JP2578288Y2 - マーク検査装置 - Google Patents

マーク検査装置

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JP2578288Y2
JP2578288Y2 JP1992041933U JP4193392U JP2578288Y2 JP 2578288 Y2 JP2578288 Y2 JP 2578288Y2 JP 1992041933 U JP1992041933 U JP 1992041933U JP 4193392 U JP4193392 U JP 4193392U JP 2578288 Y2 JP2578288 Y2 JP 2578288Y2
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mark
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常悦 高橋
清秀 阿部
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマーク検査装置に関し、
検査対象物に付けたマークの色及び大きさが適切である
か否かを自動的に判定できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、自動車部品のプーリ
ーのうち、例えばクランク軸に取り付けられるプーリー
1には、その周面にタイミング合せのためにマークMが
塗布されている。マークMのうちMW で示すものは白色
であり、MY で示すものは黄色であり、MO で示すもの
は橙色である。これらマークMは人手により、決められ
たマーク位置に決められた色で決められた大きさに塗布
して形成されている。このプーリー1を自動車エンジン
に組み込むときには、エンジンの特性等に応じて特定の
色のマークMの位置を基準にして他の部品との位相合せ
等をする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところでマークMは手
作業で塗布されるため、マークMが正確に塗布されてい
るかどうかを検査しなければならず、従来ではこの検査
を人間が行っていた。つまり、決められたマーク位置に
決められた色のマークを決められた大きさに塗布されて
いるかどうかを、目視により検査していた。このため疲
労が大きく、また検査ミスをするおそれがあった。
【0004】本考案は、上記従来技術に鑑み、マークの
色及び大きさが適正であるかとうかを自動的且つ正確に
検査することのできるマーク検査装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の構成は、色の異なる複数のマークが付されたワーク
の、前記マークの色及び大きさが良好であるか否かを検
査するマーク検査装置であって、前記マークを撮影して
三種の色信号を出力するカラーカメラと、前記三種の色
信号を2値化して得た三種の各画像の中で、マークの像
が形成される位置に計測エリアを生成し、各計測エリア
内においてマークを示す画素の数をカウントすることに
よりマークの大きさを判定するとともに、各計測エリア
内においてどの色の画素が存在するかを基にマークの色
を判定し、色の良否を判定する処理装置と、を有するこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案では、三種の信号を個別に画像処理する
ことによりマークの色が判定でき、この色が設定した色
であるかどうかの検査ができる。また画素数のカウント
によりマークの大きさの検査ができる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0008】まずはじめに図1を基に、本考案の実施例
に係るマーク検査装置10の構成及び動作を説明し、そ
の後に画像処理手順を説明する。図1に示すようにマー
ク検査装置10は、撮影装置20と制御盤30を有して
いる。
【0009】撮影装置20では、下部が床面にアンカー
止めされたカメラスタンド21の頂部に、遮光ケース2
2が備えられている。遮光ケース22はカメラスタンド
21に対し分離可能となっている。遮光ケース22内に
は、CCDカラーカメラ23,照明ランプ24及び近接
センサ25が設置されている。図2に示すようにカラー
カメラ23は、α方向にスライドしたり、点線で示すよ
うに上方位置に移動することができる。また遮光ケース
22内には、横面に形成した窓22aを通してコンベア
26によりプーリー1が搬送されてくる。
【0010】近接センサ25により、プーリー1が遮光
ケース22内の検査位置に達したことを検出すると、コ
ンベア26が停止するとともに治具(図示省略)により
プーリー1の位置が固定され、更に照明ランプ24によ
