JPH0752518Y2 - 建造物の壁開口に装着する空調機ユニット - Google Patents

建造物の壁開口に装着する空調機ユニット

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JPH0752518Y2
JPH0752518Y2 JP1990406855U JP40685590U JPH0752518Y2 JP H0752518 Y2 JPH0752518 Y2 JP H0752518Y2 JP 1990406855 U JP1990406855 U JP 1990406855U JP 40685590 U JP40685590 U JP 40685590U JP H0752518 Y2 JPH0752518 Y2 JP H0752518Y2
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JP
Japan
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air conditioner
wall opening
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frame
window
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Application number
JP1990406855U
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JPH0495224U (ja
Inventor
茂男 岡村
Original Assignee
新日軽株式会社
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建造物の壁開口に装着
する空調機ユニットに関し、特に、空調機本体を部分的
に箱状をした簡易な箱状ユニットに収納して壁開口に装
着するようにした建造物の壁開口に装着する空調機ユニ
ットに係る。
【0002】
【従来の技術】従来の、建造物の窓等の壁開口に装着す
る空調機ユニットとしては、例えば、特公平2−430
98号公報に掲載されているものがある。これは、仕切
板によって区画された室外ユニット部と室内ユニット部
とを有する空調機本体を特殊な収納箱体に収納すると共
に、この収納箱体を出窓と一体形成することを特徴とし
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の建造物の壁開口に装着する空調機ユニットにあっ
ては、収納箱体が壁開口の四周全面を覆う形態をなして
いるため、部材を大量に使用することとなって、製作に
無駄をしいられていた。また、この収納箱体が出窓等の
窓枠と一体に形成されており、それらが1個の独立した
組立ユニットとして窓開口に装着される構造となってい
たため、壁開口への取付けに多大の手数を要するという
問題があった。
【0004】本考案は、かかる従来の問題に鑑みてなさ
れたものであり、空調機本体を部分的な箱状ユニットに
別個独立に納めることにより、製作のコストダウンと施
工の容易性を計って、上記問題を解決することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における建造物の壁開口に装着する空調機ユ
ニットにおいて、空調機ユニットは、屋外側箱状体と、
該屋外側箱状体に固着した複数のブラケットと、該ブラ
ケットに止着する屋内側蓋板体と、内部に収納される空
調機本体とからなり、上記屋外側箱状体は、屋外張出部
を箱状に形成して上記壁開口の屋外側周縁に屋外張出状
に止着されてなり、上記複数のブラケットの屋内端を壁
開口の屋内側まで延出し、該屋内端に屋内側蓋板体を着
脱可能に取付けてなる構成としている。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0007】第1図乃至第4図は、本考案の一実施例を
示す図である。本実施例の空調機ユニットは、空調機ユ
ニットを、屋外側箱状体30と、該屋外側箱状体30に
固着した複数のブラケット13と、該ブラケット13に
止着する屋内側蓋板体14と、内部に収納される空調機
本体とからなる例を示している。
【0008】第1図の実施例において、壁開口2と窓開
口4とを一体に形成する開口部5は縦長の方形をなして
おり、その開口部5を木製の窓台6で上下に仕切ること
により、上方には窓開口4を形成し、その下方には壁開
口2を区画させて形成している。窓台6の上面には前面
が屋内側に張出した木製のカウンタ板7が取付けられて
いて、そのカウンタ板7及び窓台6の屋外側には窓枠体
12の下枠8を取付けると共に、カウンタ板7等の上方
に対向設置された木製の窓天板50の屋外側には窓枠体
12の上枠9を取付けている。上枠9と下枠8とは左右
の縦枠10とで枠組み連結されて窓枠体12を構成し、
この窓枠体12内にスライド自在に装着された引戸等を
有する窓部本体11が窓開口4の屋外側に開閉自在に配
設されている。上記窓部は通常の窓であるが、出窓とし
て構成することもできる。また、空調機1のみを単独で
装着する場合には、上方の窓開口4を形成せず、壁開口
2のみを形成する。
【0009】上記壁開口2の屋外側の周縁には、壁開口
2の外縁よりも屋外側に張出して屋外張出部が箱状に形
成された屋外側箱状体30を取付けてある。この屋外側
