JPH0510160U - 無人車の操舵制御装置 - Google Patents

無人車の操舵制御装置

Info

Publication number
JPH0510160U
JPH0510160U JP5659291U JP5659291U JPH0510160U JP H0510160 U JPH0510160 U JP H0510160U JP 5659291 U JP5659291 U JP 5659291U JP 5659291 U JP5659291 U JP 5659291U JP H0510160 U JPH0510160 U JP H0510160U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
motor
angle
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5659291U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2580081Y2 (ja
Inventor
慎吾 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP1991056592U priority Critical patent/JP2580081Y2/ja
Publication of JPH0510160U publication Critical patent/JPH0510160U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580081Y2 publication Critical patent/JP2580081Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操舵輪の操舵角を正確に検出できるとともに、
操舵輪を指定する操舵角に確実に操舵して無人車の走行
精度及び停止精度等の向上を図ることを目的とする。 【構成】フォークリフト2の減速機構と操舵輪5との間
に設けられた第2のステアリングセンサ34によって操
舵輪5の実操舵角が検出され、ステアリングモータ12
に連結された第1のステアリングセンサ17によってス
テアリングモータ12の回動量が検出される。そして、
コントローラによって後輪5の操舵角が指令されるとと
もに実操舵角と指令操舵角との差角が演算される。ま
た、コントローラによって前記差角に基づくステアリン
グモータ12の回動量が演算され、その回動量でステア
リング12が回動されるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば無人フォークリフト等に備えられた無人車の操舵制御装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば無人フォークリフトの操舵制御装置としては、車体の進行方向を 変える操舵輪に減速機構を介して連結されたステアリングモータの回動量を、同 ステアリングモータの回動軸に連結されたロータリエンコーダによって検出し、 その検出信号(フィードバック信号)に基づいて予め用意されたステアリングモ ータの回動量に対する操舵角のデータからそのときの操舵角を割り出し、コント ローラが操舵輪の操舵角を制御するように構成したものが知られている。
【0003】 また、上記と違うタイプの無人フォークリフトの操舵制御装置としては、ロー タリエンコーダをステアリングモータと操舵輪との間に配設された減速機構の最 終段に連結し、その検出信号(フィードバック信号)に基づいてコントローラが 予め用意された検出信号の各値に対する操舵角のデータからそのときの操舵角を 割り出し、操舵輪の操舵角を制御するように構成したものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者、即ちステアリングモータの回動軸にロータリエンコーダ を連結したタイプの操舵制御装置は、ロータリエンコーダによってステアリング モータの回動量は正確に検出可能であるが、減速機構の歯車のバックラッシュや チェーンの緩み等を要因とする操舵輪の操舵角の誤差は検出不可能であり、その 操舵角の誤差によって無人フォークリフトの走行精度及び停止精度等が悪化する という問題点があった。
【0005】 また、後者、即ち減速機構の最終段にロータリエンコーダを連結したタイプの 操舵制御装置は、ステアリングモータの回転量を減速機構を介して検出するため 、ロータリエンコーダがコントローラに出力する検出信号の1パルス当たりのス テアリングモータの回動制御量が先のタイプよりもはるかに多く必要となる。従 って、ステアリングモータの回動制御がラフになり、最終的に微細な操舵制御す ることができない。
