JPS6316565Y2 - - Google Patents

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JPS6316565Y2
JPS6316565Y2 JP1982060121U JP6012182U JPS6316565Y2 JP S6316565 Y2 JPS6316565 Y2 JP S6316565Y2 JP 1982060121 U JP1982060121 U JP 1982060121U JP 6012182 U JP6012182 U JP 6012182U JP S6316565 Y2 JPS6316565 Y2 JP S6316565Y2
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JP
Japan
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mounting board
instrument panel
pin
pin hole
mounting
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JP1982060121U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用ヒータコントロール装置の
取付構造に関するものである。
一般に自動車用ヒータコントロール装置は、周
知のように運転席の前面のインストルメントパネ
ルに取付基板を介して取付けた複数個のヒータコ
ントロールレバーにより遠隔操作ケーブルを介し
て複数の通風路開閉用ダンパーを開閉制御する構
造となつている。
従来、上記取付基板の取付構造は、前面をイン
ストルメントパネルに固着させていただけであつ
た(例えば実公昭52−37401号公報)。
これは、インストルメントパネルの奥部(後
方)での固着作業が困難であることにも基因して
いる。
ところが、上記取付構造であると次のような不
具合が生ずる。
即ち、遠隔操作ケーブルの配索上、前記取付基
板の後部にかなり大きなベンデイングモーメント
が作用し、取付基板が前面だけで固着されている
ため、片持支持状態となり、走行時の路面凹凸に
よる振動やエンジン振動によつて上下に振動し、
他部品との干渉(衝突)を起し、異音を発する。
また、ベンデイングモーメントに耐えうる為に前
面取付ネジの個数も多く、取付基板の補強も必要
であつた。
さらに、取付基板のベンデイングにより、ヒー
タコントロールレバーの操作時、このレバー自身
もスリツト状の溝の一側に摺接し、操作抵抗が大
きくなると共に、溝を摩耗させる等の欠点があつ
た。
上記欠点を改善するため、取付基板の後部をヒ
ータユニツトの一部に、頭付き止めピンと抜け止
め用止め輪とで固着させるようにしたものが、実
公昭52−37404号公報で紹介されている。
ところが、上記止めピンの挿入方向は、インス
トルメントパネルへの取付基板の取付方向とは無
関係な方向(即ち、直交方向)であり、取付基板
のインストルメントパネルへの取付けとは独立し
て行わねばならず、その上、止めピンの挿入後に
抜け止め用止め輪の装着をしなければならないた
め、作業工数が多くなり作業が煩瑣となるのみな
らず、これらの作業をインストルメントパネルの
裏側で行わなければならないため、作業性が非常
に悪いという欠点があつた。
この考案は従来装置の上記欠点に鑑み、これを
改良除去したもので、以下、この考案の構成を図
面に示す実施例について説明すると次の通りであ
る。
第1図及び第2図において、1はインストルメ
ントパネル、2は取付基板、3,4,5はヒータ
コントロールレバー、6はイルミネーシヨンパネ
ル、7,8,9,10は遠隔操作ケーブル、11
はブラケツト、12はピン、13はインストルメ
ントパネルの補強メンバー、14はピン孔、1
5,16は取付孔、17,18はビスである。
取付基板2は平板状をなし、その前面即ち、運
転室a側の面に第3図に示す様な前面プレート2
aを一体に有する。この前面プレート2aには各
ヒータコントロールレバー3,4,5に対応する
スリツト状の開口19,20,21が車幅方向に
水平に設けられていると共に、車幅方向両端に取
付孔15,16が設けられ、この取付孔15,1
6の裏面にはナツト22,23が溶接されてい
る。
インストルメントパネル1の一部には上記取付
基板2を取付ける開口24が形成され、この開口
24の車幅方向両側でビス17,18より取付け
られている。
取付基板2の後方即ち、運転室aから遠ざかる
方向(第1図、第2図で左方)の下面にはブラケ
ツト11が一体的に垂設され、このブラケツト1
1の下端に取付基板2の前面側(第1図、第2図
で右方)に向けてピン12が突設されている。
上記ブラケツト11及びピン12は、インスト
ルメントパネル1の裏面側に車幅方向に設置され
ているインストルメントパネル1の補強メンバー
13に対応させて前記取付基板2に設けるもので
あつて、この補強メンバー13には上記ピン12
が嵌合するピン孔14が形成してある。このピン
孔14は、第4図に示す様に、車幅方向に長い長
孔としてある。
上記説明で明らかなように、この考案において
取付基板2は、その後方においてインストルメン
トパネル1の補強メンバー13のピン孔14に、
ブラケツト11を介して設けたピン12を後方か
ら前方へ即ち第1図及び第2図において右方へ引
き寄せる方向に嵌入させ、かつ、その前面におい
てインストルメントパネル1の車幅方向2個所に
ビス17,18で固着されている。
上記ピン孔14を車幅方向の長孔としたのは、
取付基板2のインストルメントパネル1へのビス
止めに当り、車幅方向のインストルメントパネル
1と補強メンバー13の建付寸法誤差及び基板2
自身のピン12と取付穴15,16の寸法誤差を
吸収させるためであり、ピン12とピン孔14と
の車高方向の寸法誤差(通常2mm程度)は、取付
基板2自身の弾性変形(平板状であるから上下方
向の弾性変形は容易)を利用して取付けるもの
で、このようにする方が取付基板2の剛性が高ま
るためである。
上記取付基板2への各ヒータコントロールレバ
ー3,4,5の取付例を説明すると、3は内外気
切換用、4は冷暖気切換用であつて、ともに取付
基板2の両側下面に枢軸部25,26で枢着さ
れ、前面プレート2aの開口19,20内で車幅
方向に水平に回動操作可能とされている。そし
て、5は取付基板2の上面中央の後端に枢軸部2
7で枢着され、前面プレート2aの開口21内で
車幅方向に水平に回動操作可能とされている。
