JP2567567Y2 - 壁埋め込み式空気調和機 - Google Patents

壁埋め込み式空気調和機

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JP2567567Y2
JP2567567Y2 JP1992032007U JP3200792U JP2567567Y2 JP 2567567 Y2 JP2567567 Y2 JP 2567567Y2 JP 1992032007 U JP1992032007 U JP 1992032007U JP 3200792 U JP3200792 U JP 3200792U JP 2567567 Y2 JP2567567 Y2 JP 2567567Y2
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JP
Japan
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frame
indoor
fixing portion
panel
air conditioner
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JP1992032007U
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JPH0587425U (ja
Inventor
清次 野上
茂男 岡村
Original Assignee
新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁埋め込み式の空気調
和機(以下、エアコンという)に関する。
【0002】
【従来の技術】平窓の腰壁などの中に取付けられる壁埋
め込み式エアコンが市場に供給されるようになった。従
来、壁埋め込み式エアコンを取付ける場合は、図1に示
すように、左右の柱1と上枠2と下枠3とで壁に開口部
4を形成し、この開口枠1、2、3に矩形に組み立てら
れ、吸入口61と吹出口62(いずれも図2参照)を有
する室外パネル6を屋外側部分に固着した枠体5を取付
けるとともに、吹出口71と吸入口72(いずれも図2
参照)を有する室内パネル7を開口部4の屋内側面に装
着して、枠体5と室内パネル7との間に収納空間8を形
成し、その収納空間にエアコン本体9を収納・固定する
ことにより、エアコンを壁W内に取付けている。
【0003】そして、エアコンを洋室に対して洋式納ま
りで取り付ける場合は、壁Wの構造は大壁が採用される
が、大壁においては、図2,3に示すように、上枠2を
左右の柱1の屋内側面よりも室内側まで張り出させ、か
つ、柱の対向側面に柱の屋内側面よりも室内側に突出す
る額縁1Aを設けて、これら上枠2、額縁1Aの屋内側
端部に内装材10を固定し、また、下枠3の上面から床
材11を室内方向に延長させてある。
【0004】また、エアコンを和室に対して和風納まり
で取付ける場合は、和室においては一般的に真壁構造が
用いられる。真壁の場合は、柱が壁面に露出される。す
なわち、柱の室内面には額縁1Aは設けられず、かつ、
畳はその端部を壁の室内側面に接触させて敷かれ、さら
に、室内パネル7は畳の入れ替えの邪魔にならない位置
で、かつ、柱の室内側面から室内方向に突出しない位置
に設置されることが望まれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、洋風納ま
り、和風納まりのいずれの場合も、柱1の寸法は必ずし
も一定ではない。そのため、柱寸法により開口部4の幅
が各種変動する。洋風納まりの場合は、額縁の取付位置
を調整することで、ある程度対応できるが、和風の場合
は、これに対応するためには、室内パネルに各種寸法の
ものを容易しなればならない。従って、製造コストが高
くなり、室内パネルの枠体5への取り付けも、一定位置
とならないので、面倒である。
【0006】本考案は、柱寸法の変化に係わらず、室内
パネルが基本的には共通の部材で構成され、柱寸法に応
じて最少限の幅調整部材を装着するだけで、室内パネル
を容易に壁開口部に取り付けることができ、しかも、取
付け後に室内パネルと柱との間の外観に統一性を得るこ
とができるようにした壁埋め込み式エアコンを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、壁に開口部を形成する開口枠に取付けら
れた枠体と、前記枠体の室外側部分に装着された通風性
室外パネルと、前記枠体の屋内側面に装着された通風性
室内パネルとを有する収納箱体によって形成される収納
空間にエアコン本体を収納してなる壁埋め込み式エアコ
ンにおいて、室外側に、枠体にブラケットを介して接続
するための第1固着部を有し、かつ、室内側に、前記室
内パネルの左右端部に固着するための第2固着部を有す
る縦枠を、前記第2固着部において前記室内パネルの左
右端部にそれぞれ固着し、前記各縦枠の第2固着部に、
柱方向に突出してその柱と前記縦枠との間の隙間を閉塞
する幅調整部材を着脱自在に固着してあることを特徴と
している。また、縦枠は、室内パネルの左右各端部背面
に対向する第1固着部と、その第1固着部の一端から屋
