JP3312971B2 - ピッキング用装置及びピッキング用台車 - Google Patents

ピッキング用装置及びピッキング用台車

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JP3312971B2
JP3312971B2 JP27136593A JP27136593A JP3312971B2 JP 3312971 B2 JP3312971 B2 JP 3312971B2 JP 27136593 A JP27136593 A JP 27136593A JP 27136593 A JP27136593 A JP 27136593A JP 3312971 B2 JP3312971 B2 JP 3312971B2
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孝寛 星野
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株式会社ソルベックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倉庫、工場などにおけ
る物品のピッキング作業やファクトリーカートメイショ
ンにおける同様の作業に用いられる装置及びピッキング
用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】倉庫、工場における物品収容場では、物
品のピッキング作業の効率を高めるために、通常、物品
収容棚をある規則で配列している。そして、ピッキング
した物品を載せる台車であるピッキング用台車を、この
ような物品収容棚に沿って移動させながらピッキング作
業を行っている。このようなピッキング作業に用いる装
置としは、予めピッキングの作業内容に関する元データ
を記憶する記憶手段と、判別装置であるバーコードリー
ダを用いて入力した、ピッキング対象の物品が収容され
ているトレーに付された物品識別記号であるバーコード
と、該記憶部に記憶された該元データとを照合する照合
制御手段とを備えた運搬可能なピッキング作業用端末器
を有するピッキング用装置が知られている。また、取り
出し予定の複数種類の物品について物品識別コードと取
り出し個数と仕分け先からなるピッキング指令を物品種
類ごとに受けるピッキング指令入力手段と、少なくとも
物品識別コードと収納位置を含む物品収納情報が物品種
類ごとに予め記憶されており、かつ前記ピッキング指令
入力手段に入力されたピッキング指令に基づき物品識別
コードと取り出し個数と仕分け先と収納位置を関連付け
て記憶する記憶手段と、前記物品に付された物品識別コ
ードを読み取るコード読取手段と、前記ピッキング指令
入力手段の入力動作に基づき、取り出し予定の前記物品
の少なくとも収納位置情報を作業者(以下、ピッカーと
いう)に示す表示手段と、仕分けのための物品投入用開
口部を複数備え、かつその各開口部に対応した箇所に仕
分け場所教示器が設けられた仕分け枠体と、前記仕分け
枠体のそれぞれの開口部に対応した仕分け用物品収納部
を複数有する仕分け容器と、前記ピッキング指令入力装
置での入力情報に従って、前記記憶手段に取り出し予定
の複数種類の物品のそれぞれに関し、物品識別コードと
取り出し個数と仕分け先と収納位置を関連付けて記憶さ
せ、前記表示手段に取り出し予定の各物品の収納位置を
表示させ、かつ前記コード読取手段が物品の物品識別コ
ードを読み取ったとき前記仕分け枠体における当該物品
の仕分け先に対応する仕分け場所教示器を教示動作させ
る制御手段とからなることを特徴とするピッキング用装
置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のピッ
キング用装置においては、物品棚などからの物品の取り
違いに関しては有効な防止技術が種々開発されている
が、複数の物品収容部(収納部)を備えたピッキング用
台車を用いる場合に、投入する物品収容部の間違いを防
止する技術についての開発はそれほど進んでいない。前
述の後者のピッキング用装置においては、物品の収納位
置を教示器で教示するので、物品収容部の間違いをある
程度は防止できるが、1つの教示器が2つの収納位置に
隣接していて、どちらの収納位置に対応しているのか不
明な場合などの、ピッカーのミスによる収納位置違いが
発生する恐れが残されていた。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、複数の物品収容部を備えたピッキ
ング用台車を用い、かつ、ピッキングした物品を投入す
べき物品収容部の間違いを防止できるピッキング用装置
