JP2577663Y2 - 自動車用空気調整装置 - Google Patents
自動車用空気調整装置Info
- Publication number
- JP2577663Y2 JP2577663Y2 JP1991096270U JP9627091U JP2577663Y2 JP 2577663 Y2 JP2577663 Y2 JP 2577663Y2 JP 1991096270 U JP1991096270 U JP 1991096270U JP 9627091 U JP9627091 U JP 9627091U JP 2577663 Y2 JP2577663 Y2 JP 2577663Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- evaporator
- air inlet
- inlet box
- front panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のフロントパネ
ル等に複数箇所をねじ止めして装着する自動車用空気調
整装置に関するものである。
ル等に複数箇所をねじ止めして装着する自動車用空気調
整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に空気調整装置を装備する
ことが一般的になり、生産工程においても各種の空気調
整装置を組付けることがなされている。空気調整装置は
2部品または3部品から分割構成され、それぞれに締付
け用ボルト孔が設けられて別々に固定するものが多い。
例えば、2部品を組みあわせると共にその一側で車両に
固定するようにした装置(実開昭58-179216 号公報参
照)や、エバポレータとヒータとをそれぞれクーラーケ
ースとヒータケースとに分けて収納したものがある(実
公昭57-25851号公報参照)。
ことが一般的になり、生産工程においても各種の空気調
整装置を組付けることがなされている。空気調整装置は
2部品または3部品から分割構成され、それぞれに締付
け用ボルト孔が設けられて別々に固定するものが多い。
例えば、2部品を組みあわせると共にその一側で車両に
固定するようにした装置(実開昭58-179216 号公報参
照)や、エバポレータとヒータとをそれぞれクーラーケ
ースとヒータケースとに分けて収納したものがある(実
公昭57-25851号公報参照)。
【0003】図2に示す空気調整装置は、ヒータ1、エ
バポレータ2およびエアインレットボックス3に分けら
れ、車体のフロントパネル4に装着するときに連接され
る。ヒータ1はヒータモータ5の軸に固着したヒータブ
ロア6をヒータケース7に収容したもので、ヒータケー
ス7に、連接部7aを形成すると共に、車体のフロントパ
ネル4に固定するための取付け用爪8を有している。こ
れらの取付け用爪8はボルト9によってフロントパネル
4に締め付けられる。エバポレータ2は内部にエバポレ
ータコア10を有し両側に連接部2a,2bを設け、外枠に取
付け用爪8を有している。また、エアインレットボック
ス3は外気を取入れる供給口11と内気を取入れる供給口
12とを有し、この箇所に切換弁13が設けられ、また、外
枠の一方側に連接部3aを形成している。また同様に、外
枠の縁部に取付け用爪8が設けられボルト9によってフ
ロントパネル4に締め付けられる。
バポレータ2およびエアインレットボックス3に分けら
れ、車体のフロントパネル4に装着するときに連接され
る。ヒータ1はヒータモータ5の軸に固着したヒータブ
ロア6をヒータケース7に収容したもので、ヒータケー
ス7に、連接部7aを形成すると共に、車体のフロントパ
ネル4に固定するための取付け用爪8を有している。こ
れらの取付け用爪8はボルト9によってフロントパネル
4に締め付けられる。エバポレータ2は内部にエバポレ
ータコア10を有し両側に連接部2a,2bを設け、外枠に取
付け用爪8を有している。また、エアインレットボック
ス3は外気を取入れる供給口11と内気を取入れる供給口
12とを有し、この箇所に切換弁13が設けられ、また、外
枠の一方側に連接部3aを形成している。また同様に、外
枠の縁部に取付け用爪8が設けられボルト9によってフ
ロントパネル4に締め付けられる。
【0004】上記の空気調整装置を車体に装着するに
は、先ず、ヒータ1をボルト9で固定し、次にヒータ1
とエバポレータ2との各連接部7a,2aを嵌合させてから
エバポレータ2をフロントパネル4に取付ける。そし
て、エアインレットボックス3とエバポレータ2との各
連接部2b,3aを嵌合してからエアインレットボックス3
