JPH0567566U - 交通機関の洗浄装置 - Google Patents

交通機関の洗浄装置

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JPH0567566U
JPH0567566U JP623392U JP623392U JPH0567566U JP H0567566 U JPH0567566 U JP H0567566U JP 623392 U JP623392 U JP 623392U JP 623392 U JP623392 U JP 623392U JP H0567566 U JPH0567566 U JP H0567566U
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Japan
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cleaning
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self
pressure water
nozzle
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尚樹 大信田
良守 藤原
征志 土屋
学 佐藤
英毅 西山
邦夫 大井
清一 星野
修 高村
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East Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
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East Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小人数でボデーを傷つけることなく、小型で
移動が容易で迅速且つ安価に洗浄を行なえる交通機関用
の洗浄装置を提供すること 【構成】 走行車輪2を備えた自走台車1に、洗浄薬液
タンク9、水タンク8及び起伏と伸縮及び旋回自在のア
ーム10を設け、該アームの先端部に、該自走台車に搭
載した洗浄薬液ポンプ5と高圧水ポンプ6から圧送され
る洗浄薬液と高圧水を噴射するノズル13を設ける 【効果】 停止した交通機関の車体に接触することなく
洗浄を行なえ、ボデーに傷が付かず、小型コンパクトで
設置場所を取らず、薬液の塗布と高圧水の噴射でボデー
の汚れを迅速且つきれいに落とすことができ、また、そ
の操作を1人で行なえるので省力化でき洗浄薬液と水を
消耗するだけであるので経済的である

