JP2580081Y2 - 無人車の操舵制御装置 - Google Patents

無人車の操舵制御装置

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JP2580081Y2 JP1991056592U JP5659291U JP2580081Y2 JP 2580081 Y2 JP2580081 Y2 JP 2580081Y2 JP 1991056592 U JP1991056592 U JP 1991056592U JP 5659291 U JP5659291 U JP 5659291U JP 2580081 Y2 JP2580081 Y2 JP 2580081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば無人フォークリフ
ト等に備えられた無人車の操舵制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば無人フォークリフトの操舵
制御装置としては、車体の進行方向を変える操舵輪に減
速機構を介して連結されたステアリングモータの回動量
を、同ステアリングモータの回動軸に連結されたロータ
リエンコーダによって検出し、その検出信号(フィード
バック信号)に基づいて予め用意されたステアリングモ
ータの回動量に対する操舵角のデータからそのときの操
舵角を割り出し、コントローラが操舵輪の操舵角を制御
するように構成したものが知られている。
【0003】また、上記と違うタイプの無人フォークリ
フトの操舵制御装置としては、ロータリエンコーダをス
テアリングモータと操舵輪との間に配設された減速機構
の最終段に連結し、その検出信号(フィードバック信
号)に基づいてコントローラが予め用意された検出信号
の各値に対する操舵角のデータからそのときの操舵角を
割り出し、操舵輪の操舵角を制御するように構成したも
のが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者、
即ちステアリングモータの回動軸にロータリエンコーダ
を連結したタイプの操舵制御装置は、ロータリエンコー
ダによってステアリングモータの回動量は正確に検出可
能であるが、減速機構の歯車のバックラッシュやチェー
ンの緩み等を要因とする操舵輪の操舵角の誤差は検出不
可能であり、その操舵角の誤差によって無人フォークリ
フトの走行精度及び停止精度等が悪化するという問題点
があった。
【0005】また、後者、即ち減速機構の最終段にロー
タリエンコーダを連結したタイプの操舵制御装置は、ス
テアリングモータの回転量を減速機構を介して検出する
ため、ロータリエンコーダがコントローラに出力する検
出信号の1パルス当たりのステアリングモータの回動制
御量が先のタイプよりもはるかに多く必要となる。従っ
て、ステアリングモータの回動制御がラフになり、最終
的に微細な操舵制御することができない。
【0006】本考案は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は操舵輪の操舵角を正確に
検出できるとともに、操舵輪を指定する操舵角に確実に
操舵して無人車の走行精度及び停止精度等の向上を図る
ことができる無人車の操舵制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案では上記目的を達
成するために、操舵輪を減速機構を介してステアリング
モータの回転に基づいて操舵制御する無人車の操舵制御
装置において、前記減速機構と操舵輪との間に設けら
れ、前記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
前記ステアリングモータに設けられ同モータの回動量を
検出するモータ回動量検出手段と、前記操舵輪の操舵角
を指令する操舵角指令手段と、前記操舵角検出手段から
の実操舵角と操舵角指令手段からの指令操舵角との偏差
を演算し、その偏差に基づくステアリングモータの回動
量を演算する回動量演算手段と、前記回動量演算手段の
演算結果と前記モータ回動量検出手段とに基づいて前記
ステアリングモータを駆動制御して前記操舵輪を前記指
令操舵角にするモータ駆動手段とからなる操舵制御装置
をその要旨とする。
【0008】
【作用】従って、本考案によれば、無人車の減速機構と
操舵輪との間に設けられた操舵角検出手段によって操舵
