JP2580129Y2 - キッチンのカウンタにおける機器操作パネル構造 - Google Patents

キッチンのカウンタにおける機器操作パネル構造

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JP2580129Y2
JP2580129Y2 JP1992036671U JP3667192U JP2580129Y2 JP 2580129 Y2 JP2580129 Y2 JP 2580129Y2 JP 1992036671 U JP1992036671 U JP 1992036671U JP 3667192 U JP3667192 U JP 3667192U JP 2580129 Y2 JP2580129 Y2 JP 2580129Y2
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有史 江藤
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キッチンのカウンタに
設けられる調理器具等の操作パネル構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】キッチンにおいて、カウンタに調理器具
等を設けた場合、調理器具や換気ファン等のキッチンに
設けられる器具のスイッチ操作パネルは、従来では、各
器具に設けられたり、或いは器具に隣接してカウンタ上
面に設けられたり、更には、カウンタ前面板に設けられ
たりし、スイッチ操作パネルは、各器具の複数のスイッ
チを一括して配設している場合もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
て、操作スイッチや操作パネルが、各器具に設けられて
いる場合には、車椅子利用者等の障害者が、キッチンの
カウンタに、椅子に座った状態で臨んで操作しようとし
た場合には、操作パネルやスイッチが遠く、操作がしに
くく、器具の作動状態が確認しにくい。又、カウンタ上
の水平面に、スイッチや操作パネルを設けた場合、カウ
ンタ上の物の移動の邪魔となり、誤って操作パネルを誤
操作する虞がある。更に、カウンタの垂直な端縁や、前
面板に操作パネルを設けた場合、操作パネル、スイッチ
類が突出し、利用者の移動の際、触れたりした誤動作の
虞がある。
【0004】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、キッチンのカウンタ
に、各種器具の操作を行うスイッチを有する操作パネル
を、操作しやすく、且つカウンタ上面での物の移動の邪
魔になることなく、又カウンタ近傍での利用者の移動に
際し、邪魔になることが無く、誤操作を防止し、スイッ
チ類を使いやすく、且つ保護し得る操作パネル構造を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、調理器具等を上面に配設したキッチンのカ
ウンタにおいて、カウンタの手前側端縁部の少なくとも
一部を切り欠いて、カウンタ上面と前面を繋ぐ傾斜面を
設け、傾斜面に、調理器具、その他キッチンに配設され
る器具の操作スイッチを備える操作パネルを配設し、操
作パネルは、操作スイッチを含んで、カウンタの上面の
延長線と前端縁の延長線の交差部でなすカウンタ外郭線
内に収めるようにしたキッチンのカウンタにおける機器
操作パネル構造である。
【0006】
【作用】上記手段によれば、キッチンのカウンタの前端
縁部の少なくとも一部を切り欠いて傾斜面を設け、この
傾斜面に操作パネルを設け、且つカウンタ端縁部の外郭
線内にスイッチを含む操作パネルを収めたので、カウン
タ上面や前面に突出することが無く、又、操作パネル
は、カウンタ前端部に設けたので使いやすく、傾斜面に
操作パネルを設け、カウンタ端縁部の外郭線から操作パ
ネル、スイッチ類が突出しないので、カウンタ上面での
物の移動、カウンタ近傍での利用者の移動の邪魔になる
ことが無い。更に操作パネルを設ける傾斜面を必要以上
に大きくしないので、カウンタを調理等のために広く使
用することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1はキッチンの一例を示す平面図、図
2は図1の2―2線断面図、図3は図1の3―3線断面
図、図4はカウンタ単体の側面図、図5は操作パネルを
含んだカウンタ要部の拡大平面図、図6は図5の6―6
線断面図、図7は図5の7―7線断面図である。
【0008】図1、図2、図3おいて、1はキッチンス
ペースを示し、図1で示す如く三方を壁面2,3,4,
天井5、床6で囲まれ、図1の下側、図2の左側が通路
7となって、例えば、隣接するダイニングルーム等に接
続されている。図1の右側の壁面4に沿って実施例では
冷蔵庫、冷凍庫8を設け、これの手前側には、例えば食
器棚9等が設けられている。
【0009】奥の壁面3に沿って、図1に示すようにシ
ンク10を設け、シンク10は、図3に示すように壁面
の下半部に設けられ、実施例では、シンク10の右側に
各種の扉付き収納部11…が設けられ、シンク10上方
の壁面3には、左右方向に扉付きの収納部12…が設け
られている。そして、シンク10下方の壁面3下端部に
は、足下温風吹出し口13が設けられている。
【0010】シンク10の左側には、コーナーカウンタ
14が壁面3,2のコーナー部に亘って配設され、コー
ナーカウンタ14上には、例えば電子レンジ15を載
置、配設する。壁面2は通路7側を外側に膨出して膨出
部2―1とし、膨出部2―1には、キッチンスペース1
中央部方向に突出するように、脚16―1付きのテーブ
ル16を設け、テーブル16の奥には、図2で示すよう
に、上方に収納棚17等を設ける。
【0011】壁面2に沿って、上記したテーブル16と
コーナーカウンタ14との間に、調理カウンタ18を設
け、該カウンタ18は、上記カウンタ14と同レベルと
し、カウンタ18は、所定長さキッチンスペース1の室
内側に突出する。カウンタ18の平面視形状は図1に示
す如く横長矩形形状で、側面形状は図4に示す如くで、
