JP2577871Y2 - 隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造 - Google Patents

隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造

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JP2577871Y2
JP2577871Y2 JP1992000362U JP36292U JP2577871Y2 JP 2577871 Y2 JP2577871 Y2 JP 2577871Y2 JP 1992000362 U JP1992000362 U JP 1992000362U JP 36292 U JP36292 U JP 36292U JP 2577871 Y2 JP2577871 Y2 JP 2577871Y2
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duct
coil unit
fan coil
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outlet
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邦夫 箕輪
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、窓台内部などに隠蔽設
置されたファンコイルユニットの本体に開設された内部
吹出口と、窓台などの室内に面した位置に設けられた外
部吹出口とを接続する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、室内をすっきりと見せるために
空調機を隠蔽設置する傾向にあるが、ファンコイルユニ
ットも窓台内部などにその本体を入れて、吹出口のみを
外部に露出させている。そのため、従来は、ファンコイ
ルユニット本体に開設された内部吹出口と室内に面して
設けられた外部吹出口とを、グラスウールダクトにより
接続するか、または通常のダクトにより接続し、その外
周にグラスウール保温材などからなる断熱材を巻いてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法のうちグラスウールダクトを用いる方法では、
グラスウールダクトそのもののコストが高いとともに、
各機器毎に内部吹出口と外部吹出口の各寸法に合わせて
グラスウールダクトを成形する必要があり、汎用性がな
かった。また、ダクトの配設後に断熱材を巻く方法で
は、現場において断熱材を切断してダクトの外周に巻
き、針金や粘着テープなどにより固定していたため、グ
ラスウールの残材が散らばったり、仕上がり程度のばら
つきが大きいというような作業管理上および品質管理上
の不具合があった。
【0004】本考案は、このような不具合を解決するた
めのものであり、現場における作業が簡易化できるとと
もに、仕上がり程度にばらつきが生じ難く、コストが低
い隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造
は、隠蔽設置されたファンコイルユニット本体に開設さ
れた内部吹出口と、室内に面して設けられた外部吹出口
とを、ダクトにより接続する隠蔽型ファンコイルユニッ
トの吹出口構造において、前記内部吹出口および外部吹
出口は磁性部材で形成され、前記ダクトは可撓性材料か
らなる断熱シートで構成され、このダクトにおける前記
内部吹出口側の縁の内面と外部吹出口側の縁の内面とに
マグネットテープそれぞれ固着してあり、前記マグネ
ットテープにダクトの長さ方向に延びる切り込みが入れ
てあることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】断熱シートからなるダクトの対応する側の各縁
を、内部吹出口および外部吹出口を形成する各磁性部材
に外嵌させて、前記ダクトの各縁の内面に固着されたマ
グネットテープを前記各磁性部材に密着させる。これに
より、ファンコイルユニット本体に開設された内部吹出
口と室内に面して設けられた外部吹出口とが接続され
る。
【0008】また、前記ダクトの各縁の内面寸法が、対
応する内部吹出口および外部吹出口を形成する各磁性部
材の外側寸法より大きい場合に、可撓性材料からなる
このダクトをマグネットテープの切り込み位置で折り曲
げ、マグネットテープ同士を磁力により定着して、ダク
トの余分な寸法分を外側に摘み出す。これにより、ダク
トの各縁の内面寸法を対応する前記各磁性部材の外側寸
法に合わせながら、前述のようにマグネットテープを前
記各磁性部材に密着させることにより、ファンコイルユ
