JP2577085B2 - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2577085B2 JP1115465A JP11546589A JP2577085B2 JP 2577085 B2 JP2577085 B2 JP 2577085B2 JP 1115465 A JP1115465 A JP 1115465A JP 11546589 A JP11546589 A JP 11546589A JP 2577085 B2 JP2577085 B2 JP 2577085B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスロットマシンに関し、詳しくは特定の条件
が成立したときに各「当り」に対して与えられる特典、
すなわちその「当り」に対して払い出されるコインの配
当枚数を変化させるようにしたスロットマシンに関す
る。
〔従来の技術〕
スロットマシンには、外周にシンボルマークを有する
リールを回転可能に取りつけた機械式のものと、リール
をシュミレートして画像ディスプレイに表示するビデオ
式とがある。この何れのタイプのスロットマシンでも、
前面パネル上に「当り」となる入賞シンボル配列と、そ
れに対する特典として払い出されるコインの配当枚数と
を対応づけて表示した配当表が設けられている。
ゲームに際しては、コインを投入してから始動レバー
を操作すれば複数のリールが同時に回転する。回転した
リールは、自動的に又は、各リール毎に設けたストップ
ボタンを操作することにより停止する。各リールが停止
したとき、判定ライン上に並んだ複数のシンボルの組合
せが入賞シンボル配列を構成している場合には、配当表
に表された枚数の配当コインが払い出され、又はクレジ
ット装置のカウンタに配当コインの数が加算される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のスロットマシンでは、入賞が得られた
ときに払い出されるコインの配当枚数が入賞シンボル配
列ごとにそれぞれ一種類に決められているため興趣に乏
しい面があった。
また、ゲームを開始するときに投入するコインの枚数
を遊技者が2枚,3枚と増やすことによって、入賞が得ら
れたときのコインの配当枚数を1枚投入時の2倍,3倍と
増やすものも知られているが、これは配当毎数変更のた
めに遊技者に負担を強いるものであり、基本的には入賞
シンボル配列に対する配当コイン枚数を変えるものとは
言えない。しかも特定の入賞が得られたときの配当コイ
ン枚数を遊技者が的確に把握できないという欠点があ
る。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点に鑑みなされたもので、入賞
シンボル配列ごとに対応づけたコインの配当枚数を、特
定の条件が満たされたときに自動的に変更するととも
に、変更したコインの配当枚数を遊技者に表示する構成
をもったゲーム性の高いスロットマシンを提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、入賞となる入賞
シンボル配列の各々にコインの配当枚数を対応づけた配
当群を一組とし、前記配当枚数の内容が異なる複数組の
配当群を前記入賞シンボル配列ごとに対応づけて表示す
る配当表示手段と、前記複数組の配当群の中の一組を選
択して表示する配当表示選択手段と、ゲームの回数をカ
ウントするゲーム数カウンタが所定値になる毎に特定の
条件が成立した旨を判定する判定手段と、この判定手段
で前記特定の条件の成立が検知されたことに応答し、前
記配当表示手段が表示する一組の配当群を変更する表示
変更手段とを備えている。
また、特定の条件としては、ゲームの実行回数が所定
値に達する毎の他にも、タイマー手段によって所定時間
が計時される毎でもよく、あるいはゲームの実行回数が
所定回数に達する毎に乱数をサンプリングし、サンプリ
ングされた乱数値が所定値となることであってもよい。
なお、上記配当表示手段に代え、内容が異なる複数組
の配当群を入賞シンボル配列に対応させて記憶した配当
