JP2579388B2 - 中通し釣竿 - Google Patents
中通し釣竿Info
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- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K87/00—Fishing rods
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Fishing Rods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竿管内に釣糸を挿通す
るために、竿管に釣糸ガイドを配置してなる中通し釣竿
に関する。
るために、竿管に釣糸ガイドを配置してなる中通し釣竿
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿の一形式として、竿管に形成
される釣糸ガイドから、竿管内に釣糸を導入し、竿管内
に釣糸を挿通し、この釣糸を釣竿の先端から導出して使
用する中通し竿が知られている。そして、このような中
通し竿に配置される釣糸ガイドとしては、例えば、特開
昭56−127032号公報に開示されるものが知られ
ている。
される釣糸ガイドから、竿管内に釣糸を導入し、竿管内
に釣糸を挿通し、この釣糸を釣竿の先端から導出して使
用する中通し竿が知られている。そして、このような中
通し竿に配置される釣糸ガイドとしては、例えば、特開
昭56−127032号公報に開示されるものが知られ
ている。
【0003】この公報に開示される釣糸ガイドでは、平
板状の枠体に、凹部が形成され、この凹部の開口部に一
個のガイドリングが固定されている。
板状の枠体に、凹部が形成され、この凹部の開口部に一
個のガイドリングが固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の釣糸ガイドでは、一個のガイドリングによ
り、釣糸が案内されるため、釣糸が竿管の外面あるいは
内面に接触し易く、また、一個のガイドリングにより釣
糸が大きな角度をもって曲げられるため、釣糸の摺動抵
抗が大きくなるという問題があった。
うな従来の釣糸ガイドでは、一個のガイドリングによ
り、釣糸が案内されるため、釣糸が竿管の外面あるいは
内面に接触し易く、また、一個のガイドリングにより釣
糸が大きな角度をもって曲げられるため、釣糸の摺動抵
抗が大きくなるという問題があった。
【0005】また、従来の釣糸ガイドでは、枠体の前後
を単に、竿管に固定していたため、固定部分が破損し易
いという問題があった。本発明は、かかる従来の問題を
解決するためになされたもので、釣糸の摺動抵抗を従来
より大幅に低減することができるとともに、釣糸ガイド
を竿管に強固確実に固定することのできる中通し釣竿を
提供することを目的とする。
を単に、竿管に固定していたため、固定部分が破損し易
いという問題があった。本発明は、かかる従来の問題を
解決するためになされたもので、釣糸の摺動抵抗を従来
より大幅に低減することができるとともに、釣糸ガイド
を竿管に強固確実に固定することのできる中通し釣竿を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の中通し釣竿は、
中空の竿管に、この竿管の任意の中間位置に一体成形し
た厚肉部の一側に貫通孔からなる長孔部を形成し、この
長孔部を枠体により覆い、この枠体に形成される釣糸通
路に釣糸を挿通して外部からの釣糸を竿管内に導入する
釣糸ガイドを備え、前記釣糸ガイドの枠体は、前記長孔
部を覆って配置される本体部と、この本体の後部に形成
され、竿管外側より高く突出する後端部と、本体部の軸
長方向両側に形成され竿管の外周面に当接される側縁部
と、本体部の前後縁に形成される係止縁とを有し、前記
釣糸通路は、前記後端縁部から前記長孔部に向けて釣糸
を3度から20度の傾斜角でほぼ直線状に案内するガイ
ド孔により形成されており、前記釣糸通路の前端部は、
竿管の内側に位置し、前記釣糸通路の後端部は、竿管の
外側に位置し、前記釣糸通路の後端縁部には、耐摩耗性
の環状ガイドが配設され、かつ、前記長孔部の後端より
後方位置に前記耐摩耗性の環状ガイドの開口位置が配置
されていることを特徴とするものである。
中空の竿管に、この竿管の任意の中間位置に一体成形し
た厚肉部の一側に貫通孔からなる長孔部を形成し、この
長孔部を枠体により覆い、この枠体に形成される釣糸通
路に釣糸を挿通して外部からの釣糸を竿管内に導入する
釣糸ガイドを備え、前記釣糸ガイドの枠体は、前記長孔
部を覆って配置される本体部と、この本体の後部に形成
され、竿管外側より高く突出する後端部と、本体部の軸
長方向両側に形成され竿管の外周面に当接される側縁部
