JP2582312B2 - 遠心式ガバナ・遠心式デコンプ装置付きエンジン - Google Patents

遠心式ガバナ・遠心式デコンプ装置付きエンジン

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JP2582312B2
JP2582312B2 JP2297788A JP29778890A JP2582312B2 JP 2582312 B2 JP2582312 B2 JP 2582312B2 JP 2297788 A JP2297788 A JP 2297788A JP 29778890 A JP29778890 A JP 29778890A JP 2582312 B2 JP2582312 B2 JP 2582312B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、エンジン負荷が変動してもエンジン回転速
度を設定値に保持させる遠心式ガバナと、エンジン始動
操作時の始動トルクを軽減させる遠心式デコンプ装置と
を付設したエンジンに関する。
《従来の説明》 上記種類のエンジンには、次のように構成されたもの
がある。
即ち、動弁カム軸とガバナ軸とがクランク軸に平行に
設けられ、動弁カム軸が動弁カムギヤを介してクランク
軸に連結されるとともに、ガバナ軸がガバナギヤを介し
てクランク軸に連結される。上記の動弁カムギヤの両側
面のうちの一方の側面に、デコンプ装置の遠心錘が遠心
方向へ摺動自在に支持される(例えば、実開昭60−1245
11参照)。また、前記ガバナ軸には、遠心式ガバナのガ
バナウェイトが支持される。
《発明が解決しようとする課題》 上記の従来技術では、遠心式ガバナとデコンプ装置と
をエンジンに装備するにあたり、ガバナ軸と動弁カム軸
との2つの軸を設ける必要があるので、エンジン全体が
大形化せざるを得ない。
一方、上記従来技術の構成においてエンジン全体を小
形化しょうとする場合には、デコンプ装置の遠心錘とガ
バナウェイトとの干渉を回避するために、両ウェイトを
小形に造る必要がある。この場合、デコンプ装置は、デ
コンプ解除用遠心力が小さくなり、これに対応して、デ
コンプ能力が小さくならざるを得ない。また、遠心式ガ
バナも、ガバナフォースが小さくなって、ガバナ性能が
低下する。
本発明は、エンジン全体を小形化することと、デコン
プ能力およびガバナ性能を確保することとを、両立させ
ることを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記の目的を達成するために、次のように
構成した。
例えば、第1図から第4図に示すように、 動弁カムギヤ(41)の両側面(F)(S)のうちの、
動弁カム(42)と対面する第一側面(F)に、デコンプ
装置(47)の遠心錘(68)を遠心方向へ揺動自在に支持
する。上記のギヤ両側面(F)(S)のうちの、第一側
面(F)とは反対側の第二側面(S)に、遠心式ガバナ
(48)のガバナウェイト(81)を支持する。ガバナウェ
イト(81)の遠心力伝達部材(82)を、動弁カムギヤ
(41)の第二側面(S)の外側で動弁カム軸(37)に支
持する。
《作用》 デコンプ装置(47)の遠心錘(68)に加えて遠心式ガ
バナ(48)のガバナウェイト(81)をも動弁カムギヤ
(41)に支持したので、従来構造におけるガバナ軸とガ
バナギヤとを省略できる。このため、エンジンは、小形
に造れるうえ構造を簡素化できる。
しかも、上記の遠心錘(68)とガバナウェイト(81)
とは、カムギヤ(41)の両側に配置されることから、互
いの揺動軌跡が干渉することが防止される。このため、
両ウェイト(68)(81)を大形に造ることが可能とな
る。デコンプ装置(47)は、遠心錘(68)のデコンプ解
除用遠心力を大きくすることによって強力なデコンプ用
バネ(69)を備えることが可能となるので、十分なデコ
ンプ能力を確保できる。また、遠心式ガバナ(48)は、
