JP3141764B2 - 天井埋込式空気調和機 - Google Patents

天井埋込式空気調和機

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JP3141764B2
JP3141764B2 JP07335173A JP33517395A JP3141764B2 JP 3141764 B2 JP3141764 B2 JP 3141764B2 JP 07335173 A JP07335173 A JP 07335173A JP 33517395 A JP33517395 A JP 33517395A JP 3141764 B2 JP3141764 B2 JP 3141764B2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、天井埋込式のカ
セット形空気調和機に関し、さらに詳しくはかかる空気
調和機における化粧枠の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井埋込式のカセット形空気調和機は、
熱交換器、ファン等の機器を内蔵したケーシングの上部
を天井面に形成した開口からその上方へ埋め込んだ状態
で設置されるが、その場合、該ケーシングの上記天井面
から室内側に突出している下端部には、室内側から事後
的にパネル部材を取り付けるようにしている。そして、
このパネル部材は、通常、樹脂材で一体成形されるもの
であって、該パネル部材の中央部には吸込口が、またこ
の吸込口の周囲には吹出口が、それぞれ設けられるとと
もに、その外周部は上記ケーシングへの取付状態におい
て該ケーシングから側方へ延出する延出部とされ、この
延出部によって上記ケーシングの外周と上記天井面の開
口との隙間を室内側から目隠しすることで美観性を確保
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、天井埋込式
空気調和機は例えば店舗、事務室等の比較的床面積が大
きく且つその全域を万遍なく空調する必要がある場合に
使用されるが、近年における店舗等の大型化に対応し
て、天井埋込式空気調和機も大型化の傾向にあり、従っ
て当然に天井下面側に配置されるパネル部材も大型化す
ることになる。
【0004】ところが、従来の天井埋込式空気調和機に
おいては、上述のようにパネル部材が吸込口と吹出口及
び目隠し用の延出部とを備えた樹脂材一体成形品とされ
ていることから、次のような問題があった。
【0005】先ず第1の問題は、天井埋込式空気調和機
の大型化に伴う問題である。即ち、天井埋込式空気調和
機の大型化に伴って上記パネル部材も大型化すると、 (イ)パネル部材が大型大重量化するため、その設置作
業における取り扱いが難しくなりそれだけ作業性が悪く
なる、 (ロ)パネル部材の大型化に伴いその成形用の金型も大
型化することから、その製造コストが高くなり、延いて
は空気調和機のコストアップを招来する、等の問題であ
る。
【0006】第2の問題は、空気調和機を設置する建屋
の構造の変化に伴う問題である。即ち、例えば店舗にお
いては、従来一般には床面から所定高さ位置に天井板を
張って天井を形成し、空気調和機の設置に際しては、該
天井に形成した開口に空気調和機の上部を埋め込んだ状
態で設置するのが通例であったが、最近は建屋構造をそ
のまま店舗空間の意匠要素として利用する等の観点から
従来のような天井を設けない場合が多々ある。かかる建
屋構造のものにおいて、その室内上部に空気調和機を設
置する場合(即ち、空気調和機の露出設置の場合)、本
来的には「天井面の開口の目隠し」という要求がないの
でパネル部材の延出部は不要である。
【0007】ところが、このパネル部材には空気調和機
の機能上必要不可欠の吸込口と吹出口とが併設されてい
るので、該パネル部材の取り付けを省略することはでき
ず、結果的に、本来不要な延出部も取り付けられること
になる。しかし、この延出部は空気調和機の機能上は何
ら支障はないものの、その形状がケーシングの外周から
側方へ延出する鍔状であることから、これを見る者に違
和感を与え、延いては空気調和機そのものの商品価値の
低下を招来しかねないものである。
【0008】そこで本願発明では、かかる従来の天井埋
込式空気調和機における諸問題に鑑み、空気調和機の製
造コストの低廉化と空気調和機の設置作業における作業
性の向上、並びに空気調和機の露出設置時における美観
性の向上とを図り得るようにした天井埋込式空気調和機