記憶手段を用い、判定手段によって特定の条件が満たさ
れたときに前記配当記憶手段から適宜の一組の配当群を
選択し、その配当群によって表されるコインの配当枚数
を入賞シンボル配列に対応して表示する構成を採ること
もできる。
〔作用〕
上記構成によれば、特定の条件が成立したときに、例
えば、ゲームの実行回数が所定値に達したときに入賞シ
ンボル配列ごとに決められているコインの配当枚数が自
動的に変更され、変更した内容がその都度表示されるよ
うになるから、遊技者は単に入賞シンボル配列が得られ
るか否かということの他に、コインの配当枚数がどのよ
うな枚数に変更されているかを把握してゲームを行うこ
とができ、スロットマシンゲーム性をより向上させるこ
とができるようになる。
〔実施例〕
本発明を適用したスロットマシンの外観を示す図3に
おいて、本体1の内部には第1リール6a、第2リール6
b、第3リール6cが回転自在に収納されており、コイン
投入口8からコインを投入した後に始動レバー7を操作
すると、これらのリールは一斉に回転を開始する。
本体1の前面には、リール6a〜6cが停止したときにリ
ールごとに1個ずつのシンボルマークが観察できるよう
に表示窓4が設けられ、この表示窓4に付された判定ラ
イン5の位置で停止しているシンボルの組合せによって
入賞の有無が決まる。入賞が得られたときには、その入
賞の種類に応じた枚数の配当コインがコイン受け皿10に
払い出される。
本体1の前面上方に配当表示パネル2が設けられてい
る。この配当表示パネル2は、入賞シンボル配列に対し
てコインの配当枚数を対応づけて表示するための配当表
示手段であり、本発明において特徴的なことは、この配
当表示パネル2に複数組の配当群が表示されていること
である。
すなわち第5図に示すように、表示欄32,33,34には入
賞となるシンボルマークの組合せを表す3種類の入賞シ
ンボル配列、すなわち「大当り」の入賞シンボル配列
「7−7−7」、「中当り」の入賞シンボル配列「BAR
−BAR−BAR」、「小当り」の入賞シンボル配列「プラム
−プラム−プラム」が表され、その各々に対して配当ラ
ンク1の配当枚数を表す配当群と、配当ランク2の配当
枚数が表す配当群と、配当ランク3の配当枚数を表す配
当群とが合わせて表示されている。そして、いずれの配
当ランクが選択されているのかを表すために3個のLED3
a,3b,3cが付設されており、そのうちの一個を点灯させ
ることによって、どの配当ランクのもとでゲームが行わ
れるのかを遊技者に知らせるようになっている。
第4図は、スロットマシンの制御装置を示すものであ
る。各パルスモータ11a〜11cには、それぞれ第1リール
6a、第2リール6b、第3リール6cが取り付けられてい
る。リール6a〜6cのそれぞれには、リールの外周から突
出して遮光片12a,12b,12cが設けられ、一回転ごとにそ
の通過がセンサ13a,13b,13cによって検出される。この
検出信号は各センサ位置をリールの原点位置が通過した
ことを表し、制御装置15はこの検出信号を受けて各リー
ル6a〜6cの回転位置のチェックを行う。
コイン投入センサ16はコインが投入されたことを検知
して、その検知信号を制御装置15に入力する。制御装置
15は、コイン投入センサ16からの検知信号を受け、さら
に始動レバー7が押し下げられた後にドライバ14a,14b,
14cを作動させ、パルスモータ11a〜11cを始動させる。
これによりリール6a〜6cが一斉に回転を始める。
コイン払い出し器17は、リール6a〜6cが停止して判定
ライン5上で前述したいずれかの入賞シンボル配列が得
られた時に、その入賞シンボル配列の種類と、その時点
で選択されている配当ランクにしたがって規定の配当枚
数のコインをコイン受け皿10に払い出す。コイン払い出
し器17によって払い出されるコインはコイン払い出しセ
ンサ20aで一個ずつ検知され、その検知信号がコイン払
い出しカウンタ20で計数される。コイン払い出しカウン
タ20の計数値は制御装置15によって監視されており、そ
の計数値が規定枚数に達したときにコイン払い出し器17
の駆動を停止させる。
