防湿層、遮光層、遮光防湿層、撥水層、保護層、滑り層などを形成することが可能である。具体的には、外側の面に防湿層、遮光層、遮光防湿層などを形成し、内側の面に防湿層、保護層などを形成した態様を例示することができる。特にシート状記録材料と接触する内側の面には、保護層を形成することが好ましい。そのような保護層は、例えば水溶性高分子、ラテックス、プラスチックフィルムなどの材料で構成することができる。保護層の厚みは1〜100μmであることが好ましく、5〜50μmであることがより好ましい。また、防湿層、遮光層、遮光防湿層などを形成する場合は、厚みが10〜200μmであることが好ましく、30〜100μmであることがより好ましい。また、本発明のシート状記録材料用包装材料には、パルプモールドを使用していない部材が含まれていてもよい。例えば、シート状記録材料に直接接触する可能性が低い部分には、パルプモールドを含まない材料で構成されていてもよい。
本発明のシート状記録材料用包装材料の形状は、包装材料の使用目的と使用環境等に応じて適宜決定することができる。必要とされる構造は、所定の枚数のシート状記録材料を一体的に装填することが可能であって、なおかつ装填したシート状記録材料を容易に取り出すことが可能である構造である。典型的なシート状記録材料用包装材料は、所定の枚数のシート状記録材料を一体的に装填することが可能であり、上方が開放されているか開放可能な状態になっている長方形の箱状体と、必要に応じて箱状体の上方を被覆するための蓋体とからなる。例えば、図1(a)に示すような当てボールを例示することができる。箱状体と蓋体は連続していてもよいし、分離していてもよい。箱状体と蓋体が連続している場合は、一辺を折り返すことによって蓋体たる天板が箱状体の上方を被覆したり開放したりすることができるようになっているものが好ましい。また、分離している場合は、遮光性を高めるために、蓋体は底面が開放された長方形の箱状であってもよい。また、箱状体と蓋体とはテープなどで一体化されていてもよい。
シート状記録材料を装填する箱状体は、側面が底面に対して90〜95度であることが好ましく、90〜93度であることがより好ましい。側面が底面に対して90〜95度になるように設計することにより、記録材料の移動による擦れを防止することができる。
本発明のシート状記録材料用包装材料の製造方法は特に制限されない。例えば、モールド法により製造してもよいし、展開図に相当する形状を有するシートを折ることにより組み立ててもよい。パルプモールドのみからなる材料を使用する場合は前者の製造方法を使用する方が簡便である。一方、パルプモールド層に他の材料からなる層を積層して用いる場合は後者の製造方法を使用する方が好ましい。
本発明の包装材料は、シート状記録材料を装填するために使用することができる。装填するシート状記録材料は、シート状であり、何らかの記録方法によって画像記録を行うことができるものであればその種類は特に制限されない。また、シートの形状も特に限定されず、例えば、正方形、長方形、円形のいずれでもよく、その厚みも制限されない。典型的なシート状記録材料として、半切、B4、大角、六切などの定型サイズを有する記録材料を例示することができる。
また、シート状記録材料は、片面にのみ記録を行うことができるものであってもよいし、両面に記録することができるものであってもよい。本発明の包装材料に好ましく装填することができるシート状記録材料として、X線撮影用のシート状記録材料を例示することができる。また、別の観点から好ましく装填することができるシート状記録材料を記述するならば、現像液を用いずに現像を行ういわゆるドライタイプのシート状記録材料を挙げることができる。ドライタイプのシート状記録材料は、その特性上、包装材料の影響をより強く受ける。しかし、本発明の包装材料に装填すれば、包装やその後の運搬などによる写真性への影響を十分に抑制することができる。具体的には、シート状記録材料の感度変化を抑制し、記録した画像に白ヌケ故障(ホワイトスポット故障)が生じる問題を回避することができる。
本発明において好ましく装填することができるシート状記録材料として、熱現像感光材料、感熱記録材料、インクジェット記録材料を挙げることができる。これらのシート状記録材料については、特開2003−226439号公報の段落番号0022〜0147などに詳しく記載されている。
シート状記録材料を装填した包装材料は、その全体を遮光性の高い防湿袋、好ましくは完全遮光性の防湿袋内に入れて密封することが好ましい。遮光防湿袋は、防湿性を有するロール状長尺フィルムの両端をヒートシール(センターシール)等により連続的に接合して筒状に加工することにより調製することができる。遮光防湿袋に用いる材料の透湿度は、5g/m2・24hr以下であることが好ましく、1g/m2・24hr以下であることが好ましい。そして、筒状の遮光防湿袋内にシート状記録材料を装填した包装材料を挿入して、脱気して図1(b)のようにヒートシール(クロスシール)することによって密封する。
