JP2578753Y2 - 交通機関の洗浄装置 - Google Patents

交通機関の洗浄装置

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JP2578753Y2
JP2578753Y2 JP1992006233U JP623392U JP2578753Y2 JP 2578753 Y2 JP2578753 Y2 JP 2578753Y2 JP 1992006233 U JP1992006233 U JP 1992006233U JP 623392 U JP623392 U JP 623392U JP 2578753 Y2 JP2578753 Y2 JP 2578753Y2
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JP
Japan
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cleaning
nozzle
arm
self
head
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JP1992006233U
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尚樹 大信田
良守 藤原
征志 土屋
学 佐藤
英毅 西山
邦夫 大井
清一 星野
修 高村
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East Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
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East Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流線形先頭部や凹凸の
多い先頭部を有する電車その他の車両或いは航空機を洗
浄する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流線形先頭部を有する高速車両、
例えば新幹線の先頭部は、走行時に昆虫類等が衝突して
汚染され視界が不良になるので、車両基地等でその汚れ
を落とす洗浄作業が行なわれる。この作業は車両が折り
返し出発するまでの短時間の間に柄付きモップを使用し
て洗浄薬液を塗布しホースからの散水でい流す手作業
で行なわれる。また、図1に示すような薬液を噴射する
柱状のノズルa,a間に車両bを走行させ、そのあと、
図2に示すような腕により揺動する回転ブラシcが停止
した車両の両側に沿って往復することにより流線形先頭
部dを洗浄し、更に図3に示すような直立の回転ブラシ
eにより車両の両側を洗浄する装置も販売されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の車両基地で車両
が折り返し出発するまでの間には、車室内の清掃その他
の整備や点検が行なわれるので、車両を移動させて洗浄
作業を行なえず、上記のような手作業で洗浄作業を行っ
ているが、新幹線の場合約7人で15分を要し、その作
業も危険で汚くきつく作業希望者は少ない実情があっ
た。また、図2のような回転ブラシを有する洗浄装置
は、ブラシの衝撃でボデーに細かい傷を付ける欠点があ
り、大型で設置が容易でなく、更に回転ブラシは高価で
損耗しやすいので洗浄経費がかさむ不都合がある。
【0004】本考案は、上記の不都合がなく、比較的小
型で移動の容易な交通機関の洗浄装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記の目的
を達成するために、走行車輪を備えた自走台車に、洗浄
薬液タンク、水タンク及び起伏と伸縮及び旋回自在のア
ームを設け、該アームの先端部に、該自走台車に搭載し
洗浄薬液ポンプと高圧水ポンプから圧送される洗浄
液と高圧水を噴射するノズルを設け、該自走台車に、洗
浄を施す交通機関と所定距離を存して該自走台車を停止
させるための信号を出力する検出装置及び該アームとノ
ズルを制御して該ノズルを該交通機関の洗浄すべき面に
接触させずに且つ該面に沿って移動させる制御装置を設
けるようにした。
【0006】
【作用】上記自走台車を新幹線等の交通機関の先頭部の
前方に位置させ、ノズルが該先頭部に触れない程度に接
近するようにアームを延ばす。そして洗浄薬液ポンプを
作動させ、該ノズルから洗浄薬液を該先頭部に散布す
る。該アームは制御装置によりノズルが先頭部に触れな
いように上下、前後、左右に移動し、該先頭部の全体に
洗浄薬液を散布する。該薬液が乾燥しないうちに、高圧
水ポンプを作動させ、ノズルから噴出する高圧ジェット
水で該先頭部に散布した薬液を洗い流す。このときも該
アームは上下、前後、左右に移動し、該先頭部の全体を
高圧ジェット水で洗う。高圧水は先頭部に付着した薬液
では取れない汚れをもはじき落とすので洗浄効果が顕著
で迅速に洗浄を終えられ、洗浄面に接触しないので傷が
つくこともない。洗浄作業が終了すると、該アームは畳
まれ、該先頭部から後退する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づき説明すると、
図4及び図5に於いて符号1はレール走行用の車輪2を
備えた自走台車を示し、該自走台車1の上のカバー3で
囲まれた室内に電動機4で駆動される洗浄薬液ポンプ5
と高圧水ポンプ6、充電式の電池7、水タンク8、洗浄
薬液タンク9及び制御装置12が搭載され、該カバー3
の上には旋回台11を備えたアーム10が設けられる。
該アーム10は基部の起伏アーム10aと先端の伸縮ア
ーム10bとで構成され、該伸縮アーム10bの先端に
は旋回自在にノズル13が設けられる。該アーム10の
起伏、伸縮、旋回台11の旋回及びノズル13の旋回は
電気的に行なうようにした。
【0008】該旋回台11と起伏アーム10aは相対的
に回転自在に取り付けられ、該旋回台11が旋回しても
鎖線示のように起伏アーム10aは常時前方を向くよう
にその作動が制御装置12により制御される。該制御装
置12は、ノズル13を交通機関の洗浄すべき面に接触
しないように該面に沿って移動するように、起伏アーム
10aの起伏、伸縮アーム10bの伸縮、ノズル13の
方向を制御すると共に洗浄薬液と高圧水の噴射の制御を
行なう。該ノズル13は、例えば3個の洗浄薬液噴射口
と3個の高圧水噴射口を備え、各噴射口は、図6に示す
ようなアンロード弁14、15を備えた高圧水噴射回路
16と薬液噴射回路17を介して夫々、水タンク8と洗
浄薬液タンク9とに接続され、ノズル13からは約20
kg/cm2の圧力の洗浄薬液と約150kg/cm2
高圧水とが交代で噴射する。同図の18、19はストレ
ーナー、20はアキュームレーターである。
【0009】該自走台車1の下方には、図7に示すよう
な、レールに沿って走行するための前記車輪2の他に該
台車1を横方向へ走行させるための横向きの車輪21を
設け、該台車1に搭載したシリンダー22を作動させて
車輪21を下方へせり出させ、該車輪21で該台車1全
体を持ち上げて路線間に横方向に敷設した横断線路に沿