【0006】 本考案は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は操舵 輪の操舵角を正確に検出できるとともに、操舵輪を指定する操舵角に確実に操舵 して無人車の走行精度及び停止精度等の向上を図ることができる無人車の操舵制 御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では上記目的を達成するために、操舵輪を減速機構を介してステアリン グモータの回転に基づいて操舵制御する無人車の操舵制御装置において、前記減 速機構と操舵輪との間に設けられ、前記操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手 段と、前記ステアリングモータに設けられ同モータの回動量を検出するモータ回 動量検出手段と、前記操舵輪の操舵角を指令する操舵角指令手段と、前記操舵角 検出手段からの実操舵角と操舵角指令手段からの指令操舵角との偏差を演算し、 その偏差に基づくステアリングモータの回動量を演算する回動量演算手段と、前 記回動量演算手段の演算結果と前記モータ回動量検出手段とに基づいて前記ステ アリングモータを駆動制御して前記操舵輪を前記指令操舵角にするモータ駆動手 段とからなる操舵制御装置をその要旨とする。
【0008】
【作用】
従って、本考案によれば、無人車の減速機構と操舵輪との間に設けられた操舵 角検出手段によって操舵輪の操舵角が検出され、ステアリングモータに設けられ たモータ回〓〓〓〓ータの回動量が検出される。そして、操舵角指令手段によっ て前記操舵輪の操舵角が指令され、回動量演算手段によって前記操舵角検出手段 からの実操舵角と操舵角指令手段からの指令操舵角との偏差が演算される。
【0009】 さらに、その後前記回動量演算手段によって前記操舵角検出手段からの実操舵 角と操舵角指令手段からの指令操舵角との偏差に基づくステアリングモータの回 動量が演算される。続いて、モータ駆動手段によって前記回動量演算手段の演算 結果と前記モータ回動量検出手段によって検出されたステアリングモータの回動 量とに基づいて前記モータが駆動制御された後、前記操舵輪が前記指令操舵角に 駆動制御される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を無人フォークリフトに具体化した一実施例を図1〜3に基づい て説明する。
【0011】 図2に示すように、路面上には電磁誘導線1が敷設され、無人車としての無人 フォークリフト2の走行経路が形成されている。また、前記電磁誘導線1上の所 定位置には、前記無人フォークリフト2へ運行情報を指示するマークプレート3 が配置され、同マークプレート3の運行情報を無人フォークリフト2は、公知の 方法で読み取るようになっている。
【0012】 前記無人フォークリフト2は操舵輪及び駆動輪を兼用する操舵輪としての後輪 5の回転及びこれに追従する一対の前輪6の正逆回転に従って前後進するように なっている。そして、フォークリフト2の前進走行時には、両フォーク7,8間 においてアーム9上に設けた前進用ピックアップコイル10が、また、後進時に はボディ中央底面に配設した後進用ピックアップコイル11が前記路面に敷設し た電磁誘導線1を検出するようになっている。
【0013】 また、フォークリフト2のボディ内には、前記後輪5の操舵駆動及び回転駆動 を行うステアリングモータ12及び走行用モータ13と、これらの制御を行う操 舵角指令手段、回動量演算手段及びモータ駆動手段としてのコントローラ14が 配設されている。なお、フォークリフト2のボディ下面には、前記電磁誘導線1 上に配置されたマークプレート3を検知するためのマークプレートセンサ15が 取着されている。
【0014】 図1に示すように、前記ステアリングモータ12はボディの水平フレーム16 に立設され、ステアリングモータ12の上部から突出した回転軸(図示せず)に は回動量検出手段としてのロータリエンコーダよりなる第1のステアリングセン サ17が連結されている。前記ステアリングモータ12の回動は、前記水平フレ ーム16の下面に連結固定されたケース18内の減速機構(図示せず)を介して 、同ケース18下方に突出する出力軸19に伝達されるようになっている。
【0015】 また、このステアリングモータ12の右側には、前記走行用モータ13がモー タ固定ブラケット20上面に取付固定されている。また、同モータ固定ブラケッ ト20の下面には同ブラケット20に対して回動可能にギアキャリア21が配設 され、同ギアキャリア21の上面には従動歯車22が固着されている。
【0016】 そして、前記走行用モータ13の出力軸(図示せず)がモータ固定ブラケット 20を介して前記ギアキャリア21内に突出し、同キャリア21内に設けた歯車 機構(図示せず)が走行用モータ13によって回転されるようになっている。さ らに、この歯車機構からギアキャリア21外に突出する出力軸24が前記後輪5 に連結されており、走行用モータ13の回転と連動して後輪5が回転駆動される ようになっている。
【0017】 前記モータ固定ブラケット20のステアリングモータ12側には、略コ字状の 取付部25が形成されている。そして、同取付部25の上下両壁26,27間に ベアリング28を介して配置した回動バー29の上部周面上に駆動歯車30が固 着され、同駆動歯車30が前記ギアキャリア21の従動歯車22に噛合している 。
