JP2019210124A - 物品ピッキング装置及び物品ピッキング方法 - Google Patents

物品ピッキング装置及び物品ピッキング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の無駄な動作を抑制し、物品識別情報を読取る時間を短縮する物品ピッキング装置を提供することを課題としている。【解決手段】対象の物品8aをピッキングする搬送容器9を置く複数の置き台4を備えたカート2と、各置き台4に加わる重量を送信する計量部3と、カート2に設けられた管理部5及び表示部15と、物品8aの物品識別情報を読取って管理部5へ無線にて送信する読取部12と、読取部12が所定位置にあるかどうかを検出する読取部載置検出手段19と、読取部12と一体若しくは近傍に設けられた報知手段14と、を有する物品ピッキング装置であって、管理部5が、物品識別情報を読取部12から受信し、読取部12が所定位置にないことを検出した時、物品識別情報に基づいて報知指令を生成して報知手段14へ送信し、報知手段14は報知を行い、管理部5は重量信号により物品8aの重量が所定範囲内であるかどうかを判断する。【選択図】図5

Description

本発明は、物流センタなどにおいて、例えば顧客の注文に応じて各種物品を必要個数だけ出荷先別に収集するピッキングに用いられる物品ピッキング装置に関するものである。
ピッキングに用いられる移動可能な物品ピッキング装置は、各種物品を入れて搬送する搬送容器を複数個載せ置くものが使用されている。そしてこの物品ピッキング装置は、データ受信手段で上位の総合管理装置から送信される指示データを受信して表示画面にて表示する機能を有し、作業者は物品保管棚が配置された倉庫内を移動させながら表示画面の内容に基づき物品のピッキングを行う。
そして多品種の物品を扱うことから物品保管棚は多数配置されるようになる。すると多品種の物品を扱うために、必然的に物品保管棚の設置間隔は狭くなり、物品ピッキング装置の大きさは大きくなる傾向がある。そうすると物品ピッキング装置の幅Aより小さく物品保管棚間の通路幅が狭く設定され、物品ピッキング装置が物品保管棚間に入って行けない(図1)。この場合作業者は、幅Bの大きな中央通路33に物品ピッキング装置を停めておいて、幅aの枝通路34へ入り、指示された棚から物品を取り出し、これを持って物品ピッキング装置1に戻ることになる。
特開2002−347910号公報 特開2016−132529号公報
物品ピッキング装置はピッキングエリア内にて多数使用されるため、物品ピッキング装置に設けられている各種の識別バーコードを読取る読取装置は安価な有線タイプを用いることが多い。その場合、作業者は指示された番号の棚から物品を取り出し、当該物品を持って物品ピッキング装置に戻って物品に貼られた物品識別情報バーコードを読取装置で読取り、照合することになる。もし作業者が誤って違う物品を棚から持って来た場合にはエラーが表示部に表示されるので、作業者はこの物品を棚に戻し、正しい物品を確認してまた物品ピッキング装置に戻って再度照合するという無駄な動作と歩行動作を行う必要が生じるという課題があった。この場合取り違えた物品と似た物品が保管された棚が近傍にあると、取り違えた物品を元の棚に戻す際に間違う恐れもあるという課題も生じる。
そこで読取装置を無線式にすると、読取装置を携帯して目的の棚に向かい、物品に貼られた物品識別情報バーコードを読取ることはできるが、物品ピッキング装置の表示画面を見ることができないので、物品ピッキング装置に戻って確認する必要がある。特許文献1にて開示されているように画面表示を有する携帯型端末いわゆるハンディターミナルの適用によってこれらの課題は解決できるものの、携帯型端末は画面表示機能のない有線/無線の比較的安価な読取装置と比べて非常に高価であるため、多数の物品ピッキング装置を必要とする物流センタで携帯型端末を多数導入することはコスト面で難しい。
一方特許文献2のように、画面表示機能のない無線バーコードリーダ(読取手段)と検品残数を計数する残数計数手段と残数を報知する報知手段とを設けた検品装置が開示されているが、ピッキングする物品全部を無線バーコードリーダで読取るため時間を要すると共に、物品それぞれに物品識別情報バーコードが貼られていない場合には適用できないという課題があった。
このような問題に鑑みて、本発明は、画面表示機能のない無線式の読取装置を用いた時に作業者の無駄な動作を抑制し、物品のピッキング時間を短縮する物品ピッキング装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ無線にて送信する可搬型の読取部と、
読取部が表示部の近傍の所定位置に載置されているかどうかを検出する読取部載置検出手段と、
読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
を有する物品ピッキング装置であって、
管理部が、物品識別情報を読取部から受信し、読取部載置検出手段により読取部が所定位置に置かれていないことを検出した時、 読取部にて読取った物品識別情報に基づいて報知指令を生成して報知手段へ送信し、
報知手段は報知指令を受信して報知指令に従った報知を行い、
管理部は、重量信号を計量部から受信して、物品の重量が所定範囲内であるかどうかを判断するように構成されている。
請求項2に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が読取部からの物品識別情報を受信して、物品識別情報が所定のものと一致しない時には、管理部は第1のビープ音を報知するように報知手段へ第1の報知指令を送信すように構成されている。
請求項3に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が読取部からの物品識別情報を受信して、物品識別情報が所定のものと一致した時には、管理部はピッキングする物品の個数を示す第2のビープ音を報知するように報知手段へ第2の報知指令を送信するように構成されている。
請求項4に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
第2のビープ音が、長音と短音の組合せで構成されている。
請求項5に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が、
読取部が読取部載置検出手段により所定位置に置かれていることを検出し、読取部から対象物品のものと異なる物品識別情報を受信した場合、表示部に所定の管理情報を表示させ、