輪の操舵角が検出され、ステアリングモータに設けられ
たモータ回動量検出手段によってモータの回動量が検出
される。そして、操舵角指令手段によって前記操舵輪の
操舵角が指令され、回動量演算手段によって前記操舵角
検出手段からの実操舵角と操舵角指令手段からの指令操
舵角との偏差が演算される。
【0009】さらに、その後前記回動量演算手段によっ
て前記操舵角検出手段からの実操舵角と操舵角指令手段
からの指令操舵角との偏差に基づくステアリングモータ
の回動量が演算される。続いて、モータ駆動手段によっ
て前記回動量演算手段の演算結果と前記モータ回動量検
出手段によって検出されたステアリングモータの回動量
とに基づいて前記モータが駆動制御された後、前記操舵
輪が前記指令操舵角に駆動制御される。
【0010】
【実施例】以下、本考案を無人フォークリフトに具体化
した一実施例を図1〜3に基づいて説明する。
【0011】図2に示すように、路面上には電磁誘導線
1が敷設され、無人車としての無人フォークリフト2の
走行経路が形成されている。また、前記電磁誘導線1上
の所定位置には、前記無人フォークリフト2へ運行情報
を指示するマークプレート3が配置され、同マークプレ
ート3の運行情報を無人フォークリフト2は、公知の方
法で読み取るようになっている。
【0012】前記無人フォークリフト2は操舵輪及び駆
動輪を兼用する操舵輪としての後輪5の回転及びこれに
追従する一対の前輪6の正逆回転に従って前後進するよ
うになっている。そして、フォークリフト2の前進走行
時には、両フォーク7,8間においてアーム9上に設け
た前進用ピックアップコイル10が、また、後進時には
ボディ中央底面に配設した後進用ピックアップコイル1
1が前記路面に敷設した電磁誘導線1を検出するように
なっている。
【0013】また、フォークリフト2のボディ内には、
前記後輪5の操舵駆動及び回転駆動を行うステアリング
モータ12及び走行用モータ13と、これらの制御を行
う操舵角指令手段、回動量演算手段及びモータ駆動手段
としてのコントローラ14が配設されている。なお、フ
ォークリフト2のボディ下面には、前記電磁誘導線1上
に配置されたマークプレート3を検知するためのマーク
プレートセンサ15が取着されている。
【0014】図1に示すように、前記ステアリングモー
タ12はボディの水平フレーム16に立設され、ステア
リングモータ12の上部から突出した回転軸(図示せ
ず)には回動量検出手段としてのロータリエンコーダよ
りなる第1のステアリングセンサ17が連結されてい
る。前記ステアリングモータ12の回動は、前記水平フ
レーム16の下面に連結固定されたケース18内の減速
機構(図示せず)を介して、同ケース18下方に突出す
る出力軸19に伝達されるようになっている。
【0015】また、このステアリングモータ12の右側
には、前記走行用モータ13がモータ固定ブラケット2
0上面に取付固定されている。また、同モータ固定ブラ
ケット20の下面には同ブラケット20に対して回動可
能にギアキャリア21が配設され、同ギアキャリア21
の上面には従動歯車22が固着されている。
【0016】そして、前記走行用モータ13の出力軸
(図示せず)がモータ固定ブラケット20を介して前記
ギアキャリア21内に突出し、同キャリア21内に設け
た歯車機構(図示せず)が走行用モータ13によって回
転されるようになっている。さらに、この歯車機構から
ギアキャリア21外に突出する出力軸24が前記後輪5
に連結されており、走行用モータ13の回転と連動して
後輪5が回転駆動されるようになっている。
【0017】前記モータ固定ブラケット20のステアリ
ングモータ12側には、略コ字状の取付部25が形成さ
れている。そして、同取付部25の上下両壁26,27
間にベアリング28を介して配置した回動バー29の上
部周面上に駆動歯車30が固着され、同駆動歯車30が
前記ギアキャリア21の従動歯車22に噛合している。
【0018】また、前記モータ固定ブラケット20の取
付部25の下壁27から突出する回動バー29の下端小
径部31aと、前記ケース18から突出する出力軸19
とがチェーンスプロケット32によって連結されてい
る。そして、前記ステアリングモータ12の回動がチェ
ーンスプロケット32を介して回動バー29に伝達さ
れ、さらには同回動バー29の駆動歯車30から従動歯
車22を経てギアキャリア21に伝わり、最終的に出力
軸19を介して後輪5の操舵角が制御されるようになっ