密封に際して、調湿機能を充実したものとするために、調湿部材をさらに遮光防湿袋内に入れておくことができる。調湿部材としては、特開平9−101596号公報に記載されているものを例示することができる。調湿部材の形状は特に制限されないが、例えば、特開平9−101596号公報の図1に記載される態様で用いることができる。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
[実施例1]
(防湿遮光袋の作製)
以下の表に示す組成の混合物を厚さ40μmに延伸してフィルムAを得た。
(防湿遮光袋の作製)
以下の表に示す組成の混合物を厚さ40μmに延伸してフィルムAを得た。
このフィルムAを用いて、以下の順に積層して防湿遮光袋用シートを作製し、フィルムA側をヒートシールして防湿遮光袋を得た。防湿遮光袋のサイズと形状は、以下に記載する包装用パルプモールドトレイ(I)などの包装材料を図1(b)に示すように封入することができる程度とした。
(包装用パルプモールドトレイ(I)の作製)
図3に示すように、製品形状に近い形状の孔の開いたキャビティ2に、抄き網5をセットし、キャビティ2の裏側より真空吸引した。真空吸引しながら、パルパーで離解したNBKPバージンパルプ4をキャビティ2上に導入し、水分をキャビティ2の下へ吸い込むことにより、網に繊維が抄き取られるようにした。抄き取られたパルプの繊維3を、図4に示す加熱プレス装置6の約150℃に熱せられたメス型7に移した。さらに約150℃程度に熱せられたオス型8で、メス型7にセットされたパルプの繊維3をプレスしながら加熱することにより成形した。このとき、成型後の厚みが1.5mm厚となるようにパルプ量を調整した。
得られた長方体の包装用パルプモールドトレイ(I)は、底面が4隅に8Rのコーナーを持つ内寸355×431mmの長方形であり、深さが22mmであった。また側面の底面との傾きは92度であった。包装用パルプモールドトレイ(I)は、本発明の包装材料に相当する。
図3に示すように、製品形状に近い形状の孔の開いたキャビティ2に、抄き網5をセットし、キャビティ2の裏側より真空吸引した。真空吸引しながら、パルパーで離解したNBKPバージンパルプ4をキャビティ2上に導入し、水分をキャビティ2の下へ吸い込むことにより、網に繊維が抄き取られるようにした。抄き取られたパルプの繊維3を、図4に示す加熱プレス装置6の約150℃に熱せられたメス型7に移した。さらに約150℃程度に熱せられたオス型8で、メス型7にセットされたパルプの繊維3をプレスしながら加熱することにより成形した。このとき、成型後の厚みが1.5mm厚となるようにパルプ量を調整した。
得られた長方体の包装用パルプモールドトレイ(I)は、底面が4隅に8Rのコーナーを持つ内寸355×431mmの長方形であり、深さが22mmであった。また側面の底面との傾きは92度であった。包装用パルプモールドトレイ(I)は、本発明の包装材料に相当する。
(包装用パルプモールドトレイ(II)の作成)
図5に示すように、成型されたパルプモールドトレイ(I)3aをキャビティ2に設けられた孔を通して吸引しながら真空脱型装置(真空吸引機)1にセットし、パルプモールドトレイ(I)3aの表面にポリビニルアルコール水溶液12をスプレーガン11から噴霧することによりコーティングした。コーティングが終了したパルプモールドトレイを再度加熱プレスし、包装用パルプモールドトレイ(II)を得た。包装用パルプモールドトレイ(II)は、本発明の包装材料に相当する。
図5に示すように、成型されたパルプモールドトレイ(I)3aをキャビティ2に設けられた孔を通して吸引しながら真空脱型装置(真空吸引機)1にセットし、パルプモールドトレイ(I)3aの表面にポリビニルアルコール水溶液12をスプレーガン11から噴霧することによりコーティングした。コーティングが終了したパルプモールドトレイを再度加熱プレスし、包装用パルプモールドトレイ(II)を得た。包装用パルプモールドトレイ(II)は、本発明の包装材料に相当する。
(包装体の作製)
特開2000−355164号公報の実施例1に記載される方法で作製したシート状の感熱記録材料を354mm×430mmのサイズに裁断した。得られたフィルムを100枚積層して記録面が前記パルプモールドトレイの底面と接触する様に装填した。これをさらに上記防湿遮光袋内に入れ、減圧になるようにエア脱気した後、図1(b)に示すように両側をヒートシールした。
特開2000−355164号公報の実施例1に記載される方法で作製したシート状の感熱記録材料を354mm×430mmのサイズに裁断した。得られたフィルムを100枚積層して記録面が前記パルプモールドトレイの底面と接触する様に装填した。これをさらに上記防湿遮光袋内に入れ、減圧になるようにエア脱気した後、図1(b)に示すように両側をヒートシールした。
