JP2577583Y2 - 物品保管装置 - Google Patents

物品保管装置

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JP2577583Y2
JP2577583Y2 JP1993037088U JP3708893U JP2577583Y2 JP 2577583 Y2 JP2577583 Y2 JP 2577583Y2 JP 1993037088 U JP1993037088 U JP 1993037088U JP 3708893 U JP3708893 U JP 3708893U JP 2577583 Y2 JP2577583 Y2 JP 2577583Y2
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寛康 大山
直樹 飯塚
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数のキャリア内に設
けられた棚の各区画に物品を区別して保管し、指定され
た物品が保管されている棚が物品取り出し口にくるまで
キャリアを搬送させて、物品の出し入れができるように
構成された物品保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多種類の物品を区別して保管し、その保
管物品の中から、所望の物品を簡単に取り出せるようす
るために、例えば、図10および図11に示すような物
品保管装置1が従来から用いられている。
【0003】この物品保管装置1の筐体2の前面2aに
は、保管物品を出し入れするために横長に形成された物
品取り出し口3が設けられ、物品取り出し口3の右方に
は、取り出す物品を指定するための操作パネル4が設け
られている。また、物品取り出し口3の下方には、作業
テーブル5が突設されている。
【0004】この物品保管装置1の筐体2の内部には、
図11に示すように物品を保管するための複数(図では
14個)のキャリア6、6、……が、側方からみて環状
となるように配置されている。棚構造を有する各キャリ
ア6は、複数種の物品を区別して保管するために棚内が
仕切板7、7、……によって、横方向に複数(図では6
個)の区画8、8、……に仕切られており、各区画8に
は、物品を収容するためのトレイ9、9、……が物品取
り出し口3から出し入れできるように載置されている。
なお、この図では、各キャリア6が一段棚構造の場合を
示しているが、2段棚構造あるいは3段棚構造のキャリ
アが用いられることもある。
【0005】各キャリア6は、その両側部を、上下のス
プロケット10、11の間に掛けられた無端チェーン1
2(あるいは無端ベルト)に所定の間隔で連結支持され
ている。下側のスプロケット11は駆動ベルト13を介
してモータ14に連結されており、このモータ14が駆
動されると、無端チェーン12が回動して、各キャリア
6が、物品取り出し口3に対向する位置を順番に通過す
る。
【0006】モータ14は、図示しない制御部によっ
て、操作パネル4で指定された物品を収容している区画
を含む棚が物品取り出し口3に対向する位置で停止する
ように駆動制御される。
【0007】また、作業テーブル5上には、物品取り出
し口3で停止する棚の各区画8に対応した位置にそれぞ
れ表示器15、15、……が設けられている。制御部
は、指定された物品を収容している棚が物品取り出し口
3で停止したとき、その指定された区画に対応する表示
器のみを点灯(あるいは点滅)させて、指定された物品
の保管場所を作業者に指示する。
【0008】このような構成の物品保管装置1では、作
業者が操作パネル4によって取り出したい物品を指定す
ると、その物品を保管している棚(キャリア)が物品取
り出し口3まで搬送されて停止し、指定された物品が収
容されている区画の表示器が点灯される。作業者は、物
品取り出し口3で停止した棚内のトレイのうち、点灯し
ている表示器15に対応する位置のトレイ9を取り出す
ことによって、指定した物品を得ることができる。な
お、取り出したトレイは元の区画に戻される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の物品保管装置では、一人の作業者が作業テーブル5の
近くにいて、点灯した表示器15を上から確認してトレ
イ9を引き出すという作業を行なう場合が多いので、作
業者の位置から遠い位置の表示器15が点灯したときに
は、その表示器15とトレイ9とを斜めに見ることにな
り、表示器とその表示器に対応するトレイとの間に視差