と、本体部の前後縁に形成される係止縁とを有し、前記
釣糸通路は、前記後端縁部から前記長孔部に向けて釣糸
を3度から20度の傾斜角でほぼ直線状に案内するガイ
ド孔により形成されており、前記釣糸通路の前端部は、
竿管の内側に位置し、前記釣糸通路の後端部は、竿管の
外側に位置し、前記釣糸通路の後端縁部には、耐摩耗性
の環状ガイドが配設され、かつ、前記長孔部の後端より
後方位置に前記耐摩耗性の環状ガイドの開口位置が配置
されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の中通し釣竿では、竿管の外側に位置す
る釣糸通路の後端部から釣糸が挿入され、竿管の内側に
位置する釣糸通路の前端部から、竿管内に釣糸が導出さ
れる。
る釣糸通路の後端部から釣糸が挿入され、竿管の内側に
位置する釣糸通路の前端部から、竿管内に釣糸が導出さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の中通し釣竿の一実施例
を示す。図2および図3は、本発明の中通し釣竿に用い
る釣糸ガイドを示し、図4は、図2の釣糸ガイドを有す
る中通し継ぎ竿を示している。
いて説明する。図1は、本発明の中通し釣竿の一実施例
を示す。図2および図3は、本発明の中通し釣竿に用い
る釣糸ガイドを示し、図4は、図2の釣糸ガイドを有す
る中通し継ぎ竿を示している。
【0009】図4において符号11は、前側の竿管を、
符号13は、後側の竿管を示している。後側の竿管13
には、リール15を固定するためのリールシート17が
形成され、また、リール15からの釣糸19を、竿管1
3内に導入するための釣糸ガイド21が配置されてい
る。
符号13は、後側の竿管を示している。後側の竿管13
には、リール15を固定するためのリールシート17が
形成され、また、リール15からの釣糸19を、竿管1
3内に導入するための釣糸ガイド21が配置されてい
る。
【0010】一方、前側の竿管11の先端には、竿管1
1から釣糸19を導出する釣糸導出部23が形成され、
この釣糸導出部23から、竿管11内の釣糸19が外部
に導出されている。図1は、図4の釣糸ガイド21部の
詳細を示しており、図において、符号25は、後側の竿
管13に一体形成される厚肉部を示している。
1から釣糸19を導出する釣糸導出部23が形成され、
この釣糸導出部23から、竿管11内の釣糸19が外部
に導出されている。図1は、図4の釣糸ガイド21部の
詳細を示しており、図において、符号25は、後側の竿
管13に一体形成される厚肉部を示している。
【0011】この、厚肉部25には、竿管13の軸長方
向に長径部を有する貫通孔からなる長孔部27が形成さ
れている。そして、厚肉部25の外側には、図2および
図3に示す釣糸ガイド29が配置されている。すなわ
ち、竿管13に形成される長孔部27を覆って、釣糸ガ
イド29を形成する枠体31が配置されている。
向に長径部を有する貫通孔からなる長孔部27が形成さ
れている。そして、厚肉部25の外側には、図2および
図3に示す釣糸ガイド29が配置されている。すなわ
ち、竿管13に形成される長孔部27を覆って、釣糸ガ
イド29を形成する枠体31が配置されている。
【0012】この枠体31は、図2および図3に示すよ
うに、竿管13の長孔部27を覆って配置される本体部
33と、この本体部33の軸長方向両側に形成され竿管
13の外周面に当接される側縁部35と、本体部33の
前後端に形成される係止縁37とを有している。本体部
33は、後端部から前端部に向けて竿管13側に向けて
傾斜しており、比較的厚肉に形成されている。
うに、竿管13の長孔部27を覆って配置される本体部
33と、この本体部33の軸長方向両側に形成され竿管
13の外周面に当接される側縁部35と、本体部33の
前後端に形成される係止縁37とを有している。本体部
33は、後端部から前端部に向けて竿管13側に向けて
傾斜しており、比較的厚肉に形成されている。
【0013】側縁部35は、比較的薄肉に形成され、竿
管13の厚肉部25の外周とほぼ同一の曲率に形成され
ている。係止縁37は、比較的薄肉に形成され、竿管1
3の厚肉部25の外周とほぼ同一の曲率に形成され、こ
の係止縁37を、糸39により竿管13の厚肉部25に
巻回することにより、枠体31が竿管13に固定されて
いる。
管13の厚肉部25の外周とほぼ同一の曲率に形成され
ている。係止縁37は、比較的薄肉に形成され、竿管1
3の厚肉部25の外周とほぼ同一の曲率に形成され、こ
の係止縁37を、糸39により竿管13の厚肉部25に
巻回することにより、枠体31が竿管13に固定されて
いる。
【0014】枠体31の本体部33には、後端部41か
ら長孔部27に向けて緩やかに傾斜するほぼ直線状のガ
イド孔43が形成されている。なお、このガイド孔43
