JP2579781B2 - 収穫機における刈取部の自動昇降装置 - Google Patents
収穫機における刈取部の自動昇降装置Info
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- JP2579781B2 JP2579781B2 JP62272526A JP27252687A JP2579781B2 JP 2579781 B2 JP2579781 B2 JP 2579781B2 JP 62272526 A JP62272526 A JP 62272526A JP 27252687 A JP27252687 A JP 27252687A JP 2579781 B2 JP2579781 B2 JP 2579781B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンバイン等の収穫機において、穀稈の収
穫作業時に機体の未刈り側への回向操作、および機体の
前後進操作に伴って、刈取部を下降刈取り状態および上
昇退避状態に自動的に制御する装置に関するものであ
る。
穫作業時に機体の未刈り側への回向操作、および機体の
前後進操作に伴って、刈取部を下降刈取り状態および上
昇退避状態に自動的に制御する装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来、コンバイン等の収穫機において、機体の後進操
作に伴って刈取部を自動的に上昇させるようにしたもの
は、特公昭51−28527号公報に記載されており、また、
機体の回向に伴って刈取部を自動的に上昇させるように
したものは、特開昭54−54828号公報に、さらに、機体
の回向のためにサイドクラッチを所定時間にわたって操
作した場合に刈取部を自動的に上昇させるようにしたも
のは、実開昭57−183821号公報にそれぞれ記載されてい
る。
作に伴って刈取部を自動的に上昇させるようにしたもの
は、特公昭51−28527号公報に記載されており、また、
機体の回向に伴って刈取部を自動的に上昇させるように
したものは、特開昭54−54828号公報に、さらに、機体
の回向のためにサイドクラッチを所定時間にわたって操
作した場合に刈取部を自動的に上昇させるようにしたも
のは、実開昭57−183821号公報にそれぞれ記載されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 ところで、上記従来のもののように、機体の後進操作
時や回向操作時に刈取部を自動的に上昇させるようにす
れば、刈取部の昇降レバーの操作を簡略化し、誤操作を
防止して安全性を向上させることはできる。しかし、通
常、回向を伴う刈取作業においては、機体を一旦後進さ
せたうえ回向させて次の刈取り行程に移行するので、従
来のものでは、この際に刈取部が上昇したままであっ
て、作業者はいちいち刈取部を下降させる操作を行わな
ければならず、操作の煩雑さが解消されないばかりでな
く、刈取部の下降操作のタイミングを誤る虞れがあっ
て、刈り残しを生じたり、高刈りを生じるなどの欠陥を
有している。
時や回向操作時に刈取部を自動的に上昇させるようにす
れば、刈取部の昇降レバーの操作を簡略化し、誤操作を
防止して安全性を向上させることはできる。しかし、通
常、回向を伴う刈取作業においては、機体を一旦後進さ
せたうえ回向させて次の刈取り行程に移行するので、従
来のものでは、この際に刈取部が上昇したままであっ
て、作業者はいちいち刈取部を下降させる操作を行わな
ければならず、操作の煩雑さが解消されないばかりでな
く、刈取部の下降操作のタイミングを誤る虞れがあっ
て、刈り残しを生じたり、高刈りを生じるなどの欠陥を
有している。
そこで、本発明は、このような従来のものの問題点に
鑑み、機体の回向時または後進時に刈取部が下降状態で
あれば、それらの操作に伴って刈取部を自動的に上昇さ
せて安全性を確保すると共に、機体の回向時に刈取部が
上昇状態であれば、その操作に伴って自動的に下降さ
せ、また一旦後進後に前進操作した際にも自動的に下降
させて、次行程の刈取作業への移行にあたって刈取部の
下降操作を全く不要にし、もって、操作の簡素化と確実
性を大いに向上させることができる収穫機における刈取
部の自動昇降装置を提供することを目的とするものであ
る。
鑑み、機体の回向時または後進時に刈取部が下降状態で
あれば、それらの操作に伴って刈取部を自動的に上昇さ
せて安全性を確保すると共に、機体の回向時に刈取部が
上昇状態であれば、その操作に伴って自動的に下降さ
せ、また一旦後進後に前進操作した際にも自動的に下降
させて、次行程の刈取作業への移行にあたって刈取部の
下降操作を全く不要にし、もって、操作の簡素化と確実
