JP2577518Y2 - 運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造 - Google Patents
運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造Info
- Publication number
- JP2577518Y2 JP2577518Y2 JP4807593U JP4807593U JP2577518Y2 JP 2577518 Y2 JP2577518 Y2 JP 2577518Y2 JP 4807593 U JP4807593 U JP 4807593U JP 4807593 U JP4807593 U JP 4807593U JP 2577518 Y2 JP2577518 Y2 JP 2577518Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- state
- knob
- lever
- counter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07C—TIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- G07C7/00—Details or accessories common to the registering or indicating apparatus of groups G07C3/00 and G07C5/00
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P1/00—Details of instruments
- G01P1/12—Recording devices
- G01P1/122—Speed recorders
- G01P1/125—Speed recorders with recording discs
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運行記録計における作
業状態記録機構の同時運転状態防止構造に関する。
業状態記録機構の同時運転状態防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大型トラック、バスおよびタ
クシーなどは、規則によって走行速度および走行距離な
どの情報(デ─タ)をチャート紙に記録する運行記録計
を取り付けなくてはならないことになっている。通常、
この運行記録計は、前面に速度計,走行距離計およびア
ナログ式の時計を備えた円筒形状に構成されており、メ
ータカバー部分の内側には円形のチャート紙が装着でき
るように構成されている。そして、このメータカバー部
分はケース本体部分にヒンジで回動可能に取り付けられ
ており、メータカバー部分を開口することによってチャ
ート紙の取り付けおよび取り外しができるようになって
いる。
クシーなどは、規則によって走行速度および走行距離な
どの情報(デ─タ)をチャート紙に記録する運行記録計
を取り付けなくてはならないことになっている。通常、
この運行記録計は、前面に速度計,走行距離計およびア
ナログ式の時計を備えた円筒形状に構成されており、メ
ータカバー部分の内側には円形のチャート紙が装着でき
るように構成されている。そして、このメータカバー部
分はケース本体部分にヒンジで回動可能に取り付けられ
ており、メータカバー部分を開口することによってチャ
ート紙の取り付けおよび取り外しができるようになって
いる。
【0003】また、運行記録計の中には、運転者の作業
状態、すなわち運転中か積荷下ろし等の作業中かあるい
は休憩中かなどを記録するための作業状態記録機構を備
えたものがある。この場合、車両の乗務員が2人いれ
ば、各人に対する作業状態を記録する必要があるため、
各人に対応するための作業状態切換ノブを2本備えたも
のもある。
状態、すなわち運転中か積荷下ろし等の作業中かあるい
は休憩中かなどを記録するための作業状態記録機構を備
えたものがある。この場合、車両の乗務員が2人いれ
ば、各人に対する作業状態を記録する必要があるため、
各人に対応するための作業状態切換ノブを2本備えたも
のもある。
【0004】ところで、上記のように操作ノブを2本有
する場合に、操作ノブの切り換えを間違えて、乗務員の
2人ともが運転状態となっている時間帯の発生する可能
性があり、このような存在し得ない状態の発生は、後で
データの処理に支障を来す虞がある。そこで、特公昭4
8−32389号には、2人が同時運転状態にならない
ような同時運転状態防止構造が提案されている。この特
公昭48−32389号で提案されている同時運転状態
