JP2004224508A - 物品収納部用入力装置 - Google Patents

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善弘 谷
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Abstract

【課題】簡単な改造で物品の出し入れ誤動作を効果的に防止する。
【解決手段】複数が並設された収納部のうち、収納指示ランプ22により指示された収納部8に対して物品を搬入または搬出する際に、搬入動作または搬出動作の完了を入力する物品収納部用入力装置であって、ピッキングカート1の収納部8前面の開口面7の上部にそれぞれスイッチ本体をそれぞれ配置するとともに、スイッチ本体を作動させる引き紐23bを開口面7に及ぶように吊り下げて配置した。視覚的な認識が向上され、搬入または搬出との連続動作で操作できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚やピッキングカートなど複数個並設された物品の収納部において、指定された種類および個数の物品を収納部に搬入したり、収納部から搬出したりする作業が完了したことを入力するための物品収納部用入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば特許文献1に示された物品収納設備では、図10に示すように、ピッキングカート(物品取り出し用移動台車)1に、収納棚52に複数の容器53を搭載するとともに、容器53下部の収納棚フレームに数量表示部54と照光式の収納完了釦55とをそれぞれ配置したものである。上記従来構成では、ピッキングカート51に搭載されたコントローラにより、ICカードのピッキング情報が読み込まれると、収納棚52の数量表示釦54が表示されるとともに収納完了釦55が点灯される。これにより、作業者は、棚から所定個数の物品を取り出して、ピッキングカートの所定の容器53に搬入し、搬入作業後に収納完了釦55を押す。これにより収納完了釦55が消灯されて搬入作業の完了が確認され、次の作業に移るように構成される。
【0003】
【特許文献1】
特開昭64−17704号公報(第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、作業者が疲れてくると、特に点灯された収納完了釦55に上下に隣接する場合、上部の容器53に搬入するのを間違えて、下部の容器53に物品を投入し、そのまま点灯中の収納完了釦55を押してピッキングを終える誤投入動作が発生しやすい。この誤動作はピッキング作業の最終の検品作業で発見されることになる。
【0005】
このような錯誤の対策として、収納完了釦に収納部を示す矢印を表示する[特許第2930108号(図4)]ものも提案されているが、これでも誤投入動作は解消されていない。また収納部にセンサなどを設置して指定以外の収納部に物品を投入されたことが検出されると、警告音を発するなどの装置を付加することも考えられているが、センサを取り付けるための改造も大掛かりとなり、コストも嵩むという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決して、簡単な改造で物品の出し入れ誤動作を効果的に防止できる物品収納部用入力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、複数が並設された収納部のうち、表示手段により指示された収納部に対して物品を搬入または搬出する際に、搬入動作または搬出動作の完了を入力する物品収納部用入力装置であって、前記収納部前面の開口面の上部にそれぞれ操作部本体を配置するとともに、前記操作部本体を作動させる作動紐部材を操作部本体から開口面に及ぶように吊り下げて配置したものである。
【0008】
上記構成によれば、操作部本体を作動させる作動紐部材を、指示された収納部の開口面に及ぶように吊り下げて配置したので、搬入出動作中に作動紐部材が視覚的に常に認識され、搬入出動作に連続して、指示された収納部の作動紐部材を引き操作部本体を容易かつ確実に作動させることができる。ところで、誤認して他の収納部の作動紐部材を引いても、指示された収納部の作業が完了されたという信号が入力されないので、表示手段は表示されたままとなったり、または点滅などの警告表示や警告ブザーが作動されることで、その場で物品を間違った収納部に対して搬入または搬出したことが認識される。これにより、指示された収納部に正確に物品を搬入または搬出することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、複数が並設された収納部のうち、表示手段により指示された収納部に対して物品を搬入または搬出する際に、搬入動作または搬出動作の完了を入力する物品収納部用入力装置であって、前記収納部前面の上部から開口面に吊り下げられた押し釦式操作部をそれぞれ設けたものである。