読取部が読取部載置検出手段により所定位置に置かれていないことを検出し、読取部から対象物品のものと異なる物品識別情報を受信した場合、表示部に現在の表示を継続させるように構成されている。
請求項6に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ無線にて送信する可搬型の第1の読取部と、
表示部の近傍に固定して設けられ物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ有線若しくは無線にて送信する第2の読取部と、
第1の読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
を有する物品ピッキング装置であって、
管理部が、物品識別情報を第1の読取部から受信した時、第1の読取部にて読取った物品識別情報に基づいて報知指令を生成して報知手段へ送信し、
報知手段は報知指令を受信して報知指令に従った報知を行い、
管理部は、重量信号を計量部から受信して、物品の重量が所定範囲内であるかどうかを判断するように構成されている。
請求項7に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が第1の読取部からの物品識別情報を受信して、物品識別情報が所定のものと一致しない時には、管理部は第1のビープ音を報知するように報知手段へ第1の報知指令を送信するように構成されている。
請求項8に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が第1の読取部からの物品識別情報を受信して、物品識別情報が所定のものと一致した時には、管理部はピッキングする物品の個数を示す第2のビープ音を報知するように報知手段へ第2の報知指令を送信するように構成されている。
請求項9に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
第2のビープ音が、長音と短音の組合せで構成されている。
請求項10に記載の物品ピッキング装置は、上記の目的を達成するために、
管理部が、
第2の読取部から対象物品のものと異なる物品識別情報を受信した場合、表示部に所定の管理情報を表示させ、
第1の読取部から対象物品のものと異なる物品識別情報を受信した場合、表示部はそのままの表示を継続するように構成されている。
請求項11に記載の物品ピッキング方法は、上記の目的を達成するために、
対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ無線にて送信する可搬型の読取部と、
読取部がカートの所定の位置に載置されているかどうかを検出する読取部載置検出手段と、
読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
を有する物品ピッキング装置を用いたピッキング方法であって、
管理部は、
ピッキング指示内容を表示するステップ(S105)と、
指示された物品の物品識別情報を受信したことを判断する第1の判断ステップ(S201)と、
読取部が所定の位置に置かれているかを判断する第2の判断ステップ(S202)と、
第2の判断ステップにて読取部が所定の位置に置かれていないと判断した時、物品識別情報が対象物品のものと一致しているかを判断する第3の判断ステップ(S221)と、
第3の判断ステップで物品識別情報が対象物品のものと一致していないと判断した時、報知手段へ第1の報知指令を行うステップ(S222)と、
第3の判断ステップで物品識別情報が対象物品のものと一致していると判断した時、報知手段へ第2の報知指令を行うステップ(S223)と、
各置き台の計量部からの重量信号を受信して記憶するステップ(S231)と、
記憶した重量信号を基に演算して、各置き台に置かれた物品の重量値が所定の範囲内にあるかどうかを判断する第4の判断ステップ(S232)と、
第4の判断ステップで物品の計量値が所定の範囲内にないと判断した時、表示部へ超過若しくは不足の表示を指令するステップ(S233)と、
を含んで構成されている。
請求項12に記載の物品ピッキング方法は、上記の目的を達成するために、
対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ無線にて送信する可搬型の第1の読取部と、
表示部の近傍に固定して設けられ物品の物品識別情報を読取り、物品識別情報を管理部へ有線若しくは無線にて送信する第2の読取部と、
第1の読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
を有する物品ピッキング装置を用いたピッキング方法であって、
管理部は、
ピッキング指示内容を表示するステップ(S105)と、
指示された物品の物品識別情報を受信したことを判断する第1の判断ステップ(S301)と、
物品識別情報が第1の読取部若しくは第2の読取部のいずれかから受信したかを判断する第2の判断ステップ(S302)と、
第2の判断ステップにて物品識別情報を第1の読取部から受信したと判断した時、物品識別情報が対象物品のものと一致しているかを判断する第3の判断ステップ(S321)と、
第3の判断ステップで物品識別情報が対象物品のものと一致していないと判断した時、報知手段へ第1の報知指令を行うステップ(S322)と、
第3の判断ステップで物品識別情報が対象物品のものと一致していると判断した時、報知手段へ第2の報知指令を行うステップ(S323)と、
各置き台の計量部からの重量信号を受信して記憶するステップ(S331)と、
記憶した重量信号を基に演算して、各置き台に置かれた物品の重量値が所定の範囲内にあるかどうかを判断する第4の判断ステップ(S332)と、
第4の判断ステップで物品の計量値が所定の範囲内にないと判断した時、表示部へ超過若しくは不足の表示を指令するステップ(S333)と、
を含んで構成されている。
請求項13に記載の物品ピッキング方法は、上記の目的を達成するために、
第1の報知指令が報知手段で発音される第1のビープ音であって、第2の報知指令が報知手段で発音される第2のビープ音で構成されている。
請求項14に記載の物品ピッキング方法は、上記の目的を達成するために、
第2のビープ音が長音と短音の組合せで、ピッキングする物品の個数を示すように構成されている。
本発明の物品ピッキング装置及び物品ピッキング方法によれば、コストを抑制して画面表示機能のない無線式の読取装置を使用していても確実に対象物品のピッキングを実施することが可能となり、物品のピッキング時間を短縮できる。さらに本発明は、物品識別情報バーコード等がそれぞれ物品に直接貼られていない場合であっても所定のピッキングを可能にするものである。
