JP2578085B2 - 紙管製造における原料紙突合せ接続方法 - Google Patents

紙管製造における原料紙突合せ接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料紙を螺旋状に巻い
て紙管を製造するさいに実施される原料紙の突合せ接続
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙管の製造においては例えば図1に示す
ように、鋼管又は丸棒などからなる巻芯1を固定状に設
けると共に、この巻芯1の側方には複数の帯状原料紙2
の原反3をその巻き角度に合致した斜め方向に配置し、
各原反3から巻芯1へ向けて原料紙2が一斉に供給され
るようにして実施される。
【0003】図示例の場合は7つの原反3から原料紙2
が供給されるようになされており、各原反3の原料紙2
は図示しないベルト手段により適宜な巻付け力を付与さ
れて巻芯1の外周面に巾方向端部が僅かに重なり合うよ
うに螺旋状に巻き付けられ一層状の螺旋管を形成するも
のとなるのであり、このさい第一の原反3aが紙管wの
第1層を、そして第二の原反3bが第2層を・・・、と
いうように順次に積層され、最終的には7つの原反3a
〜3gにより7層の紙管となされ、巻芯1周面上を順次
に矢印方向f1へ押し出される。
【0004】各原反3の背後には補給用の原反4が用意
されており、供給中の原反3の残量が少なくなったと
き、作業者がこの原反3の原料紙2の後端部を補給用の
原反4の原料紙2の先端に接続し、原料紙2が途絶える
ことなく供給されるようにしている。
【0005】上記した原料紙の接続処理は種々の方法で
行い得るものであるが、従来では簡易迅速を考慮して一
般的には次のように行っている。
【0006】即ち、作業者が図2Aに示すように補給用
の原反4の原料紙2の先端2aを引き出し、これに同図
Bに示すように予め粘着テープ5を張出状に貼り付け、
供給中の原反3が残り少なくなったとき、この原反3の
原料紙2を同図Aに示すように引き出してこれの後端部
分2bを同図Bの仮想線で示すように前記粘着テープ5
の粘着面に接着させ、余分長さ部分6を手で破るなどし
て取り除くようにしている。
【0007】こうして接続処理が終了した後、補給用の
原反4を先に供給されていた原反3の位置p1にセット
すると共に、補給用の原反4のあった位置p2には新た
な補給用の原反4を用意するのであり、以後は同様な作
業が繰り返されて原料紙2は途絶えることなく供給され
るものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くなされる在
来の原料紙の接続処理においては、原料紙2の余分部分
6を正確に除去できないため、同部分6を除去した後に
も、供給中の原料紙2の後端部分2bと補給用の原料紙
2の先端2aが重なり合った状態となることが多く、こ
のため原料紙2の接続部のみの厚さが大となり、この接
続部が巻き取られて形成された製品の外径に接続部の厚
さの大きいことによる段差が生じるのであり、この段差
部分のある紙管は製品として出荷できないため切り除く
ことが必要となり、余分の手間とロスが発生する。
【0009】また多くの原反3から一斉に原料紙2が供
給される場合で少ない作業者しかいない場合において、
同時に複数の原反3・・の残量が少なくなったときは、
一人の作業者の能力は限られたものであるため早めに接
続処理を開始しなければならないのであり、このため作
業者は供給中の原反3の原料紙2がかなり残っている時
点から各原反3毎の接続処理をすることが必要となり、
原料紙2のロスは避けられないものとなる。
【0010】本発明は斯かる問題点に鑑みて、原料紙の
突合せ接続を簡易迅速かつ正確に行えるようにすること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の紙管製造における原料紙の突合せ接続方法にお
いては原料紙の供給経路途中に原料紙滞留手段を設ける
と共に、この滞留手段の同供給経路上手側には供給中の