をフロントパネル4に取付けるというように、各々をそ
の都度フロントパネル4に固定している。
は、先ず、ヒータ1をボルト9で固定し、次にヒータ1
とエバポレータ2との各連接部7a,2aを嵌合させてから
エバポレータ2をフロントパネル4に取付ける。そし
て、エアインレットボックス3とエバポレータ2との各
連接部2b,3aを嵌合してからエアインレットボックス3
をフロントパネル4に取付けるというように、各々をそ
の都度フロントパネル4に固定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ヒータ
1、エバポレータ2およびエアインレットボックス3の
3部品をフロントパネル4に直線状に取付けるとき、パ
ネル面が平面であればお互いの連接部や取付け用爪の寸
法精度が多少ずれていても取付け時に合わせることがで
きるが、曲面を形成するパネル面においては、順次嵌合
してフロントパネル側に取付けるとき、最終的に隙間が
多かったり、逆に、干渉したりすることがある。このた
め、取付位置を極端に変えたりボルトの締め付けをやり
直したりしなければならず、非常に作業性が悪いもので
ある。また、3部品を最初から弛めて仮止めをするの
は、作業工程において部品、ボルトの損傷を招くことに
もなり、また、ボルトの締め付けが煩雑になるという問
題がでてくる。
1、エバポレータ2およびエアインレットボックス3の
3部品をフロントパネル4に直線状に取付けるとき、パ
ネル面が平面であればお互いの連接部や取付け用爪の寸
法精度が多少ずれていても取付け時に合わせることがで
きるが、曲面を形成するパネル面においては、順次嵌合
してフロントパネル側に取付けるとき、最終的に隙間が
多かったり、逆に、干渉したりすることがある。このた
め、取付位置を極端に変えたりボルトの締め付けをやり
直したりしなければならず、非常に作業性が悪いもので
ある。また、3部品を最初から弛めて仮止めをするの
は、作業工程において部品、ボルトの損傷を招くことに
もなり、また、ボルトの締め付けが煩雑になるという問
題がでてくる。
【0006】本考案は、自動車生産の作業工程におい
て、装着面が同一平面でなくても分割部品を整合性良く
取付けることのできる自動車用空気調整装置を提供する
ことを目的とする。
て、装着面が同一平面でなくても分割部品を整合性良く
取付けることのできる自動車用空気調整装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、ヒータ、エバポレータおよびエアインレヅ
トボックスを各側壁面から突出した各々の連接部を介し
て順次連接し、フロントパネル等に取り付ける自動車用
空気調整装置において、取付時に前記ヒータの下端およ
び前記エアインレットボックスの下端よりも、前記エバ
ポレータの下端が上位置になるように、前記エバポレー
タのケース下部を形成させておき、 前記ヒータおよび前
記エアインレットボックスに設けた取付け用爪を介して
前記フロントパネル等に固定し、垂直部上端に水平部を
備えたL形連結プレートの垂直部を両側部品の各々の側
壁に連結し、対向する2つの水平部上に前記ケース下部
を連結したことを特徴とする。
するために、ヒータ、エバポレータおよびエアインレヅ
トボックスを各側壁面から突出した各々の連接部を介し
て順次連接し、フロントパネル等に取り付ける自動車用
空気調整装置において、取付時に前記ヒータの下端およ
び前記エアインレットボックスの下端よりも、前記エバ
ポレータの下端が上位置になるように、前記エバポレー
タのケース下部を形成させておき、 前記ヒータおよび前
記エアインレットボックスに設けた取付け用爪を介して
前記フロントパネル等に固定し、垂直部上端に水平部を
備えたL形連結プレートの垂直部を両側部品の各々の側
壁に連結し、対向する2つの水平部上に前記ケース下部
を連結したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案は上記の構成とすることによって、ヒー
タおよびエアインレットボックスはフロントパネル等に
取付け用爪で確実に固定することができる。ヒータおよ
びエアインレットボックスの対向した壁面にはL形連結
プレートの垂直部が仮止めされ、2つの水平部が同じ高
さで隣接して配置される。この2つの水平部にエバポレ
ータを載置し、この状態において各連接部を接続する。
その後、垂直部を締着すると共に、水平部を固定する。
タおよびエアインレットボックスはフロントパネル等に
取付け用爪で確実に固定することができる。ヒータおよ