本発明の実施形態に係る物品ピッキング装置と保管棚を示す平面模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置の外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置の制御構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。 本発明の実施形態に係る物品と棚箱の外観図である。 本発明の実施形態に係る物品と棚箱の外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング方法のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る表示部の画面である。 本発明の実施形態に係る表示部の画面である。 本発明の実施形態に係る表示部の画面である。 本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置の制御構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング方法のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る物品ピッキング装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る物品ピッキング装置と保管棚を示す平面模式図である。図1に示すように、ピッキングエリア内の幅Bの中央通路33から枝分かれに保管棚30a〜30h、31a〜31hが設けられている。保管棚30a〜30h、31a〜31hは、開口部が背中合わせにしたものと対向したものが交互に設置されている。そして例えば対向する保管棚30bと保管棚30cの間には幅aの枝通路34が形成されている。中央通路33の幅Bは物品ピッキング装置1の進行方向の幅Aよりも大きく、枝通路34の幅aは物品ピッキング装置1の進行方向の幅Aよりも小さい。すなわち枝通路34は、作業者が移動可能で物品8を運ぶことが可能な程度の幅であって、物品ピッキング装置1が入って行けない幅である。ゆえに作業者は、物品ピッキング装置1を中央通路33で移動及び停止させ、物品8を保管棚30、31に取りに行く時は物品ピッキング装置1から離れてピッキングを行うことになる。
したがって作業者は可搬型の読取部12を持って枝通路34に入って行き、指示された棚の棚箱32にある物品8aの物品識別情報バーコード11を読取部12にて読取る。次いで作業者は物品8aを指示された所定の個数だけ棚箱32から持ち出して物品ピッキング装置1へ移動する。
図2は本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置の外観図である。物品ピッキング装置1は、カート2に設けられた置き台4、計量部3(3a〜3h)、ピッキングを管理する管理部5、各種管理情報を表したコードを読取る読取部12、不図示の電源を含んでいる。
カート2の底部には車輪18、上部にはハンドル17が設けられていて、ピッキング作業を行う作業者がハンドル17を操舵してカート2を移動させることができる。カート2には本実施形態では上段と下段に各4個ずつ総計8個の置き台4が設けられている。そして各置き台4の下部には独立して置き台4に加わる重量を計量する計量部3(3a〜3h)が設けられている。計量部3はロードセルを含んだ秤の構造であって、各置き台4に加わる重量を重量信号として出力する。本実施形態では、計量部3は歪みゲージを用いたロバーバル構造のロードセルを使用しているが、これに限るものではない。またカート2の側部にはプリンタ20が設けられていて、プリンタ20は管理部5からの指令によってピッキング作業に用いるラベルを印刷出力する。
図3は本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置の制御構成図であって、図4及び図5は本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。管理部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶装置等を備えている。管理部5は物品ピッキング作業を指示管理する。管理部5は、物品のピッキング作業に係る管理情報と、物品の商品名称、型番及び識別番号などを含んだ物品マスタ情報等と、を記憶している。管理部5の記憶装置は、この物品ピッキング装置1に対して固有に割り当てられた装置識別情報を記憶している。さらに管理部5は、総合管理装置40、読取部12及び報知手段14と通信するために無線通信部を備えている。
表示部15は、管理部5と繋がって、管理部5から出力される物品のピッキング作業に係る管理情報やエラー情報などを表示すると共に、作業者の操作入力を受け付けるものである。表示部15は、例えば液晶ディスプレイであって、操作入力手段を備えたタッチパネルであっても良いし、また管理部5と一体となって構成されていても良い。
読取部12は例えば可搬型のスキャナであって、無線で管理部5と繋がる無線通信機能を有していて、1次元バーコードや2次元コードを読取って無線にて読取ったデータを管理部5へ送信する。
クレードル部13は、表示部15の近傍に定めた所定位置に配置されていて、読取部12を載せ置く台の機能と、読取部12を充電する機能を有している。クレードル部13は、作業者が読取部12へバーコードをかざした時、表示部15を視認できるように配置されている。さらにクレードル部13は、クレードル部13に読取部12が載せ置かれているかどうかを検出する読取部載置検出手段19を有していて、この場合クレードル部13は管理部5と有線若しくは無線で繋がって情報のやり取りができるように構成されている。読取部載置検出手段19はこれに限らず、光学式近接センサや機械式のセンサ等で所定の位置であるクレードル部13に読取部12が載せ置かれているかどうかを検出するように構成しても良い。そして通常、読取部12は、読取部12に設けられたトリガースイッチを押すことで1次元バーコードや2次元コードを読取ってデータを送信するが、クレードル部13に読取部12が載せ置かれている時には、1次元バーコードや2次元コードが検出範囲に入って来た時に自動的に読取ってデータを送信するように設定されている。