【0018】 また、前記モータ固定ブラケット20の取付部25の下壁27から突出する回 動バー29の下端小径部31aと、前記ケース18から突出する出力軸19とが チェーンスプロケット32によって連結されている。そして、前記ステアリング モータ12の回動がチェーンスプロケット32を介して回動バー29に伝達され 、さらには同回動バー29の駆動歯車30から従動歯車22を経てギアキャリア 21に伝わり、最終的に出力軸19を介して後輪5の操舵角が制御されるように なっている。
【0019】 そして、前記モータ固定ブラケット20の上面から取付部25の上方に延設し た延伸片33には、回動バー29の絶対位置に応じた信号を出力するアブソリュ ートエンコーダよりなる操舵角検出手段としての第2のステアリングセンサ34 が取付固定され、前記取付部25の上壁26から上方に突出する回動バー29の 上端小径部31bと連結されている。即ち、この第2のステアリングセンサ34 によって後輪5のそのときどきの実操舵角Xが検出されるようになっている。
【0020】 次に、上記のように構成した無人フォークリフト2の電気的構成を図3のブロ ック図に基づいて説明する。 前記ボディに配設されたコントローラ14は、中央処理装置(以下CPUとい う)36、制御プログラムを予め記憶したROM37、前記CPU36の演算結 果等を一時記憶するRAM38、パルス発生ボード39及びサーボボード40、 さらにモータ駆動部41a,bとから構成されており、前記CPU36はROM 37に記憶されている制御プログラムに従って無人フォークリフト2の走行処理 動作及び荷役処理動作を実行するようになっている。
【0021】 前記CPU36の入力側には前進用ピックアップコイル10及び後進用ピック アップコイル11が接続され、両ピックアップコイル10,11からの検出信号 に基づいてステアリングモータ12を駆動制御するようになっている。また、C PU36にはマークプレートセンサ15が接続され、同マークプレートセンサ1 5はマークプレート3を検出した場合、CPU36にその旨の信号を出力するよ うになっている。さらに、CPU36には第2のステアリングセンサ34が接続 され、同第2のステアリングセンサ34は前記後輪5のそのときどきの絶対位置 (実操舵角)Xを検出し、その検出値をCPU36に出力するようになっている 。
【0022】 前記第2のステアリングセンサ34がCPU36に出力する実操舵角Xは、フ ォークリフト2が直進状態、即ち後輪5が時計方向及び反時計方向ともに回動さ れていない場合には90°(基準位置)、そして、例えば後輪5が基準位置から 時計方向へ90°回動した場合には0°、また、後輪5が基準位置から反時計方 向へ90°回動した場合には、180°となっている。
【0023】 一方、CPU36の出力側にはモータ駆動部41aを介して走行用モータ13 が接続され、前記モータ駆動部41aはCPU36からの駆動制御信号に基づい て前記走行用モータ13を駆動するようになっている。また、CPU36の出力 側にはパルス発生ボード39が接続され、CPU36は前記パルス発生ボード3 9に後述する回動データP0 を出力するようになっている。
【0024】 前記パルス発生ボード39にはサーボボード40が接続され、パルス発生ボー ド39は前記回動データP0 に基づいて後述する駆動制御パルス数P01を前記サ ーボボード40へ出力するようになっている。同サーボボード40にはモータ駆 動部41bが接続され、サーボボード40は駆動制御パルス数P01に基づいてモ ータ駆動部41bへステアリングモータ12を駆動させるための駆動パルス信号 を出力するようになっている。また、前記第1のステアリングセンサ17はステ アリングモータ12の回動量に対するパルス信号P1 を前記サーボボード40に 出力するようになっている。
【0025】 そして、CPU36は前記マークプレートセンサ15からマークプレート3を 検出した旨の信号を入力した場合、その運行情報を割り出し、その運行情報が例 えば、フォークリフトを停止させてスピンターンを行わせるものであった場合、 走行用モータ13を停止させるとともに、前記第2のステアリングセンサ34か ら出力されるそのときの後輪5の実操舵角Xを入力し、その実操舵角Xと前記R OM37に予め記憶されたスピンターンのための指令操舵角としての指定操舵角 Yとの偏差としての差角Z(=実操舵角X−指定操舵角Y)を演算するようにな っている。
【0026】 なお、本実施例では前記ROM37に予め記憶された指定操舵角Yは、無人フ ォークリフト2にスピンターンをさせるべく0°に設定されている。 そして、CPU36は前記差角Zを演算した後、その差角Zを予め設定された 差角Zに対応するステアリングモータ12の回動量の回動データP0 に変換し、 前記パルス発生ボード39へ出力するようになっている。同パルス発生ボード3 9はCPU36から回動データP0 を入力すると、その回動データP0 に対応す るステアリングモータ12を駆動するための駆動制御パルス数P01を発生してサ ーボボード40へ出力するようになっている。