を提供することである。また本発明の他の目的は、該ピ
ッキング用装置に好適なピッキング用台車を提供するこ
とできる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ピッキング物品を収容するため
の複数の収容部を有し、かつ該収容部内への物品の進入
を検出する物品検出手段が各収容部に付設されたピッキ
ング用台車と、ピッキングする物品を収容すべき収容部
を示す収容位置データを記憶する記憶手段と、前記物品
検出手段の検出データと前記収容位置データとの照合を
行って、ピッキングした物品に対する収容部の適否を判
断する判断手段とを備えたピッキング用装置であって、
上記ピッキング用台車に、台車本体に脱着可能な、ピッ
キング物品を収容するための複数の収容器と、台車本体
に装着された該収容器内に該収容器の口を介して投入さ
れる物品を光を用いて検出する上記物品検出手段として
の光検出手段と、該収容器の側壁部に係合して該収容器
の口の高さが所定高さになるように保持する保持部材と
を設け、上記収容器として、その少なくとも口部を可撓
性の材質からなるものを用い、上記保持部材を、該口部
を開口させ、該口部の収容器周壁部を平面状に張った状
態で該収容器を保持するように構成し、かつ、上記光検
出手段を、該平面状に張った収容器周壁部を、光の反射
域として利用するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0006】また、請求項2の発明はピッキング用台車
であって、台車本体に脱着可能な、ピッキング物品を収
容するための複数の収容器と、台車本体に装着された該
収容器内に該収容器の口を介して投入される物品を光を
用いて検出する光検出手段と、該収容器の側壁部に係合
して該収容器の口の高さが所定高さになるように保持す
る保持部材とを有し、上記収容器として、その少なくと
も口部を可撓性の材質からなるものを用い、上記保持部
材を、該口部を開口させ、該口部の収容器周壁部を平面
状に張った状態で該収容器を保持するように構成し、か
つ、上記光検出手段を、該平面状に張った収容器周壁部
を、光の反射域として利用するように構成したことを特
徴とするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1あるいは2の発明においては、ピッキ
ング用台車の複数の収容部を、ピッキングする物品(以
下、ピッキング対象物品という)の例えば仕分け先毎の
収容部として利用する。ピッキングは、例えばピッキン
グ用台車に付設された携帯用端末機のディスプレイなど
に表示される少なくともピッキング対象物品と該物品を
収容すべき収容部(以下、収容予定収容部という)とを
表すピッキング指示に基づいて行う。ピッキングされた
物品(以下、ピッキング済物品という)は指示された所
定の収容部に収容される。ここで、このピッキング対象
物品の収容予定収容部を示す収容位置データは、上記デ
ィスプレイなどによるピッキング指示後も記憶手段に記
憶しておく。そして、ピッキング用台車の各収容部に付
設された物品検出手段で収容部内への物品の進入を検出
し、判断手段で、該物品検出手段の検出データと前記収
容位置データとの照合を行って、ピッキング済物品に対
する収容部の適否を判断する。 この判断で、例えば収
容予定収容部とは異なる収容部にピッキング済物品が収
容されたことが判明した場合には、警告音などによって
ピッカーに収容部間違いを報知する。またこの判断で、
所定の収容予定収容部にピッキング済物品が収容された
ことが判明した場合には、例えば次のピッキング対象物
品及び該物品の収容予定位置の表示にディスプレイを切
り換える。
【0013】また、上記物品検出手段を光検出手段で構
成し、上記収容部の口を介して該収容部内に投入される
物品を光を用いて検出する。この光による物品検出によ
れば、例えば収容部全体の重量変化を重量検出器で検出
して物品の投入を検出する場合と異なり、床面の凹凸な
どによってピッキング用台車が振動した場合にも、誤検
出を行うことがない。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、上記収容器の少なくとも口部を可撓
性の材質で構成し、ピッキング済物品を収容させた状態
の収容器を、該可撓性材質からなる口部で折り曲げて、
収容器内の容積を収容ピッキング済物品の容積に応じて
変化させ得るようにする。また、上記保持部材で、該収
容器の口部を開口させた状態で該収容器を保持する。
【0019】
【実施例】図1(a)は実施例に係るピッキング用台車
1の正面図、図1(b)はその上面図、図2(a)は図