防止構造を用いた運行記録計は旧型で、正面全体が円形
のメータカバーとなっており、外周部にヒンジが設けら
れていて、メータカバーはこのヒンジを軸に回動させて
開口し、その背面にチャート紙を取付けるようになって
いる。
する場合に、操作ノブの切り換えを間違えて、乗務員の
2人ともが運転状態となっている時間帯の発生する可能
性があり、このような存在し得ない状態の発生は、後で
データの処理に支障を来す虞がある。そこで、特公昭4
8−32389号には、2人が同時運転状態にならない
ような同時運転状態防止構造が提案されている。この特
公昭48−32389号で提案されている同時運転状態
防止構造を用いた運行記録計は旧型で、正面全体が円形
のメータカバーとなっており、外周部にヒンジが設けら
れていて、メータカバーはこのヒンジを軸に回動させて
開口し、その背面にチャート紙を取付けるようになって
いる。
【0005】このタイプの運行記録計は、計器の取付け
パネル面と計器の表面が同一面になるようにすると、メ
ータカバーが開かなくなるため、メータカバーの表面を
パネル面から浮かせるか、あるいはメータカバーのヒン
ジの下側に位置するパネル面を凹ますかしなければなら
ない。このため、外観上の問題等から次に示すタイプの
運行記録計に切り替えられた。
パネル面と計器の表面が同一面になるようにすると、メ
ータカバーが開かなくなるため、メータカバーの表面を
パネル面から浮かせるか、あるいはメータカバーのヒン
ジの下側に位置するパネル面を凹ますかしなければなら
ない。このため、外観上の問題等から次に示すタイプの
運行記録計に切り替えられた。
【0006】すなわち、この運行記録計は、メータカバ
ーのヒンジの位置を運行記録計の正面の上から約5/6 の
ところに設け、このヒンジを軸にメータカバーを回動さ
せて開けるようにしたものである。そして、運行記録計
の正面の下から約1/6 の部分には袋構造の凹部を設け、
その凹部に距離カウンタを収納し、その凹部の開口面を
カウンタカバーで封止するようにしたものである。そし
て、運転者作業状態切換ノブは距離カウンタの両サイド
に配置されている。
ーのヒンジの位置を運行記録計の正面の上から約5/6 の
ところに設け、このヒンジを軸にメータカバーを回動さ
せて開けるようにしたものである。そして、運行記録計
の正面の下から約1/6 の部分には袋構造の凹部を設け、
その凹部に距離カウンタを収納し、その凹部の開口面を
カウンタカバーで封止するようにしたものである。そし
て、運転者作業状態切換ノブは距離カウンタの両サイド
に配置されている。
【0007】一例を示すと、図5に示すように構成され
ている。図に示すように、運行記録計は正面視円形のケ
ース10を有しており、該ケース10の正面上側にはメ
ータカバー11が嵌め込まれていて、正面下側には中央
部にカウンタ窓12aを有するカウンタカバー12が嵌
め込まれている。該カウンタカバー12の裏側のケース
10には袋構造の凹部が設けられており、該凹部には距
離カウンタ13が設置されていて、その文字車13aが
前記カウンタ窓12aから見えるようになっている。
ている。図に示すように、運行記録計は正面視円形のケ
ース10を有しており、該ケース10の正面上側にはメ
ータカバー11が嵌め込まれていて、正面下側には中央
部にカウンタ窓12aを有するカウンタカバー12が嵌
め込まれている。該カウンタカバー12の裏側のケース
10には袋構造の凹部が設けられており、該凹部には距
離カウンタ13が設置されていて、その文字車13aが
前記カウンタ窓12aから見えるようになっている。
【0008】また、前記ケース10の下部左右には、内
部にネジが刻まれた中空のケースボス10aが設けられ
ており、該当する前記カウンタカバー12の両端部近傍
位置にも穴が開けられていて、カウンタカバー12側か
らこの穴に、同じく中空で外側にネジが刻まれたネジブ
ッシュ15(図7参照)をねじ込んでカウンタカバー1
2をケース10に固定するようにしている。また、前記
ケース10の裏側からこのネジブッシュ15内を貫通し
てノブ軸16(図7参照)が延びており、該ノブ軸16
の先端には運転者作業状態切換ノブ14が取付けられて
いる。該ノブ14の正面には指示マーク14aが設けら
れており、前記メータカバー11には作業状態を表示す
る運転マーク17A,作業マーク17B,休憩マーク1
7Cが記載されていて、ノブ14を回すと指示マーク1
4aがこれらの何れかを指示するようになっている。
部にネジが刻まれた中空のケースボス10aが設けられ
ており、該当する前記カウンタカバー12の両端部近傍
位置にも穴が開けられていて、カウンタカバー12側か
らこの穴に、同じく中空で外側にネジが刻まれたネジブ
