JP2579404Y2 - 壁パネルの接合構造 - Google Patents

壁パネルの接合構造

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JP2579404Y2
JP2579404Y2 JP1990072103U JP7210390U JP2579404Y2 JP 2579404 Y2 JP2579404 Y2 JP 2579404Y2 JP 1990072103 U JP1990072103 U JP 1990072103U JP 7210390 U JP7210390 U JP 7210390U JP 2579404 Y2 JP2579404 Y2 JP 2579404Y2
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哲郎 西沢
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、壁パネルの接合構造に係わり、特に、3
枚もしくは4枚の壁パネルを互いに直角に接合にするの
に好適な壁パネルの接合構造に関する。
「従来の技術」 木質系住宅の施工において、外壁、内壁、小壁などの
壁パネルの組立を行う場合には、土台の上に床パネルの
敷込みを行った後、床パネルにアンカーボルト、スクリ
ュー釘などの接合金具を用いてそれら壁パネルを接合
し、壁パネル相互は緊結ボルト、スクリュー釘などの接
合金具により接合している。特に、壁パネル相互の直交
部においては、緊結ボルトどうしが干渉しないように互
いにねじれの位置に配して接合し、また、たとえば第7
図に示すような接合端面の欠込に配される六面体のアダ
プタ1も使用している。このアダプタ1は、一方向に貫
通するボルト孔1aと、このボルト孔1aと直交して内面に
雌ねじが切られたボルト孔1bとを有しているもので、前
記一方向に貫通するボルト孔1aに第1の締結ボルトを挿
入して、当該締結ボルトを介して左右の壁パネルを連結
し、雌ねじが切られたボルト孔1bに第1の締結ボルトを
螺合して、左右の壁パネルに直交する壁パネルを取り付
けることができるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の壁パネルの接合構造にあっ
ては、壁パネル相互の直交部において緊結ボルト、スク
リュー釘を用いる場合には、緊結ボルト、スクリュー釘
の頭部が外部に露出して仕上げが良好でなく、しかも緊
結ボルトはそのボルト孔の位置をずらして設けるから壁
パネルの規格化のうえで不都合であり、さらにはアダプ
タ1を用いる場合には、部材が増えるだけ施工コストの
上昇を招く恐れがあるなどの諸欠点があった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、壁パネ
ルのT型接合、十字型接合を簡単な構造で実現でき、し
かも接合部の仕上がりが良好である壁パネルの接合構造
を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この考案の壁パネルの接合構造は、壁パネル相互の接
合部にその厚さ方向へ貫通するボルト孔を設け、このボ
ルト孔に挿通した緊結ボルトにより壁パネル相互を接合
する一方、前記緊結ボルトに壁パネル相互の接合部の間
に挿入したボルト金具を係止し、前記締結ボルトと同一
水平面に延びる当該ボルト金具の一端を、第3の壁パネ
ルの接合部に設けられたボルト孔に挿通させ、この状態
で前記壁パネルと直交する方向へ第3の壁パネルを接合
したものである。
なお、前記ボルト金具は、前記緊結ボルトに係止する
切欠部もしくは貫通孔を有するプレート部と、前記第3
の壁パネルの接合部のボルト孔に挿通する少なくとも一
つのボルト部とから構成するのが望ましい。
「作用」 この考案の壁パネルの接合構造によれば、壁パネル相
互を接合する緊結ボルトにボルト金具を係止し、ボルト
金具の一端に壁パネル相互と直交する第3の壁パネルを
接合することで、壁パネルのT型接合ができる。このと
き、ボルト金具の一端は、緊結ボルトと同一水平面に延
びているため、第3の壁パネルのボルト孔の位置を、他
の壁パネルのボルト孔と同じ高さの位置に設定すること
が可能となり、壁パネルの規格化を容易に行える。ま
た、ボルト金具の両端に前記壁パネル相互と直交する第
3および第4の壁パネルを接合することで、壁パネルの
十字型接合ができる。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を示すも
ので、壁パネルをT字形に接合する例である。これらの
図において符号10は壁パネルを示している。
