JP2810268B2 - ギヤモータ - Google Patents
ギヤモータInfo
- Publication number
- JP2810268B2 JP2810268B2 JP3345794A JP34579491A JP2810268B2 JP 2810268 B2 JP2810268 B2 JP 2810268B2 JP 3345794 A JP3345794 A JP 3345794A JP 34579491 A JP34579491 A JP 34579491A JP 2810268 B2 JP2810268 B2 JP 2810268B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- lubricating oil
- bracket
- bearing
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はギヤモータに係り、特に
騒音の小さいプラスチックギヤを使用した小形ギヤモー
タに関する。
騒音の小さいプラスチックギヤを使用した小形ギヤモー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックギヤを使用した小形ギヤモ
ータは、騒音が小さく安価である利点を有し広く使用さ
れている。しかしながら負荷容量が小さく、寿命が短い
大きな欠点を有していた。一般にプラスチックギヤを使
用した小形ギヤモータに於いてはプラスチックギヤの内
径部を軸受として使用しているが、この方式は安価な反
面軸受部の摩耗が大きく寿命が短い欠点を有していた。
ータは、騒音が小さく安価である利点を有し広く使用さ
れている。しかしながら負荷容量が小さく、寿命が短い
大きな欠点を有していた。一般にプラスチックギヤを使
用した小形ギヤモータに於いてはプラスチックギヤの内
径部を軸受として使用しているが、この方式は安価な反
面軸受部の摩耗が大きく寿命が短い欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の欠
点を改善し、安価で寿命の長いギヤモータを提供しよう
とするものである。
点を改善し、安価で寿命の長いギヤモータを提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動モータ
と、この駆動モータを支持する平板状のブラケットと、
このブラケットに固定支持され、かつブラケットよりほ
ぼ直角に立設されるギヤ軸と、このギヤ軸に回転自在に
支持されるプラスチックギヤとを備え、このプラスチッ
クギヤの軸受ボス部は片側が前記ブラケットに摺動自在
に当接するように配置され、前記ブラケットに対向する
前記軸受ボス部の端側には軸受用内径部よりも径大な環
状の潤滑油溜りを形成したことを特徴とするものであ
る。
と、この駆動モータを支持する平板状のブラケットと、
このブラケットに固定支持され、かつブラケットよりほ
ぼ直角に立設されるギヤ軸と、このギヤ軸に回転自在に
支持されるプラスチックギヤとを備え、このプラスチッ
クギヤの軸受ボス部は片側が前記ブラケットに摺動自在
に当接するように配置され、前記ブラケットに対向する
前記軸受ボス部の端側には軸受用内径部よりも径大な環
状の潤滑油溜りを形成したことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】潤滑油溜りを上記した位置に設ける事により、
毛細管現象により潤滑油が確実に保持され軸受隙間への
補給が行なわれるので、寿命を大幅に伸ばす事が出来
る。
毛細管現象により潤滑油が確実に保持され軸受隙間への
補給が行なわれるので、寿命を大幅に伸ばす事が出来
る。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0007】図1は本発明になるギヤモータの縦断面図
である。図において、1はギヤヘットでブラケット2に
ギヤ軸3,4,5が固着され該ギヤ軸には、本発明の特
徴であるプラスチックギヤ6,7,8が回転自在に嵌合
し、モータピニオンの回転力を減速して出力ギヤ10に
伝えている。プラスチックギヤは内径部が軸受けとなっ
ているが、図2,図3に示す様に軸受用内径部14に対
してブラケット側端部に於いて大径部17を設けて潤滑
油溜り11,12,13が設けられている。
である。図において、1はギヤヘットでブラケット2に
ギヤ軸3,4,5が固着され該ギヤ軸には、本発明の特
徴であるプラスチックギヤ6,7,8が回転自在に嵌合
し、モータピニオンの回転力を減速して出力ギヤ10に
伝えている。プラスチックギヤは内径部が軸受けとなっ
ているが、図2,図3に示す様に軸受用内径部14に対
してブラケット側端部に於いて大径部17を設けて潤滑
油溜り11,12,13が設けられている。
【0008】15は潤滑油溜りから軸受隙間に潤滑油が
毛細管現象によって補給される様にする為の傾斜部であ
る。潤滑油溜りを構成する空間の寸法関係は、毛細管現
象によって潤滑油を潤滑油溜り内に保持し、流出が生じ
ない縦横の寸法関係に設定されている。また請求項2に
よるものは、潤滑油をさらに多く必要とする用途に対す
るもので、図4,図5に示すように潤滑油溜りに複数個
のフイン16を設けて潤滑油溜りを小部屋に分割して毛
細管現象を利用してさらに多くの潤滑油を保持させるも
のである。またプラスチックギヤ組み付け時は図6に示
す様に、先ずギヤ軸に潤滑油16を塗布した後プラスチ
ックギヤを挿入すると潤滑油溜りがブラケット側に設け
られているのできわめて効果的に潤滑油を潤滑油溜りに
収納することができる。18は駆動モータ、19は出力
軸、20はブラケットカバーである。
毛細管現象によって補給される様にする為の傾斜部であ
る。潤滑油溜りを構成する空間の寸法関係は、毛細管現
象によって潤滑油を潤滑油溜り内に保持し、流出が生じ
ない縦横の寸法関係に設定されている。また請求項2に
よるものは、潤滑油をさらに多く必要とする用途に対す
るもので、図4,図5に示すように潤滑油溜りに複数個
のフイン16を設けて潤滑油溜りを小部屋に分割して毛
細管現象を利用してさらに多くの潤滑油を保持させるも
のである。またプラスチックギヤ組み付け時は図6に示
す様に、先ずギヤ軸に潤滑油16を塗布した後プラスチ
ックギヤを挿入すると潤滑油溜りがブラケット側に設け
られているのできわめて効果的に潤滑油を潤滑油溜りに