配当表示パネル2に付設されたLED3a〜3cは駆動回路1
9によって点灯される。詳しくは後述するように、駆動
回路19は制御装置15からの信号を受けて、3個のLED3a
〜3cのうちのいずれか一つを点灯させる。また、設定ス
イッチ18は、配当ランク1〜3をどのような順番で選択
してゆくかを決めるためのデータ入力部となっており、
ここで設定された順番は制御装置15によって記憶され
る。
第2図に制御装置15の機能ブロックを示す。制御装置
15はマイクロコンピュータによって構成され、乱数発生
手段24,第1判定手段25,制御手段26,ゲーム数カウンタ2
8,設定手段27の他、メモリ29を含んでいる。乱数発生手
段24は、「1」〜「6000」の数値範囲の乱数を発生す
る。そして、始動レバー7を押し下げたタイミングで1
個の乱数がサンプリングされ、その値によってそのゲー
ムで入賞を発生させるか否か、さらに入賞させる場合に
はその種類が決められる。
このためメモリ29には、「1」〜「6000」の数値範囲
を「1〜20」,「21〜60」,「61〜300」,「301〜600
0」に区画し、これらの区画の各々を「大当り」,「中
当り」,「小当り」,「ハズレ」に割り当てる第1判定
モータ29bが格納されている。そして、前記第1判定手
段25は始動レバー7の操作によってサンプリングされた
乱数の値を第1判定データ29bと照合して判定し、その
値が「大当り」,「中当り」,「小当り」,「ハズレ」
のいずれに相当していたかを表す判定結果を制御手段26
に入力する。
制御手段26は、始動レバー7の操作信号を受けてドラ
イバ14a〜14cを介してパルスモータ11a〜11cを始動させ
るとともに、所定時間の経過の後にパルスモータ11a〜1
1cの停止を制御する。パルスモータ11a〜11cの停止制御
に際しては、制御手段26はセンサ13a〜13cからの検知信
号と第1判定手段25からの判定信号とを参照する。
各パルスモータ11a〜11cは、ドライバ14a〜14cからの
駆動パルスによって駆動されるが、遮光片12a〜12cの通
過をセンサ13a〜13cで検出することによって各リールが
原点位置を通過したことが分り、また原点位置の通過後
に供給された駆動パルスの個数と、各リールのシンボル
マークの位置とは対応しているので、センサ13a〜13cか
らの検知信号と駆動パルスの数とを制御手段26で監視し
ながらドライバ14a〜14cの作動を制御することによっ
て、判定ライン5上でいずれのシンボルが停止するよう
にもリールの停止位置制御を行うことができる。
ゲーム数カウンタ28はゲームを行った回数をカウント
するもので、例えばリール6a〜6cが回転したとき「1」
ずつカウントアップを行う。このカウント値は制御手段
26に入力され、カウント値「2」の状態でゲームが終了
したときには、制御手段26はこのカウンタ値を「0」に
リセットするとともに前述した配当ランクの変更を行
う。配当ランクをどのように変更させるかは、メモリ29
に第2判定データ29cとして記憶されている。
第2判定データ29cは、スロットマシンの稼働前にゲ
ーム場の管理者が操作する設定スイッチ8からの操作入
力により設定手段27,制御手段26を介して書き込まれ
る。そのデータ内容は配当ランク1〜3の選択順序を表
すもので、簡単には例えば「配当ランク2」→「配当ラ
ンク1」→「配当ランク3」→「配当ランク2」→「配
当ランク1」→・・・の繰り返し順序として決めること
ができる。また、スロットマシン稼働前の初期設定によ
り、ゲーム数カウンタ28は予め「0」にセットされる。
メモリ29には、さらに配当データ29aが書き込まれて
いる。この配当データ29aは、第6図に概念的に示すよ
うに、配当ランク1〜3に対応してアドレス「AD10〜AD
12」,「AD20〜AD22」,「AD30〜AD32」を割り当て、そ
れぞれのアドレス領域に「大当り」,「中当り」,「小
当り」の配当コイン数を一組ずつにして対応させたもの
である。そして、ゲームで入賞となったときには、制御
手段26はそのときに選択されている配当ランクに応じて