ッシュ15(図7参照)をねじ込んでカウンタカバー1
2をケース10に固定するようにしている。また、前記
ケース10の裏側からこのネジブッシュ15内を貫通し
てノブ軸16(図7参照)が延びており、該ノブ軸16
の先端には運転者作業状態切換ノブ14が取付けられて
いる。該ノブ14の正面には指示マーク14aが設けら
れており、前記メータカバー11には作業状態を表示す
る運転マーク17A,作業マーク17B,休憩マーク1
7Cが記載されていて、ノブ14を回すと指示マーク1
4aがこれらの何れかを指示するようになっている。
【0009】なお、該ノブ軸の他端は、記録針を移動す
る機構と連結されていて、ノブ14を回すと、記録針が
移動して、運転者の作業状態をチャート紙上に表示する
ように構成されている。
る機構と連結されていて、ノブ14を回すと、記録針が
移動して、運転者の作業状態をチャート紙上に表示する
ように構成されている。
【0010】図6は、図5で示した運行記録計のB−B
線による断面図で、カウンタカバー12の裏側でケース
10に設けられた袋構造の凹部18内に距離カウンタ1
3が設置されている状態を示している。また、図7は、
図5で示した運行記録計のA−A線による断面図で、メ
ータカバー11はヒンジ中心11aを軸に図で左回りに
回動して、その前面がノブ14に近接位置まで開き、背
面11bにチャート紙をセットできるようになってい
る。
線による断面図で、カウンタカバー12の裏側でケース
10に設けられた袋構造の凹部18内に距離カウンタ1
3が設置されている状態を示している。また、図7は、
図5で示した運行記録計のA−A線による断面図で、メ
ータカバー11はヒンジ中心11aを軸に図で左回りに
回動して、その前面がノブ14に近接位置まで開き、背
面11bにチャート紙をセットできるようになってい
る。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した形
式の運行記録計では、作業状態切換ノブ14のノブ軸1
6は、ネジブッシュ15及びケースボス10a内を通っ
て運行記録計の奥深い所まで延びており、その先端が記
録針を移動する機構と連結されているので、運転者の同
時運転状態防止機構をメカ的に両ノブ軸16間に設ける
場所は、運行記録計の奥深い所と考えられていて、スペ
ース上あるいは技術上の問題がある。また、ノブ軸16
が細長いため、切換え作動時にノブ軸16の捩れが生じ
てしまうという問題もあり、運行記録計の奥深くに同時
運転状態防止機構を設けることは実現されていない。
式の運行記録計では、作業状態切換ノブ14のノブ軸1
6は、ネジブッシュ15及びケースボス10a内を通っ
て運行記録計の奥深い所まで延びており、その先端が記
録針を移動する機構と連結されているので、運転者の同
時運転状態防止機構をメカ的に両ノブ軸16間に設ける
場所は、運行記録計の奥深い所と考えられていて、スペ
ース上あるいは技術上の問題がある。また、ノブ軸16
が細長いため、切換え作動時にノブ軸16の捩れが生じ
てしまうという問題もあり、運行記録計の奥深くに同時
運転状態防止機構を設けることは実現されていない。
【0012】それでは、同時運転状態防止機構を作業状
態切換ノブ14の近傍に配置する点については、考えら
れることとしてカウンタカバー12の裏側があるが、運
行記録計の基本機能として、距離カウンタ13は防塵お
よび改ざん防止のため、簡単に解放できない封印された
袋構造の中に入れなければならない。このため、カウン
タカバー12の裏側の距離カウンタ13が設置された凹
部18内に、2つのノブ14間を連結する同時運転状態
防止機構を設けることはできない。
態切換ノブ14の近傍に配置する点については、考えら
れることとしてカウンタカバー12の裏側があるが、運
行記録計の基本機能として、距離カウンタ13は防塵お
よび改ざん防止のため、簡単に解放できない封印された
袋構造の中に入れなければならない。このため、カウン
タカバー12の裏側の距離カウンタ13が設置された凹
部18内に、2つのノブ14間を連結する同時運転状態
防止機構を設けることはできない。
【0013】本考案は、作業状態切換ノブ14のノブ軸
に無理がかからず、かつ構造がシンプルで、組立て性や
メンテナンス性に優れた、運行記録計における運転者作
業状態の同時運転状態防止機構の提供を目的としてい
る。
に無理がかからず、かつ構造がシンプルで、組立て性や
メンテナンス性に優れた、運行記録計における運転者作
業状態の同時運転状態防止機構の提供を目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、正面上側に配
置されたメータカバーの背面にはチャート紙取付け部を
