JP2577635B2 - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置

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JP2577635B2 JP15527989A JP15527989A JP2577635B2 JP 2577635 B2 JP2577635 B2 JP 2577635B2 JP 15527989 A JP15527989 A JP 15527989A JP 15527989 A JP15527989 A JP 15527989A JP 2577635 B2 JP2577635 B2 JP 2577635B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエレベータ式駐車装置に関する。
(従来の技術) エレベータ式駐車装置は、車両を収容する駐車階を多
層に設け、1階の入出庫階とその上方の各駐車階との間
での車両の搬送をエレベータにて行なうようにしたもの
であり、その一例が特開昭63−118466号公報に開示され
ている。
すなわち、この例のものでは、エレベータの車両昇降
台は、互いに所定の間隔をおいて向かい合わせにされ車
両の両側をそれぞれ支持する対向する方向に突出した一
対の櫛歯により構成されている。一方、各駐車階では上
記エレベータの昇降路上に横移動可能な駐車台車が設け
られ、この駐車台車にセンタメンバーの両側に突出し車
両の両側をそれぞれ支持する櫛歯を備えた車両支持台が
設けられている。この場合、駐車台車の支持台を上記昇
降路上に位置せしめて昇降台を上昇もしくは下降せしめ
ることにより、エレベータ側の櫛歯と駐車台車側の櫛歯
との擦れ違いを利用して、この両者間での車両の移載が
行なわれる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記エレベータ式駐車装置の場合、そのスペ
ース効率(駐車台数/占有面積)は高いものの、各駐車
階ではエレベータの昇降路の両側にしか駐車スペースを
とることができず、各駐車階に多数の車両で収容できる
ようにすることが難しい。
これに対して、第12図に入出庫階を示す(平面図)よ
うに、複数のエレベータaを並設し、各駐車階に多数の
車両を収容できるようにすることが考えられる。この場
合、入出庫する車両同士の輻輳を防止すべく、入出庫階
の入口bと出口cとを別にして通り抜け方式にするのが
通常であるが、与えられた敷地に対して、各駐車階では
車両の入庫路d及び出庫路eの上方位置にあたる部分を
駐車に利用することができず、駐車場全体としてのスペ
ース効率を高くすることが難しい。
また、各エレベータを昇降路ごとエレベータ並設方向
と直交する方向に横移動させるようにしたエレベータス
ライド方式や、各駐車階にエレベータ並設方向と直交す
る方向に車両を搬送するドーリーを設け、このドーリー
走行路の両側に車両収容部を設けたものも考えられてい
るが、いずれもエレベータの昇降路やドーリーの走行路
に広いスペースを必要とする憾みがある。
すなわち、本発明の課題は、エレベータ式駐車装置に
おいて、各駐車階に多数の車両を収容できるようにして
そのスペース効率を高めることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、このような課題に対して、各駐車階での駐
車のために、車両を支持して横移動可能なハンガーを用
いる一方、このハンガーとエレベータの車両昇降台との
間での車両の移載のために、縦方向に走行するドーリー
を設け、ハンガーとドーリーとの利用により、各駐車階
で車両を縦横に移動させて所定の場所に駐車できるよう
にするものである。
すなわち、そのための具体的な手段の一つは請求項
(1)に記載されたエレベータ式駐車装置であって、 車両を載せ入出庫階と駐車階との間で昇降する車両昇
降台を備えてい一方、 上記駐車階には、車両を載せる車両支持台を有しレー
ルに吊り下げられて移動する複数のハンガーを備えたハ
ンガーラインが複数並設されているとともに、車両を載
せる上下動可能な車両支持台を有し上記車両昇降台の昇
降路に交差し且つ上記各ハンガーラインに交差する方向
に移動するドーリーが設けられており、 上記車両昇降台は、櫛歯状に形成され、 上記ドーリーの車両支持台は、該車両支持台と上記車
両昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降台