ニット本体に開設された内部吹出口と室内に面して設け
られた外部吹出口とが接続される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は隠蔽型ファンコイルユニットの設置状態を示
す側面図であり、図2は図1におけるA部分の拡大縦断
面図であり、図3は本考案の一実施例を示す斜視図であ
り、図4は本実施例の一使用状態を示す平面図であり、
図5は図4におけるB部分の拡大図である。
【0010】ファンコイルユニットを隠蔽設置する場合
には、例えば図1に示すように、窓台1内部の床面2に
ファンコイルユニット本体3を設置する。この図は、窓
台1の側面パネルを外した状態を示している。そして、
このファンコイルユニット本体3からの調整空気を、窓
台1の上面に開設された外部吹出口4から室内に導入す
る。本考案におけるダクトは、この外部吹出口4とファ
ンコイルユニット本体3に開設された内部吹出口3aと
を接続するためのダクト5に相当する。
【0011】ファンコイルユニット本体3の鋼板製ハウ
ジングの上面中央部には、長方形の開口部が開設されて
おり、この開口部が本考案の内部吹出口3aをなす。そ
して、ダクト5を実際に接続させる接続部3bをなす鋼
板が、この長方形の開口部の四辺からそれぞれ立ち上げ
られている。また、図2に示すような形状を有する鋼板
製の外部カバー6を窓台1上面の開口部1aに嵌め込む
ことにより、室内に面する外部吹出口4が形成されてい
る。この外部カバー6は、吹出し気流方向を決めるため
のアタッチメント7などを置く台部6aと、ダクト5を
実際に接続させる接続部6bとを有し、接続部6bによ
り形成される下端開口部6cの寸法が前記外部吹出口4
の寸法より小さくなっている。ここでは、この下端開口
部6cの形状と寸法とを、前述のファンコイルユニット
本体3の内部吹出口3aと同じに形成してある。
【0012】したがってこの例においては、ファンコイ
ルユニット本体3の内部吹出口3aを囲う接続部3b
と、外部カバー6の下端開口部6cを形成する接続部6
bとにダクト5の各縁5a,5bを外嵌することによ
り、ファンコイルユニット本体3に開設された内部吹出
口3aと室内に面して設けられた外部吹出口4とが接続
される。
【0013】本考案において、このダクト5は断熱シー
トで作製されている。断熱シートとしては、例えば簡易
型クーラーボックスなどに使用されているようなものを
用いる。これは、軟質プラスチック内に無数の独立気泡
を形成させたものである。そして、ダクト5の各縁の断
面形状を、それぞれ前記外部カバー6の下端開口部6c
およびファンコイルユニット本体3の内部吹出口3aの
形状に対応させ、長さを前記下端開口部6cと内部吹出
口3aとの垂直寸法に対応させる。この例においては、
前記下端開口部6cを内部吹出口3aと同寸法の長方形
に形成してあるため、このダクト5は断面が長方形の筒
体となっている。この筒体は、例えば、一枚の前記断熱
シートを前記長方形に対応させて折り曲げ、その端部同
士を縫い合わせるか、接着することにより作製される。
【0014】本考案においてはさらに、このダクト5に
おける内部吹出口3a側の縁5aおよび外部吹出口4側
の縁5bの各内面全周に、細かい粒状の磁石がゴム中に
分散されて厚み1.5mm、幅10mm程度のテープ状に成
形されたマグネットテープ8a,8bが接着剤により固
着されている。したがって、ファンコイルユニット本体
3を開口部1aの下方に相当する窓台1内部の所定位置
に設置し、そのハウジング上面から延びた接続部3b
に、このダクト5をその一方の縁5aにおいて外嵌すれ
ば、マグネットテープ8aが鋼板製の接続部3bの外周
に密着され、ダクト5が内部吹出口3aの上側に延び
る。そして、このダクト5の他方の縁5bの内面に接続
部6bの外面が接触するようにして、外部カバー6を窓
台の開口部1aに嵌め込み、ダクト5内面に固着された
マグネットテープ8bを鋼板製の接続部6bに密着させ
る。
【0015】このようにして、ファンコイルユニット本
体3に開設された内部吹出口3aと室内に面して設けら
れた外部吹出口4とが簡単に接続される。一方、このダ
クト5は、図3に示すように、両縁の内面に固着された
マグネットテープ8に、ダクト5の長さ方向に延びる切
り込み9が入れてあるため、一種類のダクト5を断面が
同形状であって寸法の小さい多種類の吹出口用にも流用
できる。
【0016】図3に示したダクト5には、その断面をな
す長方形の長辺の中央付近と短辺の全体とに、10mm間
隔で複数の切り込み9が入れてある。この切り込み9
は、ダクト5の内面にマグネットテープ8を固着する際
に、切り込み9を入れる部分については、予め長さ10