を提供せんとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0010】本願の第1の発明では、天井に埋め込み配
置されるケーシング1内に熱交換器4とファン2とを収
容してなる天井埋込式空気調和機において、上記ケーシ
ング1の下面1aの中央部に吸込口5を、周辺部に吹出
口6をそれぞれ設ける一方、上記ケーシング1の外周部
1bには該外周部1bの全周に亙って該外周部1bか
ら側方へ延出する第1延出部14aと該第1延出部14
aの下側に位置する第2延出部14cとを備えた化粧枠
14を着脱自在に取り付けるとともに、上記化粧枠14
を上記第1延出部14aと上記第2延出部14cとの中
間位置において上記ケーシング1の外周部1bに対して
固定部材23により固定したことを特徴としている。
【0011】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる天井埋込式空気調和機において、上記第1延出部
14aを、その基端部14a1から先端部14a2に向か
って上昇傾斜させ且つ上下方向に適度の可撓性をもたせ
たことを特徴としている。
【0012】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる天井埋込式空気調和機において、上記化粧枠14
を、上記ケーシング1の外周面1bの直線部分に対応す
る直状の第1枠ピース14A,14A,・・と該外周面
1bの隅部に対応する屈曲状の第2枠ピース14B,1
4B,・・とからなる分割構造としたことを特徴として
いる。
【0013】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0014】 本願の第1の発明にかかる天井埋込式
空気調和機によれば、第1延出部14aと第2延出部1
4cとを備えた化粧枠14を、ケーシング1の下面1a
側に設けられる吸込口5及び吹出口6と別体構成として
いるので、例えば該化粧枠14を従来のように上記吸込
口5及び吹出口6と共に一体構成とする場合に比して、
各部材が小型軽量化されるのでその取付作業における取
り扱い性が良好となりその作業性の向上が期待できると
ともに、その製造工程においては小さな製造用金型を使
用して製造できることからその製造コストの低減が図れ
ることになる。
【0015】また、上記化粧枠14をケーシング1の外
周部1bに対して着脱自在に取り付けるようにしている
ので、例えば空気調和機を天井面に埋め込み設置する場
合には該化粧枠14を取り付けることで上記ケーシング
1と天井41に設けた開口42との隙間を該化粧枠14
の上記第1延出部14aにより室内側から目隠ししてそ
の美観性を確保することができる。これに対して、空気
調和機を露出設置する場合(即ち、化粧枠14の目隠し
機能が必要ない場合)には、化粧枠14の取り付けを省
略することで、空気調和機設置作業の省工事化が図れる
とともに、該化粧枠14により看者に違和感を与えるの
を未然に防止して空気調和機の美観性を確保することが
できるものである。即ち、空気調和機の設置形態に応じ
て上記化粧枠14を選択使用することで、空気調和機の
美観性と設置作業の省工事化と両立させることが可能と
なるものである。
【0016】さらに、上記化粧枠14の上記第1延出部
14aの下側位置に上記第2延出部14cが設けられる
とともに、該化粧枠14を上記第1延出部14aと上記
第2延出部14cの中間位置において上記ケーシング1
の外周部1bに対して固定部材23により固定するよう
にしているので、上記第2延出部14cにより上記固定
部材23が室内床面側から目隠しされることとなり、空
気調和機の美観性がさらに良好ならしめられるものであ
る。
【0017】 本願の第2の発明にかかる天井埋込式
空気調和機によれば、上記に記載の効果に加えて、上
記第1延出部14aを、その基端部14a1から先端部
14a2に向かって上昇傾斜させるとともに上下方向に
適度の可撓性をもたせているので、空気調和機を天井側
に吊下支持するとともに上記化粧枠14の第1延出部1
4aの先端部14a2を天井41の下面に当接させて該
天井41の開口42を目隠しする場合、上記天井41と
空気調和機との間の上下方向における相対位置が多少ず
れても、この両者のずれは上記第1延出部14aが適度
に撓曲変形することで吸収される。即ち、化粧枠14の
第1延出部14aの傾斜形状とその可撓性とにより、上
記空気調和機の設置時における上下方向の取付位置の微
