JP2577489B2 - 計器用文字板 - Google Patents

計器用文字板

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JP2577489B2
JP2577489B2 JP2138270A JP13827090A JP2577489B2 JP 2577489 B2 JP2577489 B2 JP 2577489B2 JP 2138270 A JP2138270 A JP 2138270A JP 13827090 A JP13827090 A JP 13827090A JP 2577489 B2 JP2577489 B2 JP 2577489B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計器用文字板に係り、特に、立体感を出すた
めに文字やマークなどの表示部が文字板面より突出する
ように形成された計器用文字板に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば車両のスピードメータには、第5図の正面図に
示すような文字板1が使用され、文字板面には、速度を
示す数字からなる文字や、この数字に対応して設けられ
た目盛り、速度単位からなるマークなどの表示部1aが第
6図に示すように突出して形成されている。なお、1cは
文字板1の目盛りと協動して速度表示するための図示し
ない指針が固着される指針軸が挿通される孔、1dはリセ
ット可能な積算距離計すなわちトリップメータ用表示窓
孔、1eはリセット不能な積算距離計すなわちオドメータ
用表示窓孔である。上述した文字板1は、一般に夜間な
どに文字板1の背面側から投射される光を表示部1aとそ
れ以外の部分で透過量を変えて透過させ、夜間でも表示
部1aを視認できるようにすると共に、表示部1aの背景を
昼間と夜間で変化させるように構成されている。
上述した構成の文字板1は、透光性の樹脂材料からな
る基板11とこの基板表面に表示部1aを形成するための印
刷層12とからなる。透光性の基板11は、樹脂材料からな
る平板を金型によって加熱成形する所謂インモールド成
形によって、第7図の部分断面図に示すように表示部1a
に対応する部分に凸部11aが表面側に突出されて形成さ
れる。一方、印刷層12は、第8図の部分拡大断面図に示
すように、文字及びマークを表示するための表示層12a
と、表示層12aの余分の部分をマスクする地色層12bとか
らなる。図には示していないが、地色層12b及びこの地
色層12bからのぞいている表示層12aの全体が、これらの
表面に金属光沢を付与するため金属蒸着によって形成さ
れた透明なメタリック層が付与されている。
上記表示層12aは、文字やマークの表示色、例えば金
色の透光性の塗料が基板11の凸部11aの全体を覆うよう
に付与されて形成されている。一方、地色層12bは、上
記メタリック層によって金属光沢を呈するような黒色以
外の背景色、例えば灰色などの僅かに透光性を有する塗
料が表示層12aの平坦部を凸部の形状に倣って残し、そ
れ以外の表示層12aの表面及び基板表面の全体を覆うよ
うに付与して形成されている。なお、第8図に断面で示
すような文字板1を得る場合には、基板11の表面に、箔
押しとも呼ばれるホットスタンピングによって印刷層12
が付与される。なお、図示の印刷層12の各層は、理解し
易いように基板11に比べてその厚さを誇張して示してい
るが、実際には極めて薄いものである。
第9図はホットスタンピングによって第8図の文字板
1を得る方法を示し、ポリエステルフィルムのような薄
いキャリアフィルム2の表面に先ず剥離剤膜12cを付与
し、次に剥離剤膜12cの表面に金属蒸着によって形成さ
れたメタリック層12d(第8図では省略)、続いてメタ
リック層12dの表面に地色層12b及び表示層12aを順次付
与し、最後に感熱性接着剤膜12eを付与して文字やマー
クなどを形成したホットスタンピング箔を形成する。こ
のように形成したホットスタンピング箔を次に、図示の
ように感熱性接着剤膜12eを基板11の表面側にして基板1
1にあてがい、熱と圧力とを加えて文字やマークを瞬間
的に基板11に転写(印刷)する。このように真空蒸着を
利用したメタリック層を付与したホットスタンピング箔