1(a)中のX−X切断端面図、図2(b)はピッキン
グ用台車1に取り付けられて収容部を構成する、収容器
としてのビニール袋13の説明図、図2(c)は該ビニ
ール袋13の取付け状態の説明図である。本実施例のピ
ッキング用台車1は、中空パイプどからなる左右の矩形
枠体2,2と、該枠体2,2の上辺部2a同士を、前後
及び中間で連結する3本の左右上梁3,4,5とで、フ
レームが構成されている。各矩形枠体2,2の下辺部2
bの前後にはそれぞれキャスター6が固定されている。
また左右矩形枠体2,2それぞれの上辺部2aの一端側
は、矩形枠から外側に延び、更に内側にほぼ直角に折れ
曲がってハンドル部7が形成されている。また上記前方
の左右上梁3、中間の左右上梁4、及びこれらの間に位
置する矩形枠体上辺部2a部分によって囲まれた領域に
は、板部材8が取り付けられている。この該板部材8上
面の右寄りの箇所に端末器9が載置され、また該板部材
8上の左寄りの箇所の上方に支柱10を介して取り付け
られたバーコードリーダ11が設けられている。このバ
ーコードリーダ11は物品に付された物品を識別するた
めのバーコードを読取るために使用される。
【0020】そして、上記中間の左右上梁4と後方の左
右上梁5それぞれの中間部近傍相互を連結する一対の内
側前後上梁12,12が、所定間隔を置いて互いに平行
に設けられている。これら各内側前後上梁12,12及
び上記各矩形枠体2,2の上辺部2a,2aには、ビニ
ール袋13(図2(b)参照)を、その上部開口13a
を拡げた状態で複数吊り下げるためのフック部材14
が、長手方向の対応する箇所に複数設けられている。ま
た中間の左右上梁4と後方の左右上梁5それぞれの中間
部相互を連結する中央前後上梁15が設けられ、該中央
前後上梁15の各フック部材14に対応する箇所に、ピ
ッカーに物品を投入すべきビニール袋13を指示するた
めの指示ランプ16と、ビニール袋13への物品投入を
検出する光検出手段としての発光素子及び受光素子を備
えた光センサ17とが取り付けられている。
【0021】図示の例における上記中央前後上梁15
は、吊れ下げられたビニール袋13の開口13よりも高
く位置するように、中間の左右上梁4及び後方の左右上
梁5それぞれに上方に向けて立設された継ぎ手部材1
8,18に両端部が取り付けられている。そして、上記
指示ランプ16はピッカーが見やすいように該中央前後
上梁15の上面部に設けられている。また上記光センサ
17は開口13を介してビニール袋13内に光を照射
し、かつビニール袋13内面からの反射光を検出するこ
とにより、上記開口13を介して投入される物品を検出
できるように、該中央前後上梁15の上面部に設けられ
ている。図1(b)や図2(a)中にハッチングを付し
た領域Aは光センサ17によって物品通過を検出し得る
領域である。ここで、図示の例では、上記フック部材1
4の近傍の平面状になるように張られた状態のビニール
部分を反射域として利用している。これは次の理由によ
る。つまり、ビニール袋13は可撓性に富むため、外力
が働かないフリーな状態でたわみや変形が生じ易い。こ
のようなたわみなどが生じる箇所を反射域として利用す
ると、たわみの程度などで上記受光素子の受光量が変動
してしまい、物品検出の精度が低下したりするためであ
る。なお、図3(a)〜(c)はそれぞれ上記中央前後
上梁15の変形例を示すものである。
【0022】また図示の例におけるビニール袋13は、
例えば図2(b)に示すように上記フック部材14が入
り込むことができる孔13bが、上部開口13aの近傍
の側壁部に形成されている。この孔13bの縁部は、フ
ック部材14に係合して、ビニール袋13の内部に収容
される物品の重量に応じた力が加わるので、傷みやす
い。このような傷みを小さくするには、例えば図4
(a)のように、フック部材14の形状を、これと係合
する上記孔13bの縁部領域が比較的広がるように直立
部分14aを増やせる形状にすることが望ましい。な
お、図4(a)に示すように棒状部材の折り曲げによっ
て、フック部材14の取付け対象である上記前後上梁1
2などと平行な部分14bと、これから突出したビニー
ル袋13の孔13bに入り込む部分14cとを備えるよ
うに形成すれば、該平行部分14bを用いた例えば螺子
止めなどにより、上記前後上梁12など容易に取り付け
ることもできる。図4(b)は他の変形例に係るビニー
ル袋13、図4(c)は該ビニール袋13用のフック部
材14の一例を示すものである。
【0023】上記端末器9は情報処理機能を有したコン
ピュータを内蔵し、液晶パネル等の表示装置19、プリ
ンタ20、警報用のブザー21、ピッキング場内などに