mmに切断されたマグネットテープを切り込み幅に相当す
る間隔を開けて固着することなどで形成される。そして
さらに、この複数の切り込み9のうち、前記長辺および
短辺の各中央にある切り込み9aの延長線を中心とした
両側に、対となるマジックテープ10a,10bが接着
剤により固着されている。
【0017】これにより、ダクト5の断面をなす長方形
の長辺および短辺の寸法が、ダクト5の各縁5a,5b
をそれぞれ接続させる接続部3b,6bの各外側寸法よ
り大きい場合に、このダクト5の寸法を次のようにして
対応させることができる。例えば長辺の寸法が大きい場
合には、各辺中央の切り込み9a付近においてダクト5
を外側から指で摘んで折り曲げ、マグネットテープ8同
士を磁力により定着させることでダクト5の余分な寸法
分を外側に摘み出し、図4のように、長辺の長さLを前
記各接続部の3b,6bの対応する寸法に合わせる。短
辺の寸法が大きい場合にも、同様に行う。この時、摘み
出す部分の付近を示すB部分は図5に示すようになるた
め、切り込み9の幅はこのような扱いに対応できる寸法
にしておく。
【0018】また、この例では、前述のようにマジック
テープ10a,10bを備えているので、このマジック
テープ10aと10bとを張り合わせることにより、両
縁のマグネットテープ8間においてもダクト5の余分な
寸法分を外側に摘出でき、ダクト5の長さ方向の形状を
整えることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案におい
ては、ダクトが断熱シートからなるとともに、その両縁
の内面にマグネットテープを固着してあるため、このマ
グネットテープにより、ダクトの各縁を内部吹出口およ
び外部吹出口を形成する各磁性部材に簡単に密着させる
ことができる。
【0020】その結果、隠蔽設置されたファンコイルユ
ニット本体に開設された内部吹出口と、室内に面して設
けられた外部吹出口とのダクトによる接続作業が簡易化
される。また、従来のように仕上がり程度にばらつきが
生じることもなく、作業管理および品質管理がしやす
い。一方、グラスウールダクトと比較してコストが著し
く低減される。
【0021】さらに、ダクト内面に固着されたマグネッ
トテープにダクトの長さ方向に延びる切り込みを入れ
あるため、一種類のダクトを寸法の異なる多種類の吹出
口用として対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】隠蔽型ファンコイルユニットの設置状態を示す
側面図である。
【図2】図1におけるA部分の拡大縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本考案の一実施例の一使用状態を示す平面図で
ある。
【図5】図4におけるB部分の拡大図である。
【符号の説明】
3 ファンコイルユニット本体 3a 内部吹出口 4 外部吹出口 5 ダクト 5a 内部吹出口側の縁 5b 外部吹出口側の縁 8 マグネットテープ 8a マグネットテープ 8b マグネットテープ 9 切り込み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隠蔽設置されたファンコイルユニット本
    体に開設された内部吹出口と、室内に面して設けられた
    外部吹出口とを、ダクトにより接続する隠蔽型ファンコ
    イルユニットの吹出口構造において、前記内部吹出口および外部吹出口は磁性部材で形成さ
    れ、 前記ダクトは可撓性材料からなる断熱シートで構成
    され、このダクトにおける前記内部吹出口側の縁の内面
    と外部吹出口側の縁の内面とにマグネットテープそれ
    ぞれ固着してあり、前記マグネットテープにダクトの長
    さ方向に延びる切り込みが入れてあることを特徴とする
    隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造。
JP1992000362U 1992-01-09 1992-01-09 隠蔽型ファンコイルユニットの吹出口構造 Expired - Lifetime JP2577871Y2 (ja)

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JPS59123229U (ja) * 1983-02-09 1984-08-20 松下電器産業株式会社 隠ぺい形空気調和機
JPS60133347U (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 浜田 政義 可動式アネモボツクス

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