収納することができる。18は駆動モータ、19は出力
軸、20はブラケットカバーである。
【0009】以上の構成を有する本発明の実施例によれ
ば、寸法,コストをほとんど変えることなく寿命時間を
従来技術になるものに対して3倍以上に伸ばす事ができ
る。
ば、寸法,コストをほとんど変えることなく寿命時間を
従来技術になるものに対して3倍以上に伸ばす事ができ
る。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、駆動モー
タと、この駆動モータを支持する平板状のブラケット
と、このブラケットに固定支持され、かつブラケットよ
りほぼ直角に立設されるギヤ軸と、このギヤ軸に回転自
在に支持されるプラスチックギヤとを備え、このプラス
チックギヤの軸受ボス部は片側が前記ブラケットに摺動
自在に当接するように配置され、前記ブラケットに対向
する前記軸受ボス部の端側には軸受用内径部よりも径大
な環状の潤滑油溜りを形成したことを特徴とするギヤモ
ータにある。この構成によれば、次のような良さがあ
る。 (1).潤滑油溜りを設けているので、潤滑油の供給が長期
にわたって維持される。 (2).軸受ボス部の端側に形成された潤滑油溜りは、軸受
ボス部の端側に当接する 平板状のブラケットで閉鎖され
た状態になるので、潤滑油溜り内の潤滑油は容 易に漏れ
ることはなく、軸受の寿命が長く維持できる。 (3).軸受ボス部の端側とブラケットは、摺動摩擦する
が、潤滑油溜りが隣設して 存在するので、潤滑油の補給
が良く行われるためプラスチックギヤの摩滅は極 めて少
ないのである。
タと、この駆動モータを支持する平板状のブラケット
と、このブラケットに固定支持され、かつブラケットよ
りほぼ直角に立設されるギヤ軸と、このギヤ軸に回転自
在に支持されるプラスチックギヤとを備え、このプラス
チックギヤの軸受ボス部は片側が前記ブラケットに摺動
自在に当接するように配置され、前記ブラケットに対向
する前記軸受ボス部の端側には軸受用内径部よりも径大
な環状の潤滑油溜りを形成したことを特徴とするギヤモ
ータにある。この構成によれば、次のような良さがあ
る。 (1).潤滑油溜りを設けているので、潤滑油の供給が長期
にわたって維持される。 (2).軸受ボス部の端側に形成された潤滑油溜りは、軸受
ボス部の端側に当接する 平板状のブラケットで閉鎖され
た状態になるので、潤滑油溜り内の潤滑油は容 易に漏れ
ることはなく、軸受の寿命が長く維持できる。 (3).軸受ボス部の端側とブラケットは、摺動摩擦する
が、潤滑油溜りが隣設して 存在するので、潤滑油の補給
が良く行われるためプラスチックギヤの摩滅は極 めて少
ないのである。
【図1】本発明になるギヤモータの縦断面図である。
【図2】請求項1になるブラスチックギヤの縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図2の側面図である。
【図4】請求項2になるブラスチックギヤの縦断面図で
ある。
ある。
【図5】図3の側面図である。
【図6】プラスチックギヤの組み付け図である。
2…ブラケット、6,7,8…プラスチックギヤ、3,
4,5…ギヤ軸、11,12,13…潤滑油溜り、17
…大径部。
4,5…ギヤ軸、11,12,13…潤滑油溜り、17
…大径部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/116 F16C 33/10
Claims (2)
- 【請求項1】駆動モータと、この駆動モータを支持する
平板状のブラケットと、このブラケットに固定支持さ
れ、かつブラケットよりほぼ直角に立設されるギヤ軸
と、このギヤ軸に回転自在に支持されるプラスチックギ
ヤとを備え、このプラスチックギヤの軸受ボス部は片側
が前記ブラケットに摺動自在に当接するように配置さ
れ、前記ブラケットに対向する前記軸受ボス部の端側に
は軸受用内径部よりも径大な環状の潤滑油溜りを形成し
たことを特徴とするギヤモータ。 - 【請求項2】請求項1に記載したものにおいて、前記大
径部に放射状に配置したフィンで潤滑油溜りを分割した
ことを特徴とするギヤモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345794A JP2810268B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ギヤモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345794A JP2810268B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ギヤモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184102A JPH05184102A (ja) | 1993-07-23 |
JP2810268B2 true JP2810268B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=18379026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345794A Expired - Fee Related JP2810268B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ギヤモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810268B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053809Y2 (ja) * | 1985-11-12 | 1993-01-29 | ||
JPH0253520U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-18 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3345794A patent/JP2810268B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05184102A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |