JP2577480Y2 - サーマルプリントヘッドの構造 - Google Patents

サーマルプリントヘッドの構造

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JP2577480Y2
JP2577480Y2 JP1991037241U JP3724191U JP2577480Y2 JP 2577480 Y2 JP2577480 Y2 JP 2577480Y2 JP 1991037241 U JP1991037241 U JP 1991037241U JP 3724191 U JP3724191 U JP 3724191U JP 2577480 Y2 JP2577480 Y2 JP 2577480Y2
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platen
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thermal print
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茂雄 太田
史明 田頭
真吾 大山
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファクシミリ又はプリ
ンタ等に使用されるサーマルプリントヘッドの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、感熱紙等の記録紙に対してサー
マルプリントヘッドによって印字するに際して、前記記
録紙をプラテン等によって移動走行するとき、当該記録
紙等には静電気が帯電し、この静電気がサーマルプリン
トヘッド側に流れて放電することになるから、サーマル
プリントヘッドにおける駆動用IC等の静電破壊を招来
したり、サーマルプリントヘッドに誤動作を招来したり
することがあった。
【0003】そこで、従来は、例えば、実開昭57−1
21543号公報、特開平2−29575号公報等に記
載されているように、サーマルプリントヘッドにおける
ヘッド基板に搭載した駆動用ICを覆うカバー体を、金
属等の導電性材料製にして、このカバー体を接地(アー
ス)することにより、帯電する記録紙と駆動用ICと
を、前記導電体製のカバー体にて遮蔽するように構成し
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来のも
のは、帯電する記録紙と駆動用ICとを、前記導電体製
のカバー体にて遮蔽するものであって、記録紙に帯電す
る静電気を、積極的に逃がすと言う除電の機能を有する
ものではないから、記録紙と、サーマルプリントヘッド
のうち前記記録紙に対して接触する発熱抵抗体との間に
放電が発生して、発熱抵抗体、及び該発熱抵抗体に対す
る各電極に静電気が印加して、発熱抵抗体及び該発熱抵
抗体に対する各電極が破壊するばかりか、前記記録紙に
おける静電気が、前記発熱抵抗体及びその各電極を介し
て駆動用ICに流れることにより、駆動用ICにも破壊
が発生すると言う問題があった。
【0005】本考案は、サーマルプリントヘッドにおけ
る駆動用ICを覆うカバー体に、除電の機能を付与する
ことにより、前記従来のものが有する問題を解消するこ
とを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、「金属製の放熱板の上面に、プラテン
に巻掛けの記録紙に対して接触する発熱抵抗体を備えた
ヘッド基板を固着すると共に、前記発熱抵抗体に対する
駆動用ICを覆う金属製のカバー体を、ねじ止めして成
るサーマルプリントヘッドにおいて、前記カバー体の一
部を、前記プラテンの下側に潜り込むように構成して、
この部分に、前記記録紙のうち前記プラテンの直前の部
分に対して常時接触するようにした隆起部を、一体的に
造形する。」と言う構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】このように、金属製のカバー体に
隆起部を一体的に造形して、この隆起部を、記録紙のう
ちプラテンの直前の部分に対して常時接触するように構
成すると、前記記録紙の移動走行に際して、当該記録紙
に帯電する静電気を、この記録紙に常時接触する隆起部
からカバー体及び放熱板を通って、積極的に逃がすこと
ができるから、前記カバー体に、除電の機能を付与する
ことができるのである。
【0008】しかも、前記隆起部を、カバー体のうちプ
ラテンの下側に潜り込ませた部分に設けたことにより、
ヘッド基板との摩擦で記録紙に帯電する静電気を、その
帯電と略同時に当該記録紙から迅速に逃がすことができ
るから、プラテンに巻掛けされた記録紙とサーマルプリ
ントヘッドにおける発熱抵抗体との間に放電現象が発生
することを、部品の点数の増大、及びサーマルプリント
ヘッドの大型化を招来することなく、確実に低減できる
効果を有する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。図において符号1は、アルミ等の金属にて形成した
放熱板を示し、該放熱板1の上面には、上面にライン型
の発熱抵抗体3と該発熱抵抗体3に対する複数個の駆動
用IC4とを設けたヘッド基板2が固着され、このヘッ
ド基板2における長手方向の一側縁には、前記各駆動用
ICに対する多数本の接続用端子5が形成されている。
また、前記放熱板1は、接地(アース)されている。
【0010】符号6は、フレキシブル回路基板7の下面
に補強基板8を貼着して成る接続用基板を示し、この接
続用基板6のフレキシブル回路基板7における長手方向
の一側縁7aの下面には、前記ヘッド基板2における各
接続用端子5と同数個の接続用端子9が形成され、且
つ、このフレキシブル回路基板7には、前記各接続用端
子9と、前記接続用基板6の他側縁に取付けたソケット
10とを電気的に接続する回路パターン(図示せず)が
形成されている。そして、前記接続用基板6は、前記放
熱板1の上面に対して、当該接続用基板6のフレキシブ
ル回路基板7における一側縁7a下面の各接続用端子9
が前記ヘッド基板2における各接続用端子5の各々に対
して重なり合うようにして載置する。
【0011】符号11は、前記ヘッド基板2における各
駆動用IC4を覆うためのカバー体を示し、該カバー体
11は、アルミ等の金属製であり、このカバー体11
を、前記放熱板1に対して複数本のねじ12にて取付け
るに際して、このカバー体11と、前記接続用基板6の
フレキシブル回路基板7における一側縁7aとの間にゴ
ム等の弾性紐体13を挿入することにより、この弾性紐
体13にて、前記フレキシブル回路基板7における一側
縁7aを、ヘッド基板2に対して押圧するように構成す
る。
【0012】そして、前記カバー体11の先端部を、前
記ヘッド基板2における発熱抵抗体3に対して記録紙を
押圧するためのプラテン15の下側に潜り込ませて、こ
の部分に、丸角面に形成した隆起部14を一体的に造形
して、この隆起部14を、前記プラテン15に対して巻
掛けした記録紙16のうち前記プラテン15の直前の部
分に対して常時接触するように構成する。
【0013】このように構成すると、前記記録紙16
を、プラテン15の回転にて移動走行するに際して、当
該記録紙16に帯電した静電気を、この記録紙16に常
時接触する隆起部14からカバー体11及びねじ12並
びに放熱板1を通って、積極的に逃がすことができ、前
記カバー体11に、除電の機能を付与することができ
る。
【0014】この場合において、前記隆起部14を、カ
バー体11のうちプラテン15の下側に潜り込ませた部
分に設けたことにより、ヘッド基板2との摩擦で記録紙
16に帯電する静電気を、その帯電と略同時に当該記録
紙16から迅速に逃がすことができるから、プラテン1
5に巻掛けされた記録紙16とヘッド基板2における発
熱抵抗体3との間に放電現象が発生することを確実に防
止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すサーマルプリントヘッド
の縦断正面図である。
【図2】サーマルプリントヘッドを分解した状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 放熱板 2 ヘッド基板 3 発熱抵抗体 4 駆動用IC 6 接続用基板 7 フレキシブル回路基板 8 補強基板 11 カバー体 12 ねじ 13 弾性体 14 隆起部 15 プラテン 16 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−215546(JP,A) 実開 昭61−93254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/335 B41J 29/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の放熱板の上面に、プラテンに巻掛
    けの記録紙に対して接触する発熱抵抗体を備えたヘッド
    基板を固着すると共に、前記発熱抵抗体に対する駆動用
    ICを覆う金属製のカバー体を、ねじ止めして成るサー
    マルプリントヘッドにおいて、前記カバー体の一部を、前記プラテンの下側に潜り込む
    ように構成して、この部分に、 前記記録紙のうち前記プ
    ラテンの直前の部分に対して常時接触するようにした隆
    起部を、一体的に造形したことを特徴とするサーマルプ
    リントヘッドの構造。
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JPH04130848U JPH04130848U (ja) 1992-12-01
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JPS6193254U (ja) * 1984-11-27 1986-06-16
JPH02215546A (ja) * 1989-02-16 1990-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルヘッド

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