【0010】
上記構成によれば、押し釦式操作部を、指示された収納部の開口面に及ぶように吊り下げて配置したので、搬入出動作中に押し釦式操作部が視覚的に認識され、搬入出動作に連続して、指示された収納部の押し釦を押し容易かつ確実に作動させることができる。ところで、誤認して他の収納部の押し釦を押しても、指示された収納部の作業が完了されたという信号が入力されないので、表示手段は表示されたままとなったり、または点滅などの警告表示や警告ブザーが作動されることで、その場で物品を間違った収納部に対して搬入または搬出したことが認識される。これにより、指示された収納部に正確に物品を搬入または搬出することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、収納部に少なくとも開口面側が開放された収納容器をそれぞれ配置し、作動用紐部材または押し釦式操作部が、平面視で収納容器内に位置されたものである。
【0012】
上記構成によれば、作動用紐部材または押し釦式操作部を、平面視で収納容器内に位置させることにより、物品の搬入出動作時に、作動用紐部材または押し釦式操作部が接触や風圧で揺れて、視覚で確実に認識することができ、搬入出動作完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、収納部に少なくとも開口面側が開放された収納容器をそれぞれ配置し、作動用紐部材の先端部または押し釦式操作部が、正面視で収納容器の占有空間に及ぶように設定されたものである。
【0014】
上記構成によれば、作動用紐部材の先端部または押し釦式操作部が、開口面の正面視で収納容器の開放面に及ぶように設定されたので、物品の搬入出動作時に、作動用紐部材または押し釦式操作部が接触や風圧で揺れて、視覚で確実に認識することができ、搬入出動作の完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、収納部は、所定の棚の格納部から物品を取り出す物品取り出し用移動台車に設けられたものである。
上記構成によれば、棚の格納部から物品を取り出して物品取り出し用移動台車の収納部に搬入する搬入動作完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0016】
請求項6記載の発明は、作動用紐部材または押し釦式操作部は、開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれして配置されたものである。
上記構成によれば、作動用紐部材または押し釦式操作部は、開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれさせることにより、左右一方の手に接近させることができ、動作完了の入力操作をよりスムーズに行うことができる。
【0017】
請求項7記載の発明は、作動用紐部材または押し釦式操作部は、作業者に応じて、収納部の開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれして吊り下げ位置を変更可能に構成されたものである。
【0018】
上記構成によれば、作業者の利き手に対応して、作動用紐部材または押し釦式操作部を位置ずれさせることにより、動作完了の入力操作をさらにスムーズに行うことができ、作業性を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る物品収納部用入力装置を具備したピッキングカートの実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0020】
このピッキングカート(物品取り出し用移動台車)は、棚に面する通路を移動して棚に収納された所定の物品を所定個数ピックアップする手押し式台車である。
【0021】
すなわち、図1〜図3に示すように、このピッキングカート1は、走行機台2の底部に複数(図では6個)のキャスタ輪3を有し、走行機台2の四隅位置に立設された支柱4,5に棚板6が上下複数段(図では3段)に支持されている。そして走行機台2上と最上端を除く棚板6上とに、左右側面が開口面7に形成された複数(6×2個)の収納部8が形成され、左右両側の収納部8,8にわたって収納容器9が出し入れ自在に配置されている。
【0022】