の傾斜角θは、3〜20度の範囲が良く、望ましくは、
5〜15度の範囲が良い。このガイド孔43には、釣糸
通路を形成する、ほぼ直線状の管状ガイド47が、挿通
固定されている。
ら長孔部27に向けて緩やかに傾斜するほぼ直線状のガ
イド孔43が形成されている。なお、このガイド孔43
の傾斜角θは、3〜20度の範囲が良く、望ましくは、
5〜15度の範囲が良い。このガイド孔43には、釣糸
通路を形成する、ほぼ直線状の管状ガイド47が、挿通
固定されている。
【0015】そして、管状ガイド47の後端部49が竿
管13の外側に位置され、前端部51が竿管13の内側
に位置されている。なお、管状ガイド47の後端部49
の竿管13からの高さHは、少なくとも1mm以上ある
のが良く、好ましくは、3〜20mmあるのが良い。ま
た、管状ガイド47の前端部51の竿管13からの突出
高さhは、管状ガイド47の前端部51から釣糸19が
竿管13内に導出された時に、竿管13の内面に釣糸1
9が接触しない高さが望ましく、好ましくは、竿管13
の中心軸上まで突出するのが良いが、例えば、1〜15
mmとされる。
管13の外側に位置され、前端部51が竿管13の内側
に位置されている。なお、管状ガイド47の後端部49
の竿管13からの高さHは、少なくとも1mm以上ある
のが良く、好ましくは、3〜20mmあるのが良い。ま
た、管状ガイド47の前端部51の竿管13からの突出
高さhは、管状ガイド47の前端部51から釣糸19が
竿管13内に導出された時に、竿管13の内面に釣糸1
9が接触しない高さが望ましく、好ましくは、竿管13
の中心軸上まで突出するのが良いが、例えば、1〜15
mmとされる。
【0016】管状ガイド47の後端には、鍔部53が形
成され、この鍔部53が本体部33の端面に形成される
凹部55に挿入され、管状ガイド47は、接着あるいは
圧入により本体部33に固定されている。また、凹部5
5には、例えば、炭化珪素,ジルコニア,アルミナ等の
耐磨耗性材料からなる環状ガイド57が挿入固定されて
いる。
成され、この鍔部53が本体部33の端面に形成される
凹部55に挿入され、管状ガイド47は、接着あるいは
圧入により本体部33に固定されている。また、凹部5
5には、例えば、炭化珪素,ジルコニア,アルミナ等の
耐磨耗性材料からなる環状ガイド57が挿入固定されて
いる。
【0017】管状ガイド47の前端部51は、厚肉部2
5の長孔部27の先端に当接した後、竿管13の内側に
突出されている。また、管状ガイド47の前端の内面に
は、面取面あるいは曲面が形成されている。なお、管状
ガイド47の外径は、厚肉部25の外径の30%以下が
好ましく、このようにすることにより、長孔部27の巾
を小さくすることができ、竿管13の強度の低下を防止
できる。
5の長孔部27の先端に当接した後、竿管13の内側に
突出されている。また、管状ガイド47の前端の内面に
は、面取面あるいは曲面が形成されている。なお、管状
ガイド47の外径は、厚肉部25の外径の30%以下が
好ましく、このようにすることにより、長孔部27の巾
を小さくすることができ、竿管13の強度の低下を防止
できる。
【0018】しかして、以上のように構成された中通し
釣竿では、釣糸ガイド29が、枠体31を、竿管13の
長孔部27を覆って配置される本体部33と、この本体
部33の軸長方向両側に形成され竿管13の外周面に当
接される側縁部35とから形成するとともに、本体部3
3の後端部41から長孔部27に向けて緩やかに傾斜す
るほぼ直線状のガイド孔43を形成し、このガイド孔4
3に挿通される管状ガイド47により釣糸通路を形成
し、管状ガイド47の後端部41を竿管13の外側に位
置させ、前端部51を竿管13の内側に位置させたの
で、釣糸19の摺動抵抗を従来より大幅に低減すること
ができるとともに、竿管13に強固確実に固定すること
が可能となる。
釣竿では、釣糸ガイド29が、枠体31を、竿管13の
長孔部27を覆って配置される本体部33と、この本体
部33の軸長方向両側に形成され竿管13の外周面に当
接される側縁部35とから形成するとともに、本体部3
3の後端部41から長孔部27に向けて緩やかに傾斜す
るほぼ直線状のガイド孔43を形成し、このガイド孔4
3に挿通される管状ガイド47により釣糸通路を形成
し、管状ガイド47の後端部41を竿管13の外側に位
置させ、前端部51を竿管13の内側に位置させたの
で、釣糸19の摺動抵抗を従来より大幅に低減すること
ができるとともに、竿管13に強固確実に固定すること
が可能となる。
【0019】すなわち、以上のように構成された中通し
釣竿では、釣糸ガイド29が、管状ガイド47と竿管1
3とのなす角度を小さくすることが容易に可能であり、
また、管状ガイド47の後端部41と前端部51により