読取部12は、1次元バーコードや2次元コードを読取った際に発音するビープ音の他に複数種類のビープ音を発音する報知手段14を備えている。この別のビープ音は、例えば音程及び音の長さ及び音量等を変えたものである。報知手段14は管理部5と無線で繋がって、管理部5からの報知指令にしたがって所定のビープ音を報知する。なお報知手段14は読取部12と一体で設けられることが好ましいが、読取部12の近傍に筐体が別体で位置するように設けられても良い。読取部12の近傍に読取部12と別体で位置する報知手段14は管理部5と無線で繋がる無線通信機能を有している。
総合管理装置40はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクその他の記憶部、入出力部及び無線通信部を備え、総合管理装置40と複数の物品ピッキング装置1とを無線通信で繋ぐように構成されている。総合管理装置40は受注システム等と連携して、出荷する物品の商品名称、型番、個数に応じて、各物品ピッキング装置1におけるピッキング作業の割当てを演算する。また総合管理装置40は、ピッキング作業で扱う全ての物品の商品名称、型番及び識別情報などを含んだ物品マスタ情報等を記憶している。そして総合管理装置40は、物品ピッキング装置1とは離間した場所に、複数の物品ピッキング装置1を集中管理できるように設置される。
置き台4はピッキングした物品8を収容する搬送容器9a〜9cを置くように設けられた台である。置き台4はピッキング作業を円滑にするために若干斜めの構造となっていて、計量部3a〜3hは、各置き台4毎に独立して設けられている。搬送容器が隣の置き台に干渉しないように、置き台4が隣接する辺には仕切りの部材が設けられている。そして各計量部3a〜3hは所定の周期で、どの位置の置き台であるかを示す置き台識別情報と、この置き台に加わる重量を独立して計量した重量値と、を組み合わせて重量情報として管理部5へ送信する。
搬送容器9a〜9cは作業の対象とする物品8を入れて搬送する容器であって、樹脂製のコンテナやダンボール箱等が用いられる。本実施形態において搬送容器9a〜9cは、各置き台4にそれぞれ独立して載せ置くことができる大きさであって、隣り合う置き台に干渉しないものである。
搬送容器9a〜9cには、搬送容器を識別する情報を有した搬送容器識別情報バーコード10a〜10cが、作業者等によって貼られる。搬送容器識別情報は、出荷指示情報等を含んでいる。例えば搬送容器識別情報は、搬送容器に入れる物品の情報と仕向先などが関連付けされたものである。搬送容器識別情報バーコード10a〜10cは1次元バーコードに限らず、2次元コードであっても良い。以後に記述する識別情報を含んだバーコードも同様に、1次元バーコードに限らず、2次元コードであっても良い。
なお図4及び図5は、物品ピッキング装置1の構造を示すために3個の搬送容器9a〜9cが置き台4に置かれているが、搬送容器は最大8個まで載せ置くことが可能である。
そして図4は、クレードル部13に読取部12が載せ置かれている場合であって、読取部12の読取エリア内に1次元バーコード若しくは2次元コードが入ってくると、作業者が読取部12のトリガースイッチを押すことなしに、読取部12は物品8aの物品識別情報バーコード11を読取って、物品識別情報を管理部5へ無線で送信する。
一方、図5はクレードル部13に読取部12が載せ置かれていない場合であって、作業者が読取部12のトリガースイッチを押すことで、読取部12は物品8aの物品識別情報バーコード11を読取って、物品識別情報を管理部5へ無線で送信する。
図6及び図7は本発明の実施形態に係る物品と棚箱の外観図である。図6は、各物品8aの外周面に物品識別情報バーコード11が設けられている場合を示している(図6(b))。各保管棚30、31には複数の棚箱32が所定の位置に配置されていて、各棚箱32に物品8が収納されている。そして例えば棚箱32には、物品8aが1個単位若しくは複数個まとめたもので収納されている。物品8aを複数個まとめて箱に入れたもの若しくは複数個まとめて包装したものを本明細書では物品(中箱入)8bと定義している(図6(a))。物品(中箱入)8bには、その外周面に物品識別情報バーコード11が設けられている。物品(中箱入)8bの物品識別情報バーコード11は、開口部を設ける若しくは透明の包装によって物品8aの物品識別情報バーコード11が露出するように設けても良いし、新たに物品(中箱入)8b用に物品識別情報バーコード11を設けても良い。そして物品8aの外周面の物品識別情報バーコード11に紐付いて、物品8aの重量が物品のマスタに予め登録されている。もちろん物品(中箱入)8bに、個々の物品8aの外周面の物品識別情報バーコード11とは異なる物品識別情報バーコードが貼られていても良く、その際は物品8aを複数個まとめたものとしての重量を物品のマスタに予め登録しておけば良い。
一方図7は、物品8cの外周面に物品識別情報バーコード11が設けられていない場合を示している(図7(b))。棚箱32には、物品8cが1個単位若しくは複数個まとめたもので収納されている。物品8cを複数個まとめて箱に入れたもの若しくは複数個まとめて包装したものを本明細書では物品(中箱入)8dと定義している(図7(a))。物品(中箱入)8dは、その外周面に物品識別情報バーコード11が設けられている。
棚箱32の外周面には、この物品8cの物品識別情報バーコード11が貼られている。そしてこの物品8cの物品識別情報バーコード11はこれに限らず、カード状のものに貼られて棚箱32内に置かれていても良い。したがって作業者は、棚箱32の外周面の物品識別情報バーコード11、棚箱32内のカード状の物品識別情報バーコード11、物品(中箱入)8dの外周面に貼られた物品識別情報バーコード11のいずれかを読取部12にて読取ることでピッキングを行うことができる。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る物品ピッキング装置1を用いた物品搬送作業方法のフローチャートであって、物品ピッキング装置1に設けられた管理部5の制御のフローを示している。以下管理部5の制御のフローチャートを用いて、物品ピッキング装置1の物品ピッキング方法について説明する。
物品ピッキング装置1に設けられた例えば電源スイッチにより管理部5がアクティブとなり、管理部5はステップS101にて、表示部15に初期画面を表示させる。
次いで管理部5はステップS102にて、総合管理装置40と通信を開始し、次に行うピッキング作業のジョブ内容の送信要求を行う。総合管理装置40はこれに基づき、この物品ピッキング装置1に割り当てるピッキング作業のジョブを生成して、対象物品の物品マスタ情報と共にこの物品ピッキング装置1へ送信する。