が生じて、隣のトレイを誤って引出してしまうことがあ
る。この誤った引出し操作は、一つのキャリア内の区画
数が多くしかもキャリアの幅が長い程発生頻度が高く、
また、一人の作業者が物品の指定とその引出しとを連続
的に行なうような場合に特に多く発生していた。
【0010】このような誤った物品の取り出しが行なわ
れたとき、誤って取り出した物品と指定物品との外観上
の差が少ない場合や、作業者が不慣れな場合には、物品
の取り出しを誤ったことに気がつかないで、誤った物品
をそのまま出庫してしまい、後で大きなトラブルを発生
することもあった。
【0011】本考案は、この問題を解決し、誤った物品
の取り出しを防止できる物品保管装置を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の物品保管装置は、一面側に物品取り出し口
を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、内部に少なく
とも一段の棚が形成され、該棚内が幅方向に複数の区画
に仕切られた複数のキャリアと、前記各キャリアの各区
画に出し入れ自在に載置された複数のトレイと、前記筐
体内に設けられ、前記複数のキャリアを、前記物品取り
出し口に対向する位置を通過する経路に沿って搬送させ
るキャリア搬送機構と、前記キャリア搬送機構を駆動し
て前記複数のキャリアを搬送し、指定された区画を含む
前記棚を前記物品取り出し口に対向する位置に停止させ
るキャリア搬送制御手段と、前記物品取り出し口の周縁
部にあって該物品取り出し口に対向して停止する棚内の
各区画に対応した位置にそれぞれ設けられた複数の表示
器と、前記キャリア搬送制御手段によって前記物品取り
出し口に対向する位置に停止した棚の前記指定された区
画に対応する前記表示器を、他の区画に対応する表示器
と異なる表示状態にして、前記指定された区画を識別指
示する表示制御手段と、前記物品取り出し口に対向する
位置に停止する棚の各区画に対応して設けられ、該各区
画に対する前記トレイの出し入れを光学的に検出する複
数のトレイセンサと、前記複数のトレイセンサからの信
号を受け、前記キャリア搬送制御手段によって前記物品
取り出し口で停止した棚内のトレイのうち、前記指定さ
れた区画以外のトレイが出し入れされたか否かを判定す
るトレイ操作判定手段と、前記トレイ操作判定手段によ
って前記指定された区画以外のトレイが出し入れされた
と判定されたとき、アラームを発生するアラーム発生手
段とを備えている。
【0013】
【作用】このように構成したため、本考案の物品保管装
置では、出し入れしたい物品に対応する区画が指定され
ると、キャリア搬送制御手段によってキャリア搬送機構
が駆動されて、その指定された区画を含む棚が物品取り
出し口に対向する位置で停止し、指定された区画に対応
した位置の表示器が他の表示器と異なる表示状態にされ
る。ここで、指定された区画以外のトレイが引き出され
たことが、トレイセンサおよびトレイ操作判定手段によ
って判別されると、アラーム発生手段によってアラーム
が発生し、この誤った引出し操作を報知する。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。図1〜図4は本考案の一実施例の物品保管装置
20の外観と内部機構を示している。これらの図におい
て、物品保管装置20の筐体21は矩形状に形成されて
おり、その前面21aには横長の物品取り出し口22が
設けられ、物品取り出し口22の上方には、操作パネル
23が設けられている。
【0015】この操作パネル23は、保管物品の登録や
物品コードを入力するための各種キーとその操作に応じ
た表示を行なうための表示画面を有している。この操作
パネル23の右方には、電源スイッチ24と緊急停止ス
イッチ25が設けられている。
【0016】物品取り出し口22の下方には、作業テー
ブル26が設けられている。作業テーブル26と物品取
り出し口22の下縁部22aとの間には、横長のセンサ
取付板27が取付けられている。センサ取付板27の中
央には、筆記具等を載置したり、テーブル上のゴミを集
めたりするためにV字状に陥没した陥没部27aが、物
品取り出し口22とほぼ同一長に形成されている。
【0017】センサ取付板27の物品取り出し口寄りの
下面には、発光ダイオードあるいはランプからなり、後
述するキャリア35の立ち上がり部35bに赤色光をス
ポット照射するための複数(この例では6個)の表示器
28、28、……、28が、センサ取付板27の長さ方