「AD10〜AD12」,「AD20〜AD22」,「AD30〜AD32」のい
ずれかのアドレス領域を参照し、また当りの種類に応じ
て配当コイン数を読み込む。こうして読み込まれた配当
コイン数にしたがってコイン払い出し器17が作動し、コ
イン受け皿10には規定枚数のコインが払い出される。
以下、上記スロットマシンの作用について説明する。
設定スイッチ18からの初期設定入力によりゲーム数カウ
ンタ28のカウント値は「0」となっている。また、第2
判定データ29cは配当ランクの選択順序として「配当ラ
ンク2」→「配当ランク1」→「配当ランク3」→・・
・の繰り返しデータとなっており、これにより最初は
「配当ランク2」が選択されている。
第1回目のゲームを行うために遊技者がコイン投入口
8からコインを投入すると、これらがコイン投入センサ
16で検知される。この検知信号が制御手段26に入力され
ると、第7図のフローチャートに示すように、制御手段
26はメモリ29から第2判定データ29cを読み出す。前述
のように最初は「配当ランク2」となっているから、制
御手段26はこれに対応し、駆動回路19を介してLED3bを
点灯させる。
したがって遊技者は、配当表示パネル2の配当ランク
2に相当する配当群、すなわち「7−7−7」の入賞シ
ンボル配列(「大当り」)に対しては「600」枚の配当
コインが得られ、「BAR−BAR−BAR」の入賞シンボル配
列(「中当り」)に対しては「200」枚の配当コイン、
「プラム−プラム−プラム」の入賞シンボル配列(「小
当り」)に対しては「50」枚の配当コインが得られるこ
とを確認することができる。
始動レバー7を押し下げ操作すると乱数発生手段24か
ら一個の乱数がサンプリングされる。第1判定手段25は
サンプリングされた乱数の値を第1判定データ29bと照
合し、この第1回目のゲームについての判定信号を制御
手段26に入力する。例えば乱数の値が「48」であったと
すると、これは「中当り」に相当するから、「中当り」
の判定信号が制御手段26に入力される。
その後、制御手段26はドライバ14a〜14cを作動させ、
パルスモータ11a〜11cの駆動によりリール6a〜6cが一斉
に回転を開始する。それと同時に、ゲーム数カウンタ28
に「1」の加算が行われ、そのカウント値が「1」にな
る。
リール6a〜6cが所定時間回転された後にリールの停止
制御が行われる。このリール停止制御にあたっては、セ
ンサ13a〜13cから得られる各リールの原点位置の信号
と、ドライバ14a〜14cによって各パルスモータ11a〜11c
に入力される駆動パルスの数とが監視され、制御手段26
は第1判定手段25からの判定信号「中当り」に相当する
「BAR−BAR−BAR」の入賞シンボル配列が判定ライン5
上で得られるようにパルスモータの停止制御を行う。
こうしてリールの停止制御が終わると、制御手段26は
現時点で「配当ランク2」が選択されていること、そし
て判定信号が「中当り」であることから、メモリ29の配
当データ29aの中からアドレス「AD21」に書き込まれた
配当コイン数「200」を読み出す。次いで、コイン払い
出し器17を駆動してコインの払い出しを実行し、コイン
払い出しカウンタ20のカウント値が配当コイン数「20
0」に達した時点でコイン払い出し器17を停止させ、コ
インの払い出し処理が完了する。
なお、サンプリングされた乱数の値に応じ、第1判定
手段25からは「大当り」,「中当り」,「小当り」,
「ハズレ」の中のいずれかの判定信号が得られるが、制
御手段26はこの各々の判定信号が満足されるようにリー
ル6a〜6cの停止制御を行うことができ、入賞となる場合
には、同様に配当データ29aを参照して配当ランク,入
賞の種類に対応した枚数のコインが払い出される。
さらに制御手段26は、毎回のゲームが終了するごとに
ゲーム数カウンタ28のカウント値が「2」に達している
か否かを確認する。第1回目のゲームが終了した時点で
はカウント値が「1」であるから、制御手段26は特別の
処理を行うことなく、そのまま次のゲームの待機状態へ
と処理を戻す。
2回目のゲームは、「配当ランク2」のままで全く同