壁パネル10は、所定の高さおよび長さ寸法を有する面
材11と、面材11の周縁部に取り付けられる框部12とから
構成されている。このような壁パネル11、11相互の接合
部(框部)12A、12Bには、第2図に示すように、厚さ方
向に貫通するボルト孔13、14が設けられ、このボルト孔
13、14に一方の接合部12Aから緊結ボルト15が挿通さ
れ、この緊結ボルト15の先端に座金16を介してナット17
が螺合されて、壁パネル10、10相互が接合されている。
なお、壁パネル10、10の面材11の接合部12A、12B側には
ボルト操作用の開口部11aがそれぞれ形成され、接合部1
2A、12Bの接合端面のボルト孔13、14周囲には欠込み部1
2aが各々形成されている。
前記緊結ボルト15の中央部には壁パネル10、10相互の
接合部12A、12Bの間に挿入されたボルト金具18の一端が
係止されている。このボルト金具18は、壁パネル10、10
相互の接合部12A、12Bの欠込み部12aに挿入されて前記
緊結ボルト15に上方から係合する切欠部190aを有するプ
レート部19と、外面に雄ねじ部20aが形成されたボルト
部20とから構成されている。
このボルト金具18のボルト部20は、緊結ボルト15と同
一水平面に延び、壁パネル10、10相互に対し直角方向に
接合される壁パネル21の接合部12Cのボルト孔22に挿通
されており、ボルト部20の雄ねじ部20aに座金16を介し
てナット17が螺合されることで、壁パネル10、10相互と
壁パネル21とがT型接合されている。
以上のような壁パネル10、10、21をT形接合するには
以下の如くしておこなう。
土台上に床パネルの取り付けを行ったら、壁パネル1
0、10を床パネル上に建起して、床パネルと壁パネル1
0、10とをそれぞれアンカーボルト等により接合した
後、一方の壁パネル10の面材11の開口部11aから緊結ボ
ルト15をボルト孔13、14に挿通するとともに、緊結ボル
ト15の雄ねじ部15aに他方の壁パネル10の面材11の開口
部11aから座金16を介してナット17を螺合し、壁パネル1
0、10相互を接合する。
一方、壁パネル10、10相互に直角方向に接合する壁パ
ネル21は壁パネル10同様床パネル上に建起してアンカー
ボルトにより床パネルと接合し、その際ボルト金具18の
ボルト部20は壁パネル21の接合部12Cのボルト孔22に挿
通しておく。そして、壁パネル21の開口部21aから座金1
6を介してナット17をボルト部20の雄ねじ部20aに螺合し
て、壁パネル21を壁パネル10、10相互に接合する。
この実施例によれば、各壁パネル10、10、21を接合し
た状態で、緊結ボルト15の頭部、座金16、ナット17が壁
パネル10、10に内蔵され、またボルト金具18のボルト部
20、座金16、ナット17が壁パネル21に内蔵され、それら
各部材が外部に露出しないので接合部の仕上がりがきれ
いである。また、接合具は緊結ボルト15およびボルト金
具18のみでよいから、ボルトを締め付けるためのアダプ
タがいらず、コスト面で有利である。さらには、前記ボ
ルト金具18のボルト部20が緊結ボルト15と同一水平面に
延びるため、壁パネル10、21いずれもボルト孔13、14、
22を同じ高さの位置に設けることができ、各壁パネルを
規格化する上で非常に都合がよい。
第4図および第5図はこの考案の第2実施例を示すも
ので、壁パネルを十字形に接合した例である。なお、こ
れらの図において前記第1実施例と同一部材には同一符
号を付してある。
この実施例において使用されるボルト金具30は、緊結
ボルト15を挿通させる貫通孔31aを有するプレート部31
と、このプレート部31の両端に設けられた一対のボルト
部32、32とから構成され、ボルト部32の外面には雄ねじ
部32aが形成されている。
このようなボルト金具30を用いて、壁パネルを十字形
に接合するには、プレート部31の貫通孔31aに挿通した
状態の緊結ボルト15で壁パネル10、10相互を接合した
後、壁パネル10、10相互と直交する壁パネル21、21相互
の接合部12D、12Eのボルト孔22、22にプレート部31両端
のボルト部32、32を挿通し、ボルト部32、32の雄ねじ部
32aに座金16を介してナット17をそれぞれ螺合させるこ
とで、壁パネル10、10相互に壁パネル21、21相互を接合
する。
この実施例によれば、緊結ボルト15およびボルト金具
30はそれぞれ壁パネル10、10、21、21に内蔵されるの
で、接合部の仕上がりがきれいである他、その他の作用
効果は前記実施例と同様である。なお、ボルト金具31の
ボルト部32は、緊結ボルト15と同一水平面に延びてお