ている。
【0019】そして、前記モータ固定ブラケット20の
上面から取付部25の上方に延設した延伸片33には、
回動バー29の絶対位置に応じた信号を出力するアブソ
リュートエンコーダよりなる操舵角検出手段としての第
2のステアリングセンサ34が取付固定され、前記取付
部25の上壁26から上方に突出する回動バー29の上
端小径部31bと連結されている。即ち、この第2のス
テアリングセンサ34によって後輪5のそのときどきの
実操舵角Xが検出されるようになっている。
【0020】次に、上記のように構成した無人フォーク
リフト2の電気的構成を図3のブロック図に基づいて説
明する。前記ボディに配設されたコントローラ14は、
中央処理装置(以下CPUという)36、制御プログラ
ムを予め記憶したROM37、前記CPU36の演算結
果等を一時記憶するRAM38、パルス発生ボード39
及びサーボボード40、さらにモータ駆動部41a,b
とから構成されており、前記CPU36はROM37に
記憶されている制御プログラムに従って無人フォークリ
フト2の走行処理動作及び荷役処理動作を実行するよう
になっている。
【0021】前記CPU36の入力側には前進用ピック
アップコイル10及び後進用ピックアップコイル11が
接続され、両ピックアップコイル10,11からの検出
信号に基づいてステアリングモータ12を駆動制御する
ようになっている。また、CPU36にはマークプレー
トセンサ15が接続され、同マークプレートセンサ15
はマークプレート3を検出した場合、CPU36にその
旨の信号を出力するようになっている。さらに、CPU
36には第2のステアリングセンサ34が接続され、同
第2のステアリングセンサ34は前記後輪5のそのとき
どきの絶対位置(実操舵角)Xを検出し、その検出値を
CPU36に出力するようになっている。
【0022】前記第2のステアリングセンサ34がCP
U36に出力する実操舵角Xは、フォークリフト2が直
進状態、即ち後輪5が時計方向及び反時計方向ともに回
動されていない場合には90°(基準位置)、そして、
例えば後輪5が基準位置から時計方向へ90°回動した
場合には0°、また、後輪5が基準位置から反時計方向
へ90°回動した場合には、180°となっている。
【0023】一方、CPU36の出力側にはモータ駆動
部41aを介して走行用モータ13が接続され、前記モ
ータ駆動部41aはCPU36からの駆動制御信号に基
づいて前記走行用モータ13を駆動するようになってい
る。また、CPU36の出力側にはパルス発生ボード3
9が接続され、CPU36は前記パルス発生ボード39
に後述する回動データP0 を出力するようになってい
る。
【0024】前記パルス発生ボード39にはサーボボー
ド40が接続され、パルス発生ボード39は前記回動デ
ータP0 に基づいて後述する駆動制御パルス数P01を前
記サーボボード40へ出力するようになっている。同サ
ーボボード40にはモータ駆動部41bが接続され、サ
ーボボード40は駆動制御パルス数P01に基づいてモー
タ駆動部41bへステアリングモータ12を駆動させる
ための駆動パルス信号を出力するようになっている。ま
た、前記第1のステアリングセンサ17はステアリング
モータ12の回動量に対するパルス信号P1 を前記サー
ボボード40に出力するようになっている。
【0025】そして、CPU36は前記マークプレート
センサ15からマークプレート3を検出した旨の信号を
入力した場合、その運行情報を割り出し、その運行情報
が例えば、フォークリフトを停止させてスピンターンを
行わせるものであった場合、走行用モータ13を停止さ
せるとともに、前記第2のステアリングセンサ34から
出力されるそのときの後輪5の実操舵角Xを入力し、そ
の実操舵角Xと前記ROM37に予め記憶されたスピン
ターンのための指令操舵角としての指定操舵角Yとの偏
差としての差角Z(=実操舵角X−指定操舵角Y)を演
算するようになっている。
【0026】なお、本実施例では前記ROM37に予め
記憶された指定操舵角Yは、無人フォークリフト2にス
ピンターンをさせるべく0°に設定されている。そし
て、CPU36は前記差角Zを演算した後、その差角Z
を予め設定された差角Zに対応するステアリングモータ
12の回動量の回動データP0 に変換し、前記パルス発
生ボード39へ出力するようになっている。同パルス発
生ボード39はCPU36から回動データP0 を入力す