向に所定間隔で配置されている。各表示器28は、陥没
部27aに連続する傾斜部27bに支持板29、30を
介して支持されており、その先端をセンサ取付板27と
物品取り出し口22の下縁との間の隙間から突出させ、
物品取り出し口22に対して斜め下方から赤色光を出射
する。なお、各表示器28は、図4に示すように物品取
り出し口22に停止しているキャリア35の各区画37
のほぼ中央前方となる位置にそれぞれ取付けられてい
る。
【0018】各表示器28の手前には、後述するトレイ
38の引出し操作を検出するための光反射型のトレイセ
ンサ31がそれぞれ配置されている。各トレイセンサ3
1は、センサ取付板27の垂直部27cに取付けられ、
センサ取付板27の水平部27dに所定間隔でその長さ
方向に設けられた各検出穴32から上方へ検出光を出射
し、キャリア35から引き出されたトレイ38の底面で
反射された光を受光することによって、トレイ38の引
出し操作を検出する。
【0019】筐体21の内部には、前記の物品保管装置
1と同様に物品を区別して保管するための横長の複数の
キャリア35が側方からみて環状に配置されている。
【0020】各キャリア35は、物品取り出し口22の
幅とほぼ等しい幅の一段棚構造を有し、その棚内が複数
の仕切板36によって複数(この実施例では6個)の区
画37に仕切られている。
【0021】キャリア35の前端には、底部35aから
僅かに立ち上がって、各区画35に載置されたトレイ3
8の引出し方向への動きを規制する立ち上がり部35b
が設けられている。なお、キャリアとして、図8に示す
ように、水平な仕切板70によってキャリアの幅方向だ
けでなく縦方向にも区画37′が形成された複数段(図
8では2段)の棚を有するキャリア35′が用いられる
場合もあり、この場合でも、各区画37′に載置される
にトレイ38′の引出し方向の動きを規制するための立
ち上がり部35b′が上下棚に設けられている。
【0022】各キャリア35の各区画37に出し入れ自
在に載置されたトレイ38は、上方が開口した箱状に形
成され、その前面には、このトレイ38を出し入れする
ために内側に陥没した引手部38aが形成されている。
【0023】各キャリア35の両側板35cの中央には
支持軸39、39が突設されている。両支持軸39は、
2本の支持アーム40、41を介して、筐体21内の両
側に配置された無端チェーン42、42に支持されてい
る。
【0024】2つの無端チェーン42、42は、筐体2
1内の上部に水平に支持された従動軸43の両端に取り
付けられたスプロケット44、44と、筐体21内の下
部に水平に支持された駆動軸45の両端に取り付けられ
たスプロケット46、46との間にそれぞれ掛止されて
いる。駆動軸45には、歯車47が同心状に取付けられ
ている。この歯車47は、タイミングベルト48を介し
て、筐体21の底部に配置されたモータ49の駆動歯車
50に連結されている(なお、図4では、2つの無端チ
ェーン42、42の細部および上下のスプロケット4
4、46の歯部を省略して示している)。
【0025】したがって、モータ49が駆動されると、
無端チェーン42、42に両側を支持された各キャリア
35が水平な状態で循環的に回動する。なお、各キャリ
ア35は、図示しないガイド機構によって揺動が規制さ
れた状態で、且つ常にその前面側を筐体21の前面に向
けた状態で、物品取り出し口22に近接対向する位置を
通過するように搬送される。
【0026】このモータ49の駆動制御および各表示器
28の駆動制御は、図5に示すように構成された制御部
60によって行なわれる。
【0027】なお、この物品保管装置では、基準となる
棚に例えばコード0を割当て、以下これに続く棚に1、
2、……、Nのコードを割当てるとともに、棚内の区画
に例えば左から順にコード0、1、……、Mを割当て
て、このコードの組合せから物品の保管場所の区画を限
定するように構成されている。なお、前述したように、
1つのキャリアが複数の棚を有している場合には、これ
らの棚を独立した棚として、それぞれにコードが割り当
てられている。
【0028】制御部60には、各棚の各区画37に、ど
の種類の物品が保管されているかを記憶している保管場
所メモリ61が設けられている。
【0029】この保管場所メモリ61には、全ての区画
にそれぞれ割り当てられた保管場所コードと、その区画
に保管されている物品の種類を表す物品コードとが対応
付けされた状態で記憶されている。保管場所コードは、
棚を指定する棚コードと一つの棚内の区画を指定する区
