JPH053809Y2 - - Google Patents

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JPH053809Y2
JPH053809Y2 JP1985173963U JP17396385U JPH053809Y2 JP H053809 Y2 JPH053809 Y2 JP H053809Y2 JP 1985173963 U JP1985173963 U JP 1985173963U JP 17396385 U JP17396385 U JP 17396385U JP H053809 Y2 JPH053809 Y2 JP H053809Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用小型モータ減速機に関し、
特にモータの減速機ハウジングと内蔵する減速ギ
ヤーの軸受機構における両者の改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、自動車用小型モータ減速機においては、
そのハウジングは、一般にアルミダイカストにて
作られており、内蔵される減速ギヤーの保持は第
3図に示すようにハウジング1bに形成されたボ
ス9にベアリングあるいは潤滑油を含浸したオイ
ルレスメタル4等を圧入又は挿入後にめもしく
は爪出し等で固定した別部品の軸受で行なつてお
り、アルミダイカスト成形品では軸受の下穴の寸
法精度を出すために切削可工も必要とされてい
る。仮に寸法精度が出ないと出力軸8が傾いた
り、位置ズレを引き起こす。そして、この結果、
減速機のウオームとウオームギヤとの軸間精度が
悪くなりギヤのバツクラツシユ大となり、音が大
きくギヤ強度も弱く、耐久性が劣ることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、減速機ハウジングに別部品の軸受を圧入
あるいは挿入し、めることにより部品点数が増
し、機械加工数,組付工数が増し、コスト高にな
るという問題点がある。そこで、これらの問題を
なくし、かつウオーム軸とウオームホイール軸間
精度も良くすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
モータのシヤフトに形成されたウオーム5とウ
オームギヤ6とからなる減速用ギヤーを内蔵し、
保持する中空部を内側に有する減速機ハウジング
が高強度,高剛性でかつ寸法精度,摩擦磨耗特性
に優れる合成樹脂にて成形されており、かつこの
ハウジングには前記成形時に前記合成樹脂にて連
続的に一体成形され、前記中空部側に突出した軸
受を有し、この軸受の合成樹脂内周部には油溝が
一体成形されており、前記減速用ギヤの出力軸8
が前記軸受3の前記合成樹脂内周部に接して軸支
されていると共に前記ウオームギヤが前記軸受3
の外側で位置決めされており、前記モータないし
ウオーム5は前記減速機ハウジングに位置決めさ
れている自動車用小型モータ減速機としたもので
ある。
〔作用〕
減速機ハウジングに軸受を連続的に一体に付与
することができ、別部品の軸受が不要であるた
め、ハウジングと軸受と出力軸とウオームギヤと
ウオームとの間に寸法の狂いが少ない。かつ同時
形成した軸受および出力軸を基準としてウオーム
ギヤを位置決めし、かつウオームもハウジングで
位置決めされているから、結局、出力軸とウオー
ムとウオームギヤとは互いに連続一体のハウジン
グ・軸受を介して位置が特定されるので、これら
の軸間精度が向上する。又、油溝を形成して軸受
の耐磨耗特性を向上することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図に示す実施例について説明す
る。
第2図は本考案になる自動車用小型モータ減速
機を備えた自動車用小型モータの外観正面図、第
1図は本考案になる自動車用小型モータ減速機の
一実施例の構成を示し、前記第2図図示のI−I
線に沿う縦断面図で、1aは減速機、2はモータ
であり、1は減速機ハウジングで、高強度,高剛
性でかつ寸法精度,摩擦摩耗特性に優れる合成樹
脂材料で成形されており、軸受3が同時に成形さ
れている。前記減速機ハウジング1の成形用合成
樹脂材料としては、発生する熱及び応力に耐えか
つ減速機としての機能,効率を維持するための寸
法精度,軸受性能としての摩擦摩耗特性が要求さ
れることから、ガラス繊維,カーボン繊維,アス
ベスト繊維あるいは金属ウイスカ等で補強された
フエノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリアミド樹脂,ポリブチレンテレフ
タレート樹脂,ポリエチレンテレフタレート樹
脂,ポリフエニレンサルフアイド樹脂などが挙げ
られ、前記補強材は単独あるいは複合して使用す
ることも可能である。さらには無機質充填材、例
えば炭酸カルシウム,タルク,クレー,カオリ
ン,水酸化アルミニウム,シリカ,マイカ,ワラ
ストナイトなどとの併用も効果がある。また、前
記軸受3は、その要部断面図を第4図に示すよう
に、その摺動面に油溝10が形成されている。5
はウオームでモータシヤフトの先端部に形成され
ており、6はウオームギヤで端部にピニオン7が
形成された出力軸8に組付けられており、出力軸
8は軸受3によつて保持されている。11はゴム
クツシヨンで、12a,12bはこのゴムクツシ
ヨン11に接着された鉄板製プレートで、この1
1,12a,12bにより、モータがロツクした
ときの緩衝装置を構成している。13は鉄板製ハ
ウジングカバー、14は取付け用金属インサート
である。
上記構成になる本考案自動車用小型モータ減速