管理部5はステップS103にて、総合管理装置40から送信されるジョブ内容を受信する。管理部5は、ジョブの受信が完了すると、ピッキング作業の準備を作業者に促すメッセージを表示部15に表示させ、このジョブに必要なラベルを印刷するようにプリンタ20へ指示する。このラベルは、ピッキングを行う搬送容器の数だけ印刷され、作業者はこれらのラベルをそれぞれ搬送容器に貼る。このラベルには搬送容器識別情報バーコード10が含まれている。そして作業者は読取部12を持って、この搬送容器識別情報バーコード10を読取り、次いで搬送容器をいずれかの置き台4へ置く。すると計量部3a〜3hのいずれかは重量変化を検出して置き台識別情報と共に送信するので、この重量変化を管理部5は受信し、置かれた置き台4を特定する。作業者は、ラベルを搬送容器に貼って、読取部12にてこのラベルの搬送容器識別情報バーコード10を読取らせ、搬送容器をいずれかの置き台4へ置く、という作業を繰り返す。作業者は発行されたラベルの分だけこの作業を繰り返す。この作業により、管理部5はピッキング対象物品とこれを入れる搬送容器と計量部との関連付けを行う(ステップS104)。なお計量部の重量変化を検出して搬送容器と計量部との関連付けを行う方法に代えて、置き台4それぞれに置き台の識別用バーコードを設けておき、作業者が読取部12にてこのラベルの搬送容器識別情報バーコード10を読取らせ、次いで置こうとする置き台の識別用バーコードを読取らせて搬送容器をその置き台へ置く、という作業手順によっても実現可能である。
次に管理部5は、表示部15に最初のピッキングを行うための画面を表示させる(ステップS105)。図9は表示部15に表示されたピッキング指示内容を示す作業指示画面の一例である。指定の棚番号50は、対象物品が保管されている棚のアドレスを示すものであって、例えは「60−30b−15」は建物エリア60の保管棚30bの15番の位置を示す。商品名称51は対象物品の商品名称である。商品コード52は物品識別情報であって、例えばJANコードなどであっても良いし、このピッキングエリア内のみで流通する数字や文字の組合せなどであっても良い。中箱入数53は、例えば図6、図7に示す物品(中箱入)8b内の物品8a、物品(中箱入)8d内の物品8cのそれぞれの入数である。中箱数54は物品(中箱入)のピッキング個数を示す。そして単品数55は単品すなわちバラ品のピッキング個数を示す。ゆえに、図9で示された画面による対象物品のピッキング個数は、10個入りの中箱を2個、単品を2個、総計22個ピッキングすることになる。ジョブ番号56は対象とするピッキング作業のジュブの管理番号である。次の棚番号57には指定の棚番号50のピッキング後に作業者が向かう棚の番号が表示されている。
図8に戻り、作業者のピッキング作業詳細と管理部5の管理の詳細について説明する。管理部5は第1の判断ステップS201にて、ピッキング対象の物品識別情報の受信を待って待機し、何らかの物品識別情報を受信すると(Yes)、第2の判断ステップS202へ進む。
管理部5は第2の判断ステップS202にて、読取部12が所定の位置すなわちクレードル部13に置かれているかどうかを、読取部載置検出手段19からの情報を基に判断する。管理部5が第2の判断ステップS202にて、読取部12が所定の位置すなわちクレードル部13に置かれていると判断すると(Yes)、ステップS211へ進む。この場合は、読取部12がクレードル部13に置かれてあって、作業者が対象物品を読取部12の読取り範囲内に持って来て、作業者が読取部12のトリガースイッチを押すことなしに読取部12は物品識別情報を管理部5へ送信した場合を想定している。
管理部5はステップS211にて、読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致するかどうかを比較して判断する。もし読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致しない場合は、管理部5はステップS212にて表示部15へエラーを表示させて、ステップS213へ進む。この時に表示部15が表示するエラー画面58を図10に示す。このエラー画面58が表示部15に表示された時には、作業者は取消ボタン59を押してこの物品識別情報の読取り作業を取り消す。
次に管理部5はステップS213にて、エラー画面58の取消ボタン59が押されたことを検出すると(Yes)、第1の判断ステップS201へ戻って、物品識別情報の受信待ち状態となる。そして管理部5は、エラー画面58を消して、図9に示す作業指示画面を表示部15に表示させる。
管理部5はステップS211にて、読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致したと判断すると、ステップS230へ進む。ステップS230以降の詳細は後述する。
管理部5は第2の判断ステップS202にて、読取部12が所定位置すなわちクレードル部13に置かれていないと読取部載置検出手段19からの情報を基に判断すると(No)、第3の判断ステップS221へ進む。この場合は、読取部12がクレードル部13に置かれておらず、作業者が読取部12を持って移動し、対象物品を読取部12の読取り範囲内に持って来て、作業者が読取部12のトリガースイッチを押して読取部12は物品識別情報を管理部5へ送信した場合を想定している。
管理部5は第3の判断ステップS221にて、読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致するかどうかを比較して判断する。もし読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致しない場合は、管理部5はステップS222へ進む。
管理部5はステップS222にて、報知手段14へ第1のビープ音を発音するように第1の報知指令を送信し、報知手段14はこれを受けて第1のビープ音を発音する。第1のビープ音は例えば比較的高音で1〜2秒程度の持続音であって、作業者がエラーと認識しやすいものが好ましい。また報知手段14は第1のビープ音と共に振動を発生するものであっても良い。この時、管理部5は作業者が物品ピッキング装置1から離れた場所で作業を行っていると想定していて、エラー画面58は表示させずそのままの表示を継続させ、作業者による読取りの取消の操作も実施しない。よって作業者が誤った物品を取り上げて物品識別情報バーコード11を読取部12にて読取った場合でも、わざわざ物品ピッキング装置1へ戻って確認して取消ボタン59を押してエラーを解除する必要がないので作業の効率向上を図ることができる。管理部5はステップS222にて、報知手段14へ第1のビープ音を発音するように第1の報知指令を送信した後、第1の判断ステップS201へ戻って、物品識別情報の受信待ち状態となる。