びエアインレットボックスの対向した壁面にはL形連結
プレートの垂直部が仮止めされ、2つの水平部が同じ高
さで隣接して配置される。この2つの水平部にエバポレ
ータを載置し、この状態において各連接部を接続する。
その後、垂直部を締着すると共に、水平部を固定する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、車体に装着する空気調整
装置はヒータ1、エバポレータ2およびエアインレット
ボックス3の3部品に分割され互いに連接部7a,2a,2
b,3aを有している。ヒータ1はヒータケース7にヒー
タモータ5で作動するヒータブロア6を収容し、ヒータ
ケースには連接部7aおよび送出口(図示略)が形成さ
れ、車体のフロントパネル4に固定するための取付け用
爪8を周縁に有している。取付け用爪8はボルト9を係
合する溝を形成し、ボルト9を締付けることによってフ
ロントパネル4に締着される。
説明する。図1に示すように、車体に装着する空気調整
装置はヒータ1、エバポレータ2およびエアインレット
ボックス3の3部品に分割され互いに連接部7a,2a,2
b,3aを有している。ヒータ1はヒータケース7にヒー
タモータ5で作動するヒータブロア6を収容し、ヒータ
ケースには連接部7aおよび送出口(図示略)が形成さ
れ、車体のフロントパネル4に固定するための取付け用
爪8を周縁に有している。取付け用爪8はボルト9を係
合する溝を形成し、ボルト9を締付けることによってフ
ロントパネル4に締着される。
【0010】エバポレータ2は内部にエバポレータコア
10を有し、ケースは上下部に2分することが可能にされ
ている。また、ケース下部2cにはL形状の連結プレート
14を締付けるための孔が形成されている。エアインレッ
トボックス3は外気を取入れる供給口11と内気を取入れ
る供給口12とを有し、2つの供給口11,12を開閉する切
換弁13が設けられている。エアインレットボックス3の
縁部には同様に取付け用爪8が設けられている。なお、
連結プレート14に形成するボルト9の貫通孔は長孔にさ
れて位置調整が可能にされている。
10を有し、ケースは上下部に2分することが可能にされ
ている。また、ケース下部2cにはL形状の連結プレート
14を締付けるための孔が形成されている。エアインレッ
トボックス3は外気を取入れる供給口11と内気を取入れ
る供給口12とを有し、2つの供給口11,12を開閉する切
換弁13が設けられている。エアインレットボックス3の
縁部には同様に取付け用爪8が設けられている。なお、
連結プレート14に形成するボルト9の貫通孔は長孔にさ
れて位置調整が可能にされている。
【0011】空気調整装置を車体に装備する場合、先
ず、空気調整装置のヒータ1およびエアインレットボッ
クス3をこれらの取付け用爪8でボルト9によってフロ
ントパネル4に固定する。次に、エバポレータ2をその
連接部2a,2bを合わせてヒータ1およびエアインレット
ボックス3に接合させ、無理のない状態で連結プレート
14の垂直部をヒータ1およびエアインレットボックス3
に取付け、連結プレート14の水平部をエバポレータ2の
下面に取付けることで、エバポレータ2を固定すること
ができる。
ず、空気調整装置のヒータ1およびエアインレットボッ
クス3をこれらの取付け用爪8でボルト9によってフロ
ントパネル4に固定する。次に、エバポレータ2をその
連接部2a,2bを合わせてヒータ1およびエアインレット
ボックス3に接合させ、無理のない状態で連結プレート
14の垂直部をヒータ1およびエアインレットボックス3
に取付け、連結プレート14の水平部をエバポレータ2の
下面に取付けることで、エバポレータ2を固定すること
ができる。
【0012】このように、エバポレータ2をフロントパ
ネル4に直接取付けないことにより、ヒータ1およびエ
アインレットボックス3間で位置決めの自由度が大きく
なり、寸法精度が悪い場合でも連結プレート14の調整で
結合固定箇所に無理を掛けないで設置することができ、
フロントパネル4に段差や曲面が形成されていても連結
プレート14の調整で凹凸を吸収して空気調整装置を直線
状に取付けることができ、整合性が良くなり、作業性が
向上する。
ネル4に直接取付けないことにより、ヒータ1およびエ
アインレットボックス3間で位置決めの自由度が大きく
なり、寸法精度が悪い場合でも連結プレート14の調整で
結合固定箇所に無理を掛けないで設置することができ、
フロントパネル4に段差や曲面が形成されていても連結
プレート14の調整で凹凸を吸収して空気調整装置を直線