また後部支柱5には、記載台11を介して手押しハンドル12が取り付けられ、また記載台11上で後部支柱5に取り付けられた支持棚13に、棚設備のホストコントローラから必要なデータが送受信される送受信機(またはICカードからピッキングデータを読取可能なカードリーダ)や、読み取った指示データを表示する表示部などを具備した台車側コントローラ14が配置され、また入力用のテンキー15と、物品のバーコート(識別部)を読み取るバーコードリーダ(識別部読取装置)16が設けられている。
【0023】
前記収納容器9は、図7に示すように、矩形箱体状で、上面が開放された上面開放部(開放面)9aと、左右側面から前後面の一部にわたって切り欠かれた出し入れ開放部(開放面)9b,9bとで物品が出し入れ自在に構成され、さらに中央部に立設された仕切板9cにより左右の収納室に区画されている。ここで、収納容器9を含む直方体空間を占有空間9’という。
【0024】
前記各収納部8の開口面7の上部には、図5に示すように、棚板6の側縁フレーム6aに、投入する物品の個数を表示する個数表示部21と、点灯または点滅されて投入する収納部8を示す収納指示ランプ(表示手段)22と、本発明に係る作業完了スイッチ23が設けられている。なお、個数表示部21および収納指示ランプ22は、開口面7の上部に限るものではなく、下部や前後側部の周辺部であってもよい。また個数表示部21および収納指示ランプ22は削除して、台車側コントローラ14の表示部(表示手段)で表示することもできる。
【0025】
前記作業完了スイッチ23の第1例は、図5に示すプルスイッチにより構成されている。この作業完了スイッチ23は、スイッチ本体(操作部本体)23aが側面フレーム6a内に取り付けられ、前記スイッチ本体23aを作動させる引き紐(作動紐部材)23bが各収納部8の開口面7、好ましくは収納容器9の出し入れ開放部9b(占有空間9’)内に及ぶように吊り下げられている。すなわち、引き紐23bは、平面視で収納容器7と重なる位置に配置され、かつ先端部が収納容器7の出し入れ開放部9b(占有空間9’)に及ぶように長さが設定されている。またこの引き紐23bは、開口面7の中央位置に配置してもよいが、より操作性を高めるために、開口面7に面して中央位置の左方(または右方)に位置ずれして手で掴み易い位置に配置されている。
【0026】
さらに好ましくは、作業者の利き手に近い方がよいため、図5に仮想線で示すように、開口面7に対して左右両側にスイッチ本体23aを配置しておき、引き紐23bを付け替えられるように構成することもできる。
【0027】
したがって、収納部8に物品を投入した時に、引き紐23bの先端部が物品に接触したり風圧により揺れることから、収納指示ランプ22に指示された収納部8の引き紐23bが視覚的に認識され、投入後に収納容器8内から引く時の連続動作で手で引き紐23bを掴み引っ張ることで、作業完了スイッチ23をオンすることができる。これにより収納指示ランプ22の点灯または点滅が停止される。
【0028】
第2例の作業完了スイッチ24は、図6に示すように、プッシュスイッチにより構成されている。すなわち、側面フレーム6aに取り付けられたコネクタ24dからガイド部材6bを介して吊り下げられた接続コード24aの先端部に、押し釦24cを有するスイッチ本体(押し釦式操作部)24bが取り付けられている。そしてこのスイッチ本体24bが各収納部8の開口面7、好ましくは収納容器9の出し入れ開放部9b内(専用空間9’)に及ぶように吊り下げられる。すなわち、スイッチ本体24bは、平面視で収納容器7と重なる位置に配置され、かつ先端部が収納容器7の出し入れ開放部9b(専用空間9’)に及ぶように長さが設定されている。またこのスイッチ本体24bは、開口面7の中央部に配置してもよいが、より操作性を高めるために、開口面7に面して中央位置の左方(または右方)に位置ずれして手で掴み易い位置に配置されている。
【0029】
さらに好ましくは、作業者の利き手に近い方がよいため、図6に仮想線で示すように、接続コード24aの吊り下げ位置を開口面7の左右位置に変位可能に構成しておき、作業者の利き手に対応してスイッチ本体24bの吊り下げ位置を左側または右側に変更するようにしてもよい。
【0030】
したがって、収納部8に物品を投入した時に、スイッチ本体24bが物品に接触したり風圧により揺れることから、収納指示ランプ22に指示された収納部8のスイッチ本体24bが視覚的に認識され、投入後に収納容器8内から引く時の連続動作で手でスイッチ本体24bを掴んで押し釦24cを押すことで、作業完了スイッチ23をオンすることができる。これにより収納指示ランプ22の点灯または点滅が停止される。