性を大いに向上させることができる収穫機における刈取
部の自動昇降装置を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため次のように構成し
た。すなわち、その構成は、走行機体の前部に昇降装置
により昇降自在の刈取部を備えた収穫機において、刈取
部の上昇および下降状態をそれぞれ検知する昇降検知手
段と、機体の前進および後進操作をそれぞれ検知する前
後進検知手段と、機体の未刈り側への回向操作を検知す
る回向検知手段と、上記各検知手段により刈取部が上昇
状態で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進
操作後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部の
下降信号を出力し、刈取部が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部の上昇信号を出力す
る制御装置とで構成したことを特徴としたものである。
た。すなわち、その構成は、走行機体の前部に昇降装置
により昇降自在の刈取部を備えた収穫機において、刈取
部の上昇および下降状態をそれぞれ検知する昇降検知手
段と、機体の前進および後進操作をそれぞれ検知する前
後進検知手段と、機体の未刈り側への回向操作を検知す
る回向検知手段と、上記各検知手段により刈取部が上昇
状態で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進
操作後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部の
下降信号を出力し、刈取部が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部の上昇信号を出力す
る制御装置とで構成したことを特徴としたものである。
作用 本発明に係る装置は、前記のように構成されているの
で、機体を未刈側に回向させる際または後進の際に刈取
部が下降状態であれば、回向操作または後進操作に伴っ
て刈取部が自動的に上昇する。機体の未刈側への回向時
に刈取部が上昇状態であれば、回向操作に伴って刈取部
が自動的に下降する。また一旦後進させたうえ前進に切
換え操作した際にも刈取部が自動的に下降する。
で、機体を未刈側に回向させる際または後進の際に刈取
部が下降状態であれば、回向操作または後進操作に伴っ
て刈取部が自動的に上昇する。機体の未刈側への回向時
に刈取部が上昇状態であれば、回向操作に伴って刈取部
が自動的に下降する。また一旦後進させたうえ前進に切
換え操作した際にも刈取部が自動的に下降する。
実施例 本発明の実施例を図面について説明する。
第1図には収穫機としてコンバインが例示されてい
る。1は刈取部、2は脱穀部、3は走行装置であって、
刈取部1は走行機体に対してリンク4およびリンク5に
よって昇降自在となっており、6,7はそれぞれの回動支
点である。8は昇降用の油圧シリンダであって、この油
圧シリンダ8によって刈取部1の昇降装置が構成されて
いる。9はリフトポテンショメータ(昇降検知手段)で
あって、このリフトポテンショメータ9はロッド10によ
って刈取部1のリンク5に連動されており、刈取部1の
昇降状態を電気信号として検出するものである。11は運
転席、12は運転制御盤であって、運転制御盤12には、刈
高さ設定器(可変抵抗器)13が設けられており、運転席
11の近くには刈取部1の昇降レバー14、変速レバー15が
設けられている。そして、第2図に示すように、昇降レ
バー14を中立位置Nから前方位置Dに倒せば下降スイッ
チ16が閉じ、後方位置Uに倒せば昇降スイッチ17が閉じ
るようになっている。18,18は昇降レバー14を中立位置
に戻すためのスプリング、19は昇降レバー14の先端に備
えた昇降解除スイッチである。第3図には刈取部1を昇
降させる昇降装置の油圧回路が示されており、20はソレ
ノイドバルブ、21は油圧ポンプ、22は油タンクであっ
て、ソレノイドバルブ20によって前記油圧シリンダ8が
制御されるようになっている。ソレノイドバルブ20は下
降ソレノイド23および上昇ソレノイド24によって駆動さ
れるものである。前記変速レバー15は、第4図に示すよ
うに、回動支点25を中心に前後に傾倒操作自在になって
いて、変速装置の中立位置から前進変速および後進変速
に切換えるものである。そして、変速レバー15には、前
後進の変速位置を検知する変速ポテンシショメータ26
(前後進検知手段)がアーム27を介して連動されてい
る。また、刈取部1を起動停止する刈取クラッチレバー
28は運転席11の一側に設けられているが、第5図に示す
ように、刈取部クラッチレバー28はそのクラッチ「入」