箱状体30(以下、単に箱状体という)は、上枠27と
下枠28と両縦枠29,29とで枠組み形成され、壁開
口2よりやや大きめの方形状に形成されてなる。そして
各枠27,28,29の四周縁に沿って側方に延出した
取付部31,31を形成してある。この取付部31を壁
開口2の屋外側四周にネジ止めすることにより、箱状体
30を壁開口2に取付けている。また箱状体30には、
屋外側表面を塞ぐ表面板32を備えてなり、これにより
壁開口2に納めた空調機1の屋外に張出した部分を覆う
形状をなしている。上記各枠27,28,29は、アル
ミの押出し型材からなり、このアルミ型材の単数で構成
するか、もしくは複数の組合せで構成してなる。
【0010】上記表面板32には、空調機1の屋外側の
吸入口に対応する吸気口34と、同じく吹出口に対応す
る排気口35とを設けており、これら吸気口34と排気
口35とで屋外側の通気部33を形成している。実施例
では、吸気口34と排気口35を独立させて形成させて
いるが、これを1つの通気部33から構成して、表面板
32全面を通気部33としても良い。また、表面板32
の外側表面には、横列平行の多数のフィンを設け、一見
してルーバ状に見える形態をなしている。上記通気部3
3は、実施例においては複数の方形状の通孔にて形成し
てあるが、円形状でも良く、またその個数は単数であっ
ても良い。36は、空調機1から排出された水を受ける
ため、下枠28に設けられた水受け部である。
【0011】次に、37は、上枠27の上部に取付けた
化粧補助枠であり、この化粧補助枠37は、屋外におけ
る外観上の美観を向上させる等の目的のため、窓枠体1
2の下枠8と箱状体30の上枠27との間に装着して使
用する。これにより、別個独立に形成した窓枠体12と
箱状体30とが一体的に形成されたような外観を呈する
ことになる。上記化粧補助枠37は、実施例においては
2つの部材をピース片で連結して構成され、箱状体30
の上枠27にビス固定されている。
【0012】上記箱状体30を構成する縦枠29の屋内
側には、両側側方にブラケット13、13を設けてあ
り、そのブラケット13の屋内側端部に屋内側蓋板体1
4を着脱自在に取着することにより、該屋内側蓋板体1
4(以下、単に蓋板体という)で壁開口2の屋内側の略
全面を塞いでいる。15は、蓋板体14の下部に取付け
た脚片であり、床面16上に位置する下方のブラケット
22の溝型の支持部17に係合して、蓋板体14を支持
している。また、蓋板体14は、空調機1の屋内側の吹
出口に対向して設けた屋内吹出口18と、空調機1を操
作するための開閉部19とを有する。この開閉部19に
は一実施例として、内蓋20が設けられており、この内
蓋20を開放状態にしておいて、蓋板体14を上記ブラ
ッケト13,13に着脱自在にビス固着する。上記した
蓋板体14とブラケット13は、箱状体30とは別体構
成としたが、これら全体を箱状体30として一体的に構
成することもできる。
【0013】さらに、上記縦枠29は、壁開口2の内部
に空調機1を装着するための取付片26を突設させてい
る。また、壁開口2の屋内側の床面上に位置する2箇所
には、下枠28に固定された下方のブラケット22が設
けられている。このブラケット22には、屋内側に上記
した支持部17が設けられ、また側面にはコロ52,5
2を回転自在に取付けてあり、これにより空調機1の挿
入時の労力を軽減できる。空調機1は、四角形の箱形を
なす空調機箱体23と、この空調機箱体23内に収納さ
れた熱交換器と送風機と圧縮機等とを有する空調機本体
とからなり、空調機箱体23の奥行き方向略中央部の外
周縁には取付片26に接続するための取付フランジ24
を設けている。この取付フランジ24に対応して、取付
片26の屋外側にはネジ受け部材53を配設しており、
取付フランジ24と取付片26とを絶縁材54を介して
当接し、これらを貫通する木ネジをネジ受け部材53に
締め込むことにより、空調機1が取付片26にネジ止め
固定される。25は、下枠28に固定した載置部であ
り、空調機1は取付片26に装着する際、この載置部2
5上に載置される。また上枠27には垂下片27aが設
けられ、これに空調機1が当接することにより、空調機
1の取付け位置が設定される。すなわち空調機ユニット
は、上記した空調機1と箱状体30とで構成される。
【0014】上記構成を有する空調機ユニットは、例え
ば、次のようにして取付けることができる。予め、枠組
み形成した箱状体30を屋外側から壁開口2に取付部3
1を介して取付ける。そして、箱状体30を構成する上
枠27の上面に化粧補助枠37を取付けることにより、
壁開口2の屋外側に取付けた箱状体30とその上部の窓
枠体12とを一体的に成形したかのように外観を構成す
る。
【0015】次に、この状態で屋内側から空調機1を壁
開口2内にブラッケト22のコロ52を介して挿入し、
上枠27の垂下片27aに当接した位置で、空調機箱体
23の取付フランジ24と取付片26とに木ネジを貫通
させ、屋外側に位置するネジ受け部材53に締め付けて
空調機1を取付片26に固定する。この時空調機1は、
下枠28の載置部25上に載置され、ブラッケト22上
から離接した状態となる。そして、蓋板体14を下方の
ブラケット22の支持部17に係合し、側方のブラケッ
ト13にネジ止めして、壁開口2の屋内側を閉じること
により、取付け作業が完了する。
【0016】この場合、空調機1は、窓枠体12と独立
して壁開口2に取付けられる。従って、空調機1の取付