の櫛歯間を通り抜けて車両を該ドーリーと車両昇降台と
の間で移載することができるように櫛歯状に形成され、 上記ハンガーの車両支持台は、該車両支持台と上記ド
ーリーの車両支持台との間の相対的な上下動によって該
ドーリーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該ハ
ンガーとドーリーとの間で移載することができるように
櫛歯状に形成されていることを特徴とする。
他の一つは、請求項(2)に記載されたエレベータ式
駐車装置であって、 車両を載せ入出庫階と駐車階との間で昇降する昇降台
が配設された昇降路が複数並設されている一方、 上記駐車階には、車両を載せる車両支持台を有し上記
昇降路の並設方向と平行に延びるレールに吊り下げられ
て移動する複数のハンガーを備えたハンガーラインが複
数並設されているとともに、車両を載せる上下動可能な
車両支持台を有し上記各昇降路に交差し且つ上記全ての
ハンガーラインと交差するように上記昇降路の並設方向
と直交する方向に移動する各ドーリーと、車両を載せる
車両支持台を有し上記全ての昇降路と交差するように該
昇降路の並設方向に移動するトラバーサとが設けられて
おり、 上記車両昇降台は、櫛歯状に形成され、 上記ドーリーの車両支持台は、該車両支持台と上記車
両昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降台
の櫛歯間を通り抜けて車両を該ドーリーと車両昇降台と
の間で移載することができるように櫛歯状に形成され、 上記ハンガーの車両支持台は、該車両支持台と上記ド
ーリーの車両支持台との間の相対的な上下動によって該
ドーリーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該ハ
ンガーとドーリーとの間で移載することができるように
櫛歯状に形成され、 上記トラバーサの車両支持台は、該車両支持台と上記
車両昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降
台の櫛歯間を通り抜けて車両を該トラバーサと車両昇降
台との間で移載することができ且つ該車両支持台と上記
ドーリーの車両支持台との相対的な上下動によって該ド
ーリーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該トラ
バーサとドーリーとの間で移載することができるように
櫛歯状に形成されていることを特徴とする。
(作用) 上記請求項(1)に記載の駐車装置においては、各駐
車階において、車両をドーリーに載せて一方向に移動
し、ハンガーに載せてドーリーによる移動方向と交差す
る方向に移動することができる。つまり、車両はドーリ
ーとハンガーとの利用により駐車階を縦横に移動させて
所定の場所に駐車させることができる。そうして、この
場合、上記ハンガーが横移動可能であるから、このハン
ガーとドーリーとの間での車両の移載はドーリーの走行
路上で行なうことができ、このドーリー走行路をドーリ
ー専用にする必要はない。
すなわち、各駐車階では、ドーリーが走行する際にそ
のドーリー走行路上からハンガーを横に移動させてドー
リー走行用のハンガー1台分の空きスペースを形成すれ
ばよく、車両昇降台の数を増し、ドーリーの数が増して
もそれに応じてドーリー専用の走行路を増す必要はな
い。換言すれば、各ハンガーラインにはドーリー数の多
少に拘らず、その収容可能なハンガー台数よりも1台分
少ない数のハンガーを設けることができ、各ハンガーラ
インでの駐車台数を多くすることができる。
請求項(2)に記載の駐車装置においては、車両の入
庫にあたって、一つのエレベータが他の車両の入出庫を
行っている場合あるいはエレベータが故障している場合
でも、当該車両を他のエレベータによって所定の駐車階
に送り、そこでトラバーサを介して上記一つのエレベー
タ用のドーリーに移して所定のハンガーに送ったり、あ
るいは、出庫にあたって、車両をドーリーからトラバー
サに移して他のエレベータに送り、この他のエレベータ
を利用して出庫を行なうことができる。
(発明の効果) 従って、請求項(1)の駐車装置によれば、ドーリー
とハンガーとを利用して車両を各駐車階で縦横に移動さ
せて所定の場所に駐車し、あるいは所定の場所から出庫
させることができ、各駐車階に多数の車両を収容するこ
とが可能になり、また、複数のエレベータとドーリーと
を設ける場合でも、ドーリーの数に応じて各ハンガーラ