ガバナウェイト(81)の遠心力を大きくするこによって
強力なガバナフォースを備えることが可能なので、ガバ
ナ性能を良好な状態に保てる。
《実施例》 第1図から第4図は、一実施例を示している。
まず、第2図でエンジンの全体構成を説明する。
このエンジン1は、縦軸形空冷式単気筒ガソリンエン
ジンであって、行程容積が約90ccのサイドバルブ式小形
エンジンである。
エンジン本体2は、上部クランクケース3と下部クラ
ンクケース4とを備えている。縦向きのクランク軸5
は、上部のラジアルベアリング6と下部のスラストベア
リング7および支持筒8を介して、上下のクランクケー
ス3・4に支持される。上部クランクケース3からシリ
ンダ部分11が水平向きに突設され、シリンダ部分11の先
端面にシリンダヘッド12が固定される。シリンダ部分11
に挿入したピストン13とクランク軸5のクランクアーム
5aとがコネクチングロッド14で連結され、ピストン13と
シリンダヘッド12との間に燃焼室15が形成される。シリ
ンダ部分11には、吸気ポート16と排気ポート(図示せ
ず)とが燃焼室15に臨ませて開口される。吸気ポート16
と排気ポートとに、それぞれ、吸気弁17と排気弁(図示
せず)とが水平向きに装着される。
クランク軸5の下寄り部にクランクギヤ21が固定され
るとともに下端に出力部22が設けられる。一方、クラン
ク軸5の上端には、遠心式冷却ファン24のロータ25とリ
コイルスタータ26のプーリ27とが下から順に固定され
る。ロータ25の上面から複数のベーン28が突設される。
ロータ25の外周面にはイグニッションコイル29が対面さ
れる。ロータ25及びプーリ27を覆うファンケース31の上
面にリコイルケース32が固定され、リコイルケース32に
リール33が回転自在に内装される、そのリール33にスタ
ートロープ34が巻き付けられ、スタートロープ34の先端
に、始動操作具(図示せず)が取り付けられる。なお、
冷却風は、図中の矢印で示すように、リコイルケース32
の外周面から吸い込まれて、ファンケース31から下向き
に吐出される。
動弁カム軸37は、上記のクランク軸5と平行に配置さ
れ、上ボス38と下ボス39とを介して上下のクランクケー
ス3・4に回転自在に支持される。動弁カム軸37には、
動弁カムギヤ41と吸気弁用動弁カム42と排気弁用動弁カ
ム43とが下から順に設けられる。動弁カムギヤ41は、ク
ランク軸5のクランクアーム5a及びバランシングウェイ
ト5bよりも下側に配置されて、クランクギヤ21に噛合さ
れる。カム42・43は、それぞれ、バルブリフタ44・45を
介して吸気弁17と排気弁に連結される。
上記の動弁カムギヤ41と吸気弁用動弁カム42との間に
遠心式デコンプ装置47が設けられると共に、そのギヤ41
と下ボス39との間に遠心式ガバナ48が設けられる。な
お、下部クランクケース4内の潤滑オイル貯溜室51にオ
イル撥ねかけ装置52が設けられる。その撥ねかけ装置52
のロータ53がクランクギヤ21に噛合されている。符号L
は、潤滑オイルの液面を示している。
次に、第1図と第3図及び第4図で、上記の動弁カム
軸37及び動弁カムギヤ41と、デコンプ装置47と、遠心式
ガバナ48との構成を詳しく説明する。
動弁カム軸37は、内軸部分55と、その内軸部分55の外
周に固着される外筒部分56とからなる。内軸部分55は炭
素鋼で構成され、外筒部分56はガラス繊維強化プラスチ
ックで構成される。動弁カムギヤ41は、ボス58とリム59
とアーム60とを有し、ガラス繊維強化プラスチックで構
成されて、前記の外筒部分56と一体に形成される。前記
の両カム42・43は、焼結合金で構成され、内軸部分55に
外嵌固定される。このカム固定状態の内軸部分55に対し
て外筒部分56と動弁カムギヤ41とが射出成型で一体に造
られる。なお、内軸部分55には、各カム42・43に対応す
る箇所にキー溝62と連通溝63とが向かい合う状態に形成
