JPS5937622Y2 - 窓用換気扇 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は窓用換気扇における部品取付構造に関し、室外
より部品の取付が緩められる危険がなく、外観も向上さ
せ得る構造を提供するものである。

以下本考案の一実施例を図に基いて説明する。

１は合成樹脂製基枠２と合成樹脂製室内側カバー３によ
り外装を構成する換気扇本体である。

基枠２の室外側側面には、第２，３図に見られるように
、左右一対の垂直溝４，４が形設される。

垂直溝４は、大部分は室外側に向かって開放しているが
、所々には丁度蓋をするような形で遮閉板５が殺竹られ
る。

遮閉板５は後述するサツシバーが垂直溝４から外れない
ようにするための部材であり、基枠２の成型時、一体に
成型される。

６は板金を断面Ｃ字形に折曲してなるサツシバーで、左
右の垂直溝４に、そのスリット部７を向かい合わせる形
で挿入され、本体１内に設けた図示しないねじクランプ
により所望の引出位置に固定される。

サツシバー６．６の下端には、窓枠の敷居に係合する縁
材８が装着される。

他方基枠２の上端には窓枠の鴨居に係合する係合部９が
形設される。

上下関係を反転し、縁材８が鴨居に、係合部９が敷居に
係合する構成としても勿論構わない。

サツシバー６．６のスリット部７，７には、本体１と窓
枠の敷居又は鴨居の間に生じる隙間を塞ぐ目隠し板１０
０縁部が挿入される。

本体１の内部中央には電動機１１が固定される。

電動機１１は上下に回転軸１２を突出しており、この回
転軸１２に、計４個の軸流ファン１３゜１４．１５，１
６が互に間隔を置いて固定される。

ファン１３と１４の間、及びファン１５と１６の間には
傾斜した気流誘導板１７．１８が配置され、各ファン毎
に独立した空気流路が構成されるようになっている。

そして基枠２及び室内側カバー３には、各空気流路の入
口及び出口となる格子窓１９．２０が随所に形設されて
いる。

電動機１１の回転方向を反転させることにより、吸気と
排気を任意に選択できる。

而して２１は基枠２の下部に配置されるスイッチボック
スである。

スイッチボックス２１は基枠２とは別に成型された部品
であシ、内部に電動機１１０制御スイツチ２２を取付け
ている。

スイッチボックス２１の天板は傾斜していて気流誘導板
１７．１８と同様空気を案内する働きをする。

このスイッチボックス２１は、垂直溝４，４の底部に室
外側から通したねじ２３．２３により固定される。

ねじどめ作業後サツシパー６．６を挿入すればねじ２３
．２３の頭はサツシバー６．６により覆い隠される。

以上のように本考案換気扇は、本体の室外側側面に左右
一対の垂直溝を形設し、該溝に、窓枠の敷居又は鴨居と
本体との間に生じる隙間を塞ぐ目隠し板を支持するサツ
シバーを挿入すると共に、該サツシバーにより覆い隠さ
れる溝底部にねじを通して、本体の室内側に電動機制御
スイッチのスイッチボックスを固定したものである。

従って窓枠への取付状態においてはねじを外すことがで
きないので、室外よりいたずらされてスイッチボックス
が外され、配線が切れたりする危険がない。

しかもサツシバーによりすっかり隠されるので、室外側
側面という、錆を発生し易い個所に配置されているにも
かかわらず、錆びたねじ頭が人目につくようなことはな
く、外観も良好にできるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案窓用換気扇の一実施例を示し、第１図は断面
図、第２図は部分背面図、第３図は第２図の■〜■線に
沿い切断した、室内側カバーを取去った状態の断面図で
ある。 １・・・換気扇本体、４・・・垂直溝、６・−・サツシ
バー１０・・・目隠し板、２１・・・スイッチボックス
、２２・・・電動機制御スイッチ、２３・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 換気扇本体の室外側側面に左右一対の垂直溝を形設し、
   該溝に、窓枠の敷居又は鴨居と換気扇本体との間に生じ
   る隙間を塞ぐ目隠し板を支持するサツシパーを挿入し固
   定すると共に、換気扇本体の室内側には電動機制御スイ
   ッチを取付けたスイッチボックスを配し、該スイッチボ
   ックスを、前記溝の、前記サツシバーによって覆い隠さ
   れる個所より通したねじにて固定してなる窓用換気扇。