JPH074223U - 鉄道車両の自動融雪装置 - Google Patents

鉄道車両の自動融雪装置

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JPH074223U
JPH074223U JP3339293U JP3339293U JPH074223U JP H074223 U JPH074223 U JP H074223U JP 3339293 U JP3339293 U JP 3339293U JP 3339293 U JP3339293 U JP 3339293U JP H074223 U JPH074223 U JP H074223U
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JP
Japan
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robot
arm
snow melting
carriage
automatic snow
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Pending
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JP3339293U
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English (en)
Inventor
智 千葉
▲廣▼幸 高橋
利憲 丸子
修 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に短時間に融雪作業を行なえる装置を
提供すること 【構成】 鉄道車両1の停車位置の側方に、該鉄道車両
に沿って移動自在の台車3を設け、該台車にアーム7の
方向を自動制御したロボット4を搭載し、該アームの先
端に温水を噴射する複数個のノズル9を設けた 【効果】 自動的に所定の箇所に温水をかけて短時間に
融雪でき、人手が要らず停車時間を短縮できるので経済
的である

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道車両の主として台車部に付着した雪を取り除く自動融雪装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、降雪地帯を走行した鉄道車両が非降雪地帯に入ると、降雪地帯の走行で 台車に付着固化した雪が落下し、線路上のバラストを跳ね上げて車両機器を破損 したり、沿線の器物等を破損したりする事故が発生する。こうした事故を未然に 防ぐため、人手によりホースから温水を台車部にかけてそこに付着した雪を融雪 することが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
人手による上記融雪作業は、1車両当り10〜15分かかり、編成車両数が多 い列車の融雪を駅での停車時間内に完了するには作業に投入する人数を多くしな ければならず経済的でない。また、人手による融雪は、熟練の度合によって差異 が生じて好ましくなく、比較的高圧の温水を噴射するので作業に力が要る不都合 があった。
【0004】 本考案は、自動的に短時間に融雪作業を行なえる装置を提供することを目的と するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、鉄道車両の停車位置の側方に、該鉄道車両に沿って移動自在の台 車を設け、該台車にアームの方向を自動制御したロボットを搭載し、該アームの 先端に温水を噴射する複数個のノズルを設けたことにより、上記目的を達成する ようにした。該ノズルは十字状に配列し、該アームの上方にブラシで構成した該 アームの前方へ進出自在の飛沫拡散防止体を設け、また、該ロボットにカバーを 被せてその内部に空気を送り込むことが好ましい。
【0006】
【作用】
鉄道車両が駅に停車すると雪が付着した台車部の位置へ複数基のロボットが台 車と共に移動し、ロボットのアームが所定の方向にセットされるとノズルから温 水を高圧で噴射して融雪作業が行なわれる。雪が付着する箇所はほぼ一定してお り、自動制御装置にロボットの台車の移動とノズルの方向の変更をセットしてお くことにより順次自動的に付着箇所に温水が吹付けられ、均一な作業を各車両に 対して行なえる。該温水は十字状に配置した複数本のノズルから噴射すると、粉 霧化することもなくしかも1本のノズルから噴射するよりも短時間に融雪でき、 該アームの上方に設けた飛沫拡散防止体が乗降客の妨げにならぬよう上方への水 滴の飛散を防ぐ。融雪中にロボットは大量に水を被るが、カバーを被せてその内 部に空気を送り込んでおくことにより、水の凍結による不作動が防げる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき説明すると、図1乃至図3に於いて符号1は駅 に停車した鉄道車両で、停車位置の側方に沿ってロボット走行用レール2を敷設 し、その上を台車3に搭載したロボット4が走行する。該ロボット4は、台車3 上での下支柱5の旋回及び俯仰と、上支柱6の俯仰と旋回と、該上支柱6の先端 のアーム7の首振り及び旋回の6自由度を有し、該アーム7に継手8を取付け、 これにノズル9を取付けした。該ノズル9の詳細は図5及び図6に示す如くであ り、直噴射ノズルの5個を30mmの間隔を存して十字状に配置し、これらノズ ル9に1本のホース10から継手8の分岐した通路を介して温水が供給されるよ うにした。また、該ロボット4には図7のように比較的気密性のあるカバー11 を被せて融雪中に跳ね返る水から保護するようにし、その内部にエアホース12 から空気を送り込んで凍結によるロボット4の不作動を防止するようにした。