【0031】
ところで、錯誤により異なる収納部8に投入した場合、その開口面7に垂れ下がった引き紐23bを引っ張るか、またはスイッチ本体24bの押し釦24cを押しても、収納指示ランプ22の点灯または点滅が停止されることがないので、その場で錯誤に気が付き、適正な収納部8に投入し直すことができる。
【0032】
上記構成において、図4に示すように、このピッキングカート1を用いて物品をピッキングする場合、棚設備のホストコントローラからピックアップ情報が送受信機を介して台車側コントローラ14に受信されるとともに、棚R側のコントローラ(図示せず)にピックアップ情報が受信される。そしてピッキングカート1を通路に沿って移動させると、近傍の棚Rの格納部Cに指定された物品がある場合、この格納部Cの棚側表示部Lが点灯されて必要個数が表示される。(なお、棚側に表示部がない場合もある。この場合には、ピッキングカート1の台車側コントローラ14の表示部により作業を行う。)一方、ピッキングカート1では、その物品を仕分けする全部または一部の収納部8の収納指示ランプ22が点灯(点滅)表示されるとともに、個数表示部21が表示される。
【0033】
ピッキング操作方法の一例を説明すると、(1)棚の収納部8から指定数量の物品を取り出して、たとえばピッキングカート1の最上段の棚板6上に仮置きする。(2)取り出したすべての物品をバーコードリーダ16によりスキャンして検品する(または代表物品を検品し、数量を入力する)。(3)ピッキングカート1では、検品入力信号に基づいて、物品を収納する収納部8の収納指示ランプ22および個数表示部21が順次または全部の点灯表示され、指定された個数の物品を収納部8に投入する。(4)各収納部8ごとに、指定物品の投入完了後、収納部8の開口面7(出し入れ開放部9b)に垂れ下がった引き紐23bを引くか、または押し釦24cを押すことで、作業完了スイッチ23または24がオンされ、収納部8の個数指示部21の表示と収納表示ランプ22とが消去、消灯されてピッキングが完了される。
【0034】
なお、ここで指定された収納部8と異なる収納部8の作業完了スイッチ23または24をオンしても、表示された個数指示部21および収納表示ランプ22が消去、消灯されないことから、作業者に収納部8を錯誤したことに気付かせるように構成されている。さらに、指示されていない収納部8の作業完了スイッチ23または24をオンした場合に、警告ランプを点灯、点滅させたり、警告ブザーから警告音を発信させる誤認警告手段を設けてもよい。
【0035】
上記実施の形態の第1例のプルスイッチによれば、引き紐23bを、収納表示ランプ22により指示された収納部8の開口面7でかつ収納容器9の出し入れ開放部9bに及ぶように吊り下げて配置したので、物品の搬入時に、接触または風圧で引き紐23bが揺れて、収納指示ランプ22により支持された収納部8の引き紐23bが接触または風圧で揺れて、視覚的にその位置が確実に認識され、物品を収納容器8に搬入した動作後からの連続動作で引き紐23bを引き、スイッチ本体23aを確実かつスムーズにオンすることができる。また錯誤により別の収納部8の引き紐23aを引いても、点灯された収納指示ランプ22が消灯することがなかったり、または警告ランプが点灯または警告ブザーが鳴ることにより、その場で収納部8を誤認したと気が付くので、物品を正確な収納部8に再搬入することができる。
【0036】
また第2例のプッシュスイッチも同様に、スイッチ本体24bを、収納表示ランプ22により指示された収納部8の開口面7でかつ収納容器9の出し入れ開放部9bに及ぶように吊り下げて配置したので、物品の搬入時に、接触または風圧でスイッチ本体24bを揺らせてその位置を目視することができ、物品を収納容器8に搬入した後の動作に連続して手でスイッチ本体24bの押し釦24cを押して、確実かつスムーズにオンすることができる。また錯誤により別の収納部8のスイッチ本体24bの押し釦24cを押しても、点灯された収納指示ランプ22が消灯することがなかったり、または警告ランプが点灯または警告ブザーが鳴ることにより、その場で収納部8を誤認したと気が付くので、物品を正確な収納部8に再搬入することができる。
【0037】
また、引き紐23bまたはスイッチ本体24bを収納容器9の出し入れ開放部9bに及ぶように吊り下げたので、作業者が視覚的に容易にその位置を確認することができ、操作性が向上される。
【0038】
さらに引き紐23bまたはスイッチ本体24bを、開口面7の幅方向の中心位置から左右に位置ずれさせることにより、作業する左右一方の手に接近させることができ、動作完了の入力操作をよりスムーズに行うことができる。