画コードとで構成されている。
【0030】保管場所読み出し手段62は、保管場所メ
モリ61に記憶されている物品コードのうち、操作パネ
ルから入力される物品コードに対応する保管場所コード
を読み出す。
【0031】キャリア搬送制御手段63は、ドライバ6
4を介してモータ49を駆動し、保管場所読み出し手段
62によって読み出された保管場所コードに含まれる棚
コードに対応したキャリアを物品取り出し口22まで搬
送して、その棚内の各区画に載置されているトレイが取
り出せる位置で停止させる。
【0032】この搬送制御方法としては、例えば、各キ
ャリア35の棚にそのコードをパターン表示した識別ラ
ベル等を取り付けておき、その識別ラベルを光学センサ
で検出して、指定された棚を物品取り出し口22で停止
させる方法や、特定の棚が物品取り出し口22に達した
ときの状態を基準状態として、この基準状態から他の棚
が物品取り出し口22に達するまでの搬送距離や搬送時
間等に基づいて、指定された棚を物品取り出し口22で
停止させる方法等があり、いずれの場合でも、新たに指
定された棚を物品取り出し口22まで搬送させるのに必
要な搬送距離が短くなる方向にモータ49を駆動して、
指定された棚を物品取り出し口22に停止させる。
【0033】表示制御手段65は、指定された棚がキャ
リア搬送制御手段63によって物品取り出し口22まで
搬送されて停止したのちに、保管場所読み出し手段62
によって読み出された保管場所コードに含まれる区画コ
ードで指定された区画の表示器28を点滅駆動する。
【0034】トレイ操作判定手段66は、指定された棚
がキャリア搬送制御手段63によって物品取り出し口2
2まで搬送されて停止したのちに、各トレイセンサ31
からの信号を監視し、保管場所読み出し手段62によっ
て読み出された保管場所コードに含まれる区画コードで
指定された区画以外のトレイが引き出されるか否かを判
定する。
【0035】アラーム発生手段67は、トレイ操作判定
手段66で、指定された区画以外のトレイが引き出され
たと判定されたとき、スピーカ68からブザー音を発生
して、トレイの誤った引出し操作を作業者に報知する。
【0036】登録変更手段69は、操作パネル23から
新規に入力される物品コードを、指定された保管場所コ
ードに対応付けて記憶させたり、あるいは既に記憶され
ている物品コードを操作パネル23から入力される物品
コードに変更させる。
【0037】図6および図7は、上記の制御部60の処
理手順を示している。以下、このフローチャートにした
がって、この物品保管装置20の動作を説明する。
【0038】電源が投入されると、制御部60は操作パ
ネル23のキー操作を監視し、操作パネル23から登録
モードを指定するキーが押されない状態で、物品コード
が入力されると、保管場所メモリ61を検索して、入力
された物品コードに対応する保管場所コードを読み出す
(S1〜3)。
【0039】次に、読み出された保管場所コードに含ま
れる棚コードと現在物品取り出し口22で停止している
棚の情報とで決定された回転方向にモータ49が定速駆
動され、指定された棚を含むキャリア35(または、キ
ャリア35′)が物品取り出し口22側へ搬送される
(S4、5)。そして、指定された棚が物品取り出し口
22に所定距離まで近づくと、モータ49が減速され、
指定された棚が物品取り出し口22で停止する(S6〜
9)。
【0040】指定された棚が、図3(あるいは図8)の
ように、物品取り出し口22で停止すると、読み出され
た保管場所コードに含まれる区画コードに対応した表示
器28が点滅駆動されて指定された区画の立ち上がり部
35b(または35b′)が赤色に点滅照射されるとと
もに、各トレイセンサ31の出力が監視され、指定され
た区画からトレイ28が引き出されるか、あるいは指定
された区画以外からトレイ28が引き出されるかが判定
される(S10〜12)。
【0041】ここで、赤色に点滅照射された区画に載置
されているトレイ38が引き出されると、その区画に対
応するトレイセンサ31の出射光がそのトレイ38の底
に照射され、その反射光がトレイセンサ31で受光され
その受光信号が変化する。このため、制御部60は、指
定された区画のトレイが正しく引き出されたと判定し、
処理S1に戻り次の物品取り出しに備える。また、作業
者が誤って指定区画以外のトレイを棚から引き出そうと
した場合には、指定された区画と異なる区画に対応する
トレイセンサの受光信号が変化するため、制御部60
は、指定以外の区画のトレイが引き出されたと判定し、