原料紙を支持面箇所で一時的に停止させ、その長手方向
の特定箇所を巾方向へ切断し同供給経路下手側の切断端
部分を支持面箇所に一時的に保持するものとした原料紙
停止切断保持手段と、補給用の原料紙の先端に粘着テー
プを張出状に接着させたものとした原料紙先端部分を押
圧面上の特定位置に一時的かつ固定状に保持し同押圧面
を介してこの先端部分を前記支持面箇所に押し付け前記
粘着テープの張出部分を原料紙の前記切断端部分に接着
させるものとした原料紙仮固定貼着手段とからなる原料
紙自動接続装置を設けるほか、この接続装置の原料紙供
給経路下手側に供給中の原料紙の残量の減少を検出して
前記停止切断保持手段及び保持貼着手段に作動開始信号
を付与するものとした原料紙検出手段を設けて実施す
る。
【0012】このさい、原料紙停止切断保持手段はこれ
が切断した原料紙の同紙供給路下手側の切断端部分に針
を一時的に突き刺して同切断端部分を支持面箇所に保持
するものとなし、また原料紙固定貼着手段は補給用の原
料紙の先端部分の一定位置に設けられた透孔に一時的に
内嵌される固定ピンを介して同先端部分を押圧面上の特
定位置に固定状に保持するものとなす。
【0013】
【作用】原料紙検出手段が作動開始信号を発すると、原
料紙自動接続装置が自動的に供給中の原料紙に補給用の
原料紙を突合せ状に接続するものとなる。一方では原料
紙滞留手段が予め滞留させてある原料紙をその供給経路
下手側へ供給して連続した紙管製造を可能となす。この
接続処理が終了した後、原料紙滞留手段は原料紙を再び
滞留させるものとなる。
【0014】原料紙停止切断保持手段の針は切断された
供給中の原料紙の同紙供給経路下手側の切断端を瞬時の
解放可能なように保持し、また原料紙保持貼着手段の固
定ピンは補給用の原料紙の先端部分を簡易かつ正確に、
しかも瞬時の解放可能なように押圧面上の一定位置に固
定させることを可能となす。
【0015】
【実施例】本発明の実施にさいしては図1に示すよう
に、各原反3から巻芯1へ至るまでの原料紙2の供給経
路2Aの途中に原料紙滞留手段7を設けるのであって、
具体的には次のようなものとなされる。
【0016】即ち、図3に示すように供給経路2Aの特
定位置に複数のアイドルローラ8・・・を軸着し、前後
のローラ8、8間には重りなどによる適宜な力で下方へ
引張されたダンシングローラ9を適当距離lの上下動可
能に配設し、これらローラ8、9に原料紙2を案内させ
て前記距離lの数倍の寸法の原料紙2を蓄積させ、原料
紙供給経路2Aにおけるローラ8、9の上手側からの原
料紙2の供給が停止されたとき、ここに蓄積された原料
紙2がこれに作用する巻芯1側への引張力によりローラ
8、9の下手側へ繰り出されるように作動するものとな
す。
【0017】また原料紙供給経路2Aにおける前記滞留
手段7の上手側には原料紙自動接続装置10を設けるの
であって、この装置10は供給中の原料紙2を適宜な支
持面箇所で一時的に停止させてその長手方向の特定箇所
を巾方向へ切断し、このさい形成された二つの切断端部
分のうち原料紙供給路下手側のもののみを前記支持面箇
所に一時的に保持するものとした原料紙停止切断保持手
段11と、補給用の原料紙2の先端に粘着テープを張出
状に接着させたものとした原料紙先端部分を適宜な押圧
面上の特定位置に一時的かつ固定状に保持し同押圧面を
介してこの先端部分を前記支持面箇所に押し付け前記粘
着テープの張出部分の粘着面を前記支持面箇所に保持さ
れた前記切断端部分に接着させるものとした原料紙保持
貼着手段12とからなる。
【0018】この接続装置10の具体例を図4により説
明すると、原料紙停止切断保持手段11は原料紙2に沿
った支持面13aを具備した支持板13を適宜な支持部
材14a、14bを介して固定状に設け、この支持板1
3に詳細を後述する原料紙切断装置15及び原料紙保持
装置16を設けるほか、支持板13の下方には供給中の
原料紙2を支持面13a箇所に挟みつけるものとした原
料紙挟圧装置17を設けたものとなす。
【0019】このさい原料紙切断装置15はエアシリン
