JP2581098Y2 - クロックパルス再生回路 - Google Patents

クロックパルス再生回路

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JP2581098Y2
JP2581098Y2 JP6069192U JP6069192U JP2581098Y2 JP 2581098 Y2 JP2581098 Y2 JP 2581098Y2 JP 6069192 U JP6069192 U JP 6069192U JP 6069192 U JP6069192 U JP 6069192U JP 2581098 Y2 JP2581098 Y2 JP 2581098Y2
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clock pulse
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clock
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count
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達夫 平松
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種デジタル機器に於
いて使用されるクロックパルス再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば受信したデータ信号をサンプリン
グして再生する場合には、その受信データ信号に正確に
同期したサンプリングクロックを作成する必要がある。
このような場合に従来からよく使用されているのは、上
記データ信号をクロックパルスの周波数まで周波数逓倍
し、その逓倍出力とVCO(電圧制御型発振器)からの
クロックパルスとを位相比較し、その比較出力に応じて
上記VCOの発振位相を制御する所謂PLL回路によっ
てクロックパルスを得る方法である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】さて、このような従来
のPLL回路では、入力データ信号のデューティサイク
ルが50%の場合(図4)は図から判るように発振クロッ
クが図示のような位相でも入力データ信号の逓倍出力に
容易に同期してロック状態になるが、50%以外の場合
(図5)は発振クロックが上記逓倍出力に容易にロックし
なくなる。
【0004】そこで、本考案はデューティサイクルが5
0%以外の入力データ信号に対しても正確且つ容易に同
期したクロックパルスを作成できるようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のクロックパルス
再生回路は、入力データ信号の立上り、立下りエッジの
一方の各エッジから再生クロックパルスまでの時間間隔
を前記データ信号よりも充分高速のカウントクロックに
よって計数する第1カウンタと、前記再生クロックパル
スから上記立上り、立下りエッジの他方の各エッジまで
の時間間隔を計数する第2カウンタと、この第1第2カ
ウンタの各出力を前記入力データに同期したタイミング
で比較する比較器と、この比較器の出力によって位相制
御されるクロック発生手段からなり、このクロック発生
手段から前記再生クロックパルスを得るように構成し
た。
【0006】また、特に前記クロック発生手段は、前記
比較器の出力に応じて前記カウントクロックの分周比が
変更される可変分周回路で構成することが望ましい。
【0007】
【作 用】上記の構成に依れば、再生クロックパルスが
入力データ信号の1ビット周期の中央から前後何れの方
向にずれているかを直接検出し、その検出量に応じて上
記再生クロックパルスの位相を制御する。
【0008】そして、前記クロック発生手段を、上述の
可変分周回路で構成することによって、回路全体が純デ
ジタル的に実現される。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す本考案の実施例について説
明するに、先ず、図1は本考案の第1の実施例を示し、
図2その要部のタイムチャートを示している。
【0010】図1に於いて、1は入力データ信号Aの立
上りが印加されるとカウントクロック(図示せず)のカ
ウント動作を開始し、後述する再生クロックパルスBが
印加されると上記カウント動作を停止する第1カウン
タ、2は逆に上記クロックパルスBが印加されると上記
カウントクロックのカウント動作を開始し、入力データ
信号Aをインバータ3で反転することによりそのデータ
信号の立下りによって上記カウント動作を停止する第2
カウンタである。従って、図2のt1〜t2期間では第