【0008】 該ロボット走行用レール2の一端にはギヤードモータ13を設け、これにより 台車3に結着したチェン14を駆動した。該ギヤードモータ13の回転、ロボッ ト4の作動及び温水の噴出はコントローラ15により制御される。30は車両1 の停止位置センサーである。該走行用レール2に沿ってクローラ形式のプラスチ ックのケース16を設け、これの内部に温水用のホース10、ロボット4の制御 用のケーブル17、18、及びエアホース12を収め、走行する台車3に従って 該ケース16が弯曲し、ホース10、12やケーブル17、18が屈曲して故障 する不都合を排除した。図7の温水回路に於いて、符号19は温水ポンプユニッ トで、温水ボイラー20から貯湯タンク21に送られた60℃程度の温水を40 kg/cm2程度に加圧してノズル9から鉄道車両1の台車部1aに向けて噴射する。 また、同図に併記した符号22はエアホース12へ空気を供給するコンプレッサ ーである。
【0009】 該ロボット4は停車駅のプラットホーム23の下方に間隔を存して複数基設置 され、1台のロボット4は例えば図4の2台の台車部1aの融雪を担当し、この 場合、一方の台車の斜線で示した着雪箇所24へ順次にノズル9の焦点をコント ローラ15からの指示により合致させて温水を噴射し、付着固化した雪を融雪除 去した後、該ロボット4を台車3をもう一方の台車部1aに対向する位置に移動 させ、同様にノズル9の焦点を移動させて融雪する。該ノズル9と台車部1aの 間隔は800mm程度であり、温水の飛沫が車両1とホーム23の隙間から上方 の乗降客にかかる可能性があるので、該ロボット4のアーム7の上方でホーム2 3の下面にシリンダ25により鉄道車両1の側面へ接する程度に出没するブラシ で構成した飛沫拡散防止体26を設けて融雪作業中に飛沫が上方へ飛散すること を防止した。
【0010】 鉄道車両1の停車位置は1m以内の誤差があるが、多少誤差があってもロボッ ト4は融雪すべき台車部1aの位置へと移動し、コントローラ15にプログラム した通りに該台車部1aの着雪箇所へ比較的高圧で温水をかける。ノズル9の複 数個が十字状に配置されているので、温水が粉霧化せずに着雪箇所の広域に当り 、効率良く融雪させることができ、2台の台車部1aの融雪作業を約3分で終え ることができた。
【0011】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、鉄道車両の停車位置の側方に沿って移動自在の 台車にアームの方向を自動制御したロボットを搭載し、該アームに温水を噴射す る複数個のノズルを設けたので、自動的に所定の箇所に温水をかけて短時間に融 雪でき、人手が要らず停車時間を短縮できるので経済的である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の平面図
【図2】 図1の要部の拡大平面図
【図3】 図1のA−A線断面図
【図4】 図1のB−B部分の詳細図
【図5】 ノズルの正面図
【図6】 ノズルの断面図
【図7】 温水回路図
【符号の説明】
1 鉄道車両 2 ロボット走行用レール 3
台車 4 ロボット 7 アーム 9
ノズル 11 カバー 12 エアホース 26
飛沫拡散防止体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丸子 利憲 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 高村 修 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両の停車位置の側方に、該鉄道車
    両に沿って移動自在の台車を設け、該台車にアームの方
    向を自動制御したロボットを搭載し、該アームの先端に
    温水を噴射する複数個のノズルを設けたことを特徴とす
    る鉄道車両の自動融雪装置。
  2. 【請求項2】 上記ノズルを十字状に配列したことを特
    徴とする請求項1に記載の鉄道車両の自動融雪装置。
  3. 【請求項3】 上記アームの上方にブラシで構成した該
    アームの前方へ進出自在の飛沫拡散防止体を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の鉄道車両の自動融雪装
    置。
  4. 【請求項4】 上記ロボットはその全体をカバーで比較
    的気密に覆い、その内部に空気を送り込むことを特徴と
    する請求項1に記載の鉄道車両の自動融雪装置。
JP3339293U 1993-06-21 1993-06-21 鉄道車両の自動融雪装置 Pending JPH074223U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068686A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Hitachi Plant Technologies Ltd 鉄道車両用融雪装置、及び鉄道車両の融雪方法
CN103879431A (zh) * 2014-04-10 2014-06-25 铁道第三勘察设计院集团有限公司 一种将高铁列车底部空间封闭的快速热风融冰系统
JP2018184076A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 川崎重工業株式会社 付着物除去装置

Cited By (4)

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