JP2577058Y2 - パワーシートリクライニング装置 - Google Patents

パワーシートリクライニング装置

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JP2577058Y2
JP2577058Y2 JP1991107116U JP10711691U JP2577058Y2 JP 2577058 Y2 JP2577058 Y2 JP 2577058Y2 JP 1991107116 U JP1991107116 U JP 1991107116U JP 10711691 U JP10711691 U JP 10711691U JP 2577058 Y2 JP2577058 Y2 JP 2577058Y2
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output gear
gear
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reclining
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勲 池ケ谷
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Fuji Kiko Co Ltd
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Fuji Kiko Co Ltd
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  • Gear Transmission (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両用座席装置におけ
るシートリクライニング装置、とりわけ、パワーシート
リクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席装置に用いられるシートリ
クライニング装置は、乗員の最適運転姿勢を確保し、又
は安楽な着座姿勢を調整するために設けられており、こ
れには一対のツース部材の噛合をレバーで解除してその
噛合位置を変更するものと、1歯の違いを有して噛合す
る内周歯部と外周歯部とからなる所謂タウメル機構を用
いた回転駆動式のものとがあり、後者は外周歯部に係合
する偏心軸部を備えたシャフトを回すことによってリク
ライニング調整をする方式であるから、電動による構成
が可能である。すなわち、タウメル機構の外周歯部が係
合するシャフトにリクライニングギヤを軸着し、そのリ
クライニングギヤに電動モーターの出力ギヤを噛合させ
ればよいからである(例えば、実開昭61−19924
9号及び特開昭62−281908号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パワーシートリクライニング装置は、図4(A)に示し
たように、モーターユニット1の出力ギヤ2の芯3の位
置決めが特に設けられていない。すなわち、リクライニ
ングギヤ4のシャフト5はホルダー6に支持されている
が、出力ギヤ2はホルダー6には一切支持されていな
い。したがって、出力ギヤ2とリクライニングギヤ4の
噛合にバラツキが生じ、作動時に異音を発生する不都合
があった。
【0004】これを解消するため、図4(B)に示した
ように、ホルダー6に設けた穴にモーターユニット1の
出力ギヤ2に設けたパイロット部7を挿入して位置決め
をすることがあった(前記公開公報の考案)。しかし、
出力ギヤ2の先端部にパイロット部7を加工しなければ
ならないから、コスト高となっていた。
【0005】そこで、この考案はパワーシートリクライ
ニング装置におけるモーターの出力ギヤの芯の位置決め
が簡単にでき、リクライニングギヤとの噛合が正常で、
作動時に異音を生じることはなく、しかもコストの安い
パワーシートリクライニング装置を目的としてなされ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案にかかるパワー
シートリクライニング装置は、モーターユニットの減速
機構に設けられた出力ギヤがリクライニング装置に設け
られたリクライニングギヤと噛合して、リクライニング
調整を行うパワーシートリクライニング装置において、
前記モーターユニットを取り付けるホルダー、アームプ
レート及びこのアームプレートに連結したブラケットの
いずれか1つに突起部を形成するとともに、前記モータ
ーユニットの出力ギヤの芯部にはこの出力ギヤを作成す
るために穿設した穴が形成されており、この穴に前記出
力ギヤの前記突起部を係合することで出力ギヤの芯の位
置決めが可能なことを特徴とする。
【0007】
【作用】モーターユニットの組付けに際し、出力ギヤの
芯部に穿設された穴をホルダーの突起部に係合させて固
定すれば、出力ギヤの位置決めができると共に、軸間距
離が正確に定まり、リクライニングギヤとの噛合が良好
となり、作動時に異音を発生しなくなる。
【0008】
【実施例】以下にこの考案の実施例を図に基づき説明す