アラーム音を発生する(S13)。
【0042】このアラーム音を聞いた作業者は、自分が
引き出そうとしているトレイ38が、指定された区画以
外のトレイであることを知り、そのトレイを元の区画に
戻すことができる。誤ったトレイが元の区画に戻される
とアラーム音は停止する。正しいトレイが引き出される
と、処理S1に戻る。
【0043】なお、この実施例では、引き出そうとする
トレイ38に極めて近いキャリア35の立ち上がり部3
5bに表示器28の光を直接照射しているので、作業者
が斜めからこの照射部を視認する場合でも、そのトレイ
との間の視差が少なく、誤って隣のトレイを取り出す確
率はかなり低くなるが、たとえ、不慣れな作業者がトレ
イの引出しを誤った場合でも、すぐにアラームが発生し
てこれを報知するので、誤った物品の出庫を確実に防止
できる。
【0044】一方、操作パネル23で登録モードを示す
キーが操作された場合には、登録変更処理(S14)が
なされる。この処理では、図7に示すように、新規登録
を要求するキーが操作されると、操作パネル23の表示
部に、物品が保管されていない保管場所を例えば図形で
表示して、作業者に物品の保管場所を指定させる(S1
1 〜143 )。作業者によって物品の保管場所が指定
されると、その保管場所に保管しようとする物品のコー
ドを入力させ、入力された物品コードを指定された保管
場所のコードに対応付けて記憶させる(S144 、14
5 )。
【0045】また、保管物品の変更のために、既に保管
されている物品のコードが入力された場合には、その物
品コードに対応した保管場所コードを保管場所メモリ5
1から読み出し、前の物品に代わって新たに保管しよう
とする物品のコードを入力させ、前の物品コードをこの
入力されたコードで書換えて記憶させる(S146 、1
9 )。
【0046】このようにして新規登録あるいは変更がな
されたのち処理S4に移り、新たな物品を保管させるた
めの棚が物品取り出し口22にくるようにキャリアが搬
送され、その保管する区画に対応する表示器28が点滅
駆動される。作業者は、表示器28が点滅する区画のト
レイ38を引き出して、新たな物品を収容させたり、引
き出したトレイ内の物品を全て取り出して新たな物品を
収容させる。
【0047】なお、この実施例では、トレイセンサ31
を作業テーブル26に設けた場合について説明したが、
図8に示すキャリア35、35′のように各棚の背面側
に検出穴71を設けておき、物品取り出し口22で停止
した棚(この図では、2段棚構造のキャリア35′の上
段棚)の区画37′からトレイ38′が引き出されたこ
とを、検出穴71の後部に配置したトレイセンサ31で
検出するようにしてもよい。
【0048】また、前記実施例では、指定された区画を
指示するための表示器28と、トレイ38の引出しを検
出するための反射型のトレイセンサ31とをそれぞれ独
立に設けていたが、表示器をトレイセンサの発光部とし
て利用することもできる。
【0049】例えば、図9に示すように、表示器28の
光をトレイ75の前面に照射し、トレイ75の前面の突
出部(把手等)76で反射した光を受光器77で受光す
る。この場合には、指定された区画に対応する表示器2
8を点滅駆動し、他の区画に対応する表示器28を受光
器77が検出できる程度に点灯駆動しておけば、指定区
画のトレイと他のトレイとの識別もでき、しかも、他の
トレイが引き出されたことも判定できる。
【0050】また、前記実施例では、誤ったトレイの引
出し操作をブザー音で作業者に知らせるようにしていた
が、音声記憶装置に予め記憶した警告メッセージを発生
するようにしてもよく、また、ランプの点滅等で誤った
トレイの引出しを作業者に報知するようにしてもよい。
【0051】また、前記実施例では、モータ49に連結
された無端チェーンに各キャリアを支持させ、この無端
チェーンを駆動することによって、各キャリアを物品取
り出し口に対向する位置を通過する経路に沿って搬送し
ていたが、キャリアを搬送する機構は、この実施例に限
定されるものでなく、キャリアの支持方法を含めて種々
の変形が可能である。
【0052】また、前記実施例の制御部60は、物品保
管メモリ61やそのメモリから物品保管コードを読み出
す保管場所読み出し手段62を有していたが、ワークス
テーション等の外部装置から出力される物品保管コード
を通信手段を介して受けるように構成された物品保管装
置についても本考案を同様に適用できる。
【0053】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の物品保管