様にして処理されるが、リール6a〜6cの始動時にゲーム
数カウンタ28のカウント値に「1」が加算され、カウン
ト値が「2」となる。したがって、2回目のゲームが終
了した時点で、制御手段26はカウンタ値が「2」に達し
ていることを確認し、このカウント値を「0」にリセッ
トすると同時に配当ランクの変更を行う。
配当ランクの変更時にはメモリ29の第2判定データ29
cが参照される。前述のように、「配当ランク2」の次
には「配当ランク1」が選択されるように第2判定デー
タ29cが決めてあるから、制御手段26は次の3回目のゲ
ームに対しては「配当ランク1」のもとでゲームが行わ
れるように処理を行う。すなわち、第3回目のゲームの
ために遊技者がコインを投入すると、LED3aが点灯して
「配当ランク1」が選択されたことを表示し、「大当
り」に対してはコインの配当枚数が「500」、「中当
り」に対しては「300」、「小当り」に対しては「100」
になることを遊技者に報知する。
「配当ランク1」のもとで2回のゲームが行われる
と、制御手段26は同様の処理にしたがって次のゲームに
対しては「配当ランク3」を選択する。結局、この実施
例では2回のゲームを行うごとに、「配当ランク2」→
「配当ランク1」→「配当ランク3」→「配当ランク
2」→・・・の順に配当ランクの変更が行われ、遊技者
は同じ入賞シンボル配列であっても、そのときの配当ラ
ンクに応じて異なった配当枚数のコインを得ることがで
きるようになり、新たに興趣が加味されたゲーム性の高
いスロットマシンゲームが可能となる。
第1図は本発明スロットマシンの特徴を概念的に表
す。判断手段21は特定の条件が満足されたか否かを判定
するためのもので、上記実施例では制御手段26,ゲーム
数カウンタ28が対応し、特定の条件としてはゲーム数が
2回に達したか否かに対応する。特典内容変更手段22
は、特定の条件が満足されたことに応答して入賞シンボ
ル配列ごとに決まるコインの配当枚数を変更するための
もので、上記実施例の制御手段26,第2判定データ29cが
これに対応する。特典表示手段23は、変更された特典を
遊技者に表示するためのもので、上記実施例では配当表
示パネル2及びLED3a〜3cが対応する。
さらに本発明は、上記ゲーム数カウンタ28に代え、第
2図に破線で示すタイマー手段35を用いて配当ランクの
変更を行う構成で実施することも可能である。タイマー
手段35は、スロットマシンに電源の投入を行った以降、
10秒を計時するごとに計時完了信号を制御手段26に入力
する。制御手段26は、この計時完了信号を受けるごと
に、第2判定データ29cに予め設定された選択順序にし
たがって配当ランクを変更する。
また、第8図に示す実施例は、ゲーム数カウンタ28の
他の第2判定手段36を用いて配当ランクの変更を行うよ
うにしたものである。前述のように、乱数発生手段24は
「1」〜「6000」の範囲の乱数を発生するが、第2判定
手段36はゲーム数カウンタ28のカウント値が「2」にな
ったときに乱数をサンプリングする。そして、その乱数
の値が「1」〜「2000」であったときに「配当ランク
1」、「2001」〜「4000」であったときに「配当ランク
2」、「4001」〜「6000」であったときに「配当ランク
3」を表すデータを制御手段26に入力する。
制御手段26は、第2判定手段36から入力された配当ラ
ンクデータを第2判定データ29cとしてメモリ29に書き
込み、引続き行われる2回のゲームについては、こうし
て決められた配当ランクのもとでゲームを実行させる。
この実施例によれば、ゲームを2回消化するごとに、乱
数によって配当ランクがランダムに決められるようにな
る。なお、コインが投入されたときに制御手段26は第2
判定データ26cから現時点の配当ランクを読み出し、こ
れに対応してLED3a〜3cのいずれかを点灯させること
は、これまでの実施例と同様である。
さらにこれまでの実施例では、遊技者に配当ランクの
表示を行うにあたり、配当表示パネル2に配当ランク1
〜3の複数の配当群を表示しておき、LED3a〜3cのいず
れかを点灯させることによって、現在選択されている配