状に取付けることができ、整合性が良くなり、作業性が
向上する。
【0013】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したもので
あるから、ヒータとエアインレットボックスの間のエバ
ポレータをフロントパネルに取付けないため、エバポレ
ータの位置調整が容易になり、連接部による結合作業が
簡単となる。また、3部品の配置が決定してからL形連
結プレートにより連結固定するので、部品に無理がかか
らず、連結部が強固になり連接部の緩みを防止すること
ができる。また、連接部の整合性を合わせた後、L形連
結プレートにより連結固定するので、作業性が向上する
と共に、曲面を有するパネル面においても装着可能とな
り、各種車両にも取付けることができて汎用性が広がる
という効果がある。
あるから、ヒータとエアインレットボックスの間のエバ
ポレータをフロントパネルに取付けないため、エバポレ
ータの位置調整が容易になり、連接部による結合作業が
簡単となる。また、3部品の配置が決定してからL形連
結プレートにより連結固定するので、部品に無理がかか
らず、連結部が強固になり連接部の緩みを防止すること
ができる。また、連接部の整合性を合わせた後、L形連
結プレートにより連結固定するので、作業性が向上する
と共に、曲面を有するパネル面においても装着可能とな
り、各種車両にも取付けることができて汎用性が広がる
という効果がある。
【図1】本考案による実施例の自動車用空気調整装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の自動車用空気調整装置の断面図である。
1 ヒータ 2 エバポレータ 3 エアインレットボックス 4 フロントパネル 8 取付け用爪 14 連結プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 ヒータ、エバポレータおよびエアインレ
ットボックスを各側壁面から突出した各々の連接部を介
して順次連接し、フロントパネル等に取り付ける自動車
用空気調整装置において、取付時に前記 ヒータの下端および前記エアインレットボ
ックスの下端よりも、前記エバボレータの下端が上位置
になるように、前記エバポレータのケース下部を形成さ
せておき、 前記ヒータおよび前記エアインレットボックスに設けた
取付け用爪を介して前記フロントパネル等に固定し、垂
直部上端に水平部を備えたL形 連結プレートの垂直部を
両側部品の各々の側壁に連結し、対向する2つの水平部
上に前記ケース下部を連結したことを特徴とする自動車
用空気調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991096270U JP2577663Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動車用空気調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991096270U JP2577663Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動車用空気調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537515U JPH0537515U (ja) | 1993-05-21 |
JP2577663Y2 true JP2577663Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=14160463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991096270U Expired - Lifetime JP2577663Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動車用空気調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577663Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP1991096270U patent/JP2577663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537515U (ja) | 1993-05-21 |
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