【0027】 そして、同サーボボード40は前記パルス発生ボード39から駆動制御パルス 数P01を入力した場合、モータ駆動部41bへ駆動パルス信号を出力して前記ス テアリングモータ12を駆動させるとともに、第1のステアリングセンサ17か らステアリングモータ12の回動量に相当するパルス信号P1 とを入力し、前記 パルス発生ボード39からの駆動制御パルス数P01と第1のステアリングセンサ 17からのパルス信号P1 とを比較するようになっている。
【0028】 そして、前記サーボボード40はパルス発生ボード39からの駆動制御パルス 数P01と第1のステアリングセンサ17からのパルス信号P1 とが一致、即ちス テアリングモータ12が前記差角Zに対応する角度(回動データに基づく角度) まで回動した場合、モータ駆動部41bへの駆動パルス信号の出力を停止してス テアリングモータ12の駆動を停止するようになっている。
【0029】 そして、CPU36は前記第2のステアリングセンサ34から後輪の実操舵角 Xを入力し、再度実操舵角Xと指令操舵角Yとの差角Zを演算し、その差角Zが 0°になったかを確認するようになっている。つまり、CPU36はステアリン グモータ12が差角Zに対応する角度まで回動された後、後輪5が指令操舵角Y まで操舵されたか確認するようになっている。
【0030】 さて、続いて上記の構成を有する無人フォークリフト2の作用について説明す る。 まず、無人フォークリフト2が電磁誘導線1に沿って通常走行を開始すると、 CPU36はマークプレートセンサ15がマークプレート3を検出したか否かを 判別し、マークプレートセンサ15がマークプレート3を検出したと判断した場 合には、フォークリフト2を通常走行から低速走行に切換走行させるとともに、 第2のステアリングセンサ34からそのときの後輪5の実操舵角Xを入力する。
【0031】 そして、CPU36は前記第2のステアリングセンサ34からの実操舵角Xと ROM37に予め記憶された指令操舵角Y(0°)との差角Zを演算し、前記差 角Zを回動データP0 に変換してから、その回動データP0 をパルス発生ボード 39へ出力する。同パルス発生ボード39は前記CPU36から入力した回動デ ータP0 に対応する駆動制御パルス数P01をサーボボード40へ出力する。
【0032】 前記パルス発生ボード39から回動データP0 に対応する駆動制御パルス数P 01を入力したサーボボード40は、モータ駆動部41bへ駆動パルス信号を出力 してステアリングモータ12を駆動させ、後輪5を時計方向へ回動させるととも に、第1のステアリングセンサ17からステアリングモータ12の回動量に対す るパルス信号P1 を入力する。
【0033】 次に前記サーボボード40によって前記回動データP0 に対する駆動制御パル ス数P01と、前記第1のステアリングセンサ17から出力されたステアリングモ ータ12の回動量に対するパルス信号P1 とが比較される。そして、前記駆動制 御パルス数P01とパルス信号P1 とが一致した場合には、CPU36は再度第2 のステアリングセンサ34からそのときの後輪5の実操舵角Zを入力して、指令 操舵角Yとの差角Zを演算し、その差角Zが0°になったかを判別する。
【0034】 前記差角Zが0°となった場合には、回動データP0 も0となるため、パルス 発生ボード39からサーボボード40へ出力される駆動制御パルス数P01も0と なりステアリングモータ12の駆動は停止される。一方、前記駆動制御パルス数 P01とパルス信号P1 とが一致しなかった場合サーボボード40は、前記駆動制 御パルス数P01とパルス信号P1 とが一致するまでモータ駆動部41bへパルス 駆動信号を出力してステアリングモータ12を駆動させ、後輪5を指定操舵角Y まで操舵制御する。
【0035】 以上詳述したように、本実施例の操舵制御装置を備えた無人フォークリフト2 によれば、ステアリングモータ12にロータリエンコーダよりなる第1のステア リングセンサ17を、また、減速機構の最終段にアブソリュートロータリエンコ ーダよりなる第2のステアリングセンサ34の2つのステアリングセンサを設け たことによって、ステアリングモータ12の回動量(パルス信号P1 )及び後輪 5のそのときの実操舵角Xとを検出することができ、減速機構の歯車のバックラ ッシュやチェーンの緩み等が生じても、前記第2のステアリングセンサ34によ ってその誤差値が検出される。
【0036】 そして、前記第1のステアリングセンサ17及び第2のステアリングセンサ3 4との検出値に基づいてステアリングモータ12の回動量をフィードバック制御 するように構成したので、確実に指定操舵角Yで後輪5が操舵される。従って、 無人フォークリフト2が旋回する際の軌跡や停止位置等が狂うことがなくなり、 ボディが大きく蛇行したりスピンターン終了後も電磁誘導線1、即ち走行経路か らコースアウトすることがなくなる。