釣糸19が案内され、さらに、釣糸19が竿管13の外
周および内周に接触することがなくなるため、釣糸ガイ
ド21部における釣糸19の摺動抵抗を従来より大幅に
低減することができる。
釣竿では、釣糸ガイド29が、管状ガイド47と竿管1
3とのなす角度を小さくすることが容易に可能であり、
また、管状ガイド47の後端部41と前端部51により
釣糸19が案内され、さらに、釣糸19が竿管13の外
周および内周に接触することがなくなるため、釣糸ガイ
ド21部における釣糸19の摺動抵抗を従来より大幅に
低減することができる。
【0020】そして、上述した実施例では、管状ガイド
47の後端に環状ガイド57を配置し、さらに、管状ガ
イド47の前端に面取部等を設けたので、釣糸19の摺
動抵抗をより低減することができる。また、図4に示し
たように、リールシート17の位置と釣糸ガイド21の
位置とを所定距離離して形成し、さらに、管状ガイド4
7の後端部49を竿管13から所定距離離して形成する
ことが容易となるため、リールシート17の握持時に、
釣糸ガイド21が邪魔になることがなく、また、釣糸1
9が手に接触することもなくなる。
47の後端に環状ガイド57を配置し、さらに、管状ガ
イド47の前端に面取部等を設けたので、釣糸19の摺
動抵抗をより低減することができる。また、図4に示し
たように、リールシート17の位置と釣糸ガイド21の
位置とを所定距離離して形成し、さらに、管状ガイド4
7の後端部49を竿管13から所定距離離して形成する
ことが容易となるため、リールシート17の握持時に、
釣糸ガイド21が邪魔になることがなく、また、釣糸1
9が手に接触することもなくなる。
【0021】そして、以上のように構成された中通し釣
竿では、釣糸ガイド29が、枠体31の本体部33の両
側に、竿管13に当接する側縁部35を形成したので、
竿管13に枠体31を密着することができ、枠体31
を、竿管13に強固確実に固定することが可能となる。
図5および図6は、本発明の他の実施例を示すもので、
この実施例では、枠体31の本体部33から下方に向け
て、長孔部27に嵌合する支持突起61が一体形成され
ている。
竿では、釣糸ガイド29が、枠体31の本体部33の両
側に、竿管13に当接する側縁部35を形成したので、
竿管13に枠体31を密着することができ、枠体31
を、竿管13に強固確実に固定することが可能となる。
図5および図6は、本発明の他の実施例を示すもので、
この実施例では、枠体31の本体部33から下方に向け
て、長孔部27に嵌合する支持突起61が一体形成され
ている。
【0022】この支持突起61の下端は、竿管13の内
周面に当接されている。そして、本体部33および支持
突起61を貫通してガイド孔63が形成され、このガイ
ド孔63に管状ガイド65が挿通されている。以上のよ
うに構成された中通し釣竿においても図2に示した実施
例とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例
では、枠体31の本体部33に支持突起61を形成した
ので、枠体31を竿管13に、より強固確実に固定する
ことが可能となる。
周面に当接されている。そして、本体部33および支持
突起61を貫通してガイド孔63が形成され、このガイ
ド孔63に管状ガイド65が挿通されている。以上のよ
うに構成された中通し釣竿においても図2に示した実施
例とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例
では、枠体31の本体部33に支持突起61を形成した
ので、枠体31を竿管13に、より強固確実に固定する
ことが可能となる。
【0023】なお、以上述べた実施例では、枠体31の
前後に係止縁37を形成し、この係止縁37を、糸39
により竿管13に固定した例について説明したが、本発
明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、
枠体31の両側に形成される側縁部35を、竿管13に
接着等で固定するようにしても良いことは勿論である。
前後に係止縁37を形成し、この係止縁37を、糸39
により竿管13に固定した例について説明したが、本発
明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、
枠体31の両側に形成される側縁部35を、竿管13に
接着等で固定するようにしても良いことは勿論である。
【0024】また、以上述べた実施例では、管状ガイド
47,65により釣糸通路を形成した例について説明し
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、枠体の本体部および支持突起に形成される
ガイド孔を、直接釣糸通路としても良いことは勿論であ