後端部に起立部19を備え、本体20は、フラットな板
状をなし、前端部は下方に折曲、垂下された逆L型の垂
下部21を備え、例えば人工大理石で全一体に各部が形
成されている。
【0012】カウンタ18上には、実施例ではコーナー
カウンタ14寄りに調理用加熱器具、例えば電磁加熱器
を、実施例では、平面視矩形の所定面積の加熱器38,
39を左右に2個並設する。カウンタ18の前端部の一
部、例えば上記した加熱器38,39の前方の前端部
に、左右方向に所定長さの傾斜面22をこの部分を切欠
等して形成する。
【0013】傾斜面22は、図6、図7に示すように、
後端部23がカウンタ本体20の上面に連続し、先端部
24が垂下部21の前端面の中間部に連続する。傾斜面
22は、図5に示したように平面視が横が大きく長い矩
形をなし、傾斜面22の角度は、例えばカウンタ本体2
0の上面に対して30°程度とした。
【0014】傾斜面22の左右の両端部25,25は、
カウンタ18の本体20の前端部の外郭線26とし、従
って、両端部25,25には、図6、図7に示したよう
に、コーナー状の壁面が形成される。以上の傾斜面22
に上記した加熱器等の操作パネル27,28を設ける。
【0015】操作パネル27は、実施例では、図5の左
側に左右に大きく長い矩形状に形成され、基板27―1
上にスイッチ押圧部29,30,31,32,33を突
出させ、スイッチ押圧部29は、例えば一方の加熱器3
8の調節スイッチとし、隣接するスイッチ押圧部30
は、図2に示した換気ファン37のスイッチ押圧部と
し、並設され、隣接するスイッチ押圧部31は、換気フ
ァン37のタイマースイッチ押圧部とし、スイッチ押圧
部32は、換気ファン37の照明スイッチ押圧部とす
る。スイッチ押圧部33は、上記した他方の加熱器39
の調節スイッチ押圧部とする。
【0016】以上の各スイッチ押圧部29乃至33は、
傾斜面22に設けた開口部22―1からスイッチ本体、
図6、図7では、スイッチ本体29―1,32―1が傾
斜面22の下方に斜に垂下され、U字型のホルダ36で
開口部22―1からの抜け出しを規制するようにして固
定されている。他のスイッチ本体も同様に構成されてい
る。
【0017】右側の基板28―1には、スイッチ押圧部
34,35が上記と同様に設けられ、スイッチ押圧部3
4は、キッチン照明のスイッチ押圧部とし、スイッチ押
圧部35は、上記した足下温風吹出し口13の温風装置
のスイッチ押圧部とする。
【0018】以上の操作パネル27,28上に突出する
各押圧部29乃至35は、図6、図7に示すように、カ
ウンタ18の本体前端部の外郭線26から突出しないよ
うに構成し、従って各押圧部29乃至35は、外郭線2
6内に収められている。以上の各スイッチ押圧部29乃
至35を押圧して、各器具のスイッチオン、オフ、調節
を行う。尚、図2中、40はカウンタ18の左側下方に
設けた収納部、図3中、41はカウンタ18の支持基
板、42はカウンタ18の奥に縦設した幕板である。
【0019】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば、
カウンタ前端部の少なくとも一部を切り欠いて傾斜面を
設け、この傾斜面に、調理器具等の操作スイッチパネル
を、カウンタ前端部の外郭線から突出しないように設け
たので、押圧部は、カウンタ前端部に配設されるから
車椅子や椅子に座った状態でも、最も手前にあって、操
作がしやすく、操作性が極めて良い。又、カウンタ前端
の少なくとも一部を切り欠いて形成した傾斜面に、ス
イッチ操作パネルが設けられているので、車椅子や椅子
に座った状態でも、又、立位においても極めて見やす
く、視認性が極めて良好な操作パネルが得られる。更に
操作パネルを設ける傾斜面を必要以上に大きくしないの
で、カウンタを調理等のために広く使用することができ
る。
【0020】特に本考案は、上記に加え、カウンタ前端
の少なくとも一部を切り欠いて形成した傾斜面にスイ
ッチ操作パネルを設け、スイッチ押圧部がカウンタの前
端部の外郭線内に収納され、外郭線の外側に突出しない
ので、カウンタ上面で手や物を移動させたとしても、ス
イッチに接触することが一切無く、又、カウンタ前方に
スイッチ押圧部が突出することが無く、従って、車椅子
で調理台の前を移動したり、利用者が移動したとして
も、押圧部に接触することが無く、上記と併せスイッチ
類の誤操作を確実に防止することができる等の多大の利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】キッチンの一例を示す平面図
【図2】上記図1の2―2線断面図
【図3】上記図1の3―3線断面図
【図4】カウンタ単体の側面図
【図5】操作パネルを含んだカウンタ要部の拡大平面図
【図6】上記図5の6―6線断面図
【図7】上記図5の7―7線断面図
【符号の説明】
1…キッチンスペース、 18…カウンタ、 22…傾
斜面、 26…外郭線、 27,28…操作パネル、
38,39…調理器具。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器具等を上面に配設したキッチンの
    カウンタにおいて、 上記カウンタの手前側端縁部の少なくとも一部を切り欠
    いて、該カウンタ上面と前面を繋ぐ傾斜面を設け、 該傾斜面に、上記調理器具、その他キッチンに配設され
    る器具の操作スイッチを備える操作パネルを配設し、 該操作パネルは、上記操作スイッチを含んで、カウンタ
    の上面の延長線と前端縁の延長線の交差部でなすカウン
    タ外郭線内に収めるようにした、 ことを特徴とするキッチンのカウンタにおける機器操作
    パネル構造。
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JPH076574Y2 (ja) * 1987-09-03 1995-02-15 松下電器産業株式会社 スイッチの取付装置
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