ダ18の出力ロッドの先端に原料紙巾よりも大きな巾と
なされた鋸目刃の形成された刃板19を固定し、エアシ
リンダ18の伸長作動によりこの鋸目刃が支持板13に
設けられたスリット13bを通じて支持面13aの下方
へ達するものとなされる。
【0020】原料紙保持装置16は比較的ストロークの
短い二つのエアシリンダ20、20の各出力ロッドの先
端に先鋭針21、21を固定し、各エアシリンダ20の
伸長作動により先鋭針21の先端部が支持板13に設け
られた透孔13cを通じて支持面13aの下方へ達する
ものとなされる。
【0021】そして原料紙挟圧装置17は供給中の原料
紙2を支持面13a箇所に挟みつけるための挟圧板22
を上下作動させるものとしたエアシリンダ23と、この
シリンダ23を水平方向へ往復作動させるための水平駆
動部24を具備し、挟圧板22には刃板19や先鋭針2
1との干渉を避けるための切除部22aを設けたものと
なされる。
【0022】一方、原料紙保持貼着手段12は適宜な支
持部材25を介して特定位置にエアシンダ26を固定
し、その出力ロッドの先端に上面が押圧面27aとなさ
れた押圧板27を固定したものとなす。
【0023】このさい押圧板27の下面の特定位置には
比較的短いストロークの二つのエアシリンダ28、28
が固定され、各シリンダ28の出力ロッドの先端は丸棒
状の固定ピン29となされて通常時は押圧板27の透孔
を通じて押圧面27a上に突出した状態となされ、エア
シリンダ28の短縮作動により押圧面27aよりも下方
に没するものとなされる。
【0024】この接続装置10には必要に応じて、原料
紙切断装置15が切断して形成された二つの切断端部分
のうち原料紙供給経路の上手側となる部分を支持面13
a箇所から排除するための原料紙排除手段30を設ける
のであって具体的には原料紙2に圧縮空気を適当タイミ
ングで吹きつけるものとなされる。
【0025】また原料供給経路2Aにおける前記接続装
置10の上手側には供給中の原料紙2の残量の減少を検
出して同接続装置10に作動開始信号を付与するものと
した原料紙検出手段31を設ける。
【0026】この検出手段31は例えば原料紙供給経路
2Aの近傍で原料紙2の上側に光電管などのセンサを設
け、このセンサが原料紙2を検出しない状態となったと
き、作動開始信号を発するものとなす。
【0027】さらに原料紙2の供給部は供給中の原料紙
2に係る原反3の芯や補給用の原反4の芯に挿通させた
軸32の各端部を載置するものとした一対の支持レール
33・・を若干の右下がり状に設け、各レール33の左
右方向の二箇所に原反ストッパー34a、34bを上下
方向の出入り自在に設けると共に同レール33の右端に
は固定状のストッパー35を設けたものとなす。
【0028】なお原料紙供給経路2Aは必要に応じてロ
ーラ8a・・・や案内棒などのガイド部材を設け、適当
に屈曲させるようになされる。
【0029】上記の如く形成した製造ラインにより紙管
を製造するのであって、その製造中には原反ストッパー
34aに係止された前側の原反3は従来に準じて原料紙
供給経路2Aを経て巻芯1まで連続的に一定速度(例え
ば毎分60m程度)で供給される。
【0030】この供給中の原反3の原料紙2が残り少な
くなったとき補給用の原反4の先端部を供給中の原料紙
2の後端部に接続することが必要となることは従来と変
わりないが、本発明ではこの接続を以下のように実施す
る。
【0031】即ち、供給中の原反3が残り少なくなる前
に図3A及び図4に示すように補給用の各原反4の先端
部分2aを引き出し、これを保持貼着手段12の押圧面
27a上の特定位置に固定させるようにするのであり、
このため具体的には作業者が補給用の原反4の先端部分
2aを引き出してここにフアイル用の市販のパンチ具或
いは特別に作成した専用の孔明け具を使用することによ
り図5Aに示すように、一定配置となされた複数(本実
施例では二つ)の透孔p、pを設け、続いてこれら透孔
p、pを同図Bに示すように特製のゲージG(特定形状
とした板部材36にピン36a、36bを特定配置に固