配設された情報処理装置との間でデータ通信を行うため
の通信機22などを備えている。更にまた上記指示ラン
プ17を点灯制御するコントローラやフロッピディスク
等の記憶装置も内蔵している。図5は、この端末器9を
中心とした情報処理及び制御を実行する制御システムの
一例に係るブロック図である。この例では、端末器9に
内蔵されているコンピュータのCPU23、上記コント
ローラ40、上記記憶装置24、及び、CPU23にお
ける光センサ17の受光素子17bからのデータが入力
される入力ポート25も取出してブロックで示してい
る。表示装置19と記憶装置24はCPU23に接続さ
れる。バーコードリーダ11は情報CPU23に接続さ
れ、読み取った物品の識別データをCPU23に伝送す
る。また通信機22は、上記ピッキング場に配設された
情報処理装置26から受け取ったデータをCPU23へ
伝送し、更にCPU23からのデータを該情報処理装置
26に送信する。また、コントローラ40は、CPU2
3の仕分けのための指令を受けることができるようにC
PU23に接続されると共に、前記指令に基づいて、仕
分けを可能にする制御のための発光信号を生成し複数の
指示ランプ16のいずれかに供給できるように指示ラン
プ16のそれぞれに接続される。また、光センサ17の
受光素子17bなどもCPU23に接続され、検出デー
タをCPU23に伝送する。かかる接続構成によって、
端末器9のCPU23は、一般的に、バーコードリーダ
11から入力される情報と記憶装置24に予め記憶され
た情報とに基づき、所要のデータを作成し、表示装置1
9に作業者にとって必要な情報を表示させるか又は仕分
け枠体4の上面に配設された複数の指示ランプ16のう
ちいずれかを仕分けのための教示情報として発光させる
機能を有する。ピッキング作業のための詳細な動作につ
いては、後述する。
【0024】次に、図6及び図7を用いて上記構成を有
するピッキング用装置を用いたピッキング作業及びピッ
キング用装置の動作について説明する。図5(b)は上
記情報処理装置における制御のフローチャート、図6は
上記CPU23における制御のフローチャートである。
まずこのピッキング用装置が使用される前提として、倉
庫等の棚に収納されている多種類の物品にはそれぞれ物
品を識別するためのコ−ドがバ−コ−ド形式で付設され
ている。また、作業者は、ビニール袋13をピッキング
用台車1にフック部材14を持ついて上部開口13aを
拡げた状態で取り付けておく。更に、取(以下、余白)
り出そうとする物品の注文伝票などに従い図示しないホ
ストコンピュータなどに必要なピッキングデータ、すな
わち、取出し予定の複数種類の物品のそれぞれのコ−ド
(又は場合によって品種)、取出し個数、当該物品の配
送先等のデータを作成しておく。
【0025】図6において、上記情報処理装置は、上記
ホストコンピュータから例えば1日分の全てのピッカー
が取り出すピッキングデータが無線、フロッピー、有線
などによって提供されるのを待ち、これが提供される
(ステップ1でY)と、端末器9毎、つまりピッカー毎
にデータを仕分け、端末器9別に送信する(ステップ
2,3)。
【0026】図7において、各ピッカーの端末器9で、
上記情報処理装置からのデータを受信すると、受信デー
タを上記記録装置24に記録する(ステップ1,2)。
ここで、この記録装置24には、物品を識別するための
上記コ−ドに対応させて当該物品品種や倉庫における収
納位置情報、すなわち例えば棚の番号等が記憶されてい
る。従って、上記CPU23は、最初にピッキングすべ
き物品の識別コ−ドに対応する当該物品の品種及び収納
位置情報を記憶装置24から読出し、その物品の品種、
取り出し予定個数、収納位置情報を関連付けて上記表示
装置19に表示せしめる。一方、入力された複数種類の
物品は例えば配送先によって仕分けすることが要求され
る。そこで、情報処理部10Aは、取出し予定の物品の
それぞれに対応させて入力された複数の配送先のそれぞ
れに対し指示ランプ16を対応させる。即ち、各配送先
に対しいずれかの指示ランプ16とこれに対応する開口
部6が割り当てられる。この割当て情報も記憶装置24
に記憶される。
【0027】次に作業者は表示装置19に表示された取
出そうとする物品についての収納位置情報を見ながら、
ピッキング用台車1を押して、第一番目の物品の収納場
所まで移動する。目的の場所に到達したら、取り出し予
定の個数だけ棚より物品を取り出し、1つ目の物品の識
別コ−ドであるバ−コ−ドをバ−コ−ドリ−ダ−14で
読み取らせる。物品識別コ−ドが読み取られると(ステ
ップ4でY)、CPU23は、読み取ったコードが表示
装置19で指示した物品のコードと一致するか否かを判