る。
47,65により釣糸通路を形成した例について説明し
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、枠体の本体部および支持突起に形成される
ガイド孔を、直接釣糸通路としても良いことは勿論であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の中通し釣竿
では、貫通孔からなる長孔部が竿管に一体形成した肉厚
部に形成されるので、厚肉部は竿管から剥離せず、竿管
を効率よく補強でき、長孔形成による強度低下を防止
し、高強度の竿管になるとともに、強度低下を防止しな
がら長孔部を形成できるため、所望の長さの長孔部にで
き釣糸案内角度を所定の角度まで小さくできる。また、
耐摩耗性ガイドを装着した枠体の後端部を高く突出させ
た釣糸ガイドの側縁部または係止縁を利用して固定し、
しかも、釣糸ガイドは、竿管の一側の長孔部を覆うよう
に形成するので、確実強固に固定できるし、釣竿の外径
や継位置に制限を受けない。また、釣糸を案内する釣糸
通路は、竿管外側から高く突出した位置から3から20
度の緩やかな傾斜角でかつほぼ直線状に竿管内側まで釣
糸を案内するので、リールから繰り出された釣糸は竿管
に当たったり大きく方向変化することによる最も糸抵抗
の大きくなる位置での糸抵抗を確実に低減して、竿管内
側中空まで円滑に釣糸を案内できる。また、釣糸通路の
後端部には耐摩耗性の管状ガイドが配置され、かつ、長
孔部の後端より後方位置に耐摩耗性の環状ガイドの開口
位置を配置するので、釣糸の侵入角度や振れ蛇行が大き
くてもガイドの傷付や摩耗を防止でき、耐久性に優れる
とともに、長孔部から離れた竿管外側位置で釣糸を受け
ることができ、釣糸の張力等による負荷が長孔部に直接
作用して破損することを防止でき、強度と耐久性に優れ
ている。 また、長孔部の長さより長い距離の釣糸通路に
より釣糸を緩い角度で案内しやすく、しかも相対的に長
孔部の長さを短くして長孔形成による強度低下の影響を
少なくできる。 したがって、強度、耐久性に優れた中通
し釣竿にできる。
では、貫通孔からなる長孔部が竿管に一体形成した肉厚
部に形成されるので、厚肉部は竿管から剥離せず、竿管
を効率よく補強でき、長孔形成による強度低下を防止
し、高強度の竿管になるとともに、強度低下を防止しな
がら長孔部を形成できるため、所望の長さの長孔部にで
き釣糸案内角度を所定の角度まで小さくできる。また、
耐摩耗性ガイドを装着した枠体の後端部を高く突出させ
た釣糸ガイドの側縁部または係止縁を利用して固定し、
しかも、釣糸ガイドは、竿管の一側の長孔部を覆うよう
に形成するので、確実強固に固定できるし、釣竿の外径
や継位置に制限を受けない。また、釣糸を案内する釣糸
通路は、竿管外側から高く突出した位置から3から20
度の緩やかな傾斜角でかつほぼ直線状に竿管内側まで釣
糸を案内するので、リールから繰り出された釣糸は竿管
に当たったり大きく方向変化することによる最も糸抵抗
の大きくなる位置での糸抵抗を確実に低減して、竿管内
側中空まで円滑に釣糸を案内できる。また、釣糸通路の
後端部には耐摩耗性の管状ガイドが配置され、かつ、長
孔部の後端より後方位置に耐摩耗性の環状ガイドの開口
位置を配置するので、釣糸の侵入角度や振れ蛇行が大き
くてもガイドの傷付や摩耗を防止でき、耐久性に優れる
とともに、長孔部から離れた竿管外側位置で釣糸を受け
ることができ、釣糸の張力等による負荷が長孔部に直接
作用して破損することを防止でき、強度と耐久性に優れ
ている。 また、長孔部の長さより長い距離の釣糸通路に
より釣糸を緩い角度で案内しやすく、しかも相対的に長
孔部の長さを短くして長孔形成による強度低下の影響を
少なくできる。 したがって、強度、耐久性に優れた中通
し釣竿にできる。
【図1】本発明の中通し釣竿の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の中通し釣竿に用いる釣糸ガイドを示す断
面図である。
面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の釣糸ガイドを備えた中通し継ぎ竿を示す
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明の中通し釣竿の他の実施例を示す断面図
である。
である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
13 竿管25 厚肉部 27 長孔部 29 釣糸ガイド 31 枠体 33 本体部 35 側縁部37 係止縁 41 後端部 43 ガイド孔 47 管状ガイド49 管状ガイドの後縁部 51 管状ガイドの前縁部 57 環状ガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 中空の竿管に、この竿管の任意の中間位