有するとともに、該メータカバーの内部には速度計等の
メータ類を有し、更に下側に配置されたカウンタカバー
の内側には距離カウンタを備え、かつ該距離カウンタの
両側にそれぞれ運転者作業状態切換ノブを備えた運行記
録計において、前記運転者作業状態切換ノブのうち一方
のノブを運転状態にすると、他方のノブは運転状態にな
らないような同時運転状態防止構造を、前記カウンタカ
バーの外側に設けたことを特徴としている。
置されたメータカバーの背面にはチャート紙取付け部を
有するとともに、該メータカバーの内部には速度計等の
メータ類を有し、更に下側に配置されたカウンタカバー
の内側には距離カウンタを備え、かつ該距離カウンタの
両側にそれぞれ運転者作業状態切換ノブを備えた運行記
録計において、前記運転者作業状態切換ノブのうち一方
のノブを運転状態にすると、他方のノブは運転状態にな
らないような同時運転状態防止構造を、前記カウンタカ
バーの外側に設けたことを特徴としている。
【0015】また、本考案は、前記同時運転状態防止構
造を、中心部に設けられた支点軸を中心にシーソー状に
回動するレバーと、該レバーの先端部にそれぞれ係合し
一方を運転状態にすると、前記レバーを介して他方が運
転状態にならないように形成した運転者作業状態切換ノ
ブと、前記レバーを覆い隠すとともに前記ノブを取付け
るノブ軸が貫通する前記カウンタカバーを固定するため
のネジブッシュをも覆い隠すレバーカバーとで構成した
ことを特徴としている。
造を、中心部に設けられた支点軸を中心にシーソー状に
回動するレバーと、該レバーの先端部にそれぞれ係合し
一方を運転状態にすると、前記レバーを介して他方が運
転状態にならないように形成した運転者作業状態切換ノ
ブと、前記レバーを覆い隠すとともに前記ノブを取付け
るノブ軸が貫通する前記カウンタカバーを固定するため
のネジブッシュをも覆い隠すレバーカバーとで構成した
ことを特徴としている。
【0016】
【作用】上述のように構成されているので、2つある運
転者作業状態切換ノブの一方を回して運転状態にする
と、該ノブが係合するレバーの先端部が移動しレバーは
中心部の支点軸を中心にシーソー状に回動する。する
と、該レバーの他の先端部に係合している他のノブが回
って、ノブの指示は運転状態を除く他の状態にセットさ
れる。逆に、上記他のノブを回してその指示を運転状態
にすると、同じく上記一方のノブの指示は運転状態を除
く他の状態にセットされて、互いに同時運転状態となる
ことが防止されている。また、レバーカバーによって、
カウンタカバーを固定するためのネジブッシュとレバー
とを同時に覆い隠しているので、これらの部分の保護が
合理的におこなわれている。
転者作業状態切換ノブの一方を回して運転状態にする
と、該ノブが係合するレバーの先端部が移動しレバーは
中心部の支点軸を中心にシーソー状に回動する。する
と、該レバーの他の先端部に係合している他のノブが回
って、ノブの指示は運転状態を除く他の状態にセットさ
れる。逆に、上記他のノブを回してその指示を運転状態
にすると、同じく上記一方のノブの指示は運転状態を除
く他の状態にセットされて、互いに同時運転状態となる
ことが防止されている。また、レバーカバーによって、
カウンタカバーを固定するためのネジブッシュとレバー
とを同時に覆い隠しているので、これらの部分の保護が
合理的におこなわれている。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。なお、従来の技術の項で説明したものと同一または
相当する部分には同一符号を付す。図1には、本考案に
係る運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状
態防止構造の一実施例が分解斜視図で示されている。図
に示すように、同時運転状態防止構造は、運行記録計の
外周と類似のカーブを持つレバーカバー4を有してお
り、該レバーカバー4の内部には同様なカーブを有する
レバー6が取付けられている。該レバー6は中心部に支
点軸6aを有し、該支点軸6aはレバーカバー4に設け
られた軸受4aに軸支されている。また、該レバー6の
先端部6bは、レバーカバー4の端部に設けられた作業
状態切換ノブ14が入り込む凹みの側面に設けられた穴
4bから外側に突き出ている。
る。なお、従来の技術の項で説明したものと同一または
相当する部分には同一符号を付す。図1には、本考案に
係る運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状
態防止構造の一実施例が分解斜視図で示されている。図
に示すように、同時運転状態防止構造は、運行記録計の
外周と類似のカーブを持つレバーカバー4を有してお