【0039】
第1の実施の形態では、物品を搬入する収納部8に設けた物品収納部用入力装置を示したが、第2の実施の形態は、物品を搬出する棚の収納部に設けた物品収納部用入力装置で、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0040】
図8,図9に示すように、ピッキングされる物品が収納される仕分け棚31は、開口面33側ほど下位となるように傾斜された複数の区画収納空間(収納部)32が設けられ、自重で物品を開口面33側に送るローラコンベヤ34がそれぞれ配置されている。そして各区画収納空間32の開口面33には、下部にストッパ35が設けられると共に、上部に投入する物品の個数を表示する個数表示部21と、点灯または点滅されて投入する収納部8を示す収納指示ランプ(収納部指示手段)22と、プルスイッチからなる本発明に係る作業完了スイッチ23が設けられ、その引き紐は23は開口面33に及んでいる。
【0041】
上記実施の形態において、図示しないコントローラからの出庫指令に基づいて、所定の区画収納空間32の個数表示部21が表示されるとともに、区画収納空間32を示す収納指示ランプ22が点灯または点滅されると、作業員が指定個数の物品を搬出コンベヤ36に搬出する。そして最後の物品の搬出前に、作業完了スイッチ23の引き紐23bが引かれ、最後の物品の搬出が搬出される。
【0042】
第2の実施の形態において、第2例のプッシュスイッチ式の作業完了スイッチ34を設けてもよい。
上記実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、目的の収納部8または区画収納部32の収納指示ランプ22を点灯または点滅させたが、個数表示部21および収納指示ランプ22は削除し、台車側コントローラ14の表示部で表示することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、操作部本体を作動させる作動紐部材を、指示された収納部の開口面に及ぶように吊り下げて配置したので、搬入出動作中に作動紐部材が視覚的に常に認識され、搬入出動作に連続して、指示された収納部の作動紐部材を引き操作部本体を容易かつ確実に作動させることができる。ところで、誤認して他の収納部の作動紐部材を引いても、指示された収納部の作業が完了されたという信号が入力されないので、表示手段は表示されたままとなったり、または点滅などの警告表示や警告ブザーが作動されることで、その場で物品を間違った収納部に対して搬入または搬出したことが認識される。これにより、指示された収納部に正確に物品を搬入または搬出することができる。
【0045】
請求項2記載の発明によれば、押し釦式操作部を、指示された収納部の開口面に及ぶように吊り下げて配置したので、搬入出動作中に押し釦式操作部が視覚的に認識され、搬入出動作に連続して、指示された収納部の押し釦を押し容易かつ確実に作動させることができる。ところで、誤認して他の収納部の押し釦を押しても、指示された収納部の作業が完了されたという信号が入力されないので、表示手段は表示されたままとなったり、または点滅などの警告表示や警告ブザーが作動されることで、その場で物品を間違った収納部に対して搬入または搬出したことが認識される。これにより、指示された収納部に正確に物品を搬入または搬出することができる。
【0046】
請求項3記載の発明によれば、作動用紐部材または押し釦式操作部を、平面視で収納容器内に位置させることにより、物品の搬入出動作時に、作動用紐部材または押し釦式操作部が接触や風圧で揺れて、視覚で確実に認識することができ、搬入出動作完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0047】
請求項4記載の発明によれば、作動用紐部材の先端部または押し釦式操作部が、開口面の正面視で収納容器の開放面に及ぶように設定されたので、物品の搬入出動作時に、作動用紐部材または押し釦式操作部が接触や風圧で揺れて、視覚で確実に認識することができ、搬入出動作の完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0048】
請求項5記載の発明によれば、棚の格納部から物品を取り出して物品取り出し用移動台車の収納部に搬入する搬入動作完了の入力操作をスムーズに行うことができる。
【0049】
請求項6記載の発明によれば、作動用紐部材または押し釦式操作部は、開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれさせることにより、左右一方の手に接近させることができ、動作完了の入力操作をよりスムーズに行うことができる。