1、第2カウンタ1、2の各カウント出力はそれぞれ図
2のC、Dの如く変化する。(尚、カウントクロックの
周波数は再生クロックパルスBよりも充分高く選定され
ている。)前記第1、第2カウンタ1、2の各出力C、
Dは、入力データ信号Aがインバータ6を介してラッチ
パルスとして与えられる第1、第2ラッチ回路4、5に
よって、その入力データ信号Aの各立下りのタイミング
でそれぞれラッチされる。その後、その各ラッチ出力が
計数比較器7で比較される。
【0011】そして、前記第1ラッチ回路4の出力(カ
ウント出力C)の方が第2ラッチ回路5の出力(カウン
ト出力D)よりも大きいときは、再生クロックパルスB
が入力データ信号Aの1ビット周期の中央よりも後方
(遅相側)にずれていることを示しているから、このと
きは前記比較器7は再生クロックパルスBを進相方向に
制御するように、そのズレ量に応じた大きさの正の信号
を発生する。
【0012】逆に、第1ラッチ回路4の出力(カウント
出力C)の方が第2ラッチ回路5の出力(カウント出力
D)よりも小さいときは、再生クロックパルスBが入力
データ信号Aの1ビット周期の中央よりも前方(進相
側)にずれていることを示しているから、このときは前
記比較器7は再生クロックパルスBを遅相方向に制御す
るように、そのズレ量に応じた大きさの負の信号を発生
する。更に、上記両ラッチ出力が等しいときは、比較器
7の出力は零になる。
【0013】そして、この比較器7の出力がD/A変換
器8によってアナログ信号に変換されたのちクロックパ
ルス発生手段としてのVCO9の制御電圧として印加さ
れ、このVCO9から発生される再生クロックパルスB
の位相が前述のように制御される。
【0014】ここで、図2のt3〜t4期間のように再生
クロックパルスBのパルスから次のパルスまでの間に入
力データ信号Aの立下りが到来しない場合には、第2カ
ウンタ2は上記クロックパルスBの各パルス毎に再トリ
ガされてカウント動作を零から開始(一旦クリアされた
のち開始)されるので図示のように変化するが、このと
き第2ラッチ回路5にはt2時点のカウント出力がラッ
チされたまゝである。従って、比較器7の出力変化はE
のようになり、この期間に位相引込み動作が誤動作する
ことはない。
【0015】次に、図3に示す回路全体を純デジタル的
に構成した本発明の第2の実施例について説明する。
【0016】この図3の実施例では、図1のD/A変換
器8及びVCO9の代わりに、分周比決定回路を構成す
る第3、第4、第5カウンタ10〜12及びオアゲート13
と、カウントクロックに対する可変分周回路として動作
する第6カウンタ14を設け、この第6カウンタ14の出
力を再生クロックパルスBとして取り出すと共に図1の
場合と同様に第1、第2カウンタ1、2に与えるように
している。
【0017】以下、詳述すると、前記比較器7は、図1
のものとは異なり、第1ラッチ回路4の出力(カウント
出力C)の方が第2ラッチ回路5の出力(カウント出力
D)(図2参照)よりも大きいときは、図の上側の出力
端子にHレベルの出力を発生し、逆に第1ラッチ回路4
の出力の方が第2ラッチ回路5の出力よりも小さいとき
は、図の下側の出力端子に同様の出力を発生する。
【0018】前記第3及び第5カウンタ10、12は、何れ
も比較器7の上記各出力がそれぞれカウントイネーブル
信号として印加され、インバータ6によって反転された
データ信号Aの立下りをカウントするN進(例えばN=
2又は4)カウンタである。一方、第4カウンタ11は、
同様に上記データ信号Aの立下りをカウントするM進
(M>N、例えばM=3又は5)カウンタである。
【0019】したがって、今、前記比較器7の上側の出
力端子に出力が発生したときは第3カウンタ10と第4カ
ウンタ11がカウント動作を開始するが、M>Nであるか
らN進の第3カウンタ10の方がM進の第4カウンタ11よ
りも早くオーバフローしてキャリー信号を発生する。そ
して、このN進カウンタのキャリー信号が、第6カウン
タ14の上端の分周比設定端子の一つに印加されると共
に、オアゲート13を介して第3〜第5カウンタ10〜12を
リセットする。
【0020】ここで、第6カウンタ14はカウントクロッ
クを分周して再生クロックパルスBを作成するために設
けられたものであり、今、データ信号Aの速度が1Kbp
s とし、カウントクロックの周波数を1MHzとすると、
この第6カウンタ14の分周比KをK=1000を中心と
して若干変化させれば、再生クロックパルスBの位相を
変化させてデータ信号Aに正確に同期させることができ
る。
【0021】そこで、上述の場合は、比較器7の上側の
端子に出力が発生したとき、即ち、再生クロックパルス
Bが入力データ信号Aの1ビット周期の中央よりも後方