を使用すれば、美しい金属的な外観を与えることができ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述のようなホットスタンピング箔を使用し
て基板11に文字やマークなどの表示部1aを転写するよう
にした場合、基板11に対するホットスタンピング箔の位
置がズレてしまい、文字やマーク表示部1aが基板11の面
上の所望の位置に正確に転写されなくなる。このように
転写にズレが生じると、第10図に示すように、表示部1a
が基板11の凸部11aの平坦面の所定の中央位置からズレ
てしまうようになる。
このようなズレが生じると、これに伴って灰色などの
黒色以外の色からなる地色層12bの基板11の凸部12aに乗
っている部分とそれ以外の部分との境にできる陰12b′
が、第11図に示すようにズレてしまい、表示部1aと陰12
b′との間の右側H1と左側H2の寸法が等しくならなくな
り、すなわちH1≠H2となり、これによって印刷のズレが
目立つようになるという問題があった。
よって本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、凸部
を有する基板に転写によって表示層と地色層からなる印
刷層を付与してなる計器用文字板において、転写がズレ
ても表示部のズレを視認することができないようにした
計器用文字板を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成された計器用
文字板は、表面側に突出して表面平坦な凸部が形成され
ている基板の表面に、前記凸部の平坦な表面に表示部を
形成するための印刷層を転写によって付与してなる計器
用文字板において、前記印刷層を、前記表示部に対応す
る表示層と、該表示層の周辺の余分の部分をマスクする
黒色塗料からなる輪郭層と、前記凸部の平坦な表面の外
側まで前記輪郭層を露出させて余分の部分をマスクする
黒色以外の塗料からなる地色層とにより形成し、かつ前
記輪郭層の露出範囲を前記表示層の周辺で等しくしたこ
とを特徴としている。
[作用] 上記構成において、表面平坦な凸部を形成した基板の
表面に転写により付与されている印刷層が凸部の平坦な
表面に表示部を形成しているが、この印刷層が、表示部
に対応する表示層と地色層との間に、表示層の周辺の余
分の部分をマスクする黒色塗料からなる輪郭層を有し、
しかも地色層が凸部の平坦な表面の外側まで輪郭層を露
出させて余分の部分をマスクし、かつ輪郭層の露出範囲
を表示層の周辺で等しくなるようにしている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による計器用文字板の一実施例を示
し、第5図乃至第11図について上述したものと同一の部
分には同一の符号を付してある。
第1図において、計器用文字板1の透光性の樹脂材料
からなる基板11の基板表面には、表示部1aを形成するた
めの印刷層12が転写によって付与されている。透光性の
基板11には、表示部1aに対応する部分に凸部11aが表面
側に突出されて形成される。印刷層12は、文字及びマー
クを表示するための表示層12aと、この表示層12aの周辺
の余分の部分をマスクする輪郭層12fと、この輪郭層12f
の周辺の余分の部分をマスクする地色層12bとからな
る。図には示していないが、地色層12b及びこの地色層1
2bからのぞいている表示層12aの全体が、これらの表面
に金属光沢を付与するため金属蒸着によって形成された
透明なメタリック層が付与されている。
上記表示層12aは、文字やマークの表示色、例えば金
色の透光性の塗料が基板11の凸部11aの全体を覆うよう
に付与されて形成されている。また、輪郭層12fは、黒
色の塗料が表示層12aの平坦部を凸部11aの形状に倣って
残し、それ以外の表示層12aの表面の全体を覆うように
付与して形成されている。一方地色層12bは、上記メタ
リック層によって金属光沢を呈するような黒色以外の背
景色、例えば灰色などの僅かに透光性を有する塗料が表
示部1aの周囲に一定の距離分だけ輪郭層12fを表示部1a
の形状に倣って残し、それ以外の輪郭層12fの表面及び
基板表面の全体を覆うように付与して形成されている。
上記一定の距離は、地色層12bが基板11の凸部11aに乗ら
ないように設定される。
上述のように基板11の表面に印刷層12を付与して上述
のような文字板を得るために、第2図に示すようなホッ