装置は、物品取り出し口で停止した棚内の区画に載置さ
れるトレイの出し入れを検出するためのトレイセンサ
と、各トレイセンサからの信号によって、指定された区
画以外のトレイが出し入れされたか否かを判定するトレ
イ操作判定手段と、指定された区画以外のトレイが出し
入れされたとき、アラームを発生するアラーム発生手段
とを有している。
【0054】このため、表示器で指示された区画以外の
トレイの誤った出し入れ操作を、アラームによって作業
者に直ちに報知することができ、誤って引き出した物品
の出庫を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の外観を示す斜視図
【図2】一実施例の内部機構を示す概略側面図
【図3】一実施例のキャリア搬送機構および各センサの
配置を説明するための概略斜視図
【図4】一実施例の要部を示す拡大側面図
【図5】一実施例の制御部の構成を示すブロック図
【図6】図5の制御部の処理手順を示すフローチャート
【図7】図6の処理の詳細を示すフローチャート
【図8】本考案の他の実施例を説明するための要部の側
面図
【図9】本考案の他の実施例を説明するための要部の側
面図
【図10】従来装置の斜視図
【図11】従来装置の内部機構を示す概略側面図
【符号の説明】
20 物品保管装置 22 物品取り出し口 28 表示器 31 トレイセンサ 35 キャリア 37 区画 38 トレイ 42 無端チェーン 44、46 スプロケット 49 モータ 60 制御部 61 保管場所メモリ 62 保管場所読み出し手段 63 キャリア搬送制御手段 65 表示制御手段 66 トレイ操作判定手段 67 アラーム発生手段 68 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/127 B65G 1/137 A47B 49/00 501

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面側に物品取り出し口を有する筐体と、 前記筐体内に設けられ、内部に少なくとも一段の棚が形
    成され、該棚内が幅方向に複数の区画に仕切られた複数
    のキャリアと、 前記各キャリアの各区画に出し入れ自在に載置された複
    数のトレイと、 前記筐体内に設けられ、前記複数のキャリアを、前記物
    品取り出し口に対向する位置を通過する経路に沿って搬
    送させるキャリア搬送機構と、 前記キャリア搬送機構を駆動して前記複数のキャリアを
    搬送し、指定された区画を含む前記棚を前記物品取り出
    し口に対向する位置に停止させるキャリア搬送制御手段
    と、 前記物品取り出し口の周縁部にあって該物品取り出し口
    に対向して停止する棚内の各区画に対応した位置にそれ
    ぞれ設けられた複数の表示器と、 前記キャリア搬送制御手段によって前記物品取り出し口
    に対向する位置に停止した棚の前記指定された区画に対
    応する前記表示器を、他の区画に対応する表示器と異な
    る表示状態にして、前記指定された区画を識別指示する
    表示制御手段と、 前記物品取り出し口に対向する位置に停止する棚の各区
    画に対応して設けられ、該各区画に対する前記トレイの
    出し入れを光学的に検出する複数のトレイセンサと、 前記複数のトレイセンサからの信号を受け、前記キャリ
    ア搬送制御手段によって前記物品取り出し口で停止した
    棚内のトレイのうち、前記指定された区画以外のトレイ
    が出し入れされたか否かを判定するトレイ操作判定手段
    と、 前記トレイ操作判定手段によって前記指定された区画以
    外のトレイが出し入れされたと判定されたとき、アラー
    ムを発生するアラーム発生手段とを具備した物品保管装
    置。
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DE102020134617A1 (de) * 2020-12-22 2022-06-23 Hänel & Co. Umlaufregal mit einer Anzeigevorrichtung für Lagergut und ein Verfahren zum Kommissionieren mittels eines derartigen Umlaufregals

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