各レバーには遠隔操作ケーブルが接続される
が、このケーブルは周知の如く、アウターチユー
ブとインナワイヤーからなり、アウターチユーブ
の一端は、取付基板2上に設けられた掛止部2
8,29,30,31で掛止されており、インナ
ワイヤーの一端がそれぞれレバーに結合される。
先ず、内外気切換用のレバー3には、1本の遠
隔操作ケーブル7の一端が接続され、ヒータ(図
示せず)へ導入する空気の経路切換部のダンパー
(図示せず)を開閉して、内気又は外気を導入せ
しめるようになされる。
冷暖気切換用のレバー4には、1本の遠隔操作
ケーブル9の一端が接続され、このケーブル9は
冷気を直接導入する部分と、ラジエータを通した
熱風を導入する部分との切換部に設けられるダン
パー(図示せず)に接続される。
また、レバー5は取付基板2上に枢着された中
間レバー32に長孔33とピン34で連結され、
この中間レバー32に接続された操作ケーブル
8,10を介してフロントガラス部へ曇り防止用
の熱風を供給制御させたり、室内換気の制御をさ
せることを兼用するダンパーを開閉制御するもの
である。
以上説明したように、本考案は、インストルメ
ントパネルに取付基板を介して取付けた複数個の
ヒータコントロールレバーにより遠隔操作ケーブ
ルを介して複数の通風路開閉用ダンパーを開閉制
御する自動車用ヒータコントロール装置におい
て、インストルメントパネルの裏面側の補強メン
バーの一部に、取付基板の前後方向に向けて貫通
形成したピン孔と、上記ピン孔に嵌合させるべく
取付基板の後方1個所にブラケツトを介して取付
基板の前面側に向けて突設したピンとを具備させ
たから、取付基板の剛性が向上し、ヒータコント
ロールレバーの操作が軽快円滑となり、安定性が
向上し、他部品との干渉が防止され、前面のイル
ミネーシヨンパネルの溝との整合性が良好となる
ことは勿論のこと、特に、取付基板をインストル
メントパネルに取付ける際、インストルメントパ
ネルの裏側で後方より前方に向けて取付基板を移
動させてインストルメントパネル裏面に密着さ
せ、ビス等で固着させるもので、この場合、ピン
孔が取付基板の前後方向に貫通形成してあり、か
つ、ピンを前面側に向けて突設してあるため、ピ
ンをピン孔に嵌合する方向と取付基板の取付方向
とが一致し、取付基板のインストルメントパネル
裏面への密着移動時、ピンをピン孔に同時に嵌合
させることができ、作業性が向上する。このよう
に、取付基板の後方の取付けは、取付方向と同方
向に突設したピンをピン孔に嵌めるだけのワンタ
ツチ式インロー方式であるため、インストルメン
トパネルの内部という作業性の悪い部分での取付
けを簡単化でき、しかも製作寸法及び建付寸法誤
差等を吸収させ得る。さらに、既設のインストル
メントパネルの補強メンバーを利用し、単にピン
孔を設けるだけでよく、かつ、取付基板側にはブ
ラケツトを介してピンを設けるだけでよいため、
構成が極めて簡単で、安価に実施できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヒータコントロール装置
のインストルメントパネルへの取付状態を示す平
面図、第2図はその側面図、第3図は取付基板の
前面プレートの正面図、第4図は補強メンバーに
設けたピン孔の正面図である。 1……インストルメントパネル、2……取付基
板、3,4,5……ヒータコントロールレバー、
7,8,9,10……遠隔操作ケーブル、11…
…ブラケツト、12……ピン、13……補強メン
バー、14……ピン孔、15,16……取付孔、
17,18……ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インストルメントパネルに取付基板を介して取
    付けた複数個のヒータコントロールレバーにより
    遠隔操作ケーブルを介して複数の通風路開閉用ダ
    ンパーを開閉制御する自動車用ヒータコントロー
    ル装置において、インストルメントパネルの裏面
    側の補強メンバーの一部に、取付基板の前後方向
    に向けて貫通形成したピン孔と、上記ピン孔に嵌
    合させるべく取付基板の後方1個所にブラケツト
    を介して取付基板の前面側に向けて突設したピン
    とを具備させたことを特徴とする自動車用ヒータ
    コントロール装置の取付構造。
JP6012182U 1982-04-23 1982-04-23 自動車用ヒ−タコントロ−ル装置の取付構造 Granted JPS58161713U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6012182U JPS58161713U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 自動車用ヒ−タコントロ−ル装置の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS58161713U JPS58161713U (ja) 1983-10-27
JPS6316565Y2 true JPS6316565Y2 (ja) 1988-05-11

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ID=30070382

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JP6012182U Granted JPS58161713U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 自動車用ヒ−タコントロ−ル装置の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353925Y2 (ja) * 1987-08-10 1991-11-27
JP2646682B2 (ja) * 1988-07-29 1997-08-27 スズキ株式会社 自動車用空調装置におけるコントロールレバーの取付構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237404U (ja) * 1975-09-10 1977-03-16

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JPS5237404U (ja) * 1975-09-10 1977-03-16

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