内方向に延び、前記室内パネルの側面に固着される第2
固着部とを有して、横断面ほぼL字形をなし、前記第1
固着部は、室内パネルのグリル又はレジスタを有する蓋
を開放した状態で、枠体に結合されたブラケットに接続
されることを特徴としている。
【0008】
【作用】室内パネルの左右の縦枠の第1固着部を、エア
コン収納箱体の枠体にブラケットを介して接続すると、
室内パネルが左右の柱の間に取付けられる。柱の寸法が
小さい時は、前記縦枠の第2固着部に予め幅調整部材を
固着しておくことにより、室内パネルの縦枠と柱の間の
隙間が塞がれる。柱寸法が大きい場合は、幅調整部材を
縦枠から取外して室内パネルを取付ければ、室内パネル
寸法が柱間に合致する。縦枠の第1固着部と第2固着部
を横断面L字形にした場合は、室内パネルのグリル又は
レジスタを有する蓋を開放した状態で、室内パネルの室
内側から第1固着部に対して止着作業を行うことができ
る。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は、和風納まりによる壁埋め込み式エアコン
を取付けた状態の縦断面図、図5は要部の横断面図であ
る。
【0010】図4のエアコン本体9は、図1に示した場
合と同様に、壁の開口部4に取付けられるエアコン収納
箱体に収納して壁W内に取付けられる。エアコン収納箱
体は、図6にも示されるように、矩形に組み立てられた
枠体5と、その枠体5の屋外側端部に装着された室外パ
ネル6と、枠体5の屋内側端部に装着された室内パネル
7とからなり、室外パネル6と室内パネル7との間に、
前記エアコン本体9を収容する収容空間8を有してい
る。
【0011】和風納まりの場合は、枠体5は、主枠体5
aと、その主枠体の屋内側部分にビスB1により接続さ
れる付加枠体5bとからなっている。枠体5をこのよう
に主枠体5aと付加枠体5bとの別枠を結合してなる構
成の場合は、付加枠体5bを除去し、主枠体5aのみを
開口枠1〜3に取付けることにより、図2,3に示され
た洋風納まりで、すなわち、室内パネル7を内装材10
と同一面に取付ける形式で、エアコン収納箱体を取付け
ることもできる利点を有する。しかし、この点は、本考
案の要旨ではないので、和風納まりの場合は、枠体5
は、主枠体5aと付加枠体5bとが一体に成形されたも
のでも良い。
【0012】そして、付加枠体5bの縦枠51の内側面
の屋内側部分に、縦枠同志で対向する方向に突出する接
続縁52が設けてある。この接続縁52には、この縦枠
51を柱1に固着するためのブラケット12をビスB2
により接続することができ、また、後に詳述される室内
パネル7を付加枠体5bの縦枠51に固着するためのブ
ラケット13をビスB3により接続することができる。
【0013】室内パネル7は、図6に示されているよう
に、左右の縦枠71と、両縦枠71の上部及び下部の間
において固着された化粧パネル72,73と、これらの
化粧パネルの間において、両縦枠の間に設けられた上下
のグリル部(又はレジスタ、以下同じ)74,75とを
有している。上グリル部74は吹出口を構成し、下グリ
ル部75は吸入口を構成している。下グリル部75は、
その下端部において水平な軸76により縦枠71に回転
自在に支持され、上部が伸縮リンク77により上グリル
部74に結合されて、開閉可能な蓋とされている。下側
の化粧パネル73の下端部の背面には、図4に示されて
いるように、フック78が固着されている。
【0014】ところで、室内パネル7の縦枠71は、図
5に明示されているように、室外側に第1固着部71a
を、室内側に第2固着部71bを有して、横断面ほぼL
字形をなしている。第1固着部71aは、縦枠71の屋
外側端部において室内パネル7の背面と対向し、第2固
着部71bは、第1固着部71aの一端から屋内方向に
延びて、化粧パネル72、73及び上下のグリル部7
4、75の側面に固着されて、これらの固着面を覆って
いる。
【0015】この室内パネル7は、フック78を付加枠
体5bの下枠53に固定したエアコン本体移動用ブラケ
ット14の屋内側端部に形成してある上向きに突出する
凸条141に係合し、室内パネルの上部を開口部4内に
嵌め込み、前記開閉自在の下部グリル75の上部を手前
(室内方向)に引いて下部グリル75を開放し、その開
いた部分で縦枠71の室内側からビスB4を前記ブラケ
ット13にねじ込むことにより、室内パネル7を開口部
4に嵌合した状態で枠体5に固着することができる。な
お、図7のFは、下部グリル75を手で開放状態に保ち
ながらビスねじ込み作業を行う面倒さを避けるため、縦
枠71の背面とブラケット13の正面とに固着された仮
固定用の面ファスナーである。
【0016】室内パネル7の縦枠71の第2固着部71
bには、これも横断面ほぼL字形に成形された幅調整部
材79をねじ710により、又は嵌め込みにより着脱自
在に固着することができる。この幅調整部材79は縦枠
71と等しい長さを有しているので、室内パネルの外観
上は、縦枠71と一体感が生じる。また、幅調整部材7
9は、縦枠から柱1方向に延びる適度な幅を有してい
る。従って、図5に示す例のように、柱1の寸法が比較
的小さな場合は、室内パネルの縦枠の屋内側端部に幅調