断する(ステップ5)。ここで両者が一致しない場合に
は、上記ブザー21で警告音を出すなどの警告処理を行
い(ステップ14)、次のコード読取を待つ(ステップ
5)。逆に両者が一致した場合には前述のように記憶装
置24に記憶させた各物品の配送先に対応する指示ラン
プ16のデ−タを記憶装置24から取出し、このデ−タ
に基づき仕分け指令を作成し、コントローラ40に送る
(ステップ6)。コントローラ40は仕分け指令を受け
るとこの指令に基づいて所定の指示ランプ16を発光さ
せしめる。従って、作業者は各ビニール袋13に対応し
た指示ランプ16のいずれか1つが発光作用を生じたと
き、その発光指示ランプ16に対応するビニール袋13
にバーコードリーダ11に読み取らせた物品を投入す
る。そして、CPU23は各ビニール袋13に対応して
設けた光センサ17からの物品投入データが送られてく
るのを待ち(ステップ7)、これが送られてきたら、物
品が投入されたビニール袋13が、指示ランプ16を点
灯させた投入予定のビニール袋13と一致するか否かを
判断する(ステップ8)。ここで両者が一致しない場合
には、上記ブザー21で警告音を出すなどの警告処理を
行い(ステップ15)、次の物品投入を待つ(ステップ
7)。逆に両者が一致した場合には点灯中の指示ランプ
16を消灯した後に、取り出し予定個数だけまとめて取
り出した1種類の物品の全てについて投入が完了したか
否かを記憶装置24のデータを用いて判断する(ステッ
プ10)。ここで、投入が完了していない場には、取り
出し済の同一種類の2つ目の物品について上記バーコー
ドの読取りがなされるのを待ち(ステップ4)、以降、
1つ目の物品と同様に制御を行う。逆に投入が完了して
いると判断した場合には、ピッキング予定の全ての種類
の物品についてピッキングが終了したかを記録装置24
のデータを用いて判断する(ステップ11)。ここでピ
ッキングが終了していないと判断したら、次の種類の物
品について、その物品の品種、取り出し予定個数、収納
位置情報を関連付けて上記表示装置19に表示せしめ
(ステップ3)、以降前述と同様にしてピッキング制御
を行う。逆に全ての種類の物品についてピッキングが終
了していると判断した場合には(ステップ11でY)、
上記通信機22を用いて、それまでの全てのピッキング
の記録データを上記情報処理装置26に送信し、かつ、
上記プリンタ20で同様の記録データを出力させ(ステ
ップ13)、次のピッキング作業に関するデータが上記
情報処理装置26から送られてくるのを待つ(ステップ
1)。
【0028】図6に戻って、情報処理装置26は、ステ
ップ4で端末器9から終了したピッキング作業に関する
データを受信すると、その端末器9のピッカーについて
の次のピッキング作業のデータが残っているか否かを判
断する(ステップ5)。ここで、次のデータが残ってい
る場合には、その端末器9へ次のピッキング作業のデー
タを送信する。逆に、次のデータが残っていない場合、
つまり、その端末器9のピッカーのその日の作業が全て
完了している場合には、その端末器9からそれまでに受
け取ったデータを例えば顧客別に整理してプリントアウ
トし(ステップ8)、次に、全ての端末器9について作
業が終了したか否かを判断する(ステップ9)。ここで
全ての端末器9については作業が終了していないと判断
した場合には、端末器9からのデータ送信を待つ(ステ
ップ4)。逆に全ての端末器9について作業が終了して
いると判断した場合には、それまでの全ての端末器9か
ら受け取ったデータをホストコンピュータへ例えば無線
送信などで送る(ステップ10)。
【0029】なお、上記情報処理装置26から一度に送
信されるデータの範囲のピッキングを終了したピッカー
は、ピッキング用台車1からビニール袋13を取外し、
ビニール袋13内に上記プリンタ20で出力した顧客宛
のリストを入れ、ビニール袋13の開口13aから内部
の空気を押し出した後に、袋上部を折り返すなどして開
口13aを密封し、必要に応じてテープなどで折り返し
部を固定して、配送工程に送る。配送工程では、ビニー
ル袋13をそのまま包装容器として用いて名宛ラベルを
袋表面に添付して郵送などの手続きを行う。なお、この
名宛ラベルも上記プリンタ20で上記リストとともに出
力し、ピッカー自らその場で袋表面に添付できるように
しても良い。
【0030】次に、図8乃至図10を用いてピッキング
用台車1の変形例について説明する。図8(a)は本例
に係るピッキング用台車1の正面図、図8(b)はその
上面図、図9はその右側面図、図10(a)は該ピッキ
ング用台車1に脱着自在な収容器としてのケース30の