り、該レバーカバー4の内部には同様なカーブを有する
レバー6が取付けられている。該レバー6は中心部に支
点軸6aを有し、該支点軸6aはレバーカバー4に設け
られた軸受4aに軸支されている。また、該レバー6の
先端部6bは、レバーカバー4の端部に設けられた作業
状態切換ノブ14が入り込む凹みの側面に設けられた穴
4bから外側に突き出ている。
【0018】また、該レバーカバー4には、その端部裏
面にレバーカバー固定ピン4cが突設されており、また
カウンタカバー12の対向する位置にはレバーカバー固
定ピン係合孔12bが設けられていて、前記レバーカバ
ー固定ピン4cをレバーカバー固定ピン係合孔12bに
嵌め合わせることで、レバーカバー4はカウンタカバー
12面に位置決め固定されている。そして、2つの運転
者作業状態切換ノブ14A,Bをノブ軸16にそれぞれ
取付けると、レバーカバー4はノブ14A,Bに保持さ
れて脱着することができなくなるとともに、ノブ14
A,Bの裏面に設けられた係合押壁14b(図2参照)
が前記レバー6の先端部に係合する。なお、ノブ14
A,Bをノブ軸16に取り付けると、ノブ軸16の先端
部の爪16aによりロックがかかり、この爪16a又は
ノブ14A,Bの何れかを破壊しなければレバーカバー
4を脱着することができないので、ネジブッシュ15を
外して、カウンタカバー12内に設置された距離カウン
タ13を不法に操作することが不可能となる。
面にレバーカバー固定ピン4cが突設されており、また
カウンタカバー12の対向する位置にはレバーカバー固
定ピン係合孔12bが設けられていて、前記レバーカバ
ー固定ピン4cをレバーカバー固定ピン係合孔12bに
嵌め合わせることで、レバーカバー4はカウンタカバー
12面に位置決め固定されている。そして、2つの運転
者作業状態切換ノブ14A,Bをノブ軸16にそれぞれ
取付けると、レバーカバー4はノブ14A,Bに保持さ
れて脱着することができなくなるとともに、ノブ14
A,Bの裏面に設けられた係合押壁14b(図2参照)
が前記レバー6の先端部に係合する。なお、ノブ14
A,Bをノブ軸16に取り付けると、ノブ軸16の先端
部の爪16aによりロックがかかり、この爪16a又は
ノブ14A,Bの何れかを破壊しなければレバーカバー
4を脱着することができないので、ネジブッシュ15を
外して、カウンタカバー12内に設置された距離カウン
タ13を不法に操作することが不可能となる。
【0019】図2及び図3には、この同時運転状態防止
構造を設けた運行記録計の部分図が示されている。図2
は、乗務員Aの作業状態切換ノブ14Aの指示マーク1
4aが運転マーク17Aを指示した状態にあるもので、
図3は、乗務員Bの作業状態切換ノブ14Bの指示マー
ク14aが運転マーク17Aを指示した状態を示したで
ものである。なお、これらの図では、ノブ14A,Bは
透視図となっていて、裏面が見えており、レバーカバー
4も透視図となっていて輪郭のみが示されている。
構造を設けた運行記録計の部分図が示されている。図2
は、乗務員Aの作業状態切換ノブ14Aの指示マーク1
4aが運転マーク17Aを指示した状態にあるもので、
図3は、乗務員Bの作業状態切換ノブ14Bの指示マー
ク14aが運転マーク17Aを指示した状態を示したで
ものである。なお、これらの図では、ノブ14A,Bは
透視図となっていて、裏面が見えており、レバーカバー
4も透視図となっていて輪郭のみが示されている。
【0020】図2に示すように、ノブ14A,Bの裏面
には係合押壁14bが設けられており、ノブ14A,B
を回転させると該係合押壁14bがレバー6の先端部6
bに係合する。例えば、図のように一方のノブ14Aの
指示マーク14aが運転マーク17Aにあるとき、他方
のノブ14Bの指示マークを運転マーク17Aに合わせ
ようと回すと、ノブ14Bの係合押壁14bがレバー6
の先端部6bに係合して押すため、レバー6は支点軸6
aを中心に回動し、レバー6の他方の先端部6bがノブ
14Aの係合押壁14bを押す。このため、ノブ14B
の指示マークを運転マーク17Aを指示する位置に回す
と、図3に示すように、ノブ14Aは作業マーク17B
に切り換えられてしまう。これにより、チャート紙面へ
の記録針が両方とも同時に運転状態を記録する位置にな
ることはない。ただし、図から明らかなように、同時作
業状態や同時休憩状態にノブ14A,Bを回すことはで
きる。なお、ノブ14A,Bの裏面には、ストッパ14
cが設けられているとともに、レバーカバー4の端部に
もストッパ4dが設けられていて、ノブ14A,Bの回
動範囲は規制されている。
には係合押壁14bが設けられており、ノブ14A,B
を回転させると該係合押壁14bがレバー6の先端部6
bに係合する。例えば、図のように一方のノブ14Aの