トスタンピング箔が使用される。すなわち、ホットスタ
ンピング箔は、ポリエステルフィルムのような薄いキャ
リアフィルム2の表面に先ず剥離剤膜12cが付与され、
次に剥離剤膜12cの表面に金属蒸着によって形成された
メタリック層12d、続いてメタリック層12dの表面に地色
層12b、輪郭層12f及び表示層12aが順次付与され、最後
に感熱性接着剤膜12eが付与された構成となっている。
このようなホットスタンピング箔を次に、図示のように
感熱性接着剤膜12eを基板11の表面側にして基板11にあ
てがい、熱と圧力とを加えて文字やマークを瞬間的に基
板11に転写(印刷)することによって文字板1が形成さ
れる。
第2図の構成のホットスタンピング箔において、表示
層12aと地色層12bとの間から露出している輪郭層12fの
範囲は、これらの層をキャリアフィルム2に印刷する
際、何らのズレなく寸法H1及びH2(H1=H2)が予め設定
されている。
今、文字板を得るため行った転写に第3図に示すよう
なズレが生じ、表示部1aが基板11の凸部11aの平坦面の
所定の中央位置からズレてしまうようなことが起こり、
基板11の凸部11aの平坦部に乗っている輪郭層12fの部分
の右側H11と左側H21とが等しくならなく(H11≠H21)て
も、表示部1aと地色層12bとの間から露出している黒色
の輪郭層12f全体としては、その寸法は右側H1と左側H2
とが等しくなっている(H1=H2)。
なお、基板11の凸部11aの平坦面と基板11の非突出面
との間を跨いで露出されている輪郭層12fは黒色の塗料
で形成されているので、基板11の凸部12aに乗っている
部分とそれ以外の部分との境にはそれを視認することが
できるような陰ができない。このため、上述のようなズ
レが生じているときでも、第4図に示すように表示部1a
を見たときそのズレを視認することができなくなる。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、基板に転写され
た印刷層が、表示層と地色層との間に、表示層の周辺の
余分の部分をマスクする黒色塗料からなる輪郭層を有
し、しかも地色層が凸部の平坦な表面の外側まで輪郭層
を露出させて余分の部分をマスクし、かつ輪郭層の露出
範囲を表示層の周辺で等しくなるようにしているので、
基板表面への印刷層の転写がズレても、基板の平坦な凸
部表面の外側まで存在し、しかも表示層の周辺で等しく
露出している黒色で陰の目立たない輪郭層の作用によ
り、表示部のズレを視認できにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による計器用文字板の一実施例を示す部
分拡大断面図、 第2図は第1図の文字板の作成の際の基板への印刷層の
転写の仕方を示す断面図、 第3図及び第4図は本発明の実施例の作用効果を説明す
るための断面図及び平面図、 第5図は本発明が適用される計器用文字板の一般的な外
観を示す平面図、 第6図は第5図の文字板の部分斜視図、 第7図は第5図の文字板の基板の部分断面図、 第8図は第5図の文字板の部分拡大断面図、 第9図は第5図の文字板の作成の際の基板への印刷層の
転写の仕方を示す断面図、 第10図及び第11図は従来の文字板の問題点を説明するた
めの断面図及び平面図である。 1……計器用文字板、1a……表示部、11……基板、11a
……凸部、12……印刷層、12a……表示層、12b……地色
層、12f……輪郭層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面側に突出して表面平坦な凸部が形成さ
    れている基板の表面に、前記凸部の平坦な表面に表示部
    を形成するための印刷層を転写によって付与してなる計
    器用文字板において、 前記印刷層を、前記表示部に対応する表示層と、該表示
    層の周辺の余分の部分をマスクする黒色塗料からなる輪
    郭層と、前記凸部の平坦な表面の外側まで前記輪郭層を
    露出させて余分の部分をマスクする黒色以外の塗料から
    なる地色層とにより形成し、かつ前記輪郭層の露出範囲
    を前記表示層の周辺で等しくした ことを特徴とする計器用文字板。
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