整部材79を装着すると、柱1と室内パネル7との間に
は、瞬時に視認できるような、見苦しい隙間が生じるこ
とが防止される。柱の寸法が複数種類ある場合は、第2
固着部71bと結合構造が同じくて、幅の異なる複数種
類の幅調整部材を用意すれば良い。
【0017】図7は、図5の柱と同一寸法の柱1に代え
て、最大寸法の柱1′が用いられている場合の、同一寸
法の室内パネル7の装着例を示すものである。この場合
は、縦枠71の第2固着部71bには、幅調整部材79
が固着されずに、縦枠71が直接に柱1に当接された状
態で、縦枠71がブラケット13に固定される。なお、
この場合は、エアコン収納箱体の縦枠51を柱1′に固
着するためのブラケット12は、図5の場合の逆向きに
して接続することができる。ブラケット13は、柱1に
固定してもよい。
【0018】上記のように、室内パネル7は、縦枠71
を有していて、その縦枠の室内パネル背面側に延在する
第1固着部71aにおいて、グリル部75を開放した状
態でビスB4を第1固着部71aから枠体5に固着され
たブラケット13にねじ込むことにより、簡単に室内パ
ネルを開口部4に嵌め込んだ状態でエアコン収納箱体に
取付けることができる。
【0019】しかも、開口枠のように固定側でなく、可
動側である室内パネルの縦枠に設けた第2固着部71b
に幅調整部材79を固着するようにしたので、柱寸法に
応じて変化する室内パネルと柱との間の隙間を容易に塞
ぐことができ、壁埋め込み式エアコンの室内側外観が向
上される。
【0020】図4ないし図7は、和風納まりの場合に本
考案を適用した例が示されたが、図2及び図3に示され
た洋風納まりの場合においても寸法調整が必要な場合は
同様に適用して、室内パネルの縦枠と内装材10との間
の隙間を容易に塞ぐことができる。この場合は、ブラケ
ット13は、額縁1Aに固定される。
【0021】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、柱寸法
の変化に係わらず、室内パネルを基本的に共通の部材で
構成することができ、柱寸法に応じて最少限の幅調整部
材を縦枠に装着し、又は取外すだけで、室内パネルを容
易に壁開口部に取り付けることができ、しかも、取付け
後に室内パネルと柱又は内装材との間の隙間の発生を防
止して、いずれの場合も外観に統一性を得ることができ
る。縦枠の第1固着部と第2固着部を横断面L字形にし
た場合は、室内パネルのグリル又はレジスタを有する蓋
を開放した状態で、第1固着部を枠体に結合されたブラ
ケットに容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁埋め込み式エアコンの基本的構成を示す分解
斜視図である。
【図2】従来の壁埋め込み式エアコンの取付け状態を示
す縦断面図である。
【図3】同じく一部の横断面図である。
【図4】本考案の一実施例による壁埋め込み式エアコン
の取付け状態を示す縦断面図である。
【図5】要部の拡大横断面図である。
【図6】室内パネルの構成と枠体に対する接続構造を示
す斜視図である。
【図7】柱寸法が小さい場合の取付け状態を示す要部の
拡大横断面図である。
【符号の説明】 5 枠体 5a 主枠体 5b 付加枠体 51 縦枠 52 接続縁 13 ブラケット 6 室外パネル 7 室内パネル 71 縦枠 71a 第1固着部 71b 第2固着部 74 上グリル部 75 下グリル部 79 幅調整部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に開口部を形成する開口枠に取付けら
    れた枠体と、前記枠体の室外側部分に装着された通風性
    室外パネルと、前記枠体の屋内側面に装着された通風性
    室内パネルとを有する収納箱体によって形成される収納
    空間にエアコン本体を収納してなる壁埋め込み式空気調
    和機において、 (イ)室外側に、前記枠体にブラケットを介して固着す
    るための第1固着部を有し、かつ、室内側に、前記室内
    パネルの左右端部に固着するための第2固着部を有する
    縦枠を、前記第2固着部において前記室内パネルの左右
    端部にそれぞれ固着し、 (ロ)前記縦枠の第2固着部に、柱方向に突出してその
    柱と前記縦枠との間の隙間を閉塞する幅調整部材を着脱
    自在に固着してあること、 を特徴とする壁埋め込み式空気調和機。
  2. 【請求項2】 縦枠は、室内パネルの左右各端部背面に
    対向する第1固着部と、その第1固着部の一端から屋内
    方向に延び、かつ、前記室内パネルの側面に固着される
    第2固着部とを有して横断面ほぼL字形をなし、前記第
    1固着部は、室内パネルのグリル又はレジスタを有する
    蓋を開放した状態で、枠体に結合されたブラケットに固
    着されることを特徴とする請求項1記載の壁埋め込み式
    空気調和機。
JP1992032007U 1992-04-16 1992-04-16 壁埋め込み式空気調和機 Expired - Lifetime JP2567567Y2 (ja)

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