の位置で刈取クラッチスイッチ29が閉じる動作をするも
のである。前記運転制御盤12には、第6図および第7図
に示すように、サイドクラッチレバー30が設けられてお
り、このサイドクラッチレバー30はサイドブレーキ(図
示せず)にも連動するものであって、サイドブレーキが
作動する位置で閉じるサイドブレーキスイッチ31(回向
検知手段)が設けられている。なお、上記サイドクラッ
チレバー30は未刈り側のものであり、その他側側には既
刈り側のサイドクラッチレバー32が設けられている。第
8図には制御装置33の回路が例示されている。この制御
装置33は、前記各検知手段により、刈取部1が上昇状態
で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進操作
後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部1の下
降信号を出力し、刈取部1が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部1の上昇信号を出力
する回路構成となっている。
る。1は刈取部、2は脱穀部、3は走行装置であって、
刈取部1は走行機体に対してリンク4およびリンク5に
よって昇降自在となっており、6,7はそれぞれの回動支
点である。8は昇降用の油圧シリンダであって、この油
圧シリンダ8によって刈取部1の昇降装置が構成されて
いる。9はリフトポテンショメータ(昇降検知手段)で
あって、このリフトポテンショメータ9はロッド10によ
って刈取部1のリンク5に連動されており、刈取部1の
昇降状態を電気信号として検出するものである。11は運
転席、12は運転制御盤であって、運転制御盤12には、刈
高さ設定器(可変抵抗器)13が設けられており、運転席
11の近くには刈取部1の昇降レバー14、変速レバー15が
設けられている。そして、第2図に示すように、昇降レ
バー14を中立位置Nから前方位置Dに倒せば下降スイッ
チ16が閉じ、後方位置Uに倒せば昇降スイッチ17が閉じ
るようになっている。18,18は昇降レバー14を中立位置
に戻すためのスプリング、19は昇降レバー14の先端に備
えた昇降解除スイッチである。第3図には刈取部1を昇
降させる昇降装置の油圧回路が示されており、20はソレ
ノイドバルブ、21は油圧ポンプ、22は油タンクであっ
て、ソレノイドバルブ20によって前記油圧シリンダ8が
制御されるようになっている。ソレノイドバルブ20は下
降ソレノイド23および上昇ソレノイド24によって駆動さ
れるものである。前記変速レバー15は、第4図に示すよ
うに、回動支点25を中心に前後に傾倒操作自在になって
いて、変速装置の中立位置から前進変速および後進変速
に切換えるものである。そして、変速レバー15には、前
後進の変速位置を検知する変速ポテンシショメータ26
(前後進検知手段)がアーム27を介して連動されてい
る。また、刈取部1を起動停止する刈取クラッチレバー
28は運転席11の一側に設けられているが、第5図に示す
ように、刈取部クラッチレバー28はそのクラッチ「入」
の位置で刈取クラッチスイッチ29が閉じる動作をするも
のである。前記運転制御盤12には、第6図および第7図
に示すように、サイドクラッチレバー30が設けられてお
り、このサイドクラッチレバー30はサイドブレーキ(図
示せず)にも連動するものであって、サイドブレーキが
作動する位置で閉じるサイドブレーキスイッチ31(回向
検知手段)が設けられている。なお、上記サイドクラッ
チレバー30は未刈り側のものであり、その他側側には既
刈り側のサイドクラッチレバー32が設けられている。第
8図には制御装置33の回路が例示されている。この制御
装置33は、前記各検知手段により、刈取部1が上昇状態
で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進操作
後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部1の下
降信号を出力し、刈取部1が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部1の上昇信号を出力
する回路構成となっている。
すなわち、33はCPUであって、その入力側には、前記
リフトポテンショメータ9、刈高さ設定器13、下降スイ
ッチ16、上昇スイッチ17、昇降解除スイッチ19、変速ポ
テンショメータ26、刈取クラッチスイッチ29、サイドブ
レーキスイッチ31およびメインスイッチ34がそれぞれ接
続されており、CPU33の出力側には、バッファ素子を介
してソレノイドバルブ20の下降ソレノイド23および上昇
ソレノイド24が接続されている。そして、リフトポテン