(遅相側)にずれているときであるから、第6カウンタ
14の上側の分周比設定端子にキャリー信号が与えられる
ことによって、このカウンタ14の分周比をK−1に設定
する。そして、これにより再生クロックパルスBを進相
させてデータ信号Aに同期させるのである。
【0022】また、比較器7の下側の端子に出力が発生
したとき、即ち、再生クロックパルスBが入力データ信
号Aの1ビット周期の中央よりも前方(遅相側)にずれ
たときは、同様に第5カウンタ12からのキャリー信号が
第6カウンタ14の下端の分周比設定端子に与えられて分
周比をK+1に設定することにより、再生クロックパル
スBが遅相されることになる。
【0023】更に、再生クロックパルスBが入力データ
信号Aの1ビット周期の丁度中央に位置しているとき
は、比較器7の上側の出力端子に出力が発生したり、下
側の出力端子に発生したりするから、この場合は第3及
び第5カウンタよりも第4カウンタの方が先にキャリー
信号を発生することになる。このため、このキャリー信
号が第6カウンタ14の中央の分周比設定端子に与えられ
て、分周比がKに設定され同期状態を維持するのであ
る。
【0024】なお、上記実施例では、第3〜第5カウン
タ10〜12でデータ信号Aの立下りを直接カウントするよ
うにしたが、この立下りをカウントスタート信号として
その後の再生クロックパルスBをカウントするようにし
てもよい。その場合、前述のN、Mの値は前述の場合よ
りもそれぞれ若干大きく(例えばN=8、M=10)に
設定すればよい。
【0025】また、第3〜第5カウンタ10〜12は、単発
的なノイズ等による比較器7の誤動作の影響を避けるべ
く、一種のローパスフィルタ機能を持たせるために設け
たものであるから、そのような惧れのない場合はこの各
カウンタを削除することも可能である。
【0026】
【考案の効果】本考案のクロックパルス再生回路に依れ
ば、再生クロックパルスと入力データとを比較器で直接
比較して、入力データ信号の1ビット周期の中央に位置
するように再生クロックパルスを制御しているので、デ
ューティサイクルが50%以外の入力データ信号に対し
てもこのデータ信号に正確に同期した再生クロック信号
を容易に得ることができる。
【0027】また、特に再生クロックパルスを上記比較
器の出力に応じて分周比が切換えられる可変分周回路に
よって作成するようにすれば、回路全体を純デジタル的
に構成でき、動作の安定化を図れると共に安価に実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】その動作タイムチャートを示す図である。
【図3】本考案の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来例の動作を説明するための波形図である。
【図5】従来例の他の動作を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
1 第1カウンタ 2 第2カウンタ 7 比較器 9 クロック発生手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データ信号を得て該データ信号に同
    期したクロックパルスを作成するクロックパルス再生回
    路であって、入力データ信号の立上り、立下りエッジの
    一方の各エッジから再生クロックパルスまでの時間間隔
    を前記データ信号よりも充分高速のカウントクロックに
    よって計数する第1カウンタと、前記再生クロックパル
    スから上記立上り、立下りエッジの他方の各エッジまで
    の時間間隔を計数する第2カウンタと、この第1第2カ
    ウンタの各計数出力を前記入力データに同期したタイミ
    ングで比較する比較器と、この比較器の出力に応じて位
    相制御されるクロック発生手段からなり、このクロック
    発生手段から前記再生クロックパルスを得るようにした
    クロックパルス再生回路。
  2. 【請求項2】 前記クロック発生手段は、前記比較器の
    出力に応じて前記カウントクロックの分周比が変更され
    る可変分周回路で構成されることを特徴とする請求項1
    記載のクロックパルス再生回路。
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JP8607991 1991-10-22
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JPH0557933U JPH0557933U (ja) 1993-07-30
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