JP2581804Y2 - 中性点接続部 - Google Patents

中性点接続部

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JP2581804Y2
JP2581804Y2 JP9090192U JP9090192U JP2581804Y2 JP 2581804 Y2 JP2581804 Y2 JP 2581804Y2 JP 9090192 U JP9090192 U JP 9090192U JP 9090192 U JP9090192 U JP 9090192U JP 2581804 Y2 JP2581804 Y2 JP 2581804Y2
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由勝 ▲高▼橋
尚也 長谷川
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多相給電用の回路にお
いて中性線とケーブル端末とを接続するために使用され
る中性点接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】多相電源から多相負荷に対し給電を行な
う場合、次のような回路が構成される。図2は一般の三
相給電回路結線図を示す。図において、三相電源1は三
相負荷2に対し、ケーブル3を介して電力を供給してい
る。三相負荷2の低圧側は、中性線4を介して三相電源
1の中性点に電気接続される。このように三相負荷2と
中性線4との接続を行なう場合に中性点接続部が使用さ
れる。この中性点接続部の構成としては、例えば特願平
2−240268号明細書に紹介されている。
【0003】図3に、このような中性点接続部の側面図
を示す。図に示すように、負荷に接続された3本のケー
ブル3は、この中性点接続部の中で中性線4に一括して
電気接続される。各ケーブル3は、それぞれ外被や遮蔽
層5と絶縁体6が順に所定長剥離され導体7を露出させ
ている。この導体7は短絡バー8により相互に電気的、
機械的に接続される。この短絡バー8は銅板等から構成
される。また、このような接続部には防食カバー11が
被せられ半導電遮蔽体12によって遮蔽が施される。一
方、各ケーブル3の遮蔽層5は互いに、リード線13を
用いて電気接続される。これらの遮蔽層5は、この中性
点接続部の近くかあるいは別の部分で接地される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の中性点接続部は、各ケーブルの遮蔽層5の間を
接続するリード線13を防食カバー11から引き出す部
分において、適切な防水加工処理が容易でないという問
題があった。この種のリード線13は、通常ゴムあるい
はビニール絶縁電線等を用いており、ゴムや塩化ビニル
樹脂等から構成される防食カバー11の隙間から引き出
す場合に、水の浸入を防ぐための特別の密閉処理等を必
要とし、接続作業を煩雑にするという問題があった。本
考案は以上の点に着目してなされたもので、ケーブルの
遮蔽層間の接続を行なった場合においても防水性の良い
中性点接続部を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の中性点接続部
は、多相給電用の各層のケーブル端末と、中性線用のケ
ーブル端末とが、互いに短絡バーを介して電気接続さ
れ、遮蔽体および防食カバーを被覆して成るものにおい
て、前記ケーブルの遮蔽層が前記ケーブル端末において
前記遮蔽体の外側であって前記防食カバーの内側に収容
されるように配置したリード線により相互に電気接続さ
れていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この接続部では、ケーブルの端末と中性線とを
短絡バーで電気接続すると共に、予め各遮蔽層をリード
線によって電気接続する。その後、半導電遮蔽体と防食
カバーを被覆する。この時、上記リード線は防食カバー
の中に収容されると共に遮蔽体の外側に配置される。こ
れにより、リード線が外部に露出せず、接続部の防水が
容易になる。また、遮蔽体をリード線より内側に設けて
いるためケーブルの電気接続部の保護も確実となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本考案の中性点接続部実施例を示す側面
図である。この接続部は、図3を用いて既に説明した従
来の中性点接続部と同様に、3本の多相給電用のケーブ
ル3の端末を中性線4に電気接続するためのものであ
る。ケーブル3の端末と中性線4とは遮蔽層5と絶縁体
6及び導体7が順に露出され、各導体7は短絡バー8を
介して電気接続されている。また、このような接続部を
保護するために防食カバー11が設けられ、そのすぐ内
側に半導電遮蔽体12が設けられている。上記のような
防食カバー11は、例えばEPゴム(エチレンプロピレ
ンゴム)等から構成される。また、半導電遮蔽体12は
カーボンを練り込んだEPゴム等から構成される。
【0008】ここで、本考案の中性点接続部において
は、各ケーブル3や中性線4の遮蔽層5に接続されたリ
ード線15が、ちょうど防食カバー11の内側に収容さ
れるように配置されている。なお、半導電遮蔽体12は
このリード線15よりも更に内側にくるように形成され
ている。この実施例では、防食カバー11は、図1に示
した中央部分で左右に分割できるように構成され、リー
ド線15を収容した部分を先に組み立て、後から防食カ
バーの左半分を被せて継ぎ目をシールするようにしてい
る。
【0009】以上の構成の本考案の中性点接続部は、各
ケーブルの遮蔽層5を電気接続するリード線15が防食
カバー11の内部に収容されているので、接続部全体の
防水処理が容易になり防水性能が高まる。また接続部全
体が防食カバー11によって覆われているため、この接
続部全体の絶縁レベルを防食カバー11の構造や材料に
よって決定することができ、その耐電圧特性が高まる。
【0010】本考案は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では、三相負荷に対する給電線と中性線との接
続部を例として説明したが、多相負荷による場合も同様
である。また、各ケーブルの導体間の接続構造は短絡バ
ーによらずコネクタ等によっても差し支えない。また、
防食カバー11の内側に設けた遮蔽体は半導電ゴムでな
く、例えば金属編組等によってもよい。
【0011】
【考案の効果】以上説明した本考案の中性点接続部は、
多相給電用の各層のケーブル端末と中性線用のケーブル
端末とが互いに短絡バーを介して電気接続され、遮蔽体
及び防水カバーを被覆した場合に、ケーブルの遮蔽層が
防食カバーの内側に収容されたリード線により接続さ
れ、そのリード線は遮蔽体の外側に配置されているた
め、防食カバーの防水性を低下させることなく安全確実
に遮蔽層間の電気接続ができる。また、中性線接続部全
体の絶縁レベルが高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の中性点接続部実施例を示す側面図であ
る。
【図2】三相給電回路の一例を示す結線図である。
【図3】従来の中性点接続部を示す側面図である。
【符号の説明】
3 ケーブル 4 中性線 5 遮蔽層 6 絶縁体 7 導体 8 短絡バー 11 防食カバー 12 半導電遮蔽体 15 リード線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−121016(JP,A) 実開 昭54−28095(JP,U) 実開 昭57−82837(JP,U) 実開 昭61−46836(JP,U) 実開 平2−26336(JP,U) 特公 昭42−18152(JP,B1) 実公 昭47−30159(JP,Y1) 実公 昭51−614(JP,Y1) 実公 平2−8504(JP,Y2) 実公 平1−12508(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多相給電用の各層のケーブル端末と、中
    性線用のケーブル端末とが、 互いに短絡バーを介して電気接続され、遮蔽体および防
    食カバーを被覆して成るものにおいて、 前記ケーブルの遮蔽層が前記ケーブル端末において前記
    遮蔽体の外側であって前記防食カバーの内側に収容され
    るように配置したリード線により相互に電気接続されて
    いることを特徴とする中性点接続部。
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