指示マーク14aが運転マーク17Aにあるとき、他方
のノブ14Bの指示マークを運転マーク17Aに合わせ
ようと回すと、ノブ14Bの係合押壁14bがレバー6
の先端部6bに係合して押すため、レバー6は支点軸6
aを中心に回動し、レバー6の他方の先端部6bがノブ
14Aの係合押壁14bを押す。このため、ノブ14B
の指示マークを運転マーク17Aを指示する位置に回す
と、図3に示すように、ノブ14Aは作業マーク17B
に切り換えられてしまう。これにより、チャート紙面へ
の記録針が両方とも同時に運転状態を記録する位置にな
ることはない。ただし、図から明らかなように、同時作
業状態や同時休憩状態にノブ14A,Bを回すことはで
きる。なお、ノブ14A,Bの裏面には、ストッパ14
cが設けられているとともに、レバーカバー4の端部に
もストッパ4dが設けられていて、ノブ14A,Bの回
動範囲は規制されている。
【0021】図4は、図2に示す運行記録計のC−C線
による断面図で、符号を付して説明を省略する。
による断面図で、符号を付して説明を省略する。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
構造がシンプルで、組立て性やメンテナンス性に優れ、
かつ作業状態切換ノブのノブ軸に無理をかけないで、同
時運転状態指示の発生を防止することができる。
構造がシンプルで、組立て性やメンテナンス性に優れ、
かつ作業状態切換ノブのノブ軸に無理をかけないで、同
時運転状態指示の発生を防止することができる。
【図1】本考案実施例の作業状態記録機構の同時運転状
態防止構造を用いた運行記録計の分解斜視図である。
態防止構造を用いた運行記録計の分解斜視図である。
【図2】図1に示す運行記録計の正面図で、一部透視で
示した図である。
示した図である。
【図3】同じく、図1に示す運行記録計の正面図で、一
部透視図である。
部透視図である。
【図4】図2で示す運行記録計のC−C線による断面図
である。
である。
【図5】同時運転状態防止機構がない従来の運行記録計
の正面図で、一部透視図である。
の正面図で、一部透視図である。
【図6】図5で示す運行記録計のB−B線による断面図
である。
である。
【図7】図5で示す運行記録計のA−A線による断面図
である。
である。
4 レバーカバー 6 レバー 6a 支点軸 6b 先端部 10 ケース 11 メータカバー 12 カウンタカバー 13 距離カウンタ 14 運転者作業状態切換ノブ 14a 指示マーク 14b 係合押壁 15 ネジブッシュ 16 ノブ軸 17A 運転マーク 17B 作業マーク 17C 休憩マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07C 5/00 G01C 23/00
Claims (2)
- 【請求項1】 正面上側に配置されたメータカバーの背
面にはチャート紙取付け部を有するとともに、該メータ
カバーの内部には速度計等のメータ類を有し、更に下側
に配置されたカウンタカバーの内側には距離カウンタを
備え、かつ該距離カウンタの両側にそれぞれ運転者作業
状態切換ノブを備えた運行記録計において、 前記運転者作業状態切換ノブのうち一方のノブを運転状
態にすると、他方のノブは運転状態にならないような同
時運転状態防止構造を、前記カウンタカバーの外側に設
けたことを特徴とする運行記録計における作業状態記録
機構の同時運転状態防止構造。 - 【請求項2】 前記同時運転状態防止構造は、中心部に
設けられた支点軸を中心にシーソー状に回動するレバー
と、 該レバーの先端部にそれぞれ係合し一方を運転状態にす
ると、前記レバーを介して他方が運転状態にならないよ
うに形成した運転者作業状態切換ノブと、 前記レバーを覆い隠すとともに前記ノブが取付けられた
ノブ軸が貫通する前記カウンタカバーを固定するための
ネジブッシュをも覆い隠すレバーカバーとで構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の運行記録計における作業
状態記録機構の同時運転状態防止構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4807593U JP2577518Y2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造 |
DE19944430737 DE4430737C2 (de) | 1993-09-03 | 1994-08-30 | Fahrtenschreiber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4807593U JP2577518Y2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720665U JPH0720665U (ja) | 1995-04-11 |