ると、その回動データP0 に対応するステアリングモー
タ12を駆動するための駆動制御パルス数P01を発生し
てサーボボード40へ出力するようになっている。
【0027】そして、同サーボボード40は前記パルス
発生ボード39から駆動制御パルス数P01を入力した場
合、モータ駆動部41bへ駆動パルス信号を出力して前
記ステアリングモータ12を駆動させるとともに、第1
のステアリングセンサ17からステアリングモータ12
の回動量に相当するパルス信号P1 とを入力し、前記パ
ルス発生ボード39からの駆動制御パルス数P01と第1
のステアリングセンサ17からのパルス信号P1 とを比
較するようになっている。
【0028】そして、前記サーボボード40はパルス発
生ボード39からの駆動制御パルス数P01と第1のステ
アリングセンサ17からのパルス信号P1 とが一致、即
ちステアリングモータ12が前記差角Zに対応する角度
(回動データに基づく角度)まで回動した場合、モータ
駆動部41bへの駆動パルス信号の出力を停止してステ
アリングモータ12の駆動を停止するようになってい
る。
【0029】そして、CPU36は前記第2のステアリ
ングセンサ34から後輪の実操舵角Xを入力し、再度実
操舵角Xと指令操舵角Yとの差角Zを演算し、その差角
Zが0°になったかを確認するようになっている。つま
り、CPU36はステアリングモータ12が差角Zに対
応する角度まで回動された後、後輪5が指令操舵角Yま
で操舵されたか確認するようになっている。
【0030】さて、続いて上記の構成を有する無人フォ
ークリフト2の作用について説明する。まず、無人フォ
ークリフト2が電磁誘導線1に沿って通常走行を開始す
ると、CPU36はマークプレートセンサ15がマーク
プレート3を検出したか否かを判別し、マークプレート
センサ15がマークプレート3を検出したと判断した場
合には、フォークリフト2を通常走行から低速走行に切
換走行させるとともに、第2のステアリングセンサ34
からそのときの後輪5の実操舵角Xを入力する。
【0031】そして、CPU36は前記第2のステアリ
ングセンサ34からの実操舵角XとROM37に予め記
憶された指令操舵角Y(0°)との差角Zを演算し、前
記差角Zを回動データP0 に変換してから、その回動デ
ータP0 をパルス発生ボード39へ出力する。同パルス
発生ボード39は前記CPU36から入力した回動デー
タP0 に対応する駆動制御パルス数P01をサーボボード
40へ出力する。
【0032】前記パルス発生ボード39から回動データ
P0 に対応する駆動制御パルス数P01を入力したサーボ
ボード40は、モータ駆動部41bへ駆動パルス信号を
出力してステアリングモータ12を駆動させ、後輪5を
時計方向へ回動させるとともに、第1のステアリングセ
ンサ17からステアリングモータ12の回動量に対する
パルス信号P1 を入力する。
【0033】次に前記サーボボード40によって前記回
動データP0 に対する駆動制御パルス数P01と、前記第
1のステアリングセンサ17から出力されたステアリン
グモータ12の回動量に対するパルス信号P1 とが比較
される。そして、前記駆動制御パルス数P01とパルス信
号P1 とが一致した場合には、CPU36は再度第2の
ステアリングセンサ34からそのときの後輪5の実操舵
角Zを入力して、指令操舵角Yとの差角Zを演算し、そ
の差角Zが0°になったかを判別する。
【0034】前記差角Zが0°となった場合には、回動
データP0 も0となるため、パルス発生ボード39から
サーボボード40へ出力される駆動制御パルス数P01も
0となりステアリングモータ12の駆動は停止される。
一方、前記駆動制御パルス数P01とパルス信号P1 とが
一致しなかった場合サーボボード40は、前記駆動制御
パルス数P01とパルス信号P1 とが一致するまでモータ
駆動部41bへパルス駆動信号を出力してステアリング
モータ12を駆動させ、後輪5を指定操舵角Yまで操舵
制御する。
【0035】以上詳述したように、本実施例の操舵制御
装置を備えた無人フォークリフト2によれば、ステアリ
ングモータ12にロータリエンコーダよりなる第1のス
テアリングセンサ17を、また、減速機構の最終段にア
ブソリュートロータリエンコーダよりなる第2のステア
リングセンサ34の2つのステアリングセンサを設けた
ことによって、ステアリングモータ12の回動量(パル
ス信号P1 )及び後輪5のそのときの実操舵角Xとを検