ショメータ9によって刈取部1が上昇状態であることが
検知され、かつサイドクラッチレバー30が操作されてサ
イドブレーキスイッチ31によって機体の未刈り側への回
向が検知された際には、下降ソレノイドバルブ23が動作
して刈取部1が下降するようになっており、また、変速
レバー15の操作で変速ポテンショメータ26により一旦後
進状態が検知され、かつ前進操作が検知された際にも下
降ソレノイドバルブ23が動作して刈取部1が下降するよ
うになっている。このように一旦後進後に前進させたと
きの刈取部1の下降は、後進から前進への切換えが所定
の時間内になされたことを条件としている。一方、刈取
部1が下降状態でサイドブレーキスイッチ31によって未
刈り側への回向操作が検知された際には上昇ソレノイド
バルブ24が動作して刈取部1が上昇するが、この場合の
刈取部1の上昇は回向時に刈取部1が圃場面に接しない
程度に低く限定してもよい。なお、昇降レバー14の上昇
操作では最高位まで上昇させることができる。以上のよ
うに構成された制御装置33の動作態様をフローチャート
で示せば第9図のとおりである。
リフトポテンショメータ9、刈高さ設定器13、下降スイ
ッチ16、上昇スイッチ17、昇降解除スイッチ19、変速ポ
テンショメータ26、刈取クラッチスイッチ29、サイドブ
レーキスイッチ31およびメインスイッチ34がそれぞれ接
続されており、CPU33の出力側には、バッファ素子を介
してソレノイドバルブ20の下降ソレノイド23および上昇
ソレノイド24が接続されている。そして、リフトポテン
ショメータ9によって刈取部1が上昇状態であることが
検知され、かつサイドクラッチレバー30が操作されてサ
イドブレーキスイッチ31によって機体の未刈り側への回
向が検知された際には、下降ソレノイドバルブ23が動作
して刈取部1が下降するようになっており、また、変速
レバー15の操作で変速ポテンショメータ26により一旦後
進状態が検知され、かつ前進操作が検知された際にも下
降ソレノイドバルブ23が動作して刈取部1が下降するよ
うになっている。このように一旦後進後に前進させたと
きの刈取部1の下降は、後進から前進への切換えが所定
の時間内になされたことを条件としている。一方、刈取
部1が下降状態でサイドブレーキスイッチ31によって未
刈り側への回向操作が検知された際には上昇ソレノイド
バルブ24が動作して刈取部1が上昇するが、この場合の
刈取部1の上昇は回向時に刈取部1が圃場面に接しない
程度に低く限定してもよい。なお、昇降レバー14の上昇
操作では最高位まで上昇させることができる。以上のよ
うに構成された制御装置33の動作態様をフローチャート
で示せば第9図のとおりである。
ところで、上記制御装置33は、未刈り側回向時の刈取
部1を自動昇降の誤動作を防止するため、さらに次のよ
うに構成してもよい。すなわち、未刈り側への回向時に
おいて少しの時間だけ遅延して刈取部1を下降させるよ
うにしてもよく、この場合は一定の時間の遅延回路を付
加する。また、刈取部1の自動昇降を前回の昇降時から
一定の時間が経過しないうちは行われないようにしても
よく、この場合は動作不能時間を設定するタイマ回路を
付加する。なお、刈取部1を未刈り側への回向時に自動
昇降させる制御は、刈取り時のみに行うようにして、そ
れ以外の路上走行時等においては手動によってのみ昇降
操作ができるようにしてもよい。この場合は刈取りクラ
ッチレバー28の操作により刈取クラッチスイッチ29が閉
じていることを条件として、刈取部1を自動昇降させる
ように構成する。
部1を自動昇降の誤動作を防止するため、さらに次のよ
うに構成してもよい。すなわち、未刈り側への回向時に
おいて少しの時間だけ遅延して刈取部1を下降させるよ
うにしてもよく、この場合は一定の時間の遅延回路を付
加する。また、刈取部1の自動昇降を前回の昇降時から
一定の時間が経過しないうちは行われないようにしても
よく、この場合は動作不能時間を設定するタイマ回路を
付加する。なお、刈取部1を未刈り側への回向時に自動
昇降させる制御は、刈取り時のみに行うようにして、そ
れ以外の路上走行時等においては手動によってのみ昇降
操作ができるようにしてもよい。この場合は刈取りクラ
ッチレバー28の操作により刈取クラッチスイッチ29が閉
じていることを条件として、刈取部1を自動昇降させる
ように構成する。
第10図ないし第13図にはコンバインにおいて、緊急時
にエンジンを停止させる安全装置が示されている。すな
わち、脱穀部2の上部カバーにはその前面および側面に
帯状の感圧スイッチ35,36が装着されており、この感圧
スイッチ35,36のいずれか1つが閉じた際にエンジンを
停止させるソレノイド37が作動するように回路構成がな