JP2577518Y2 true JP2577518Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12793234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4807593U Expired - Lifetime JP2577518Y2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577518Y2 (ja) |
DE (1) | DE4430737C2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1774081B1 (de) * | 1968-04-03 | 1971-03-11 | Kienzle Apparate Gmbh | Bedienungseinrichtung fuer fahrtenschreiber |
JPS4832389A (ja) * | 1971-08-27 | 1973-04-28 | ||
DE3301887A1 (de) * | 1983-01-21 | 1984-07-26 | Kienzle Apparate Gmbh, 7730 Villingen-Schwenningen | Anordnung eines streckenzaehlwerkes in einem fahrtschreiber |
DE3536330A1 (de) * | 1985-10-11 | 1987-04-16 | Mannesmann Kienzle Gmbh | Geschwindigkeitsbegrenzer |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP4807593U patent/JP2577518Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-08-30 DE DE19944430737 patent/DE4430737C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4430737A1 (de) | 1995-04-06 |
JPH0720665U (ja) | 1995-04-11 |
DE4430737C2 (de) | 1996-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2577518Y2 (ja) | 運行記録計における作業状態記録機構の同時運転状態防止構造 | |
JPH0143609Y2 (ja) | ||
US4906971A (en) | Control for digital display unit | |
JPH0540412Y2 (ja) | ||
JPS636647Y2 (ja) | ||
JPS6122244Y2 (ja) | ||
JPS642194Y2 (ja) | ||
JPH0131933Y2 (ja) | ||
EP1225096A2 (en) | Electronic device | |
JPH0640280A (ja) | 車両のカップホルダ | |
JPS5979390A (ja) | 車両用運行記録計 | |
JPS6264679A (ja) | カバ−付きメ−タ | |
JP2580723Y2 (ja) | 運行記録計 | |
JPH0132093Y2 (ja) | ||
JPS6214020A (ja) | 記録計 | |
JP3264181B2 (ja) | リッド付きボックス構造 | |
JP3225991B2 (ja) | 車両用計器 | |
JPH04134742U (ja) | 車両用計器板 | |
JP2593526Y2 (ja) | 運行記録計の距離カウンタ取付け構造 | |
JP3135027B2 (ja) | 積算距離計 | |
JP2527719Y2 (ja) | レバー取付構造 | |
JP4061665B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2520107Y2 (ja) | ダブルカセットテープレコーダ | |
JP3201546B2 (ja) | ペンレコーダ | |
JPH0722918Y2 (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980203 |