る。図1及び図2に示したように、タウメル機構を被覆
するカバーであるホルダー10に、出力ギヤ11の芯部
に形成した穴12と係合する突起部13を形成する。こ
の突起部13はエンボス加工等によってホルダー10の
外部に押出し成形したものである。なお、突起部13は
ホルダー10が重ねられるアームプレート14及び後記
するブラケット24に形成してもよい。
【0009】出力ギヤ11の穴12は、図3(A)に示
したように、出力ギヤ11を作成する初めに、一般的に
円柱の素材15に芯出しの穴12を穿設し、その穴12
に旋盤のチャックを挿入して芯部を固定し、切削によっ
て軸部16と必要な径の歯車を作成するのであるが、そ
のときの穴12を利用するのである。したがって、突起
部13の径はその穴12の径を考慮して適宜形成され
る。
【0010】かくして、図3(B)に示したように、こ
の出力ギヤ11にパイロット部17を形成するとなれ
ば、芯出しの穴12を両端部に穿設した円柱の素材15
をその両端部を切削しながら軸部16とパイロット部1
7を作成しなければならないから、それだけ加工工数は
増加するとともに、コストが上昇することは否めないの
である。
【0011】出力ギヤ11はモーターユニット19の減
速機構20に設けられ、モーターユニット19はホルダ
ー10に固定される。そして、出力ギヤ11にはリクラ
イニングギヤ21が噛合し、リクライニングギヤ21は
シャフト22に軸着固定され、そのシャフト22はホル
ダー10を貫通して偏心軸部23が形成され、端部はア
ームプレート14と連結したアームブラケット24に支
承されている。偏心軸部23にはベースプレート29に
形成した外歯ギヤ25の中心部が回転可能に嵌合し、そ
の外歯ギヤ25に1歯多い内歯ギヤ27がアームブラケ
ット24に形成されている。なお、シャフト22に異形
断面で嵌合するパイプ30は座席の左右両側部に設けら
れた対のシートリクライニング装置を連動させるための
連結杆である。
【0012】
【考案の効果】以上説明したこの考案によれば、モータ
ーの出力ギヤを加工するに当たり、芯出しの穴を穿設し
た後、パイロット部を形成しなくてよいから、その加工
工程に比し加工工程が1工程省略でき、したがってコス
ト安価となる。また、パイロット部を形成しなくてよ
く、しかも歯車を作成する際に固定する穴を利用してい
るので、出力ギヤをリクライニングギヤに組み付ける
際、穴と突起部を係合させるだけで位置決めが可能で軸
間距離を正確に出すことができる。さらに、出力ギヤに
パイロット部を切削して加工するよりも、ホルダー、ア
ームプレート及びこのアームプレートに連結したブラケ
ットのいずれか1つに、エンボス加工等による突起部を
形成する方が簡単である。
【0013】かくして、出力ギヤの芯の位置決めができ
るから、リクライニングギヤとの噛合不良が生じること
なく、したがって、リクライニング調整時に異音が発生
することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す正面図。
【図2】図1の縦断側面図。
【図3】(A)は本考案の、(B)は従来例の、それぞ
れ出力ギヤの作成工程説明図。
【図4】(A),(B)はそれぞれ従来例の説明図。
【符号の説明】
10…ホルダー、11…出力ギヤ、12…穴、13…突
起部、14…アームプレート、19…モーターユニット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 1/025 F16H 1/06 F16H 57/02 521

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターユニットの減速機構に設けられ
    た出力ギヤがリクライニング装置に設けられたリクライ
    ニングギヤと噛合して、リクライニング調整を行うパワ
    ーシートリクライニング装置において、前記モーターユ
    ニットを取り付けるホルダー、アームプレート及びこの
    アームプレートに連結したブラケットのいずれか1つに
    突起部を形成するとともに、前記モーターユニットの出
    力ギヤの芯部にはこの出力ギヤを作成するために穿設し
    た穴が形成されており、この穴に前記出力ギヤの前記突
    起部を係合することで出力ギヤの芯の位置決めが可能な
    ことを特徴とするパワーシートリクライニング装置。
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JPH0553545U JPH0553545U (ja) 1993-07-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956452U (ja) * 1982-10-05 1984-04-13 株式会社小糸製作所 ウオ−ムギヤの支持構造
JPS59136028U (ja) * 1983-02-28 1984-09-11 株式会社ボッシュオートモーティブ システム モ−タアクチユエ−タ
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