当ランクの表示を行っているが、第2図に補足的に示し
たように、入賞シンボル配列の各々に対応して3桁の7
セグメント表示器30a〜30cを設け、メモリ29に記憶させ
てある配当データ29aの中から配当ランクに対応したコ
インの配当枚数を読み出して、各『当り』に対応するコ
インの払い出し枚数を直接表示することも可能である。
なお、7セグメント表示器30a〜30cの代わりにCRTモニ
タなどを使用してもよい。
一般にスロットマシンは、一定ゲーム回数毎に一定の
割合で『当り』が発生するように確率制御されている。
例えば、100ゲームで一回、つまり1/100の確率で『中当
り』が発生するようにしてプログラミングされている
が、実際には、あくまで確率上の数値による制御なの
で、100ゲームを行っても1回も『中当り』が発生しな
いこともあり得る。そのときには、その『中当り』に相
当する配当コイン枚数をメモリ29にクレジットしてお
く。そしてゲーム数を精算するカウンタを設け、このカ
ウンタが『100』をカウントした以後のゲームにおいて
『中当り』が発生したときに、クレジットしたコインの
払い出し枚数分を上乗せして払い出すように制御し、必
要とする確率になるように補正することができる。
また、これまでに述べてきた実施例では、ゲーム回数
や時間経過、さらにはゲーム回数と乱数との組合せよっ
て、配当ランクを変更するか否かを決めるための条件を
設定してあるが、この特定の条件としては、必ずしもこ
れらのみに限定されない。
さらに本発明は、機械的に駆動されるリール6a〜6cを
用いたスロットマシンだけでなく、リールの回転,停止
をCRTにシミュレート表示するビデオタイプのスロット
マシンにも適用可能で、また、入賞が得られたときにコ
インを実際に払い出す代わりに、その配当枚数をクレジ
ットカウンタに加算するようにしたものを用いることが
できる。
〔発明の効果〕
以上に説明したとおり、本発明は入賞シンボル配列の
各々にコインの配当枚数を対応づけた配当群の複数組を
配当表示手段で表示しておき、ゲームの実行回数が所定
値に達する毎、タイマー手段によって所定時間が計時さ
れる毎、あるいはゲームの実行回数が所定回数に達する
毎に乱数をサンプリングし、サンプリングされた乱数値
が所定値であることといった特定の条件成立時に複数組
の配当群の中から選択されている一組の配当群を変更
し、これを遊技者に表示する構成にしてあるから、遊技
者の興趣は単に入賞シンボル配列が得られるか否かだけ
でなく、これから行うゲームについて各入賞シンボル配
列に対してどのようなコインの配当枚数が選択されるか
ということも大きな興趣となり、従来にはないゲーム性
の高いスロットマシンゲームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的な構成の要部を示す機能ブロッ
ク図である。 第2図は本発明を用いたスロットマシンの構成の概略を
示す機能ブロック図である。 第3図は本発明を用いたスロットマシンの外観図であ
る。 第4図はリール駆動機構の要部を示すブロック図であ
る。 第5図は本発明に用いられ配当表示パネルの概略図であ
る。 第6図は配当ランクごとの配当データの内容を表す説明
図である。 第7図は本発明を用いたスロットマシンによって行われ
る作用を示すフローチャートである。 第8図は本発明の他の実施例における制御装置の構成の
概略を示す機能ブロック図である。 2……配当表示パネル 3a〜3c……LED 6a〜6c……リール 21……判定手段 22……特典内容変更手段 23……特典内容表示手段 24……乱数発生手段 25……第1判定手段 26……制御手段 27……設定手段 28……ゲーム数カウンタ 29……メモリ 29a……配当データ 29b……第1判定データ 29c……第2判定データ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて表示する配当表示手段と、前
    記複数組の配当群の中の一組を選択して表示する配当表
    示選択手段と、ゲームの回数をカウントするゲーム数カ