インでのハンガー台数を減らしていく必要はなく、各ハ
ンガーラインでの駐車台数を多くして、スペース効率を
高くすることができる。
請求項(2)の駐車装置によれば、複数の車両昇降台
とドーリーとを設ける場合において、各車両昇降台と各
ドーリーとの間での車両の移載を行なうトラバーサを設
けたから、車両の入出庫を特定の車両昇降台で行なう必
要がなくなって、この入出庫作業を円滑にあるいは迅速
に行なうことができるようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はエレベータ式駐車装置の全体構成を示す側面
図であって、同装置は建物1の1階を車両の入出庫階2
とし、2階以上の各階を車両収容のための駐車階3とし
ている。そして、この駐車装置は、車両を入出庫階2と
各駐車階3との間で搬送する車両昇降台4をそれぞれ備
えた3基のエレベータ、すなわち、第2図(平面図)に
示す5A〜5Cの3基が横方向に間隔をおいて設けられてい
る。
各駐車階3には、上記エレベータ5A〜5Cの列を間にお
いてその片側に、車両を支持し横方向に移動可能な複数
のハンガー6をそれぞれ備えた4つのハンガーライン7
が縦方向に間隔をおいて並設されているとともに、その
反対側にも同様の2つのハンガーライン7が縦方向に間
隔をおいて並設されている。本例の場合、各ハンガーラ
イン7はハンガー6を7台分収容できるスペースになさ
れ、そのうちの第2図の左から4番目のハンガーライン
7には5台のハンガー6が設けられ、他の5つのハンガ
ーライン7には6台のハンガー6が設けられている。
そうして、上記エレベータ5A〜5Cは、エレベータ列の
両端にハンガー1台分のスペースをおき、且つ相隣るも
の同士の間隔がそれぞれ上記ハンガー1台分開けられて
いる。そして、上記各駐車階3には、それぞれ上記各エ
レベータ5A〜5Cと各ハンガーライン7のハンガー6との
間での車両の移載を行なう3台のドーリー8A〜8Cが、そ
れぞれエレベータ5A〜5Cの昇降路に交差し且つ上記ハン
ガーライン7に交差する縦方向に移動可能に設けられ、
さらに、上記エレベータ5A〜5Cとドーリー8A〜8Cとの間
での車両の移載を行なうことができるトラバーサ9が上
記エレベータ列をその列方向に移動可能に設けられてい
る。
一方、上記建物1の入出庫階2には、第3図に示すよ
うに、建物1の縦方向の一端に開口した入庫口11と、他
端の側面に開口した出庫口12とが設けられている。そし
て、上記入庫口11から上記エレベータ5A〜5Cの各入口ド
ア13に向けて延びる3本の縦方向の入庫路10と、エレベ
ータ5A〜5Cの各出口ドア14から延びて集合せしめた出庫
路15が上記出庫口12に至っている。
エレベータ5A〜5Cの構成は第4図及び第5図に示され
ている。このエレベータ5A〜5Cは、いずれも同じ構成の
ものであって、まず、その車両昇降台4は、横方向に所
定間隔をおいて設けられた一対の櫛歯体により構成され
ている。すなわち、この櫛歯体は、横方向に間隔をおい
て設けた縦フレーム17,17より、車両Wの両側部(前後
の左車輪と右車輪)をそれぞれ支持する多数の櫛歯18,1
8を互いに対向する横方向に突出せしめてなるものであ
る。そして、各櫛歯体は、その縦フレーム17,17の各々
の両端が上下方向に延びるガイドレール19にブラケット
20及びガイドローラ21を介して係合していて、このガイ
ドレール19を案内として、チェーンスプロケット機構を
利用した駆動手段(図示省略)により互いに同期して昇
降するようになっている。
ハンガー6の構成は第6図及び第7図に示されてい
る。このハンガー6は、その縦方向の両端にそれぞれ門
型フレーム23,23を備え、この両門型フレーム23,23の下
端同士が上記車両昇降台4と同様の縦フレーム24,24と
櫛歯25,25とからなる櫛歯体26にて連結されてなるもの
である。そして、このハンガー6はその門型フレーム2
3,23の上端部がそれぞれ縦方向に所定間隔をおいて横方
向に延びる支持レール27,27にローラ28により支持され
ていて、駆動手段(図示省略)により横移動できるよう
になされている。
ドーリー8A〜8Cの構成は先の第4図乃至第7図に車両
昇降台4あるいはハンガー6と共に示されている。すな
わち、各駐車階3には、上記エレベータ5A〜5Cの各車両
昇降台4の昇降路に交差して縦方向に延びる一対の平行
な縦レール30,30が設けられている。そして、ドーリー8
A〜8Cは、この縦レール30,30に車輪31,31を係合した前
後の車台32,32をセンターメンバー33で連結し駆動手段