【0050】
請求項7記載の発明によれば、作業者の利き手に対応して、作動用紐部材または押し釦式操作部を位置ずれさせることにより、動作完了の入力操作をさらにスムーズに行うことができ、作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品収納部用入力装置の第1の実施の形態を示し、ピッキングカートを示す側面図である。
【図2】同ピッキングカートの平面図である。
【図3】同ピッキングカートの背面図である。
【図4】同ピッキングカートの使用状態を示す説明図である。
【図5】(a)〜(c)はそれぞれ同ピッキングカートの入力装置の第1例を示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大正面図、(c)は拡大側面断面図である。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ同ピッキングカートの入力装置の第2例を示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大正面図、(c)は拡大側面断面図である。
【図7】同ピッキングカートの収納部を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る物品収納部用入力装置の第2の実施の形態を示し、仕分け棚を示す正面図である。
【図9】同仕分け棚を示す側面図である。
【図10】従来のピッキングカートを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ピッキングカート
7 開口面
8 収納部
9 収納容器
9’ 占有空間
12 手押しハンドル
14 台車側コントローラ
R 棚
C 格納部
L 棚側表示部
21 個数表示部
22 収納指示ランプ
23,24 作業完了スイッチ
23a スイッチ本体
23b 引き紐
24a 接続コード
24b スイッチ本体
24c 押し釦
31 仕分け棚
32 区画収納空間
33 開口面

Claims (7)

  1. 複数が並設された収納部のうち、表示手段により指示された収納部に対して物品を搬入または搬出する際に、搬入動作または搬出動作の完了を入力する物品収納部用入力装置であって、
    前記収納部前面の開口面の上部に操作部本体をそれぞれ配置するとともに、前記操作部本体を作動させる作動紐部材を操作部本体から開口面に及ぶように吊り下げて配置した
    ことを特徴とする物品収納部用入力装置。
  2. 複数が並設された収納部のうち、表示手段により指示された収納部に対して物品を搬入または搬出する際に、搬入動作または搬出動作の完了を入力する物品収納部用入力装置であって、
    前記収納部前面の上部から開口面に吊り下げられた押し釦式操作部をそれぞれ設けた
    ことを特徴とする物品収納部用入力装置。
  3. 収納部に少なくとも開口面側が開放された収納容器をそれぞれ配置し、
    作動用紐部材または押し釦式操作部が、平面視で収納容器の占有空間内に位置された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の物品収納部用入力装置。
  4. 収納部に少なくとも開口面側が開放された収納容器をそれぞれ配置し、
    作動用紐部材の先端部または押し釦式操作部が、正面視で収納容器の占有空間に及ぶように設定された
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の物品収納部用入力装置。
  5. 収納部は、所定の棚の格納部から物品を取り出す物品取り出し用移動台車に設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の物品収納部用入力装置。
  6. 作動用紐部材または押し釦式操作部は、開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれして配置された
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の物品収納部用入力装置。
  7. 作動用紐部材または押し釦式操作部は、作業者に応じて、収納部の開口面の幅方向の中心位置から左右に位置ずれして吊り下げ位置を変更可能に構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の物品収納部用入力装置。
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