されている。38はその安全制御回路である。この安全制
御回路は38は感圧スイッチ35,36が一旦閉じると一定時
間その状態を保持させるようにしてもよい。
にエンジンを停止させる安全装置が示されている。すな
わち、脱穀部2の上部カバーにはその前面および側面に
帯状の感圧スイッチ35,36が装着されており、この感圧
スイッチ35,36のいずれか1つが閉じた際にエンジンを
停止させるソレノイド37が作動するように回路構成がな
されている。38はその安全制御回路である。この安全制
御回路は38は感圧スイッチ35,36が一旦閉じると一定時
間その状態を保持させるようにしてもよい。
上記感圧スイッチ35,36はゴム等の絶縁被膜で覆った
一対の帯状電極39,40を有するものであって、手で触れ
ると一対の電極が閉じる構成のものである。
一対の帯状電極39,40を有するものであって、手で触れ
ると一対の電極が閉じる構成のものである。
発明の効果 本発明は、前記のように、走行機体の前部に昇降装置
により昇降自在の刈取部を備えた収穫機において、刈取
部の上昇および下降状態をそれぞれ検知する昇降検知手
段と、機体の前進および後進操作をそれぞれ検知する前
後進検知手段と、機体の未刈り側への回向操作を検知す
る回向検知手段と、上記各検知手段により刈取部が上昇
状態で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進
操作後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部の
下降信号を出力し、刈取部が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部の上昇信号を出力す
る制御装置とで構成したから、機体の回向時または後進
時に刈取部が下降状態であれば、それらの操作に伴って
刈取部を自動的に上昇させて安全性を確保すると共に、
機体の回向時に刈取部が上昇状態であれば、その操作に
伴って自動的に下降させ、また一旦後進後に前進操作し
た際にも自動的に下降させて、次行程の刈取作業への移
行にあたって刈取部の下降操作を全く不要にし、もっ
て、操作の簡素化と確実性の向上を図り、刈取作業を円
滑かつ効率よく行うことができる効果を奏するものであ
る。
により昇降自在の刈取部を備えた収穫機において、刈取
部の上昇および下降状態をそれぞれ検知する昇降検知手
段と、機体の前進および後進操作をそれぞれ検知する前
後進検知手段と、機体の未刈り側への回向操作を検知す
る回向検知手段と、上記各検知手段により刈取部が上昇
状態で機体の回向操作が検知された際、および一旦後進
操作後に前進操作が検知された際に昇降装置に刈取部の
下降信号を出力し、刈取部が下降状態で機体の回向操作
が検知された際に昇降装置に刈取部の上昇信号を出力す
る制御装置とで構成したから、機体の回向時または後進
時に刈取部が下降状態であれば、それらの操作に伴って
刈取部を自動的に上昇させて安全性を確保すると共に、
機体の回向時に刈取部が上昇状態であれば、その操作に
伴って自動的に下降させ、また一旦後進後に前進操作し
た際にも自動的に下降させて、次行程の刈取作業への移
行にあたって刈取部の下降操作を全く不要にし、もっ
て、操作の簡素化と確実性の向上を図り、刈取作業を円
滑かつ効率よく行うことができる効果を奏するものであ
る。
図面は本発明に係る収穫機における刈取部の自動昇降装
置の実施例を示すものであって、第1図はコンバインの
概略全体側面図、第2図は昇降レバー部分の平面図およ
び側面図、第3図は昇降装置の油圧回路図、第4図は変
速レバー部分の正面図、第5図は刈取クラッチレバー部
分の側面図、第6図はサイドクラッチレバーの状態を示
す運転制御盤の平面図、第7図はその一部の断面図、第
8図は制御装置の回路図、第9図は制御装置の動作を示
すフローチャート、第10図はエンジンを緊急停止させる
安全装置を備えたコンバインの概略斜視図、第11図は感
圧スイッチの端面図、第12図は同上斜視図、第13図は安
全装置の回路図である。 1……刈取部、2……脱穀部、3……走行装置、4,5…
…リンク、8……油圧シリンダ、9……リフトポテンシ
ョメータ、13……刈高さ設定器、14……昇降レバー、15
……変速レバー、16……下降スイッチ、17……上昇スイ
ッチ、19……昇降解除スイッチ、20……ソレノイドバル
ブ、21……油圧ポンプ、23……下降ソレノイド、24……
上昇ソレノイド、26……変速ポテンショメータ、28……
刈取クラッチレバー、29……刈取クラッチスイッチ、30
……サイドクラッチスイッチ、31……サイドブレーキス
イッチ、33……制御装置
置の実施例を示すものであって、第1図はコンバインの
概略全体側面図、第2図は昇降レバー部分の平面図およ