調整が不要となり、それだけ設置作業性の更なる向上が
期待できるものである。
【0018】 本願の第3の発明にかかる天井埋込式
空気調和機によれば、上記に記載の効果に加えて、上
記化粧枠14を、上記ケーシング1の外周面1bの直線
部分に対応する直状の第1枠ピース14A,14A,・
・と該外周面1bの隅部に対応する屈曲状の第2枠ピー
ス14B,14B,・・とからなる分割構造としたこと
で、該化粧枠14を一体構造とする場合に比して、一つ
の部材を小さくすることができ、それだけ該化粧枠14
の製造そのものが容易になるとともに、該化粧枠14の
空気調和機への組付けに際してもその施工性が良好とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本願発明にかかる化粧枠を
備えた天井埋込式カセット形の空気調和機Zの室内側か
らの斜視図であり、図2は該空気調和機Zの要部拡大断
面図であり、さらに図3は該空気調和機Zの構成部材を
示す分解斜視図であり、以下においてはこれら各図を参
照して上記空気調和機Zの具体的構造について説明す
る。
【0020】上記空気調和機Zは、矩形の天板1Aと該
天板1Aの各辺に接続される各側板1B,1B,・・と
からなる下面側に開口したケーシング1を備えている。
そして、このケーシング1内には、それぞれ略L字状に
屈曲形成された一対の熱交換器4,4が、それぞれ支持
ブラケット15により上記天板1A側に吊下支持され且
つ相互に対向した状態で配置されるとともに、該熱交換
器4,4の下側にはその外周部に排水溝7bを形成する
とともに該排水溝7bの内側を平板部7aとしたドレン
パン7が取り付けられ、該ドレンパン7と上記天板1A
と上記各熱交換器4,4とにより矩形空間が形成されて
いる。
【0021】また、この矩形空間内には、これを対角状
に横切って仕切板17が取り付けられ、該仕切板17に
より上記矩形空間がその一方側に位置して一方の熱交換
器4に臨む第1ファン室21Aと他方側に位置して他方
の熱交換器4に臨む第2ファン室21Bとに区画されて
いる。そして、この各ファン室21A,21B内には、
それぞれファンモータ3を備えたファン2が配置される
とともに、この各ファン2,2の吸い込み側に配置され
た上記ドレンパン7の平板部7aの上記各ファン2,2
に対応する位置には該平板部7aを貫通してそれぞれベ
ルマウス8,8が取り付けられている。
【0022】さらに、上記ドレンパン7の下側には、エ
アフィルタ11を保持した矩形枠状のエアフィルタ枠9
が配置されるとともに、該エアフィルタ枠9のさらに下
方位置にはグリル状の吸込口5を備えた吸込パネル12
が配置されている。また、上記熱交換器4,4の外側部
分は、上記ケーシング1の内周に沿って延びる矩形状の
平面形態を有するとともに該ケーシング1の下端側に開
口する吹出通路36とされている。そして、この吹出通
路36の下端部には、帯板を略L字状断面を有する如く
折曲するとともにその一側面に上記吹出通路36に連通
する吹出口6を形成した四本の枠ピース10a,10
a,・・を矩形状に連結してなる吹出口枠10が取り付
けられている。また、この吹出口枠10の上記各吹出口
6,6,・・の口縁部には、それぞれ風向板13,1
3,・・が固定されている。
【0023】このように構成された空気調和機Zは、図
2に示すように、天井41側に対して、該天井41に設
けた開口42に室内側からその上部を進入させるととも
に上記ケーシング1側に取り付けた複数の吊ボルト1
9,19,・・によりこれを吊下支持した状態で設置さ
れるが、この場合、上記ケーシング1の外周と上記天井
41の開口42との間の隙間を室内側から目隠しするた
めに、上記ケーシング1の下端外周には本願発明の要旨
である後述の化粧枠14が取り付けられている。
【0024】そして、この空気調和機Zは、上記ファン
2,2の運転により上記吸込口5から上記エアフィルタ
11を通して吸い込んだ室内空気A1を上記熱交換器4
にて熱交換し、該熱交換器4から吹き出される空調風A
2を上記吹出通路36から上記各吹出口6,6,・・を
通して室内側へ吹き出すようになっている。
【0025】ところで、この空気調和機Zにおいては、
本願発明を適用して、上記化粧枠14に特有の構造を採
用している。
【0026】即ち、第1の特有な構造は、上記吹出口枠
10及び吸込パネル12との関係における構造である。
即ち、従来構造の空気調和機であれば、上記化粧枠14
を、上記吹出口6を備えた吹出口枠10と上記吸込口5