って走行できるようにした。該台車1の前方には交通機
関23の先頭部との間隔を検出するロッド状の検出装置
24を取り付け、該台車1が該検出装置24からの検出
信号で所定の距離を存して該先頭部の前方に停止できる
ようにした。
【0010】その作動を新幹線車両の流線形先頭部を洗
浄する場合について説明すると、台車1を図4に示すよ
うにその先頭部から一定の距離を存して停車させ、制御
装置12によりアーム10、旋回台11及びノズル13
を作動制御し、ノズル13を該先頭部の洗浄開始位置に
位置させる。そして、まず洗浄薬液ポンプ5を作動さ
せ、該ノズル13から洗浄薬液を噴出させる。該制御装
置12は、該ノズル13が順次該先頭部の洗浄面に沿っ
て約50mmの間隔を維持しながら移動するようにアー
ム10、旋回台11及びノズル13を作動制御し、数分
で該先頭部全面に薬液を噴射塗布する。この薬液噴射工
程が終わると、塗布した薬液が乾燥しないうちに高圧水
ポンプ6を駆動して該先頭部全面を薬液塗布の場合と同
様にノズル13を移動させ、該ノズル13からの高圧水
で該先頭部を洗浄する。該先頭部は昆虫の粘液や埃が車
体にこびりついた状態で汚染されているが、洗浄薬液の
塗布による汚れの溶解と150kg/cm2の高圧水の
噴射による洗浄とで殆ど残らず15分未満で洗い流すこ
とができ、その操作も1人で行なえる。
【0011】洗浄の対象の交通機関としては、新幹線車
両に限らず通常の電車や自動車でも可能であり、航空機
も洗浄できる。また、形状の複雑な先頭部の洗浄例を述
べたが、比較的凹凸のない側面も洗浄できることは勿論
である。尚、走行車輪2はタイヤであってもよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、自走台車
に設けた起伏と伸縮及び旋回自在のアームの先端部に、
該自走台車に搭載した洗浄薬液ポンプと高圧水ポンプか
ら圧送される洗浄薬液と高圧水を噴射するノズルを設
け、該自走台車に、交通機関と所定距離を存して該自走
台車を停止させるための検出装置及び該アームとノズル
を洗浄面に沿って非接触で移動させる制御装置を設けた
ので、所定位置に自走台車を停止させて交通機関の車体
に接触することなく洗浄を行なえ、ボデーに傷が付か
ず、小型コンパクトで設置場所を取らず、薬液の塗布と
高圧水の噴射でボデーの汚れを迅速且つきれいに落とす
ことができ、また、その操作を1人で行なえるので省力
化でき洗浄薬液と水を消耗するだけであるので経済的で
ある等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の説明図
【図2】 従来例の説明図
【図3】 従来例の説明図
【図4】 本考案の実施例の全体側面図
【図5】 図4の平面図
【図6】 本考案の実施例に使用した回路図
【図7】 本考案の実施例の自走台車の詳細側面図
【符号の説明】
1 自走台車 2 走行車輪 5 洗浄薬
液ポンプ 6 高圧水ポンプ 8 水タンク 9 洗浄薬
液タンク 10 アーム 13 ノズル 24 検出
装置
フロントページの続き (72)考案者 藤原 良守 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 土屋 征志 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社 東北地域本 社内 (72)考案者 佐藤 学 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社 東北地域本 社内 (72)考案者 西山 英毅 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社 東北地域本 社内 (72)考案者 大井 邦夫 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧 機器工業株式会社 土浦事業所内 (72)考案者 星野 清一 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧 機器工業株式会社 土浦事業所内 (72)考案者 高村 修 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧 機器工業株式会社 土浦事業所内 (56)参考文献 特開 平1−309856(JP,A) 特開 昭48−79468(JP,A) 特開 昭62−91349(JP,A) 実開 昭60−3156(JP,U) 実開 昭62−123286(JP,U) 実開 昭58−121778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 3/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車輪を備えた自走台車に、洗浄薬液タ
    ンク、水タンク及び起伏と伸縮及び旋回自在のアームを
    設け、該アームの先端部に、該自走台車に搭載した洗浄
    薬液ポンプと高圧水ポンプから圧送される洗浄薬液と高
    圧水を噴射するノズルを設け、該自走台車に、洗浄を施
    す交通機関と所定距離を存して該自走台車を停止させる
    ための信号を出力する検出装置及び該アームとノズルを
    制御して該ノズルを該交通機関の洗浄すべき面に接触さ
    せずに且つ該面に沿って移動させる制御装置を設けたこ
    とを特徴とする交通機関の洗浄装置。
  2. 【請求項2】上記自走台車は該台車をその側方へ走行さ
    せるための車輪を下方へ出没自在に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の交通機関の洗浄装置。
  3. 【請求項3】上記ノズルは上記アームに旋回自在に設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の交通機関の洗浄装
    置。
JP1992006233U 1992-02-17 1992-02-17 交通機関の洗浄装置 Expired - Lifetime JP2578753Y2 (ja)

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JPH0567566U JPH0567566U (ja) 1993-09-07
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JPS5812177U (ja) * 1981-07-14 1983-01-26 日東電工株式会社 保冷ベルト
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JPH0351028Y2 (ja) * 1986-01-24 1991-10-31
JPH01309856A (ja) * 1989-01-23 1989-12-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体散布用自走式車輌

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