出することができ、減速機構の歯車のバックラッシュや
チェーンの緩み等が生じても、前記第2のステアリング
センサ34によってその誤差値が検出される。
【0036】そして、前記第1のステアリングセンサ1
7及び第2のステアリングセンサ34との検出値に基づ
いてステアリングモータ12の回動量をフィードバック
制御するように構成したので、確実に指定操舵角Yで後
輪5が操舵される。従って、無人フォークリフト2が旋
回する際の軌跡や停止位置等が狂うことがなくなり、ボ
ディが大きく蛇行したりスピンターン終了後も電磁誘導
線1、即ち走行経路からコースアウトすることがなくな
る。
【0037】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、無人車として無人フォークリフ
ト2で具体化したが、この無人フォークリフト2に代え
て例えば無人搬送車や種々の無人車で具体化してもよ
い。
【0038】(2)上記実施例では、無人車としての無
人フォークリフト2は電磁誘導線1に沿って走行する誘
導タイプの無人フォークリフト2で構成したが、この誘
導タイプの無人フォークリフト2に代えて、無人車自身
の判断で運行する自律運行タイプの無人フォークリフト
等で構成してもよい。
【0039】(3)上記実施例では、ROM37に予め
記憶した指定操舵角Yは0°であったが、これを例えば
45°、60、120°等種々の指定操舵角Yで設定し
てもよい。
【0040】(4)上記実施例では、操舵角検出手段と
しての第2のステアリングセンサ34は、後輪5の絶対
位置を検出することができるアブソリュートロータリエ
ンコーダを使用したが、この第2のステアリングセンサ
34をアブソリュートロータリエンコーダに代えてポテ
ンショメータやインクリメンタルロータリエンコーダと
リミットスイッチの組み合わせ等のセンサを使用し、こ
のセンサの出力する抵抗値に対する後輪5の実操舵角X
を予めROM37へ記憶させておき、CPU36によっ
てそのセンサの抵抗値に対する後輪5の実操舵角Xを演
算するように構成してもよい。
【0041】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、操
舵輪の操舵角を正確に検出できるとともに、操舵輪を指
定する操舵角に確実に操舵して無人車の走行精度及び停
止精度等の向上を図ることができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した実施例の無人フォークリフ
トの操舵制御装置を示す一部背断面図である。
【図2】無人フォークリフトの平面図である。
【図3】無人フォークリフトの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2…無人車としての無人フォークリフト、5…操舵輪と
しての後輪、12…ステアリングモータ、14…操舵角
指令手段、回動量演算手段及びモータ駆動手段としての
コントローラ、17…モータ回動量検出手段としての第
1のステアリングセンサ、34…操舵角検出手段として
の第2のステアリングセンサ、X…実操舵角、Y…指令
操舵角、Z…偏差としての差角
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 6/00 B62D 5/04 B62D 7/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵輪を減速機構を介してステアリング
    モータの回転に基づいて操舵制御する無人車の操舵制御
    装置において、 前記減速機構と操舵輪との間に設けられ、前記操舵輪の
    操舵角を検出する操舵角検出手段と、 前記ステアリングモータに設けられ同モータの回動量を
    検出するモータ回動量検出手段と、 前記操舵輪の操舵角を指令する操舵角指令手段と、 前記操舵角検出手段からの実操舵角と操舵角指令手段か
    らの指令操舵角との偏差を演算し、その偏差に基づくス
    テアリングモータの回動量を演算する回動量演算手段
    と、 前記回動量演算手段の演算結果と前記モータ回動量検出
    手段とに基づいて前記ステアリングモータを駆動制御し
    て前記操舵輪を前記指令操舵角にするモータ駆動手段と
    からなる操舵制御装置。
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