JPS6138019Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、壁掛型空気調和機の改良にかかわ
る。

従来機は、第１図、据付け図に見られるよう
に、窓内前面窓と無関係に、壁に据付けられい
た。然し、かかる空気調和機１は、(イ)インテリア
デザインという視点から考えて、壁面との調和に
違和感があつて、室内の美観を欠いただけでな
く、(ロ)空気調和機の吹出口２が、横方向に短かい
から、その空調効果にムラを生じ、万遍なく行き
わたらないという致命的欠点があつた。そこで、
研究の結果、本考案は第２図のように室内の窓の
上部の壁に空気調和機を取り付け、その巾をカー
テンレールの長とほゞ等しいものとするととも
に、吹出口も前記窓の巾と等しいものにすること
によつて、本機の効果の向上を計り、かつ室内装
飾面の要望に応じようとするものである。

そして、本空気調和機は住宅用の外、業務用、
例えば店舗にも使用できること言うまでもない。
そこで、本機の構造を、第３図によつて述べる。
本空気調和機１は、送風機４、熱交換器５を主要
構成部品となし、その底部の底板６にカーテンレ
ール７が取り付けられ、カーテン８が吊り下げら
れる。又、適宜隠し板９を組付ける。１０は室内
窓、１１は壁である。

このようにして、本機は室内の窓１０の上部の
壁１１に取付けられ、その巾をカーテンレール７
の長さとほゞ等しく、又、吹出口２も窓の巾と等
しいものとしたから、室内のインテリアラインが
整理一体化され、デザイン面で調和的感覚をもた
らすとともに、本機の吹出口が、従来機に比して
巾を最大限に大きくしたから、空調という本来的
効果もまた顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来機の取付け図、第２図は、本機
の取付け図、第３図は本機の斜視図である。 １……空気調和機、２……吹出口、４……送風
機、５……熱交換器、６……底板、７……カーテ
ンレール、１０……室内の窓、１１……上部壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 熱交換器と送風機を内蔵し室内の窓の上部壁に
   該窓に近接して固定される壁掛型空気調和機にお
   いて、その底板に前記窓のカーテンレールを取付
   けるとともに、室内に面する前面に窓の巾とほぼ
   等しい巾の吹出口を形成したことを特徴とする壁
   掛型空気調和機。