機の作動について説明すると、モータ2により与
えられた回転力はモータシヤフト先端部に形成さ
れたウオーム5を通じウオームギヤ6に伝達さ
れ、減速されて更に緩衝装置12a,11,12
bと伝達され、鉄板製プレート12bから出力軸
8へ伝達されピニオンギヤ7により動力伝達され
る。このとき出力軸8を保持する軸受3にはモー
タ出力に応じて力が加わることになる。
次に第5図,第6図は本考案になる自動車用小
型モータ減速機の他の実施例の構成を示し、ウオ
ーム減速機構の後に平歯車による減速機構を備え
た二段減速式の自動車用小型モータの一例で、第
5図は部分切欠き外観正面図、第6図は部分断面
図で、軸受3a,3bにギヤー6a,6bが保持
されている状況を示す。ここでギヤー6aはウオ
ームギヤと平歯車との2層構造となつている。
上記構成においてもモータ2により与えられた
回転力はウオーム5を通じウオームギヤ6aに与
えられ減速され、更に平歯車6bから平歯車6c
へと減速し伝達される。本実施例の場合も軸受3
a,3b,3cには第7図に示すような油溝10
を設けることにより、より性能を向上させること
が可能である。第8図は本考案自動車用小型モー
タ減速機における軸受の油溝の効果を表わしたも
ので、モータの運転時間と軸受3の内径の摩耗量
との関係を示す特性図で、同図においてaは油溝
なし、bは油溝ありの軸受の摩耗特性で、油溝を
設けることにより性能を向上させることが可能で
ある。
なお、本考案における軸受構造としては、前記
2つの実施例に示したように軸受内径側を摺動面
とするもの、軸受外径側を摺動面とするものがあ
り、いずれの場合にも有効である。また、油溝の
構造としては、実施例に示した直線状の他に、ラ
セン状,折れ線状など様々な形状が可能で、その
数量は任意である。更に油溝の断面形状として
は、U字状,コの字状などが考えられ、その断面
積は摺動速度,荷重などにより任意に設定可能で
ある。
〔考案の効果〕
本考案になる自動車用小型モータ減速機におい
ては、減速機ハウジングを高強度,高剛性でかつ
寸法精度,摩擦摩耗特性の優れた合成樹脂材料で
成形し、同時に軸受を形成することにより、ベア
リングあるいはオイルレスメタル等の軸受部品を
使用しなくても軸受の機能を付与することがで
き、部品の圧入,挿入あるいはめ,爪出し等の
後加工も省略することができ、部品点数低減,機
械加工数,組付け工数などの低減をすることが可
能であり、更には減速機ハウジングと一体に形成
された軸受部の摺動面に油溝を設け、グリース、
潤滑油等の潤滑剤を添加することにより、軸受と
しての効率を高めることができ、加えて軸受およ
び相手材の寿命を向上することができる等の効果
が大である。更に、ウオームとウオームギヤの耐
久性を高め、かつ騒音の小さな製品を得ることが
できる。又、合成樹脂ハウジングに対して、例え
ば金属のような軸受を組付けて不連続的に一体化
すると、これら異種材料の結合部には大きな応力
が作用し、樹脂部分の破損変形を惹起し易いが、
本考案においては、同じ合成樹脂で連続的かつ一
体に軸受とハウジングとを成形しているので、充
分な強度のものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる自動車用小型モータ減速
機の一実施例の構成を示し、第2図図示のI−I
線に沿う縦断面図、第2図は本考案になる自動車
用小型モータ減速機を備えた自動車用小型モータ
の外観正面図、第3図は従来の自動車用小型モー
タ減速機の一実施例の縦断面図、第4図は第1図
図示の本考案になる減速機における軸受の部分縦
断面図、第5図および第6図は本考案になる自動
車用小型モータ減速機の他の実施例の構成を示す
一部欠切き外観正面図及び部分縦断面図、第7図
は第5図図示の実施例における軸受の部分縦断面
図、第8図は本考案における油溝あり軸受と油溝
なし軸受の摩耗比較特性図である。 なお、図中、同一符号は同一または均等部分を
示す。1a……減速機、1……減速機ハウジン
グ、2……小型モータ、3……軸受、3a,3
b,3c……軸受、4……オイルレスメタル、5
……ウオーム、6……ウオームギヤ、6a……ウ
オームギヤ、6b,6c……平歯車、7……ピニ
オン、8……出力軸、9……出力軸ボス、10…
…油溝、11……ゴムクツシヨン、12a,12
b……鉄板製プレート、13……鉄板製ハウジン
グカバー、14……取付用金属インサート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータのシヤフトに形成されたウオーム5とウ
    オームギヤ6とからなる減速用ギヤーを内蔵し、
    保持する中空部を内側に有する減速機ハウジング
    が高強度,高剛性でかつ寸法精度,摩擦磨耗特性
    に優れる合成樹脂にて成形されており、かつこの
    ハウジングには前記成形時に前記合成樹脂にて連
    続的に一体成形され前記中空部側に突出した軸受
    を有し、この軸受の合成樹脂内周部には油溝が一
    体成形されており、前記減速用ギヤの出力軸8が
    前記軸受3の前記合成樹脂内周部に接して軸支さ
    れていると共に前記ウオームギヤが前記軸受3の
    外側で位置決めされており、前記モータないしウ
    オーム5は前記減速機ハウジングに位置決めされ
    ている自動車用小型モータ減速機。
JP1985173963U 1985-11-12 1985-11-12 Expired - Lifetime JPH053809Y2 (ja)

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