正面図、図10(b)はその上面図、図10(c)はそ
の側面図である。本例のピッキング用台車1は、キャス
タ6が取り付けられた矩形の土台枠体31と、該土台枠
体31上に前後に左右一対ずつ立設された支柱32,3
2,32,32と、これら4本の支柱32の上端部と中
間部それぞれの箇所で該支柱32に取り付けられた上矩
形枠体33及び中間矩形枠体34とで全体フレームが構
成されている。各枠体31,33,34には左右辺部の
ほぼ中央同士を連結する前後梁35,35,35が、枠
体31,33,34よりも高くなるように設けてある。
この前後梁35及び左右両方の前後辺部により、図10
に示すような上部が開口した6個の収容区画36aが形
成されたトレー36が支持される。このトレー36は底
板部が左右方向ほぼ中央で高くなるように形成されい
る。この高くなっている底板中央部36bが、上記前後
梁35で支持され、上記枠体31,33,34上での左
右方向の位置決めがなされる(図9参照)。
【0031】そして、この例のピッキング用台車1で
は、フレームに固定されたハンドル7が設けられ、この
ハンドル7用の矩形枠に板部材8が取り付けられ、その
上に端末器9が取り付けられている。この端末器9も表
示装置19、プリンタ20、通信機22(図9参照)、
ブザー21などを備えている。また、図9に示すように
支柱10を介して物品に付された物品を識別するための
バーコードを読取るためのバーコードリーダ11が設け
られている。またこの例では、ピッカーに物品を投入す
べき収容部としての収容区画36aを指示するための指
示ランプ16が各枠体31,33,34の前後辺部の外
側面に、該枠体に指示されているトレー36における各
収容区画36aと対応するように設けられている。また
各収容区画36a内への物品の投入を検出するための光
センサ17が、検出対象になる収容区画36aの内側端
部上方に設けてある。具体的には、土台枠体31に支持
される最下段のトレー36については、中間矩形枠体3
4の左右辺部のほぼ中央同士を連結するセンサー取付け
用の梁37が設けられ、検出範囲が収容区画の開口全域
をカバーできるように該梁の下面部に6個の光センサ1
7が取り付けられている。また中間矩形枠体34に支持
される中段のトレー36についても、同様にこれより上
方の上矩形枠体33に同様に設けられた光センサー取付
け用の梁37に、6個の光センサ17が取り付けられて
いる。そして上矩形枠体33に支持された最上段のトレ
ー36については、同様に収容区画36aの内側端部上
方に光センサーを設けるために、フレームの前後それぞ
れに左右方向中央で上矩形枠体33よりも上方に延在す
る支柱38,38が設けられ、その間に光センサ取付け
用の梁39が設けられている。この光センサ取付け用の
梁39に収容区画36aと対応させて6個の光センサ1
7が取り付けられている。
【0032】この例のピッキング用台車1においても、
上記実施例と同様にして、端末器9の表示装置19で表
示された物品を物品棚から取り出した後に、バーコード
リーダ11でコードを読ませ、そのコードデータに基づ
いて、支持ランプ16を点灯させることによって、所定
の収容区画36aに物品を投入させるようにできる。ま
た、光センサ17で正しい収容区画36aに投入された
かを検出して、必要な警告等を行うことができる。そし
て、この例の収容器としてのトレー36は上方が広く開
口した箱上の収容区画36aを提供できるので、特に、
衣類などの水平状態で取扱うことが望ましい物品のピッ
キングに好適である。また、トレー36を台車1本体か
ら脱着できるので、トレー36ごと台車1本体から取り
出してピッキング後の配送工程への移行させることも可
能である。なお、この例では6つの収納区画36aを一
つのトレー36に形成したが、各収納区画36aごとに
別々の分離されたトレーを用いても良い。
【0033】
【発明の効果】請求項1あるいは2の発明によれば、ピ
ッキング用台車の各収容部に付設された物品検出手段で
収容部内への物品の進入を検出し、判断手段で、該物品
検出手段の検出データと前記収容位置データとの照合を
行って、ピッキング済物品に対する収容部の適否を判断
するので、ピッキング済物品の収容部間違いによる不具
合を防止できる。
【0034】また、上記物品検出手段を光検出手段で構
成することから、例えば収容部全体の重量変化を重量検
出器で検出して物品の投入を検出する場合と異なり、床
面の凹凸などによってピッキング用台車が振動した場合
にも、誤検出を防止できるので、床面に凹凸があるピッ
キング場においても使用できる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】また、上記収容器の少なくとも口部を折り