び側面図、第3図は昇降装置の油圧回路図、第4図は変
速レバー部分の正面図、第5図は刈取クラッチレバー部
分の側面図、第6図はサイドクラッチレバーの状態を示
す運転制御盤の平面図、第7図はその一部の断面図、第
8図は制御装置の回路図、第9図は制御装置の動作を示
すフローチャート、第10図はエンジンを緊急停止させる
安全装置を備えたコンバインの概略斜視図、第11図は感
圧スイッチの端面図、第12図は同上斜視図、第13図は安
全装置の回路図である。 1……刈取部、2……脱穀部、3……走行装置、4,5…
…リンク、8……油圧シリンダ、9……リフトポテンシ
ョメータ、13……刈高さ設定器、14……昇降レバー、15
……変速レバー、16……下降スイッチ、17……上昇スイ
ッチ、19……昇降解除スイッチ、20……ソレノイドバル
ブ、21……油圧ポンプ、23……下降ソレノイド、24……
上昇ソレノイド、26……変速ポテンショメータ、28……
刈取クラッチレバー、29……刈取クラッチスイッチ、30
……サイドクラッチスイッチ、31……サイドブレーキス
イッチ、33……制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】走行機体の前部に昇降装置により昇降自在
の刈取部を備えた収穫機において、刈取部の上昇および
下降状態をそれぞれ検知する昇降検知手段と、機体の前
進および後進操作をそれぞれ検知する前後進検知手段
と、機体の未刈り側への回向操作を検知する回向検知手
段と、上記各検知手段により刈取部が上昇状態で機体の
回向操作が検知された際、および一旦後進操作後に前進
操作が検知された際に昇降装置に刈取部の下降信号を出
力し、刈取部が下降状態で機体の回向操作が検知された
際に昇降装置に刈取部の上昇信号を出力する制御装置と
で構成したことを特徴とする収穫機における刈取部の自
動昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62272526A JP2579781B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 収穫機における刈取部の自動昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62272526A JP2579781B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 収穫機における刈取部の自動昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01112912A JPH01112912A (ja) | 1989-05-01 |
JP2579781B2 true JP2579781B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=17515123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62272526A Expired - Fee Related JP2579781B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 収穫機における刈取部の自動昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579781B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4861027B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2012-01-25 | 日本碍子株式会社 | セラミック円柱状体用把持装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6085116U (ja) * | 1983-11-15 | 1985-06-12 | ヤンマー農機株式会社 | 収穫機 |
JPS62104506A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-15 | 株式会社クボタ | 刈取制御機構を有するコンバイン |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP62272526A patent/JP2579781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01112912A (ja) | 1989-05-01 |
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