定したもの)のピン36a、36bに嵌め込み、透孔
p、pとピン36a、36bによる位置規制作用により
板部材36上での原料紙2の位置を特定し、さらにこの
原料紙2を板部材36の一面に密接させ、その測定辺3
6cで原料紙2の切断線位置を特定し、この位置上を挟
みなどで切断し、続いてこのように処理した原料紙2の
先端部2aに同図Cに示すように粘着テープ5を適当長
さの張出状に貼り付け、続いてこの先端部分2aの透孔
p、pを固定ピン29、29に嵌め込むようにする。
【0032】この状態の下で供給中の原反3の原料紙2
が残り少なくなり、その後端2cが図3Bに示すように
その芯32から離れると、この原料紙2の後端部分は下
方へ落下するのであり、これを原料紙検出手段31が直
ちに検出して原料紙自動接続装置10を作動させる。
【0033】このさいの接続装置10の作動を説明する
と、先ず図4に示す位置にあるエアシリンダ23が伸長
作動して挟圧板22が上昇し、供給中の原料紙2を支持
面13aとの間に挟みつけ、その供給移動を瞬時に停止
させる。
【0034】これに関連して原料紙切断装置15のエア
シンダ18が伸長作動して刃板19が一時的に降下作動
され、支持面13a箇所に停止された状態の原料紙2の
特定位置の巾方向を切断する。この一方では原料紙保持
装置16の二つのエアシリンダ20、20が伸長作動し
て二つの先鋭針21、21が降下作動され原料紙2の二
箇所に突き刺さってこの状態を保持する。
【0035】この後、エアシリンダ23が短縮作動され
て挟圧板22が降下し、続いて駆動部24が挟圧板22
をエアシリンダ23と一緒に矢印方向f2へ移動させ支
障のない位置まで退避させる。
【0036】この状態において二つの先鋭針21、21
は供給中の原料紙2の刃板19による切断位置よりも原
料紙供給経路下手側となるその切断端部分を原料紙2に
作用するその供給経路下手側への引き込み力や針21に
対する原料紙2の摩擦作用により、支持面13a箇所に
切断時姿勢のままで保持されるものとなる。一方、供給
中原原料紙2の刃板19による切断位置よりも原料紙供
給経路上手側となる切断端部分はこれに作用する引張
力、自重或いは、排除装置30による空気流などにより
支持面13aの外方へ排除される。
【0037】そして一定時間の経過によりエアシリンダ
26が伸長作動し、押圧板27が押圧面27a上の原料
紙先端部分2aを支持面13aの特定箇所に押しつける
のであり、これにより原料紙先端部分2aは先鋭針21
で保持されている他方の原料紙2の切断端に突合せ状に
位置され、粘着テープ5の張出部分の粘着面が前記他方
の原料紙2の切断端に押しつけられて接着され、これに
より供給中の原料紙2は補給用の原料紙2を突合せ状に
接続されるものとなる。
【0038】このように作動したエアシリンダ26は一
定時間のその作動状態を保持した後に短縮作動されるの
であり、このさい他のエアシリンダ20、20、28、
28も短縮作動されるものとなり、固定ピン29、29
は押圧面27aの下方へ降下し、先鋭針21、21は支
持面13cよりも上方へ上昇する。これにより原料紙自
動接続装置10における原料紙2は自由状態となり、こ
れに作用している巻芯1側への引張力により再び供給移
動を開始される。
【0039】ところで上記したように原料紙自動接続装
置10により原料紙2が供給移動を停止されている間
(例えば凡そ2秒程度)も紙管の製造は続行されるのが
能率上好ましいのであり、このため、その間は図3Cに
示すように原料紙滞留手段7のダンシングローラ9・・
が巻芯1への原料紙2の供給移動力により上昇移動さ
れ、ここに滞留していた原料紙2が順次に補給されるも
のとなる。
【0040】そして、原料紙自動接続装置10が原料紙
2の供給移動を開始した瞬間から、ダンシングローラ9
・・は自身に作用した降下力により同図Dに示すように
原位置に復帰し、再び原料紙2を滞留させる。
【0041】原料紙2の供給部では原料紙自動接続装置
10による接続が終了したことに関連して、原反ストッ
パー34aが降下作動されるのであり、これにより原料