管理部5は第3の判断ステップS221にて、読取部12から受信した物品識別情報が、所定の物品のものと一致したと判断すると、管理部5はステップS223へ進む。
管理部5はステップS223にて、報知手段14へ第2のビープ音を発音するように第2の報知指令を送信し、報知手段14はこれを受けて第2のビープ音を発音する。第2のビープ音は例えば第1のビープ音と比較すると低音であって、第1のビープ音とは区別できるものである。第2のビープ音はピッキングする物品の個数を音で表すものであって、例えば短音を1個、長音を5個としてこれらの組合せで発音する。すなわち物品22個のピッキングであれば、長音を4回、短音を2回という発音になる。この他、報知手段14の報知の変形例として、長音1回を中箱1個、短音1回をバラの物品1個に割り当てるというものでも良いし、LEDランプ等の点灯及び点滅によるものを組み合わせるものであっても良い。管理部5はステップS223を実行後、ステップS230へ進む。
管理部5はステップS230にて、ピッキングした物品をどの置き台にある搬送容器へ入れるかを表示部15へ表示させ、ステップS231へ進む。図11はその表示画面の例である。図11では、上段奥左側の置き台の搬送容器9cへ入れることを管理部5は指示している。
管理部5はステップS231にて、指定の置き台の計量部からの重量信号を受信し、第4の判断ステップS232へ進む。
管理部5は第4の判断ステップS232にて、指定の置き台の計量部からの重量信号を基に演算して、置かれた物品の重量が所定範囲内であるかどうかを判断し、範囲外であると判断すると(S232でNo)、ステップS233へ進む。置かれた物品が中箱の場合も、管理部5は作業指示情報で中箱でのピッキングであることを認識しているので、管理部5は箱や包装の重量を加味して判断を行う。
管理部5はステップS233にて、表示部15へ超過若しくは不足の表示指令を行い、表示部15はこれに基づいて超過若しくは不足の表示(図11)を行い、ステップS231へ戻る。図11では、現在置かれた物品の重量を表示していて、中央の丸いところが所定の重量(数量)であって、右側の三角が超過、左側の三角が不足を示している。そして中央の丸の下には現在置かれたと管理部5が演算した物品の個数が表示されている。
作業者は、図9の作業指示画面若しくはステップS223の報知により、ピッキングする物品の個数を知り、この数だけ指定の置き台4に置かれた搬送容器9へ物品を入れる。したがって作業者は指定の置き台4の搬送容器9に所定の物品を順次入れて行くと、所定の数に達するまでは表示部15に不足であることが表示され、あるいは所定の数を超過した場合は減らして所定の数に達するまでは表示部15に超過であることが表示される。
管理部5が第4の判断ステップS232にて、指定の置き台の計量部からの重量信号を基に演算して、置かれた物品の計量値が所定の重量の範囲内であると判断すると(第4の判断ステップS232でYes)、ステップS234へ進む。
管理部5はステップS234にて、総合管理装置40へ作業の結果すなわち、ピッキングを終えた物品の物品識別情報とその重量情報等を無線送信してステップS235へ進み、総合管理装置40はこれらの情報を受信して記憶部に記憶する。
管理部5はステップS235にて、予定のジョブが全て完了したかどうかを判断し、未だ完了していないと判断すると(No)、ステップS105へ戻り、次のピッキング指令画面を表示部15へ表示させる。一方管理部5はステップS235にて、予定のジョブが全て完了したと判断すると(Yes)、ステップS236へ進む。
管理部5はステップS236にて、総合管理装置40へこのジョブが完了したことを無線送信してこのジョブが終了となり、総合管理装置40はこの通知を受信して記憶部に記憶する。
図12は本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置の制御構成図であって、図13及び図14は本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置を平面図で表した構成図である。第2の実施形態の物品ピッキング装置が第1の実施形態と異なるのは、読取部が少なくとも2つ以上設けられている点である。以下第1の実施形態との相違点のみ説明する。
第1の読取部12aは例えばスキャナであって、無線で管理部5と繋がる無線通信機能を有していて、1次元バーコードや2次元コードを読取って無線にて読取ったデータを管理部5へ送信する。
第2の読取部12bは例えば固定型スキャナであって、無線若しくは有線で管理部5と繋がる機能を有していて、1次元バーコードや2次元コードを読取って読取ったデータを管理部5へ送信する。第2の読取部12bは表示部15の近傍に設けられていて、作業者が第2の読取部12bへバーコードをかざした時、表示部15を視認できるように配置されている。
この場合、第1の読取部12aは必ずしもこの物品ピッキング装置1の所定の箇所で充電される必要はない。また第1の読取部12aと第2の読取部12bから送信される識別情報を読取ったデータには、それぞれ第1の読取部12a及び第2の読取部12bの固有の識別情報が付与されていて、管理部5はどちらの読取部からの信号を受け取ったかを識別できる。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る物品ピッキング装置1を用いた物品搬送作業方法のフローチャートであって、物品ピッキング装置1に設けられた管理部5の制御のフローを示している。第2の実施形態と第1の実施形態との相違点は第2の判断ステップS302の判断内容である。管理部5は第2の判断ステップS302にて、第1の判断ステップS301で受信した物品識別情報が第1の読取部12aから受信したものかどうかを、物品識別情報に付与された読取部識別情報を基に判断する。管理部5が第2の判断ステップS302にて、第1の判断ステップS301で受信した物品識別情報が第1の読取部12aから受信したものであると判断すると(Yes)、ステップS311へ進む。一方管理部5が第2の判断ステップS302にて、第1の判断ステップS301で受信した物品識別情報が第1の読取部12aから受信したものでないと判断すると(No)、第3の判断ステップS321へ進む。ステップS311以降、第3の判断ステップS321以降におけるそれぞれのフローは第1の実施形態と基本的に同じである。