置に一体成形した厚肉部の一側に貫通孔からなる長孔部
を形成し、この長孔部を枠体により覆い、この枠体に形
成される釣糸通路に釣糸を挿通して外部からの釣糸を竿
管内に導入する釣糸ガイドを備え、 前記釣糸ガイドの枠体は、前記長孔部を覆って配置され
る本体部と、この本体の後部に形成され、竿管外側より
高く突出する後端部と、本体部の軸長方向両側に形成さ
れ竿管の外周面に当接される側縁部と、本体部の前後縁
に形成される係止縁とを有し、 前記釣糸通路は、前記後端縁部から前記長孔部に向けて
釣糸を3度から20度の傾斜角でほぼ直線状に案内する
ガイド孔により形成されており、 前記釣糸通路の前端部は、竿管の内側に位置し、 前記釣糸通路の後端部は、竿管の外側に位置し、 前記釣糸通路の後端縁部には、耐摩耗性の環状ガイドが
配設され、かつ、前記長孔部の後端より後方位置に前記
耐摩耗性の環状ガイドの開口位置が配置されていること
を特徴とする中通し釣竿。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013230A JP2579388B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 中通し釣竿 |
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US08/193,647 US5479740A (en) | 1991-02-04 | 1994-02-07 | Fishing rod with fishline laid through it |
US08/470,432 US6351909B1 (en) | 1991-02-04 | 1995-06-06 | Fishing rod with fishline laid through it |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013230A JP2579388B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 中通し釣竿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04248945A JPH04248945A (ja) | 1992-09-04 |
JP2579388B2 true JP2579388B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=11827385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3013230A Expired - Lifetime JP2579388B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 中通し釣竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579388B2 (ja) |
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KR960005443Y1 (ko) * | 1993-09-16 | 1996-07-03 | 주식회사 은성사 | 중간통과 낚시대의 낚시줄 안내대롱 |
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US6154998A (en) * | 1995-08-31 | 2000-12-05 | Daiwa Seiko, Inc. | Inter-line fishing rod with improved fishline lead-in portion |
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US11406093B2 (en) * | 2019-08-16 | 2022-08-09 | Gem Products, Inc. | Extensible pole coupling assembly |
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-
1991
- 1991-02-04 JP JP3013230A patent/JP2579388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04248945A (ja) | 1992-09-04 |
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