紙2の消費された原反3の芯32は自重により支持レー
ル33・・上を転がって図3Cに示すようにストッパ3
5に係止される。原反ストッパ34aは一定時間の後に
上昇復帰され、これに関連して他方の原反ストッパ34
bが降下作動されるのであり、これにより補給用の原反
4は原料紙2の引張力などにより前方へ転がって原反ス
トッパ34aに係止されるものとなり、さらに適当時間
の経過の後、原反ストッパ34bが上昇復帰される。
【0042】この後、作業者は新たな補給用の原反4を
支持レール33・・上に載せ、原反ストッパ34bに係
止させるのであり、以後は上記したことを各原料紙2に
ついて繰り返すことにより、巻芯1へ供給されるべき原
料紙2は途絶えることなく連続的に供給されるものとな
る。
【0043】
【発明の効果】上記の如く構成した本発明によれば供給
中の原料紙の後端部と補給されるべき原料紙の先端部と
の突合せ接続処理を機械作動により簡易、迅速かつ正確
に行わせることができるのであり、これにより作業者の
労力が軽減されるほか製品の品質が向上し材料のロスが
防止されるものとなる。
【0044】請求項2に記載のようにすれば、孔とピン
の嵌合により原料紙の先端部分を簡便に押圧面上の一定
位置に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙管の製造を示す説明図である。
【図2】紙管の原料紙を接続するさいの従来の様子を示
し、Aは原反部分を示す側面視説明図、そしてBは原料
紙の接続箇所を示す説明図である。
【図3】本発明に係る主要部を作動順に示す説明図であ
る。
【図4】本発明に係る原料紙自動接続装置を示す側面図
である。
【図5】本発明に係る補給用の原料紙を示し、Aは先端
部に透孔を設けた状態を示す図、Bはゲージとの関連を
示す図、そしてCは処理を終了した状態の図である。
【符号の説明】
2 原料紙 2A 原料紙の供給経路 2a 原料紙先端部分 5 粘着テープ 7 原料紙滞留手段 10 原料紙自動接続装置 11 原料紙停止切断保持手段 12 原料紙保持貼着手段 13a 支持面 21 針 27a 押圧面 29 固定ピン 31 検出手段 p 透孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料紙の供給経路途中に原料紙滞留手段
    を設けると共に、この滞留手段の同供給経路上手側には
    供給中の原料紙を支持面箇所で一時的に停止させ長手方
    向の特定箇所を巾方向へ切断し同供給経路下手側の切断
    端部分を支持面上に一時的に保持するものとした原料紙
    停止切断保持手段と、補給用の原料紙の先端に粘着テー
    プを張出状に接着させたものとした原料紙先端部分を押
    圧面上の特定位置に一時的かつ固定状に保持し同押圧面
    を介して同先端部分を前記支持面箇所に押し付け前記粘
    着テープの張出部分を原料紙の前記切断端部分に接着さ
    せるものとした原料紙保持貼着手段とからなる原料紙自
    動接続装置を設けるほか、この接続装置の原料紙供給経
    路上手側に供給中の原料紙の残量の減少を検出して前記
    停止切断保持手段及び保持貼着手段に作動開始信号を付
    与するものとした原料紙検出手段を設けて実施すること
    を特徴とする紙管製造における原料紙突合せ接続方法。
  2. 【請求項2】 原料紙停止切断保持手段はこれが切断し
    た原料紙の同紙供給経路下手側の切断端部分に針を一時
    的に突き刺して同切断端部分を支持面箇所に保持するも
    のとなし、また原料紙保持貼着手段は補給用の原料紙の
    先端部分の一定位置に設けられた透孔に一時的に内嵌さ
    れる固定ピンを介して同先端部分を押圧面上の特定位置
    に固定状に保持するものとなして実施することを特徴と
    する請求1記載の紙管製造における原料紙突合せ接続方
    法。
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