本発明によれば、表示画面機能を持たない読取手段を使用しても、誤った物品をピッキングすることを防止でき、また簡便な方法でピッキング個数を作業者へ報知し、計量部でピッキングした物品の重量(数量)を確認することから、低コストで無駄な歩行動作を排除して正確なピッキング作業を可能にする物品ピッキング装置及び物品ピッキング方法を提供できる。
なお上記の物品搬送作業は一例であって、上記の順番等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお請求項に記載された符号は説明及び図面に対して請求項の理解を容易にするためのもので、請求項に係る発明の保護の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の活用例として、物流センタなどにおける物品搬送作業のシステムへの適用が可能である。
1 :物品ピッキング装置
2 :カート
3、3a〜3h :計量部
4 :置き台
5 :管理部
8 :物品
8a :物品
8b :物品(中箱入)
8c :物品
8d :物品(中箱入)
9、9a〜9c :搬送容器
10 :搬送容器識別情報バーコード
11 :物品識別情報バーコード
12 :読取部
12a :第1の読取部
12b :第2の読取部
13 :クレードル部
14 :報知手段
15 :表示部
17 :ハンドル
18 :車輪
19 :読取部載置検出手段
20 :プリンタ
30、30a〜30h :保管棚
31、31a〜31h :保管棚
32 :棚箱
33 :中央通路
34 :枝通路
40 :総合管理装置
50 :棚番号
51 :商品名称
52 :商品コード
53 :中箱入数
54 :中箱数
55 :単品数
56 :ジョブ番号
57 :棚番号
58 :エラー画面
59 :取消ボタン


Claims (14)

  1. 対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
    前記各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
    前記カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
    前記管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
    前記物品の物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ無線にて送信する可搬型の読取部と、
    前記読取部が前記表示部の近傍の所定位置に載置されているかどうかを検出する読取部載置検出手段と、
    前記読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
    を有する物品ピッキング装置であって、
    前記管理部が、前記物品識別情報を前記読取部から受信し、前記読取部載置検出手段により前記読取部が前記所定位置に置かれていないことを検出した時、 前記読取部にて読取った前記物品識別情報に基づいて報知指令を生成して前記報知手段へ送信し、
    前記報知手段は前記報知指令を受信して前記報知指令に従った報知を行い、
    前記管理部は、前記重量信号を前記計量部から受信して、前記物品の重量が所定範囲内であるかどうかを判断する、ことを特徴とする物品ピッキング装置。
  2. 前記管理部が前記読取部からの前記物品識別情報を受信して、前記物品識別情報が所定のものと一致しない時には、前記管理部は第1のビープ音を報知するように前記報知手段へ第1の報知指令を送信することを特徴とする請求項1に記載の物品ピッキング装置。
  3. 前記管理部が前記読取部からの前記物品識別情報を受信して、前記物品識別情報が所定のものと一致した時には、前記管理部はピッキングする前記物品の個数を示す第2のビープ音を報知するように前記報知手段へ第2の報知指令を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品ピッキング装置。
  4. 前記第2のビープ音が、長音と短音の組合せであることを特徴とする請求項3に記載の物品ピッキング装置。
  5. 前記管理部が、
    前記読取部が前記読取部載置検出手段により前記所定位置に置かれていることを検出し、前記読取部から対象物品のものと異なる前記物品識別情報を受信した場合、前記表示部に所定の管理情報を表示させ、
    前記読取部が前記読取部載置検出手段により前記所定位置に置かれていないことを検出し、前記読取部から前記対象物品のものと異なる前記物品識別情報を受信した場合、前記表示部に現在の表示を継続させる、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の物品ピッキング装置。
  6. 対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
    前記各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
    前記カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
    前記管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
    前記物品の物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ無線にて送信する可搬型の第1の読取部と、
    前記表示部の近傍に固定して設けられ前記物品の前記物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ有線若しくは無線にて送信する第2の読取部と、
    前記第1の読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
    を有する物品ピッキング装置であって、
    前記管理部が、前記物品識別情報を前記第1の読取部から受信した時、前記第1の読取部にて読取った前記物品識別情報に基づいて報知指令を生成して前記報知手段へ送信し、
    前記報知手段は前記報知指令を受信して前記報知指令に従った報知を行い、
    前記管理部は、前記重量信号を前記計量部から受信して、前記物品の重量が所定範囲内であるかどうかを判断する、ことを特徴とする物品ピッキング装置。