【0037】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば次のように構成することもできる。 (1)上記実施例では、無人車として無人フォークリフト2で具体化したが、 この無人フォークリフト2に代えて例えば無人搬送車や種々の無人車で具体化し てもよい。
【0038】 (2)上記実施例では、無人車としての無人フォークリフト2は電磁誘導線1 に沿って走行する誘導タイプの無人フォークリフト2で構成したが、この誘導タ イプの無人フォークリフト2に代えて、無人車自身の判断で運行する自律運行タ イプの無人フォークリフト等で構成してもよい。
【0039】 (3)上記実施例では、ROM37に予め記憶した指定操舵角Yは0°であっ たが、これを例えば45°、60、120°等種々の指定操舵角Yで設定しても よい。
【0040】 (4)上記実施例では、操舵角検出手段としての第2のステアリングセンサ3 4は、後輪5の絶対位置を検出することができるアブソリュートロータリエンコ ーダを使用したが、この第2のステアリングセンサ34をアブソリュートロータ リエンコーダに代えてポテンショメータやインクリメンタルロータリエンコーダ とリミットスイッチの組み合わせ等のセンサを使用し、このセンサの出力する抵 抗値に対する後輪5の実操舵角Xを予めROM37へ記憶させておき、CPU3 6によってそのセンサの抵抗値に対する後輪5の実操舵角Xを演算するように構 成してもよい。
【0041】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、操舵輪の操舵角を正確に検出できるとと もに、操舵輪を指定する操舵角に確実に操舵して無人車の走行精度及び停止精度 等の向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した実施例の無人フォークリフ
トの操舵制御装置を示す一部背断面図である。
【図2】無人フォークリフトの平面図である。
【図3】無人フォークリフトの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2…無人車としての無人フォークリフト、5…操舵輪と
しての後輪、12…ステアリングモータ、14…操舵角
指令手段、回動量演算手段及びモータ駆動手段としての
コントローラ、17…モータ回動量検出手段としての第
1のステアリングセンサ、34…操舵角検出手段として
の第2のステアリングセンサ、X…実操舵角、Y…指令
操舵角、Z…偏差としての差角

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 操舵輪を減速機構を介してステアリング
    モータの回転に基づいて操舵制御する無人車の操舵制御
    装置において、 前記減速機構と操舵輪との間に設けられ、前記操舵輪の
    操舵角を検出する操舵角検出手段と、 前記ステアリングモータに設けられ同モータの回動量を
    検出するモータ回動量検出手段と、 前記操舵輪の操舵角を指令する操舵角指令手段と、 前記操舵角検出手段からの実操舵角と操舵角指令手段か
    らの指令操舵角との偏差を演算し、その偏差に基づくス
    テアリングモータの回動量を演算する回動量演算手段
    と、 前記回動量演算手段の演算結果と前記モータ回動量検出
    手段とに基づいて前記ステアリングモータを駆動制御し
    て前記操舵輪を前記指令操舵角にするモータ駆動手段と
    からなる操舵制御装置。
JP1991056592U 1991-07-19 1991-07-19 無人車の操舵制御装置 Expired - Lifetime JP2580081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991056592U JP2580081Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 無人車の操舵制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991056592U JP2580081Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 無人車の操舵制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510160U true JPH0510160U (ja) 1993-02-09
JP2580081Y2 JP2580081Y2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=13031471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991056592U Expired - Lifetime JP2580081Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 無人車の操舵制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580081Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296602A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nippon Yusoki Co Ltd 荷役車両の制御装置