その後、米国連邦基準209dクラス10,000の部屋で図6(a)に示すように、ジッパー付化粧箱26(ジッパーは符号27で示す)に詰め、さらに、図6(b)に示すように、オリジナルシール性確保と開封用テープ(またはレーベル)28および品質表示レーベル29を貼付した。なお、ジッパー付き化粧箱26の材質は、Eダンボール(表、裏ライナーは未晒クラフトパルプ製、坪量210g/m2の板紙、中芯のEフルートはセミクラフトパルプ製、坪量180g/m2の板紙)とした。更に図6(c)に示すように、このジッパー付化粧箱26(5箱)を外装箱30に詰め、図6(d)に示すように、外装箱のフラップをホットメルト接着剤で封緘し、商品名、使用期限、製造番号、製品略称を表示して感熱記録材料の包装体とした。一連の作業は23℃、相対湿度45%にて実施した。
[比較例1]
(紙製組箱トレイの作製)
NBKP/LBKP=50/50のパルプを6層の円網方式で抄紙した。抄き合せ層には変性澱粉を層間にスプレー塗布した。内添薬品としてアルキルクランダイマーとカチオン化澱粉(荒川化学製)を用い、内添紙力増強剤としてポリアクリルアミドエマルジョン(荒川化学製)を用い、表面張力増強剤としてポリビニルアルコール(クラレ社製)を用いた。得られた紙の坪量は395g/m2であった。この紙を打ち抜いて、図1(a)に示すような紙製組箱の形状に組み立て、これを比較用の包装材料とした。組み立て用糊としてはハンドガンによるホットメルト糊を用いた。内寸は355×431mmの長方形とし、深さは22mmとした。
(紙製組箱トレイの作製)
NBKP/LBKP=50/50のパルプを6層の円網方式で抄紙した。抄き合せ層には変性澱粉を層間にスプレー塗布した。内添薬品としてアルキルクランダイマーとカチオン化澱粉(荒川化学製)を用い、内添紙力増強剤としてポリアクリルアミドエマルジョン(荒川化学製)を用い、表面張力増強剤としてポリビニルアルコール(クラレ社製)を用いた。得られた紙の坪量は395g/m2であった。この紙を打ち抜いて、図1(a)に示すような紙製組箱の形状に組み立て、これを比較用の包装材料とした。組み立て用糊としてはハンドガンによるホットメルト糊を用いた。内寸は355×431mmの長方形とし、深さは22mmとした。
(包装体の作製)
実施例1と全く同様の方法で記録面が前記紙製組箱底面と接触する様に装填し、感熱記録材料包装体を得た。
実施例1と全く同様の方法で記録面が前記紙製組箱底面と接触する様に装填し、感熱記録材料包装体を得た。
[比較例2]
(ポリスチレン製トレイの作製)
ポリスチレンの射出成形により、実施例と同じ形状のトレイを得た。これを比較用の包装材料とした。
(ポリスチレン製トレイの作製)
ポリスチレンの射出成形により、実施例と同じ形状のトレイを得た。これを比較用の包装材料とした。
(包装体の作製)
実施例1と全く同様の方法で、記録面が前記ポリスチレン製トレイ底面と接触する様に装填し、感熱記録材料包装体を得た。
実施例1と全く同様の方法で、記録面が前記ポリスチレン製トレイ底面と接触する様に装填し、感熱記録材料包装体を得た。
[試験例]
(1)振動試験
得られた各感熱記録材料包装体をJIS−Z232のランダム振動試験方法でピーク加速度7.35Gで20分間加振した。
加振後フィルムを取り出し富士ドライイメージャーDRYPIX3000を用いマクベス透過濃度計TD−904(ビジュアルフィルター)で透過濃度1.2となる様に記録し、各包装材料の底面に接触した1枚の感熱記録材料に形成された画像の状態を、医療用の画像診断の観点から調べた。
(1)振動試験
得られた各感熱記録材料包装体をJIS−Z232のランダム振動試験方法でピーク加速度7.35Gで20分間加振した。
加振後フィルムを取り出し富士ドライイメージャーDRYPIX3000を用いマクベス透過濃度計TD−904(ビジュアルフィルター)で透過濃度1.2となる様に記録し、各包装材料の底面に接触した1枚の感熱記録材料に形成された画像の状態を、医療用の画像診断の観点から調べた。
(2)強度試験
得られた各感熱記録材料包装体から図1(b)に示す遮光防湿袋を取り出し、その一端を切り取って感熱記録材料が入った包装材料を取り出した。包装材料の端部を両手で持って上下に振り、トレイの破れの有無と、感熱記録材料の落下の有無を調べた。
得られた各感熱記録材料包装体から図1(b)に示す遮光防湿袋を取り出し、その一端を切り取って感熱記録材料が入った包装材料を取り出した。包装材料の端部を両手で持って上下に振り、トレイの破れの有無と、感熱記録材料の落下の有無を調べた。
(3)リサイクル性
各トレイを古紙として回収できるかどうかを調べた。
各トレイを古紙として回収できるかどうかを調べた。