り、各壁パネル21それぞれのボルト孔22の位置も壁パネ
ル10のボルト孔13、14と同じ高さの位置に設けられる。
第6図はこの考案の第3実施例であり、壁パネルのL
型接合例を示している。
この実施例においては、壁パネル10の接合部12A端面
にコーナー結合材40が設けられ、このコーナー結合材40
の接合端面には埋込ナット41が設けられ、この埋込ナッ
ト41に接合部12Aのボルト孔13に挿通したボルト15を螺
合することで、コーナー結合材40が壁パネル10に取り付
けられている。そして、接合部12Aの欠込み部12aにボル
ト金具18のプレート部20が挿入されその切欠部20aが緊
結ボルト15に係止される一方、ボルト金具18のボルト部
20は壁パネル10と直角に接合する壁パネル10の接合部12
Bのボルト孔14に挿通され、ボルト部20の雄ねじ部20aに
座金16を介してナット17が螺合されることで、壁パネル
10、10相互がコーナー結合材40を介して直角に接合され
ている。
この実施例における作用効果は前記実施例と同様であ
る。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案の壁パネルの接
合構造によれば、壁パネル相互の接合部にその厚さ方向
へ貫通するボルト孔を設け、このボルト孔に挿通した緊
結ボルトにより壁パネル相互を接合する一方、前記緊結
ボルトに壁パネル相互の接合部の間に挿入したボルト金
具を係止し、このボルト金具の一端に前記壁パネルと直
交する方向へ第3の壁パネルを接合するようにしたか
ら、壁パネルを簡単な接合構造でT字形あるいは十字形
に接合でき、その施工コストの低減化を図れる。また、
緊結ボルトおよびボルト金具は露出しないから接合部の
仕上がりがきれいである。さらにはボルト金具の一端が
緊結ボルトと同一水平面に延びているため、第3の壁パ
ネルのボルト孔の位置を、他の壁パネルのボルト孔と同
じ高さの位置に設定することができ、これにより各壁パ
ネルのボルト孔の形成位置を等しい高さに設定できるか
ら、壁パネルを規格化する上で都合がよい等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は壁パネルをT型に接合する第1実
施例を示すもので、第1図は壁パネルの接合部の要部斜
視図、第2図は壁パネルの接合部の平面図、第3図
(イ)(ロ)はボルト金具の側面図および平面図、第4
図および第5図は壁パネルを十字形に接合する第2実施
例を示すもので、第4図は壁パネルの接合部の平面図、
第5図(イ)(ロ)はボルト金具の側面図および平面
図、第6図は壁パネルをL型に接合する第3実施例を示
す壁パネルの接合部の平面図、第7図はこの考案の従来
例に使用されるアダプタの斜視図である。 10、21……壁パネル、12A、12B、12C、12D、12E……接
合部(框部)、13、14、22……ボルト孔、15……緊結ボ
ルト、8、30……ボルト金具、19、31……プレート部、
19a……切欠部、20、32……ボルト部、31a……貫通孔、
40……コーナー結合材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 621 E04B 2/56 621H

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネル相互の接合部にその厚さ方向へ貫
    通するボルト孔が設けられ、このボルト孔に挿通される
    緊結ボルトにより壁パネル相互が接合される一方、前記
    緊結ボルトには壁パネル相互の接合部の間に挿入された
    ボルト金具が係止され、前記緊結ボルトと同一水平面に
    延びる当該ボルト金具の一端を、第3の壁パネルの接合
    部に設けられたボルト孔に挿通させ、この状態で前記壁
    パネルと直交する方向へ前記第3の壁パネルが接合され
    ることを特徴とする壁パネルの接合構造。
  2. 【請求項2】前記ボルト金具は、前記緊結ボルトに係止
    する切欠部もしくは貫通孔を有するプレート部と、前記
    第3の壁パネルの接合部のボルト孔に挿通する少なくと
    も一つのボルト部とから構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の壁パネルの接合構造。
JP1990072103U 1990-07-06 1990-07-06 壁パネルの接合構造 Expired - Lifetime JP2579404Y2 (ja)

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