を備えた吸込パネル12と共に樹脂材一体形成品として
いたが、この実施形態の空気調和機Zにおいては上述の
ように該化粧枠14を、空気調和機Zの機能上不可欠な
要素である吸込口5及び吹出口6を備えた上記吸込パネ
ル12及び吹出口枠10とは別体構成とし、且つこの化
粧枠14を上記ケーシング1の下端寄り外周部1bに対
して着脱自在に取り付ける構成とした点である。
【0027】このように化粧枠14を吸込パネル12及
び吹出口枠10と別体構成としたことにより、次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、例えば該化粧枠14を
従来のように上記吸込パネル12及び吹出口枠10と共
に一体構成とする場合に比して、これら各部材が小型軽
量化される。このため、これら各部材の取付作業におけ
る取り扱い性が良好となり、その作業性の向上が期待で
きるものである。また、これらの製造工程においては、
従来の如き一体構成の場合に比してその製造に供される
金型をより小さな安価なものとすることができ、それだ
け製造コストの低減、延いては空気調和機Z全体として
のコストダウンが期待できる。
【0028】一方、上記化粧枠14は上記ケーシング1
の下端寄り外周部1bに対して着脱自在に取り付けるよ
うになっている。従って、この化粧枠14を空気調和機
Zの設置形態に応じて選択的に使用することで次のよう
な効果が得られる。
【0029】即ち、空気調和機Zを天井41側に埋め込
み状態で設置する場合には、上記化粧枠14を上記ケー
シング1の下端寄り外周部1bに取り付ける。このよう
に化粧枠14を取り付けることで、図2に示すように、
上記ケーシング1の下端寄り外周部1bと天井41に設
けた開口42との間の隙間を該化粧枠14によって室内
側から目隠ししてその美観性を確保することができる。
【0030】これに対して、建屋側に上記天井41が設
けられておらず上記空気調和機Zが室内上部に露出設置
される場合には、上記化粧枠14を取り付けない。この
ような空気調和機Zの露出設置時には上記化粧枠14の
目隠し機能が必要でなく、却ってこの化粧枠14が取り
付けられていると、室内側からの看者に違和感を与え、
延いては空気調和機Zそのものの商品価値の低落を招来
することになるからである。従って、露出設置時に上記
化粧枠14を取り付けないこととすることで、該化粧枠
14の取付作業が不要である分だけ設置作業における作
業性の向上が期待できるとともに、空気調和機Zの美観
性の向上も期待できるものである。
【0031】第2の特有な構造は、上記化粧枠14の形
状及び機能面での特有な構造である。即ち、上記化粧枠
14は、図1及び図3に示すように、樹脂材でなる直状
の第1枠ピース14Aと同じく樹脂材でなり隅部を構成
する第2枠ピース14Bとを順次接続して上記ケーシン
グ1の下端寄り外周部1bを囲繞し得る矩形枠体とした
ものである。そして、この化粧枠14の断面形状は、図
2に示すように、上記ケーシング1の下端寄り外周部1
bに衝合され且つ締着固定される固定部14dと、該固
定部14dの上端部に連続し且つその基端部14a1
ら先端部14a2に向かって斜め上方に延出する上側延
出部14a(特許請求の範囲中の「第1延出部」に該当
する)と、該上側延出部14aの下側において上記固定
部14dから略水平方向に延出する中間延出部14b
と、上記固定部14dの下端部から略水平方向に延出す
る下側延出部14c(特許請求の範囲中の「第2延出
部」に該当する)とを備えた多段鍔状とされ、上記中間
延出部14bと下側延出部14cの間に固定ビス23
(特許請求の範囲中の「固定部材」に該当する)が配置
される。さらに、これら各延出部14a〜14cのう
ち、上記上側延出部14aは、上記天井41の開口42
を通して上記空気調和機Zを設置した場合において上記
ケーシング1の下端寄り外周部1bと該開口42との間
の隙間を覆い得るような延出長さをもつとともに、上下
方向において適度に撓曲変形し得るようにその厚さ寸法
が設定されている。
【0032】このような構造としたことで次のような特
有な効果が得られるものである。即ち、空気調和機Zの
天井側への設置作業時には上記天井41と空気調和機Z
との間の上下方向の相対位置を微調整するが、例えばこ
の微調整にかかわらず該相対位置が適正位置から上下方
向に多少ずれたとしても、上記天井41にその先端部1
4a2側が当接することで上記開口42の目隠し機能を
為す上記上側延出部14aがその基端部14a1から先
端部14a2に向かって斜め上方に傾斜し且つ上下方向