され。キー溝62にカム42・43のキー部分64が嵌合されて
いる。連通溝63は、射出成型時に熔融樹脂が軸心方向へ
流れるための流路として利用される。
前記デコンプ装置47は、デコンプピン67と遠心錘68と
デコンプ用バネ69(第3図参照)とを備える。デコンプ
ピン67のピン案内孔70は、動弁カム軸37に斜め横断状に
貫通される。ピン案内孔70にデコンプピン67が往復移動
自在に挿入される。そのデコンプピン67をピン案内孔70
へ組み付けるために、カムギヤ41のアーム60にはピン挿
入孔71が斜めに貫通されている。遠心錘68は、C字状の
2枚の鋼板を固着してなる。このC字状遠心錘68は、動
弁カムギヤ41のボス58とリム59との間の環状溝に上側か
ら挿入され、アーム60の上側面(第一側面)Fに枢支ピ
ン73を介して遠心方向へ揺動自在に支持されるととも
に、その錘揺動端74に接続したデコンプ用バネ69で求心
方向へ弾圧される。上記の遠心錘68と枢支ピン73は、ク
ランク軸5のクランクアーム5a及びバランシングウェイ
ト5bよりも下側に配置されている(第2図参照)。前記
デコンプピン67は、下端の大径入力部76が遠心錘68の錘
出力部77に接当されるとともに、上端の小径出力部78が
バルブリフタ44に接当される。
上記のデコンプ装置47は、次のように作動する。
前記リコイルスタータ26によってエンジン1を始動操
作した初期には、クランク軸5及び動弁カム軸37の回転
速度が小さいため、遠心錘68は、デコンプ用バネ69によ
って求心方向へ弾圧されて、カムギヤ41のボス58の外周
面に受け止められ、デコンプ姿勢A(第3図中の実線図
参照)へ切換えられる。これにより、デコンプピン67の
小径出力部78がバルブリフタ44を押圧して吸気弁17を開
弁状態に保持させる。その結果、燃焼室15が大気側へ連
通され、エンジン1を軽い力で始動操作できる。
上記の始動操作によって、クランク軸5の回転速度が
上昇して、動弁カム軸37の回転速度が予め設定した回転
速度に到達すると、遠心錘68に強力な遠心力が作用す
る。遠心錘68は、その遠心力によってバネ69に抗して遠
心方向へ揺動されて、カムギヤ41のリム59の内周面に受
け止められ、デコンプ解除姿勢B(第3図中の二点鎖線
図参照)へ切換えられる。これに伴って、デコンプピン
67が大径入力部76に作用する遠心力で斜め下向きへ移動
される。これにより、デコンプピン67のデコンプ作動が
解除されて、エンジン1が始動する。
なお、エンジン1が停止操作されると、遠心錘68がバ
ネ69によって求心方向へ弾圧され、前述したように、デ
コンプピン67がバルブリフタ44を押圧して吸気弁17を開
弁状態に保持させるのである。
前記の遠心式ガバナ48は、4個のガバナウェイト81
と、そのウェイト81の遠心力伝達部材であるガバナスリ
ーブ82と、ガバナレバー及びガバナスプリング(いずれ
も図示せず)とを備える。環状のウェイトホルダ85が、
カムギヤ41のボス58に下側から外嵌されるとともに、前
記のウェイト枢支ピン73によってアーム60の下側面(第
二側面)Sに固定される。各ガバナウェイト81は、ウェ
イトホルダ85から下向きに突設した4個のウェイト支持
部86に、遠心方向へ揺動自在に支持される。また、カム
ギヤ41の下側でカム軸37の外筒部分56には、鋼製のスリ
ーブ用案内筒88が外嵌固定される。上記の外筒部分56と
案内筒88とがスラストベアリング89を介して下ボス39に
支持されている。上記の案内筒88にガバナスリーブ82が
軸心方向へ往復移動自在に外嵌される。ガバナウェイト
81の遠心力はガバナスリーブ82を介してガバナレバーに
伝達される。そのウェイト81の遠心力とガバナスプリン
グの弾圧力との釣り合いによって、ガバナレバーに連結
した燃料調量手段(図示せず)が制御操作される。
即ち、エンジン1の運転中において、負荷の減少によ
ってエンジン回転速度が増加すると、ガバナウェイト81