(4)コスト
各トレイのコストを比較した。
各トレイのコストを比較した。
各試験の評価結果は、以下の表に示すとおりであった。
本発明のシート状記録材料用包装材料は、シート状記録材料に障害を与えず、十分な強度を有しており、リサイクル性に優れ、安価に製造することができるという利点を有している。このため、シート状記録材料を装填して包装体として流通させたり保存させたりしても、シート状記録材料の機能を損なうことがない。よって、本発明は産業上の利用可能性が高い。
1 真空脱型装置
2 キャビティ
3 パルプの繊維
3a パルプの繊維又はパルプモールドトレイ
4 パルプ
5 抄き網
6 プレス加熱装置
7 メス型
8 オス型
11 スプレーガン
12 ポリビニルアルコール水溶液
13 画像記録装置
14 カセット
23 シート状記録材料(熱現像感光材料)
24 包装材料(当てボール)
26 ジッパー付化粧箱
27 シッパー
28 テープ
29 品質表示レーベル
30 外装箱
2 キャビティ
3 パルプの繊維
3a パルプの繊維又はパルプモールドトレイ
4 パルプ
5 抄き網
6 プレス加熱装置
7 メス型
8 オス型
11 スプレーガン
12 ポリビニルアルコール水溶液
13 画像記録装置
14 カセット
23 シート状記録材料(熱現像感光材料)
24 包装材料(当てボール)
26 ジッパー付化粧箱
27 シッパー
28 テープ
29 品質表示レーベル
30 外装箱
Claims (7)
- パルプモールドから構成されるシート状記録材料用包装材料、または、パルプモールドから構成される層を有するシート状記録材料用包装材料。
- パルプモールドから構成される層の内側の面に保護層を有する請求項1に記載のシート状記録材料用包装材料。
- 加熱プレスされたパルプモールドトレイを用いる請求項1または2に記載のシート状記録材料用包装材料。
- パルプモールドトレイの側面が底面に対して90〜95度の角度を有する請求項3に記載のシート状記録材料用包装材料。
- パルプモールドがバージンパルプから成形されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填した包装体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシート状記録材料用包装材料に、熱現像感光材料、感熱記録材料またはインクジェット記録材料を装填したうえで、全体を遮光防湿袋に封入した包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005253766A JP2007065489A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | シート状記録材料用包装材料および包装体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007065489A true JP2007065489A (ja) | 2007-03-15 |
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ID=37927742
Family Applications (1)
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JP2005253766A Abandoned JP2007065489A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | シート状記録材料用包装材料および包装体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007065489A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129499A (ja) * | 2000-10-16 | 2002-05-09 | Eco Ai:Kk | パルプモールド製品へのコーティング剤の塗布方法 |
JP2003287852A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | シート状感光材料の包装体 |
JP2004085980A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | シート状記録材料包装体 |
-
2005
- 2005-09-01 JP JP2005253766A patent/JP2007065489A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (3)
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