りプーリー1を照明しカラーカメラ23により、プーリ
ー1の周面に塗布されているマークを撮影する。カラー
カメラ23から出力されたカラー画像信号はケーブル2
7を介して制御盤30に送られる。詳細は後述するが、
制御盤30ではカラー画像信号を基にマークの適否検査
をする。
【0011】マークの適否検査が終了するとプーリー1
を固定していた治具が解除されるとともにコンベア26
が動き出し、検査済のプーリー1が遮光ケース22から
搬出されるとともに、別の新たなプーリー1が遮光ケー
ス22内に搬入される。
【0012】なお、遮光ケース22の上面はメンテナン
ス用蓋22bとなっており、この蓋22bは通常は閉め
られているが、カラーカメラ23の姿勢調整をしたりメ
ンテナンス等をするときに開けられる。
【0013】一方、制御盤30は、ブレーキ付キャスタ
ーを有する制御ケース31内に、画像処理装置32,ノ
ート型のパソコン33,モニタ34,表示・設定装置3
5等を備えて構成されている。そして画像処理装置32
及びパソコン33が中心となって、カラー画像信号の処
理をしてマークの適否検査をする。また表示・設定装置
35により検査のためのデータ設定等をする。データ設
定としては、どのマーク位置に何色のマークが塗布され
ているか等を示すプログラムを設定したり、判定のため
の閾値の設定をしたりする。
【0014】次に画像処理によりマーク適否を判定する
手法を説明する。まずプーリー1が遮光ケース22内に
入り検査位置に達すると、図3に示すように、プーリー
1は治具2により挾持される。これによりプーリー1の
鉛直方向(Y方向)の位置は精度よく規定位置に合う。
この状態でカラーカメラ23がマークMを撮影して、三
原色信号、つまり赤色信号R,緑色信号G,青色信号B
を出力する。
【0015】制御盤30では色信号R,G,Bを受けて
画像処理をしてマークMの良否判定をする。処理として
は「教示」と「検査」がある。そこで図4を参照して処
理の全体的な手順を説明し、次に図5を参照して「教
示」処理について説明し、図6〜図8を参照して「検
査」処理について説明する。
【0016】全体のフローは図4に示す手順のとうりに
行う。つまり初期設定をしてデータを入力し(ステップ
1,2)、プログラム呼出をする(ステップ3)。この
とき表示・設定装置35により教示指令を出すと教示が
行なわれる(ステップ4)。
【0017】検査をするにはステップ5にてプログラム
番号を設定してプーリー1の品番を設定する。なお未教
示のときには検査はしない(ステップ6)。呼出完了ラ
ンプを点灯し検査開始スイッチを投入してデータを取り
込むと(ステップ7,8)、検査が開始され(ステップ
9)検査ランプが点灯し(ステップ10)、検査が実行
される(ステップ11)。なお上述した各種ランプ、各
種スイッチは表示・設定装置35に備えられている。結
局図4に示すメインフローから、「教示」が先に行なわ
れてから「検査」が行なわれることが理解される。
【0018】次に「教示」の手順を図5を参照して説明
する。まずパラメータ設定のため教示用メニューを表示
する(ステップ21,22)。そしてステップ23にて
各色信号R,G,Bについてのそれぞれの2値化レベル
を設定し、ステップ24にて計測エリアA1〜A12
(図6参照)の位置及び大きさを設定し、ステップ25
にてプログラム番号を設定してプーリー1の設定をす
る。更にステップ26にて画素数(面積)の判定値(塗
布広さの大小)を設定し、ステップ27にて位置補正ラ
インHX1,HX2,HX3,HX4,HY (図7参照)を設定
する。なお「教示」は主にパソコン33により行なわれ
る。
【0019】次に「検査」の手順及び手法を説明する。
検査をする際にはまず補正計測をする。つまり、図3に
示すように、プーリー1は治具2で保持されるためY方
向位置は精確であるが、回転する可能性があるため、マ
ークMの検査をするには特にX方向の補正が必要とな
る。そこで画像処理装置32は、図7に示すように、画
像上においてX方向に伸びる複数本の位置補正ラインH
X1,HX2,HX3,HX4を生成する。これら位置補正ライ
ンHX1〜HX4の中での変化点Pを検出し、変化点Pから
数画素だけ内側の位置に、Y方向に伸びる位置補正ライ
ンHY を生成する。そして位置補正ラインHX2,HY
交点の座標(x,y)を補正座標として教示しておく。
【0020】補正計測が終了したら各色信号R,G,B
毎に個別に画素数のカウントをする。つまり、まず赤信
号Rを2値化するとともに図6に示すように計測エリア
A1〜A12を設定する。各計測エリアA1〜A12は
マークMの像が生じる部分に、マークの大きさに対応し
て設定されており、しかも補正座標(x,y)の分だけ
位置シフトしている。そして各計測エリアA1〜A12
内の画素数をカウントする。以下同様にして、緑信号