が遠心方向へ揺動して(第1図中の一点鎖線図参照)、
ガバナスリーブ82をガバナスプリングの弾圧力に抗して
下向きに移動させる。これにより、ガバナレバーが燃料
調量手段を燃料減量側へ操作して、エンジン回転速度を
設定速度に保つ。これに対して、負荷の増加によってエ
ンジン回転速度が減少すると、ガバナウェイト81が求心
方向へ揺動して(同第1図中の実線図参照)、ガバナス
プリングの弾圧力によってガバナスリーブ82を上向きに
移動させる。これにより、ガバナレバーが燃料調量手段
を燃料増量側へ操作し、エンジン回転速度を設定速度に
保つ。
上記の実施例によれば、次の長所が得られる。
デコンプ装置47の遠心錘68を、動弁カムギヤ41のボス
58とリム59との間に形成される環状溝内に装着したの
で、動弁カム軸37の軸長さを短縮できる。これにより、
エンジン本体2を小形に造れる。
ガバナウェイト81の遠心力伝達部材をスリーブ82で構
成して、動弁カム軸37に外嵌したので、メカニカルガバ
ナ48をコンパクトに造れ、その分だけ、エンジン本体2
を小形化できる。
動弁カムギヤ41とデコンプ装置47の遠心錘68とを、ク
ランク軸5のクランクアーム5a及びバランシングウェイ
ト5bよりも下側に配置したので、クランク軸5と動弁カ
ム軸37との軸間距離を短くでき、この点からもエンジン
本体2を小形化できる。
さらに、動弁カム軸37は、金属製の内軸部分55と合成
樹脂製の外筒部分56とで構成されるので、軽量に造れ
る。また、合成樹脂製の動弁カムギヤ41を上記の外筒部
分56と一体に形成したので、カム軸37に対するギヤ41の
位置決めの手間を省略でき、エンジン1の組み立て作業
が容易になる。
第5図は、動弁カムギヤの変形例を示している。
複数のウェイト支持部91は、樹脂製のカムギヤ92を形
成する際にそのカムギヤ92と一体に形成される。これに
より、前記ウェイトホルダを省略でき、カバナウェイト
の支持構造を簡素化できる。
なお、上記の実施例は次の(a)から(e)項のよう
に変更することが可能である。
(a)エンジンは、ガソリンエンジンに代えてディーゼ
ルエンジンであってもよく、縦軸形に代えて横軸形であ
ってもよく、空冷式に代えて液冷式や部分液冷式であっ
てもよい。
(b)動弁機構は、サイドバルブ式に代えて、オーバー
ヘッドバルブ式であってもよい。
(c)エンジンの始動方式は、リコイルスタート式に代
えて、スタータモータを利用するものであってもよい。
(d)動弁カム軸と動弁カムギヤとは、別体に造って、
キーで結合するようにしてもよい。また、動弁カム軸や
動弁カムギヤは、金属だけで形成してもよい。
(e)ガバナウェイトは、揺動式のものに代えて、ボー
ルの遠心力を利用するものでよい。
《発明の効果》 デコンプ装置の遠心錘に加えて遠心式ガバナのガバナ
ウェイトをも動弁カムギヤに支持したので、従来構造に
おけるガバナ軸とガバナギヤとを省略でき、エンジンを
小形・簡素化できる。
しかも、上記の遠心錘とガバナウェイトとは、カムギ
ヤの両側に配置されることから、互いの揺動軌跡が干渉
することが防止され、両ウェイトを大形に造ることが可
能となる。デコンプ装置は、遠心錘のデコンプ解除用遠
心力を大きくすることによって強力なデコンプ用バネを
備えることが可能となるので、十分なデコンプ能力を確
保できる。また、遠心式ガバナは、ガバナウェイトの遠
心力を大きくすることによって強力なガバナフォースを
備えることが可能なので、ガバナ性能を良好な状態に保
てる。
従って、エンジン全体を小形化することと、デコンプ
能力およびガバナ性能を確保することとを両立できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本発明の一実施例を示し、 第1図は、第2図中の動弁カム軸の部分を拡大した図で
あって、デコンプ状態を示す部分断面図、 第2図は、縦軸形エンジンの縦断正面図、 第3図は、第1図のIII−III線矢視断面図、 第4図は、同第1図のIV−IV線矢視断面図で、 第5図は、変形例を示し、動弁カムギヤの斜視図であ