    ウンタが所定値になる毎に特定の条件が成立した旨を判
    定する判定手段と、この判定手段で前記特定の条件の成
    立が検知されたことに応答し、前記配当表示手段が表示
    する一組の配当群を変更する表示変更手段とを備えたこ
    とを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて表示する配当表示手段と、前
    記複数組の配当群の中の一組を選択して表示する配当表
    示選択手段と、タイマー手段が所定の時間を計時する毎
    に特定の条件が成立した旨を判定する判定手段と、この
    判定手段で前記特定の条件の成立が検知されたことに応
    答し、前記配当表示手段が表示する一組の配当群を変更
    する表示変更手段とを備えたことを特徴とするスロット
    マシン。
  3. 【請求項3】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて表示する配当表示手段と、前
    記複数組の配当群の中の一組を選択して表示する配当表
    示選択手段と、ゲームの回数をカウントするゲーム数カ
    ウンタが所定値に達する毎に乱数をサンプリングし、サ
    ンプリングされた乱数が所定の乱数値であることをもっ
    て特定の条件が成立した旨を判定する判定手段と、この
    判定手段で前記特定の条件の成立が検知されたことに応
    答し、前記配当表示手段が表示する一組の配当群を変更
    する表示変更手段とを備えたことを特徴とするスロット
    マシン。
  4. 【請求項4】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて記憶する配当記憶手段と、こ
    の配当記憶手段に記憶された複数組の配当群の中の一組
    を選択して前記入賞シンボル配列に対応づけて表示する
    選択表示手段と、ゲームの回数をカウントするゲーム数
    カウンタが所定値になる毎に特定の条件が成立した旨を
    判定する判定手段と、この判定手段で前記特定の条件の
    成立が検知されたことに応答し、前記選択表示手段が選
    択して表示する一組の配当群を変更する表示変更手段と
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  5. 【請求項5】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて記憶する配当記憶手段と、こ
    の配当記憶手段に記憶された複数組の配当群の中の一組
    を選択して前記入賞シンボル配列に対応づけて表示する
    選択表示手段と、タイマー手段が所定の時間を計時する
    毎に特定の条件が成立した旨を判定する判定手段と、こ
    の判定手段で前記特定の条件の成立が検知されたことに
    応答し、前記選択表示手段が選択して表示する一組の配
    当群を変更する表示変更手段とを備えたことを特徴とす
    るスロットマシン。
  6. 【請求項6】入賞を構成する入賞シンボル配列の各々に
    コインの配当枚数を対応づけた配当群を一組とし、前記
    配当枚数の内容が異なる複数組の配当群を前記入賞シン
    ボル配列ごとに対応づけて記憶する配当記憶手段と、こ
    の配当記憶手段に記憶された複数組の配当群の中の一組
    を選択して前記入賞シンボル配列に対応づけて表示する
    選択表示手段と、ゲームの回数をカウントするゲーム数
    カウンタが所定値になる毎に乱数をサンプリングし、サ
    ンプリングされた乱数が所定の乱数値であることをもっ
    て特定の条件が成立した旨を判定する判定手段と、この
    判定手段で前記特定の条件の成立が検知されたことに応
    答し、前記選択表示手段が選択して表示する一組の配当
    群を変更する表示変更手段とを備えたことを特徴とする
    スロットマシン。
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