G,青信号Bについても、各計測エリアA1〜A12内
の画素数をカウントする。
【0021】マークMの色が白色であれば計測エリアA
内はR,G,Bすべての画素が存在し、マークMの色が
黄色であれば計測エリアA内にはR,Gの画素が存在
し、マークMの色が橙色であれば計測エリアA内にはR
の画素が存在する。なおプーリー1の周面は黒色となっ
ている。したがって各計測エリアA内にどの色の画素が
存在するかを検査することによりマークMの色判別がで
きる。このマークの色とあらかじめ教示されたマークの
色とを比べることにより、正しい色のマークMが塗布さ
れているかどうかを判定することができる。
【0022】更に、各計測エリアA内の画素のカウント
数と、あらかじめ教示された値とを比較することによ
り、マークMの大きさが適正であるかどうかを判定する
ことができる。
【0023】次に検査の全体手順を図8を参照して説明
する。まずプログラム番号によりパラメータの設定をし
(ステップ31)、ワーク(プーリー)が存在し且つ検
査が終了していないことを確認して色信号R,G,Bを
画像として取り込む(ステップ32〜37)。検査は補
正計測をしてからR,G,Bの画素数をカウントする
(ステップ38〜40)。マークの色及び大きさを判定
し、良否を判定する(ステップ41,42)。マークが
正常であれば次のプーリーの検査を行い、マークが異常
でブザーが鳴る(ステップ44)。
【0024】マーク異常のときは再度検査をする(ステ
ップ45〜48)。再検査で正常を判定すれば次のプー
リーの検査を行い、あいかわらず異常であればマーク異
常と判定し、ブザーを停止させる(ステップ49,5
0)。
【0025】
【考案の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本考案によれば、マークの色及びマークの大きさの
良否を自動的に且つ正確・迅速に検査することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のマーク検査装置を示す構成図。
【図2】撮影装置を示す構成図。
【図3】プーリーを保持した状態を示す説明図。
【図4】実施例のメイン動作を示すフロー図。
【図5】実施例の教示動作を示すフロー図。
【図6】計測エリアを示す説明図。
【図7】位置補正ラインを示す説明図。
【図8】実施例の検査動作を示すフロー図。
【図9】マーカーしたプーリーを示す斜視図。
【符号の説明】
1 プーリー 2 治具 10 マーク検査装置 20 撮影装置 21 カメラスタンド 22 遮光ケース 22a 窓 22b メンテナンス用蓋 23 カラーカメラ 24 照明ランプ 25 近接センサ 26 コンベア 27 ケーブル 30 制御盤 31 制御ケース 32 画像処理装置 33 パソコン 34 モニタ 35 表示・設定装置 M,MW1,MY ,MO マーク A1〜A12 計測エリア HX1,HX2,HX3,HX4,HY 位置補正ライン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 7/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なる複数のマークが付されたワー
    クの、前記マークの色及び大きさが良好であるか否かを
    検査するマーク検査装置であって、 前記マークを撮影して三種の色信号を出力するカラーカ
    メラと、 前記三種の色信号を2値化して得た三種の各画像の中
    で、マークの像が形成される位置に計測エリアを生成
    し、各計測エリア内においてマークを示す画素の数をカ
    ウントすることによりマークの大きさを判定するととも
    に、各計測エリア内においてどの色の画素が存在するか
    を基にマークの色を判定し、色の良否を判定する処理装
    置と、 を有することを特徴とするマーク検査装置。
JP1992041933U 1992-06-18 1992-06-18 マーク検査装置 Expired - Fee Related JP2578288Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0724730B2 (ja) * 1990-01-18 1995-03-22 株式会社フカガワ 換気用パイプフィルター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01120686A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Bridgestone Corp タイヤのカラーマーク自動検出装置

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