る。 2……エンジン本体、5……クランク軸、5a……クラン
クアーム、5b……バランシングウェイト、37……動弁カ
ム軸、41……動弁カムギヤ、42……動弁カム、47……遠
心式デコンプ装置、48……遠心式ガバナ、55……内軸部
分、56……外筒部分、58……ボス、59……リム、60……
アーム、68……遠心錘、81……ガバナウェイト、82……
遠心力伝達部材(ガバナスリーブ)、F……動弁カムギ
ヤ41の第一側面、S……動弁カムギヤ41の第二側面。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン本体(2)に支持した動弁カム軸
    (37)に、動弁カムギヤ(41)と動弁カム(42)とを並
    べて設け、 その動弁カムギヤ(41)の両側面(F)(S)のうち
    の、上記の動弁カム(42)と対面する第一側面(F)
    に、遠心式デコンプ装置(47)の遠心錘(68)を遠心方
    向へ揺動自在に支持した、遠心式ガバナ・遠心式デコン
    プ装置付きエンジンにおいて、 上記のギヤ両側面(F)(S)のうちの第二側面(S)
    に、遠心式ガバナ(48)のガバナウェイト(81)を支持
    し、 そのガバナウェイト(81)の遠心力伝達部材(82)を、
    上記の動弁カムギヤ(41)の第二側面(S)の外側で前
    記の動弁カム軸(37)に支持した、 ことを特徴とする、遠心式ガバナ・遠心式デコンプ装置
    付きエンジン。
  2. 【請求項2】請求項1の遠心式ガバナ・遠心式デコンプ
    装置付きエンジンにおいて、 上記の動弁カムギヤ(41)はボス(58)とリム(59)と
    アーム(60)とを備え、 ボス(58)とリム(59)との間でアーム(60)の第一側
    面(F)側に、環状溝を凹入形成し、 前記デコンプ装置(47)の遠心錘(68)は、上記の環状
    溝に挿入されて、アーム(60)に遠心方向へ揺動自在に
    支持される。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の遠心式ガバナ・遠心式デ
    コンプ装置付きエンジンにおいて、 前記ガバナウェイト(81)の遠心力伝達部材(82)を、
    筒状に形成して、動弁カム軸(37)に外嵌した。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかの遠心式ガバナ
    ・遠心式デコンプ装置付きエンジンにおいて、 クランク軸(5)は、クランクアーム(5a)及びバラン
    シングウェイト(5b)を有し、前記エンジン本体(2)
    に支持され、 前記の動弁カム軸(37)は、上記クランク軸(5)と平
    行に配置され、 前記の動弁カムギヤ(41)と前記の遠心錘(68)とを、
    クランクアーム(5a)及びバランシングウェイト(5b)
    よりも第二側面(S)側に配置した。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかの遠心式ガバナ
    ・遠心式デコンプ装置付きエンジンにおいて、 前記の動弁カム軸(37)は、内軸部分(55)と、その内
    軸部分(55)の外周に固着される外筒部分(56)とから
    なり、内軸部分(55)を金属で構成し、外筒部分(56)
    を繊維強化プラスチックで構成した。
  6. 【請求項6】請求項5の遠心式ガバナ・遠心式デコンプ
    装置付きエンジンにおいて、 前記の動弁カムギヤ(41)は、繊維強化プラスチックで
    構成して、上記の動弁カム軸(37)の外筒部分(56)と
    一体に形成した。
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