に適度の可撓性をもっていることで、該上側延出部14
aが適度に撓曲変形することで上記位置ずれを吸収しそ
れ本来の機能である上記開口42の目隠し作用が確実に
実現されることになる。即ち、上記化粧枠14の上側延
出部14aの傾斜形状とその可撓性とにより、上記空気
調和機Zの設置時における上下方向の取付位置の微調整
が基本的には不要となり、それだけ設置作業性の更なる
向上が期待できるものである。
【0033】さらに、この化粧枠14を、上記ケーシン
グ1の外周面1bの直線部分に対応する直状の第1枠ピ
ース14A,14A,・・と該外周面1bの隅部に対応
する屈曲状の第2枠ピース14B,14B,・・とから
なる分割構造としたことで、該化粧枠14を一体構造と
する場合に比して、一つの部材を小さくすることがで
き、それだけ該化粧枠14の製造そのものが容易になる
とともに、該化粧枠14の空気調和機への組付けに際し
てもその施工性が良好となるものである。
【0034】また、上記化粧枠14は、上記固定部14
dを上記中間延出部14bと下側延出部14cの中間位
置において上記固定ビス23により上記ケーシング1の
下端寄り外周部1bに締着固定するようにしているが、
この場合、上記下側延出部14cにより上記固定ビス2
3が室内床面側から目隠しされることとなり、該固定ビ
ス23が室内床面側に露出する場合に比して、空気調和
機の美観性が良好ならしめられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の好適な実施形態にかかる天井埋込式
空気調和機の室内側からの斜視図である。
【図2】図1のII-II拡大断面図である。
【図3】図1に示した空気調和機の分解斜視図である。
【符号の説明】
1はケーシング、1bは外周部、2はファン、3はファ
ンモータ、4は熱交換器、5は吸込口、6は吹出口、7
はドレンパン、8はベルマウス、9はエアフィルタ枠、
9aは位置決め部、10は吹出口枠、11はエアフィル
タ、12は吸込パネル、13は風向板、14は化粧枠、
14A及び14Bは枠ピース、14aは上側延出部(第
1延出部)、14cは下側延出部(第2延出部)、15
は支持ブラケット、16はステー、17は仕切板、18
はステー、19は吊ボルト、20は孔、21A及び21
Bはファン室、22は隅金、41は天井、42は開口で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−233305(JP,A) 特開 平5−18598(JP,A) 実開 昭60−28319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に埋め込み配置されるケーシング
    (1)内に熱交換器(4)とファン(2)とを収容して
    なる天井埋込式空気調和機であって、 上記ケーシング(1)の下面(1a)の中央部に吸込口
    (5)を、周辺部に吹出口(6)をそれぞれ設ける一
    方、 上記ケーシング(1)の外周部(1b)には、該外周部
    (1b)の全周に亙って該外周部(1b)から側方へ延
    出する第1延出部(14a)と該第1延出部(14a)
    の下側に位置する第2延出部(14c)とを備えた化粧
    枠(14)を着脱自在に取り付けるとともに、 上記化粧枠(14)を上記第1延出部(14a)と上記
    第2延出部(14c)との中間位置において上記ケーシ
    ング(1)の外周部(1b)に対して固定部材(23)
    により固定した ことを特徴とする天井埋込式空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1延出部(14a)が、その基端部(14a1
    から先端部(14a2)に向かって上昇傾斜し且つ上下
    方向に適度の可撓性を有していることを特徴とする天井
    埋込式空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記化粧枠(14)が、上記ケーシング(1)の外周面
    (1b)の直線部分に対応する直状の第1枠ピース(1
    4A),(14A),・・と該外周面(1b)の隅部に
    対応する屈曲状の第2枠ピース(14B),(14
    B),・・とからなる分割構造とされていることを特徴
    とする天井埋込式空気調和機。
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