(図示省略)により同方向に走行可能に支持された台車
34と、この台車34の前後の車台32,32に昇降手段(ジャ
ッキシリンダー)35,35にて昇降可能に支持された車両
支持台36とからなる。そして、この車両支持台36は、上
記昇降手段35,35にブラケット37,37を介して支持したセ
ンターフレーム38を備え、その上に多数のT字状メンバ
ーを固定してセンターフレーム38の両側に車両の両側部
を支持する櫛歯39,39を突出せしめたものである。
この場合、ドーリー8A〜8Cの櫛歯39は車両昇降台4の
櫛歯18の隙間及びハンガー6の櫛歯体26の櫛歯25の隙間
を上下に通過可能な太さになされている。
トラバーサ9の構成は、第8図に車両昇降台4との関
係で示され、第9図及び第10図にドーリー8A〜8Cとの関
係で示されている。すなわち、各駐車階3には上記エレ
ベータ5A〜5Cの車両昇降台4の各昇降路に交差して横方
向に延びる一対の平行な横レール40,40が設けられてい
る。そして、トラバーサ9は、この横レール40,40に車
輪41,41を係合した前後の支持フレーム42,42をセンター
メンバー43にて連結した台車を備え、この台車のセンタ
ーメンバー43の上に多数のT字状メンバーを固定して、
センターメンバー43の両側に車両の両側部を支持する櫛
歯44,44を突出せしめてなる車両支持台45を構成したも
のであり、駆動手段(図示省略)により横移動可能にな
されている。
この場合、トラバーサ9のセンターメンバー43は、こ
のトラバーサ9を上記ドーリー8A〜8Cに重合したときこ
のドーリー8A〜8Cのセンターメンバー33及びセンターフ
レーム38に干渉しないように中心位置よりも横にずらし
て設けられ、また、櫛歯44は車両昇降台4の櫛歯18の隙
間及びハンガー6の櫛歯体26の櫛歯25の隙間を上下に通
過可能な太さになされている。
また、上記構造において、エレベータ5A〜5Cのガイド
レール19はドーリー8A〜8Cの縦移動及びトラバーサ9の
横移動に邪魔にならないように、ドーリー用縦レール3
0,30の外側であって、トラバーサ用横レール40,40の外
側位置を上下に延びている。そして、ドーリー用縦レー
ル30には車両昇降台4のブラケット20を上下に通すため
の欠如部が設けられ、ドーリー8A〜8Cの前側2個の車輪
の前後間隔及び後側2個の車輪の前後間隔を上記欠如巾
よりも大きくしてドーリー8A〜8Cの走行が可能にされて
いる。一方、トラバーサ用横レール40にもエレベータ5A
〜5Cの縦フレーム17を上下に通すための欠如部が設けら
れており、このトラバーサ9の車輪も上記ドーリー8A〜
8Cの車輪と同様になされている。
第11図には各駐車階の各位置が横7位置X1〜X7(各ハ
ンガーラインの収容可能なハンガー台数に対応する)
と、縦7位置Y1〜Y7(ハンガーライン及びエレベータ列
に対応する)とによる記号で示されている。
本例の場合、基本的には、エレベータ5A及びドーリー
8Aの組がX1〜X3位置への駐車を担当し、エレベータ5B及
びドーリー8Bの組がX3〜X5位置への駐車を担当し、エレ
ベータ5C及びドーリー8Cの組がX5〜X7位置への駐車を担
当することになり、トラバーサ9を用いるときは上記各
組が他の位置の駐車を担当できるようになっている。
次に、上記位置記号を用いて上記駐車装置の作動を説
明する。
−トラバーサ9を用いない入出庫− 入庫 例えば、7階の駐車階3のX6−Y1が駐車予定場所とす
るとき、入出庫階2においてX6−Y5に対応する位置のエ
レベータ5Cの車両昇降台4に車両を載せる。このエレベ
ータ5Cは車両を7階まで上昇させる。そして、ドーリー
8Cをエレベータ5Cの昇降路(X6−Y5)に移動せしめる。
この場合、車両昇降台4は、ドーリー8Cの車両支持台36
よりも高位置にして停止せしめておく。
次に、車両昇降台4をゆっくり下降せしめる。これに
より、車両昇降台4の櫛歯18,18が車両支持台36の櫛歯3
9,39の隙間を通り抜けて車両が車両昇降台4からドーリ
ー8Cの車両支持台36に移載されることになる。そして、
ドーリー8Cを駐車予定のX6−Y1へ走行せしめる一方、エ
レベータ5Cの車両昇降台4は次の車両の入庫のための入
出庫階2へ下降、あるいは他の車両の出庫のための他の
駐車階へ移動させる。
上記駐車予定のX6−Y1においては、予め空のハンガー
6を当場所に横移動させておき、そこへドーリー8Cを昇
降手段35にて車両支持台36を高位置にした状態にして移