WO2018221409A1 (ja) * 2017-06-01 2018-12-06 清水建設株式会社 ドライブユニットおよび水平搬送台車
US20210347406A1 (en) * 2020-05-06 2021-11-11 Hyundai Mobis Co., Ltd. Apparatus and method for controlling motor driven power steering

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111662A (ja) * 1985-11-11 1987-05-22 Nichimo Co Ltd 海苔乾燥方法および装置
JPH0374264A (ja) * 1989-08-08 1991-03-28 Nissan Motor Co Ltd 後輪操舵装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111662A (ja) * 1985-11-11 1987-05-22 Nichimo Co Ltd 海苔乾燥方法および装置
JPH0374264A (ja) * 1989-08-08 1991-03-28 Nissan Motor Co Ltd 後輪操舵装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296602A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nippon Yusoki Co Ltd 荷役車両の制御装置
WO2018221409A1 (ja) * 2017-06-01 2018-12-06 清水建設株式会社 ドライブユニットおよび水平搬送台車
JPWO2018221409A1 (ja) * 2017-06-01 2020-07-02 清水建設株式会社 ドライブユニットおよび水平搬送台車
US20210347406A1 (en) * 2020-05-06 2021-11-11 Hyundai Mobis Co., Ltd. Apparatus and method for controlling motor driven power steering
US11820443B2 (en) * 2020-05-06 2023-11-21 Hyundai Mobis Co., Ltd. Apparatus and method for controlling motor driven power steering

Also Published As

Publication number Publication date
JP2580081Y2 (ja) 1998-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1650101B1 (en) Steering control apparatus
JP2002096751A (ja) 車両の前後輪舵角制御装置
CN111094106A (zh) 线控转向系统中的致动器的同步
JP2001334951A (ja) 車両の前後輪舵角制御装置
EP1279585B1 (en) Steering apparatus in vehicle and industrial vehicle
JP3902448B2 (ja) 無軌道式走行体の直進走行制御装置及び直進走行制御方法
JPH0510160U (ja) 無人車の操舵制御装置
WO2009113725A1 (ja) 無人搬送車の走行モード切替制御装置及び切替制御方法
JP2940300B2 (ja) 自律走行方式の無人搬送車における方向指示方式
JP4232289B2 (ja) 無人車の動輪径パラメータ調整方法/装置
JP3368704B2 (ja) 無人走行車のステアリング制御方法
JP2000153988A (ja) 無軌道路面走行体およびコンテナターミナル
JP2008123116A (ja) 自動搬送台車およびその制御方法
JP4135158B2 (ja) 車両の前後輪舵角制御装置
JP2733924B2 (ja) 移動体の走行制御装置
JP2823324B2 (ja) 自動走行車
JP2002297240A (ja) 無人搬送台車
JP3804235B2 (ja) 無人搬送車
JPH09269833A (ja) 車両の走行制御装置
JP2002373023A (ja) 自動誘導式荷役車両
WO2020090864A1 (ja) ハンドル角制御装置
JP2551320B2 (ja) ステアリング原点位置合わせ装置
JP2005330076A (ja) 移動棚と無人フォークリフトの複合システム
JPH05189042A (ja) 無人搬送車
JP2001109520A (ja) 無人搬送車の操舵制御機構