け態様が一定機種の空調機用窓に限定されることがない
から、種々の窓枠に隣接させて装着することができ、ま
た、空調機1のみを単独で装着することも可能であり、
その使用可能な範囲を拡大することができる。
【0017】第5図及び第6図は、上記実施例における
化粧補助枠37の他の実施例を各々示す。第5図に示す
化粧補助枠37は、窓枠体12の下枠8が雨戸用の枠片
40を一体に有するときに好適な形状に形成したもので
ある。この化粧補助枠37は、枠片40が屋外側に突出
しているため高さを低く設定して枠片40との接触を回
避している。第6図に示す化粧補助枠37は、窓枠体1
2の前面にシャッター41を取付ける形式の窓に隣接で
きるようにしたものである。この化粧補助枠37は、シ
ャッター41の下面との隙間を小さくするため高さを高
く設定すると共に、基部側の丸みを取ってシャッター4
1との間の遮蔽性を確保している。
【0018】なお、上記実施例では、壁開口2を窓開口
4に連続させて形成し、その開口部5を窓台6で仕切る
ことにより窓開口4の下部に壁開口2を設けた例につい
て説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、窓開口とは別個に独立して壁開口を形成してもよい
ことは勿論である。さらに、上記実施例においては、取
付片26等の固定手段として木ネジを適用した例につい
て説明したが、釘その他の固定手段を適用できることは
勿論であり、特に、非木造建物の場合にはアンカー金具
で止めると良い。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案は、壁開口の屋外側
を箱状にして覆う形状を有する屋外側箱状体を構成し、
この箱状体に複数のブラッケットを介して屋内側蓋板体
を連係してなり、この内部に空調機本体を別個独立に納
めるようにしたことにより、部材の使用量を減少ならし
めて製作のコストダウンを計ると共に、箱状体と空調機
本体とを別々に壁開口に納め、かつ屋内端に上記蓋板体
を着脱自在に取付けるようにしたことから、ユニット取
付けの施工の容易性を計ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同じく横断面図である。
【図3】壁開口等を屋内側から見た状態を示す斜視図で
ある。
【図4】壁開口等を屋外側から見た状態を示す斜視図で
ある。
【図5】化粧補助枠の第2の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】化粧補助枠の第3の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空調機 2 壁開口 3 壁部 4 窓開口 5 開口部 11 窓部本体 12 窓枠体 13 ブラケット 14 屋内側蓋板体 18 屋内吹出口 22 ブラケット 26 取付片 27 上枠 28 下枠 29 縦枠 30 屋外側箱状体 31 取付部 32 表面板 33 通気部 34 吸気口 35 排気口 37 化粧補助枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の壁開口に装着する下記要件を備
    えたことを特徴とする建造物の壁開口に装着する空調機
    ユニット。 (イ) 空調機ユニットは、屋外側箱状体と、該屋外側箱状
    体に固着した複数のブラケットと、該ブラケットに止着
    する屋内側蓋板体と、内部に収納される空調機本体とか
    らなる。 (ロ) 上記屋外側箱状体は、屋外張出部を箱状に形成して
    上記壁開口の屋外側周縁に屋外張出状に止着されてな
    る。 (ハ) 上記複数のブラケットの屋内端を壁開口の屋内側ま
    で延出し、該屋内端に屋内側蓋板体を着脱可能に取付け
    てなる。
JP1990406855U 1990-12-28 1990-12-28 建造物の壁開口に装着する空調機ユニット Expired - Lifetime JPH0752518Y2 (ja)

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JP1990406855U JPH0752518Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 建造物の壁開口に装着する空調機ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0495224U JPH0495224U (ja) 1992-08-18
JPH0752518Y2 true JPH0752518Y2 (ja) 1995-11-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631186B2 (ja) * 1980-09-30 1988-01-11 Matsushita Electric Works Ltd
JPH04186036A (ja) * 1990-11-16 1992-07-02 Sharp Corp 内外ユニット一体型エアコン取付構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416874Y2 (ja) * 1986-06-23 1992-04-15

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