動させ、第7図に鎖線で示すように、車両支持台36の櫛
歯39,39をハンガー6の櫛歯25,25の上に位置せしめる。
そして、ドーリー8Cの車両支持台36を下降させる。これ
により、ドーリー8Cの櫛歯39がハンガー6の櫛歯25の隙
間を通り抜け、車両がドーリー8Cからハンガー6に移載
されることになる。
なお、上記ドーリー8Cの走行において、その走行路上
に他のハンガー6が位置している場合には、そのハンガ
ー6を横移動させてドーリー走行路を形成するものであ
る。
出庫 上記7階の駐車階3のX6−Y1からの出庫の場合は、先
の入庫の場合と逆の作動を行なうことになる。すなわ
ち、ドーリー8CをX6−Y1位置のハンガー6の下方に移動
させ、その車両支持台36を上昇させて、車両をハンガー
6からドーリー8Cに移載する。そして、ドーリー8Cをエ
レベータ位置に移動させて車両支持台36を車両昇降台4
の上に位置せしめ、次いで下降させることにより、車両
をドーリー8Cからエレベータ5Cに移載し、このエレベー
タ5Cの車両昇降台4を入出庫階に下降させる。
他の駐車階や駐車場所で入出庫、あるいは他のエレ
ベータ5A,5Bを用いた入出庫も上記X6−Y1での入出庫と
基本的には同じである。
−トラバーサ9を用いた入出庫− 上記7階の駐車階3のX6−Y1での入出庫において、当
該場所の入出庫を担当するエレベータ5Cが故障あるいは
他の車両の入出庫のために使用できないとき 入庫 入出庫階2において、例えば、X4−Y5に対応する位置
のエレベータ5Bの車両昇降台4に車両を載せ、7階まで
上昇させる。そして、トラバーサ9をエレベータ5Bの昇
降路(X4−Y5)に移動させ、その車両支持台45を車両昇
降台4の下方に位置せしめる。そうして、車両昇降台4
を下降させると、その櫛歯18,18が車両支持台45の櫛歯4
4,44の隙間を通り抜けることにより、車両が車両昇降路
4からトラバーサ9の車両支持台45に移載される。
次に、ドーリー8CをX6−Y5位置に移動させておいて当
位置にトラバーサ9を横移動させ、その車両支持台45を
ドーリー8Cの車両支持台36の上に位置させる(第9図,
第10図参照)。そして、ドーリー8Cの車両支持台36を上
昇せしめることにより、その櫛歯39をトラバーサ9の櫛
歯44に通し、車両をトラバーサ9からドーリー8Cに移載
する。そうして、トラバーサ9を上記X6−Y5位置からそ
の側方に退避させることになる。
以後は、先のトラバーサ9を用いない入庫の場合と同
様にドーリー8CをX6−Y1位置に移動させ、そこでハンガ
ー6に車両を移載する。
出庫 X6−Y1位置からの出庫にあたっては、入庫の場合と逆
の作動を行なうことになる。すなわち、X6−Y1位置でハ
ンガー6からドーリー8Cに車両を移載し、トラバーサ9
をX7−Y5位置に待機させた状態でドーリー8CをX6−Y5
置に移動させ、そして、トラバーサ9をX6−Y5位置に移
動させて車両をこのドーリー8Cからトラバーサ9に移載
し、トラバーサ9をX4−Y5位置に移動させ、エレベータ
5Bの車両昇降台4に移載し、入出庫階2へ搬送すること
になる。
他の駐車階や駐車場所で入出庫、あるいは他のエレ
ベータ5Aを用いた入出庫の場合も上記,と基本的に
は同じ作動となる。
従って、上記実施例の場合、各駐車階3においては、
入出庫階2の入庫路10及び出庫路15の上方位置にあたる
部分も駐車スペースとして利用できることになり、ま
た、入出庫階2においては、入庫路10を出庫路15側より
も長くしたから、この入庫路10を入庫すべき車両の待機
スペースとして利用することができる。
また、上記実施例において、Y4のハンガーラインには
ハンガー6が5台しか設けられていない、つまりハンガ
ー2台分の空きスペースがあるため、そのうちの1つの
空きスペースをドーリーの退避場所として利用すること
により、円滑な入出庫を行なうことができる。
なお、上記実施例において、X1−Y5位置及びX7−Y5
置ではドーリーとトラバーサとの間の車両の移載は行な
われないため、この両位置に固定駐車台を設けてトラバ
ーサにより車両の入出庫を行なうようにすることもでき
る。また、トラバーサをドーリーとの間での車両の移載
に使用しない場合にも、相隣るエレベータ間(X3−Y5
置及びX5−Y5位置)に固定駐車台を設けてトラバーサに
よる車両の入出庫を行なうようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は駐車装置の全体
構成を示す側面図、第2図は同装置の駐車階の平面図、