  7. 前記管理部が前記第1の読取部からの前記物品識別情報を受信して、前記物品識別情報が所定のものと一致しない時には、前記管理部は第1のビープ音を報知するように前記報知手段へ第1の報知指令を送信することを特徴とする請求項6に記載の物品ピッキング装置。
  8. 前記管理部が前記第1の読取部からの前記物品識別情報を受信して、前記物品識別情報が所定のものと一致した時には、前記管理部はピッキングする前記物品の個数を示す第2のビープ音を報知するように前記報知手段へ第2の報知指令を送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の物品ピッキング装置。
  9. 前記第2のビープ音が、長音と短音の組合せであることを特徴とする請求項8に記載の物品ピッキング装置。
  10. 前記管理部が、
    前記第2の読取部から対象物品のものと異なる前記物品識別情報を受信した場合、前記表示部に所定の管理情報を表示させ、
    前記第1の読取部から前記対象物品のものと異なる前記物品識別情報を受信した場合、前記表示部はそのままの表示を継続する、ことを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の物品ピッキング装置。
  11. 対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
    前記各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
    前記カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
    前記管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
    前記物品の物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ無線にて送信する可搬型の読取部と、
    前記読取部が前記カートの所定の位置に載置されているかどうかを検出する読取部載置検出手段と、
    前記読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
    を有する物品ピッキング装置を用いたピッキング方法であって、
    前記管理部は、
    ピッキング指示内容を表示するステップ(S105)と、
    指示された前記物品の前記物品識別情報を受信したことを判断する第1の判断ステップ(S201)と、
    前記読取部が所定の位置に置かれているかを判断する第2の判断ステップ(S202)と、
    前記第2の判断ステップにて前記読取部が所定の位置に置かれていないと判断した時、前記物品識別情報が対象物品のものと一致しているかを判断する第3の判断ステップ(S221)と、
    前記第3の判断ステップで前記物品識別情報が前記対象物品のものと一致していないと判断した時、報知手段へ第1の報知指令を行うステップ(S222)と、
    前記第3の判断ステップで前記物品識別情報が前記対象物品のものと一致していると判断した時、報知手段へ第2の報知指令を行うステップ(S223)と、
    前記各置き台の前記計量部からの前記重量信号を受信して記憶するステップ(S231)と、
    記憶した前記重量信号を基に演算して、前記各置き台に置かれた前記物品の重量値が所定の範囲内にあるかどうかを判断する第4の判断ステップ(S232)と、
    前記第4の判断ステップで前記物品の計量値が所定の範囲内にないと判断した時、表示部へ超過若しくは不足の表示を指令するステップ(S233)と、
    を含むことを特徴とする物品ピッキング方法。
  12. 対象とする物品のピッキングに用いる搬送容器を載せ置く複数の置き台を備えたカートと、
    前記各置き台に加わる重量を計量して重量信号をそれぞれ送信する計量部と、
    前記カートに設けられて作業に係る管理を行う管理部と、
    前記管理部からの表示指令を受信して表示をする表示部と、
    前記物品の物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ無線にて送信する可搬型の第1の読取部と、
    前記表示部の近傍に固定して設けられ前記物品の前記物品識別情報を読取り、前記物品識別情報を前記管理部へ有線若しくは無線にて送信する第2の読取部と、
    前記第1の読取部と一体若しくは近傍に設けられて複数種類の報知を行う報知手段と、
    を有する物品ピッキング装置を用いたピッキング方法であって、
    前記管理部は、
    ピッキング指示内容を表示するステップ(S105)と、
    指示された前記物品の前記物品識別情報を受信したことを判断する第1の判断ステップ(S301)と、
    前記物品識別情報が前記第1の読取部若しくは前記第2の読取部のいずれかから受信したかを判断する第2の判断ステップ(S302)と、
    前記第2の判断ステップにて前記物品識別情報を前記第1の読取部から受信したと判断した時、前記物品識別情報が対象物品のものと一致しているかを判断する第3の判断ステップ(S321)と、
    前記第3の判断ステップで前記物品識別情報が前記対象物品のものと一致していないと判断した時、報知手段へ第1の報知指令を行うステップ(S322)と、
    前記第3の判断ステップで前記物品識別情報が前記対象物品のものと一致していると判断した時、報知手段へ第2の報知指令を行うステップ(S323)と、
    前記各置き台の前記計量部からの前記重量信号を受信して記憶するステップ(S331)と、
    記憶した前記重量信号を基に演算して、前記各置き台に置かれた前記物品の重量値が所定の範囲内にあるかどうかを判断する第4の判断ステップ(S332)と、
    前記第4の判断ステップで前記物品の計量値が所定の範囲内にないと判断した時、前記表示部へ超過若しくは不足の表示を指令するステップ(S333)と、
    を含むことを特徴とする物品ピッキング方法。
  13. 前記第1の報知指令が前記報知手段で発音される第1のビープ音であって、前記第2の報知指令が前記報知手段で発音される第2のビープ音であることを特徴とする請求項11又は12に記載の物品ピッキング方法。
  14. 前記第2のビープ音が長音と短音の組合せで、ピッキングする前記物品の個数を示すことを特徴とする請求項13に記載の物品ピッキング方法。
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