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流線形先頭部や凹凸の多い先頭部を有する電車その他の車両或いは 航空機を洗浄する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流線形先頭部を有する高速車両、例えば新幹線の先頭部は、走行時に昆 虫類等が衝突して汚染され視界が不良になるので、車両基地等でその汚れを落と す洗浄作業が行なわれる。この作業は車両が折り返し出発するまでの短時間の間 に柄付きモップを使用して洗浄薬液を塗布しホースからの散水で荒い流す手作業 で行なわれる。また、図1に示すような薬液を噴射する柱状のノズルa,a間に 車両bを走行させ、そのあと、図2に示すような腕により揺動する回転ブラシc が停止した車両の両側に沿って往復することにより流線形先頭部dを洗浄し、更 に図3に示すような直立の回転ブラシeにより車両の両側を洗浄する装置も販売 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の車両基地で車両が折り返し出発するまでの間には、車室内の清掃その他 の整備や点検が行なわれるので、車両を移動させて洗浄作業を行なえず、上記の ような手作業で洗浄作業を行っているが、新幹線の場合約7人で15分を要し、 その作業も危険で汚くきつく作業希望者は少ない実情があった。また、図2のよ うな回転ブラシを有する洗浄装置は、ブラシの衝撃でボデーに細かい傷を付ける 欠点があり、大型で設置が容易でなく、更に回転ブラシは高価で損耗しやすいの で洗浄経費がかさむ不都合がある。
【0004】 本考案は、上記の不都合がなく、比較的小型で移動の容易な交通機関の洗浄装 置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記の目的を達成するために、走行車輪を備えた自走台車に、洗 浄薬液タンク、水タンク及び起伏と伸縮及び旋回自在のアームを設け、該アーム の先端部に、該自走台車に搭載した薬液ポンプと高圧水ポンプから圧送される薬 液と高圧水を噴射するノズルを設けるようにした。
【0006】
【作用】
上記自走台車を新幹線等の交通機関の先頭部の前方に位置させ、ノズルが該先 頭部に触れない程度に接近するようにアームを延ばす。そして洗浄薬液ポンプを 作動させ、該ノズルから洗浄薬液を該先頭部に散布する。該アームは制御装置に よりノズルが先頭部に触れないように上下、前後、左右に移動し、該先頭部の全 体に洗浄薬液を散布する。該薬液が乾燥しないうちに、高圧水ポンプを作動させ 、ノズルから噴出する高圧ジェット水で該先頭部に散布した薬液を洗い流す。こ のときも該アームは上下、前後、左右に移動し、該先頭部の全体を高圧ジェット 水で洗う。高圧水は先頭部に付着した薬液では取れない汚れをもはじき落とすの で洗浄効果が顕著で迅速に洗浄を終えられ、洗浄面に接触しないので傷がつくこ ともない。洗浄作業が終了すると、該アームは畳まれ、該先頭部から後退する。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき説明すると、図4及び図5に於いて符号1はレ ール走行用の車輪2を備えた自走台車を示し、該自走台車1の上のカバー3で囲 まれた室内に電動機4で駆動される洗浄薬液ポンプ5と高圧水ポンプ6、充電式 の電池7、水タンク8、洗浄薬液タンク9及び制御装置12が搭載され、該カバ ー3の上には旋回台11を備えたアーム10が設けられる。該アーム10は基部 の起伏アーム10aと先端の伸縮アーム10bとで構成され、該伸縮アーム10 bの先端には旋回自在にノズル13が設けられる。該アーム10の起伏、伸縮、 旋回台11の旋回及びノズル13の旋回は電気的に行なうようにした。
【0008】 該旋回台11と起伏アーム10aは相対的に回転自在に取り付けられ、該旋回 台11が旋回しても鎖線示のように起伏アーム10aは常時前方を向くようにそ の作動が制御装置12により制御される。該制御装置12は、ノズル13を交通 機関の洗浄すべき面に接触しないように該面に沿って移動するように、起伏アー ム10aの起伏、伸縮アーム10bの伸縮、ノズル13の方向を制御すると共に 洗浄薬液と高圧水の噴射の制御を行なう。該ノズル13は、例えば3個の洗浄薬 液噴射口と3個の高圧水噴射口を備え、各噴射口は、図6に示すようなアンロー ド弁14、15を備えた高圧水噴射回路16と薬液噴射回路17を介して夫々、 水タンク8と洗浄薬液タンク9とに接続され、ノズル13からは約20kg/c m2の圧力の洗浄薬液と約150kg/cm2の高圧水とが交代で噴射する。同図 の18、19はストレーナー、20はアキュームレーターである。
【0009】 該自走台車1の下方には、図7に示すような、レールに沿って走行するための 前記車輪2の他に該台車1を横方向へ走行させるための横向きの車輪21を設け 、該台車1に搭載したシリンダー22を作動させて車輪21を下方へせり出させ 、該車輪21で該台車1全体を持ち上げて路線間に横方向に敷設した横断線路に 沿って走行できるようにした。該台車1の前方には交通機関23の先頭部との間 隔を検出するロッド状の検出装置24を取り付け、該台車1が該検出装置24か らの検出信号で所定の距離を存して該先頭部の前方に停止できるようにした。
【0010】 その作動を新幹線車両の流線形先頭部を洗浄する場合について説明すると、台 車1を図4に示すようにその先頭部から一定の距離を存して停車させ、制御装置 12によりアーム10、旋回台11及びノズル13を作動制御し、ノズル13を 該先頭部の洗浄開始位置に位置させる。そして、まず洗浄薬液ポンプ5を作動さ せ、該ノズル13から洗浄薬液を噴出させる。該制御装置12は、該ノズル13 が順次該先頭部の洗浄面に沿って約50mmの間隔を維持しながら移動するよう にアーム10、旋回台11及びノズル13を作動制御し、数分で該先頭部全面に 薬液を噴射塗布する。この薬液噴射工程が終わると、塗布した薬液が乾燥しない うちに高圧水ポンプ6を駆動して該先頭部全面を薬液塗布の場合と同様にノズル 13を移動させ、該ノズル13からの高圧水で該先頭部を洗浄する。該先頭部は 昆虫の粘液や埃が車体にこびりついた状態で汚染されているが、洗浄薬液の塗布 による汚れの溶解と150kg/cm2の高圧水の噴射による洗浄とで殆ど残ら ず15分未満で洗い流すことができ、その操作も1人で行なえる。
【0011】 洗浄の対象の交通機関としては、新幹線車両に限らず通常の電車や自動車でも 可能であり、航空機も洗浄できる。また、形状の複雑な先頭部の洗浄例を述べた が、比較的凹凸のない側面も洗浄できることは勿論である。尚、走行車輪2はタ イヤであってもよい。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、自走台車に設けた起伏と伸縮及び旋回自在のア ームの先端部に、該自走台車に搭載した洗浄薬液ポンプと高圧水ポンプから圧送 される洗浄薬液と高圧水を噴射するノズルを設けたので、停止した交通機関の車 体に接触することなく洗浄を行なえ、ボデーに傷が付かず、小型コンパクトで設 置場所を取らず、薬液の塗布と高圧水の噴射でボデーの汚れを迅速且つきれいに 落とすことができ、また、その操作を1人で行なえるので省力化でき洗浄薬液と 水を消耗するだけであるので経済的である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の説明図
【図2】 従来例の説明図
【図3】 従来例の説明図
【図4】 本考案の実施例の全体側面図
【図5】 図4の平面図
【図6】 本考案の実施例に使用した回路図
【図7】 本考案の実施例の自走台車の詳細側面図
【符号の説明】
1 自走台車 2 走行車輪 5 洗浄薬
液ポンプ 6 高圧水ポンプ 8 水タンク 9 洗浄薬
液タンク 10 アーム 13 ノズル 24 検出
装置
フロントページの続き (72)考案者 藤原 良守 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 土屋 征志 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社東北地域本社内 (72)考案者 佐藤 学 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社東北地域本社内 (72)考案者 西山 英毅 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1番1号 東日本旅客鉄道株式会社東北地域本社内 (72)考案者 大井 邦夫 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内 (72)考案者 星野 清一 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内 (72)考案者 高村 修 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪を備えた自走台車に、洗浄薬液
    タンク、水タンク及び起伏と伸縮及び旋回自在のアーム
    を設け、該アームの先端部に、該自走台車に搭載した洗
    浄薬液ポンプと高圧水ポンプから圧送される洗浄薬液と
    高圧水を噴射するノズルを設けたことを特徴とする交通
    機関の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記自走台車は該台車をその側方へ走行
    させるための車輪を下方へ出没自在に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の交通機関の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記自走台車は、洗浄を施す交通機関と
    の距離を検出する検出装置を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の交通機関の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記ノズルは上記アームに旋回自在に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の交通機関の洗浄
    装置。
JP1992006233U 1992-02-17 1992-02-17 交通機関の洗浄装置 Expired - Lifetime JP2578753Y2 (ja)

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JPS4879468A (ja) * 1972-01-28 1973-10-24
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