第3図は同装置の入出庫階の平面図、第4図はエレベー
タとドーリーとの関係を示す平面図、第5図は第4図の
V−X線断面図、第6図はハンガーとドーリーとの関係
を示す平面図、第7図は第6図のVII−VII線断面図、第
8図はエレベータとトラバーサとの関係を示す平面図、
第9図はトラバーサとドーリーとの関係を示す平面図、
第10図は第9図のX−X線断面図、第11図は駐車階の各
位置を特定するための説明図、第12図は従来の駐車装置
における入出庫階の平面図である。 1……建物 2……入出庫階 3……駐車階 4……車両昇降台 5A〜5C……エレベータ 6……ハンガー 7……ハンガーライン 8A〜8C……ドーリー 9……トラバーサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を駐車させる駐車階と車両の入出庫階
    とを備えたエレベータ式駐車装置であって、 車両を載せ上記入出庫階と駐車階との間で昇降する車両
    昇降台を備えている一方、 上記駐車階には、車両を載せる車両支持台を有しレール
    に吊り下げられて移動する複数のハンガーを備えたハン
    ガーラインが複数並設されているとともに、車両を載せ
    る上下動可能な車両支持台を有し上記車両昇降台の昇降
    路に交差し且つ上記各ハンガーラインに交差する方向に
    移動するドーリーが設けられており、 上記車両昇降台は、櫛歯状に形成され、 上記ドーリーの車両支持台は、該車両支持台と上記車両
    昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降台の
    櫛歯間を通り抜けて車両を該ドーリーと車両昇降台との
    間で移載することができるように櫛歯状に形成され、 上記ハンガーの車両支持台は、該車両支持台と上記ドー
    リーの車両支持台との間の相対的な上下動によって該ド
    ーリーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該ハン
    ガーとドーリーとの間で移載することができるように櫛
    歯状に形成されていることを特徴とするエレベータ式駐
    車装置。
  2. 【請求項2】車両を駐車させる駐車階と車両の入出庫階
    とを備えたエレベータ式駐車装置であって、 車両を載せ上記入出庫階と駐車階との間で昇降する昇降
    台が配設された昇降路が複数並設されている一方、 上記駐車階には、車両を載せる車両支持台を有し上記昇
    降路の並設方向と平行に延びるレールに吊り下げられて
    移動する複数のハンガーを備えたハンガーラインが複数
    並設されているとともに、車両を載せる上下動可能な車
    両支持台を有し上記各昇降路に交差し且つ上記全てのハ
    ンガーラインと交差するように上記昇降路の並設方向と
    直交する方向に移動する各ドーリーと、車両を載せる車
    両支持台を有し上記全ての昇降路と交差するように該昇
    降路の並設方向に移動するトラバーサとが設けられてお
    り、 上記車両昇降台は、櫛歯状に形成され、 上記ドーリーの車両支持台は、該車両支持台と上記車両
    昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降台の
    櫛歯間を通り抜けて車両を該ドーリーと車両昇降台との
    間で移載することができるように櫛歯状に形成され、 上記ハンガーの車両支持台は、該車両支持台と上記ドー
    リーの車両支持台との間の相対的な上下動によって該ド
    ーリーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該ハン
    ガーとドーリーとの間で移載することができるように櫛
    歯状に形成され、 上記トラバーサの車両支持台は、該車両支持台と上記車
    両昇降台との間の相対的な上下動によって該車両昇降台
    の櫛歯間を通り抜けて車両を該トラバーサと車両昇降台
    との間で移載することができ且つ該車両昇降台と上記ド
    ーリーの車両支持台との相対的な上下動によって該ドー
    リーの車両支持台の櫛歯間を通り抜けて車両を該トラバ
    ーサとドーリーとの間で移載することができるように櫛
    歯状に形成されていることを特徴とするエレベータ式駐
    車装置。
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