曲げることができるので、該収容器をそのまま包装容器
として使用する場合に、該収容器の口をふさぐための閉
じ部材を別に使用しなくて済む。また、上記保持部材に
よって該収容器を、口部が開口した状態で保持するの
で、ピッキング済物品の収容器内への投入を容易にでき
る。そして、上記保持部材を、該口部を開口させ、該口
部の収容器周壁部を平面状に張った状態で該収容器を保
持するように構成し、かつ、上記光検出手段を、該平面
状に張った収容器周壁部を、光の反射域として利用する
ように構成したので、張らずに撓んだ収容器周壁部分を
反射量域として使用する場合と異なり、撓みの程度によ
つて検出光量が変動することによる検出精度の低下を低
下を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係るピッキング用台車1の正
面図。(b)は同台車の上面図、
【図2】(a)は図1(a)中のX−X切断端面図。
(b)はピッキング用台車1に取り付けられて収容部を
構成する、収容器としてのビニール袋13の説明図。
(c)は該ビニール袋13の取付け状態の説明図。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ上記中央前後上梁1
5の変形例の説明図。
【図4】(a)は変形例に係るフック部材の説明図。
(b)は変形例に係るビニール袋の説明図。(c)は同
ビニール袋用のフック部材の説明図。
【図5】同ピッキング用装置を含むシステムのブロック
図。
【図6】情報処理装置の制御のフローチャート。
【図7】端末器の制御のフローチャート。
【図8】(a)は変形例に係るピッキング用台車の正面
図。(b)は同台車の上面図。
【図9】同台車の右側面図
【図10】(a)は同台車に脱着自在な収容器としての
ケースの正面図。(b)は同ケースの上面図。(c)は
同ケースの側面図。
【符号の説明】
1 ピッキング用台車 9 端末器 11 バーコードリーダ 13 ビニール袋 14 フック部材 16 指示ランプ 17 光センサ 19 表示装置 22 通信機 35 前後梁 36 トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137 B65G 1/00 501

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピッキング物品を収容するための複数の収
    容部を有し、かつ該収容部内への物品の進入を検出する
    物品検出手段が各収容部に付設されたピッキング用台車
    、ピッキングする物品を収容すべき収容部を示す収容
    位置データを記憶する記憶手段と 記物品検出手段の検出データと前記収容位置データと
    の照合を行って、ピッキングした物品に対する収容部の
    適否を判断する判断手段とを備えたピッキング用装置
    あって、 上記ピッキング用台車に、 台車本体に脱着可能な、ピッキング物品を収容するため
    の複数の収容器と、 台車本体に装着された該収容器内に該収容器の口を介し
    て投入される物品を光を用いて検出する上記物品検出手
    段としての光検出手段と、 該収容器の側壁部に係合して該収容器の口の高さが所定
    高さになるように保持する保持部材とを設け、 上記収容器として、その少なくとも口部を可撓性の材質
    からなるものを用い、 上記保持部材を、該口部を開口させ、該口部の収容器周
    壁部を平面状に張った状態で該収容器を保持するように
    構成し、かつ、 上記光検出手段を、該平面状に張った収容器周壁部を、
    光の反射域として利用するように構成した ことを特徴と
    するピッキング用装置。
  2. 【請求項2】台車本体に脱着可能な、ピッキング物品を
    収容するための複数の収容器と、 台車本体に装着された該収容器内に該収容器の口を介し
    て投入される物品を光を用いて検出する光検出手段と、該収容器の側壁部に係合して該収容器の口の高さが所定
    高さになるように保持する保持部材とを有し、 上記収容器として、その少なくとも口部を可撓性の材質
    からなるものを用い、 上記保持部材を、該口部を開口させ、該口部の収容器周
    壁部を平面状に張った状態で該収容器を保持するように
    構成し、かつ、 上記光検出手段を、該平面状に張った収容器周壁部を、
    光の反射域として利用するように構成した ことを特徴と
    するピッキング用台車。
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