JP2576544Y2 - 溶接ワイヤ送給装置 - Google Patents
溶接ワイヤ送給装置Info
- Publication number
- JP2576544Y2 JP2576544Y2 JP1992071102U JP7110292U JP2576544Y2 JP 2576544 Y2 JP2576544 Y2 JP 2576544Y2 JP 1992071102 U JP1992071102 U JP 1992071102U JP 7110292 U JP7110292 U JP 7110292U JP 2576544 Y2 JP2576544 Y2 JP 2576544Y2
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- JP
- Japan
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- welding wire
- roller
- lever
- pressure
- pivotally supported
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、いわゆるワイヤリール
に巻回れている溶接ワイヤの曲りぐせを矯正すると共に
加圧ローラと送給用ローラとの間にバネ力により挾持さ
れた溶接ワイヤを溶接部に送給する溶接ワイヤ送給装置
に関する。更に詳細には、ワイヤリールに巻回されてい
る溶接ワイヤの交換作業が安全に、しかも迅速かつ簡単
に行うことができる溶接ワイヤ送給装置の改良に関する
ものである。
に巻回れている溶接ワイヤの曲りぐせを矯正すると共に
加圧ローラと送給用ローラとの間にバネ力により挾持さ
れた溶接ワイヤを溶接部に送給する溶接ワイヤ送給装置
に関する。更に詳細には、ワイヤリールに巻回されてい
る溶接ワイヤの交換作業が安全に、しかも迅速かつ簡単
に行うことができる溶接ワイヤ送給装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に示されるごとくの溶接ワ
イヤ送給装置が提言されている。即ち、図5において、
1は駆動用のモータ、2はモータ1を支持する取付台、
3は取付台2に支持されたフレーム、51はフレーム3
に対してピン52を支点として回動するスイングアー
ム、12はスイングアーム51に回転自在に支持された
加圧ローラ、18,18はスイングアーム51に回転自
在に支持された移動側の矯正ローラ、54はピン53を
支点として回動自在に支持されて、スイングアーム51
の自由端部を押圧するバネ力付勢手段、13はモータ1
の出力軸に連結された送給用ローラ、19は固定側の矯
正ローラ、211,213は溶接ワイヤ案内口金であ
る。
イヤ送給装置が提言されている。即ち、図5において、
1は駆動用のモータ、2はモータ1を支持する取付台、
3は取付台2に支持されたフレーム、51はフレーム3
に対してピン52を支点として回動するスイングアー
ム、12はスイングアーム51に回転自在に支持された
加圧ローラ、18,18はスイングアーム51に回転自
在に支持された移動側の矯正ローラ、54はピン53を
支点として回動自在に支持されて、スイングアーム51
の自由端部を押圧するバネ力付勢手段、13はモータ1
の出力軸に連結された送給用ローラ、19は固定側の矯
正ローラ、211,213は溶接ワイヤ案内口金であ
る。
【0003】上記従来の溶接ワイヤ送給装置において、
溶接ワイヤの交換時には、すなわち、溶接ワイヤを挿通
させる時には、ピン53を中心としてバネ力付勢手段5
4を反時計方向に回動させた後に、ピン52を中心とし
てスイングアーム51を時計方向に回動させて、加圧ロ
ーラ12および矯正ローラ18,18を溶接ワイヤの経
路から退避させている。
溶接ワイヤの交換時には、すなわち、溶接ワイヤを挿通
させる時には、ピン53を中心としてバネ力付勢手段5
4を反時計方向に回動させた後に、ピン52を中心とし
てスイングアーム51を時計方向に回動させて、加圧ロ
ーラ12および矯正ローラ18,18を溶接ワイヤの経
路から退避させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、溶接ワイヤ
の挿通作業時には、バネ力付勢手段54およびスイング
アーム51は夫々ピン53,52を中心として回動自在
の状態であるため、作業者が誤まって、特にスイングア
ーム51と他の部材との間で指をはさんだり、或いは偶
発的にスイングアーム51に触れて、スイングアーム5
1を反時計方向に回動させた場合、挿通状態を目視しつ
つ作業する作業者が、予期せぬスイングアーム51の回
動に咄嗟に反応し、身体の一部を他の機器に当接させて
しまうという、いわゆる2次災害を誘発させるという可
能性があった。
の挿通作業時には、バネ力付勢手段54およびスイング
アーム51は夫々ピン53,52を中心として回動自在
の状態であるため、作業者が誤まって、特にスイングア
ーム51と他の部材との間で指をはさんだり、或いは偶
発的にスイングアーム51に触れて、スイングアーム5
1を反時計方向に回動させた場合、挿通状態を目視しつ
つ作業する作業者が、予期せぬスイングアーム51の回
動に咄嗟に反応し、身体の一部を他の機器に当接させて
しまうという、いわゆる2次災害を誘発させるという可
能性があった。
【0005】本考案は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、溶接ワイヤの交換作業を安全に、しか
も迅速かつ簡単に行なうことができる溶接ワイヤ送給装
置を提供することである。
で、その目的は、溶接ワイヤの交換作業を安全に、しか
も迅速かつ簡単に行なうことができる溶接ワイヤ送給装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、固定側および移動側の矯正ローラにより
溶接ワイヤを矯正すると共に加圧ローラを軸支する加圧
レバーをフレームに枢支し、バネ力付勢手段により加圧
レバーを介して加圧ローラを送給用ローラに向って付勢
しつつ、加圧ローラと送給用ローラとの間に挾持した溶
接ワイヤを送給する溶接ワイヤ送給装置に適用される。
その特徴とするところは、加圧レバーは略L形状に形成
されて、一端部に加圧ローラが枢支され、略L形状の他
端部が前記挟持位置よりもワイヤ入口側の位置でワイヤ
通路を跨いで配置されると共に、該加圧レバーは前記挟
持位置よりもワイヤ入口側の位置で送給用ローラの軸と
平行に枢支され、加圧レバーの他端部と前記移動側の矯
正ローラを軸支したリンク部材とが枢支され、該リンク
部材に遊合溝が形成されて、該遊合溝と係合する偏心軸
部材がフレームに枢支され、かつ偏心軸部材には操作レ
バーが取付けられ、該操作レバーの回動操作により、溶
接ワイヤの送給状態と加圧ローラおよび移動側の矯正ロ
ーラが退避する溶接ワイヤの挿入状態とに切替えられる
ことである。
め、本考案は、固定側および移動側の矯正ローラにより
溶接ワイヤを矯正すると共に加圧ローラを軸支する加圧
レバーをフレームに枢支し、バネ力付勢手段により加圧
レバーを介して加圧ローラを送給用ローラに向って付勢
しつつ、加圧ローラと送給用ローラとの間に挾持した溶
接ワイヤを送給する溶接ワイヤ送給装置に適用される。
その特徴とするところは、加圧レバーは略L形状に形成
されて、一端部に加圧ローラが枢支され、略L形状の他
端部が前記挟持位置よりもワイヤ入口側の位置でワイヤ
通路を跨いで配置されると共に、該加圧レバーは前記挟
持位置よりもワイヤ入口側の位置で送給用ローラの軸と
平行に枢支され、加圧レバーの他端部と前記移動側の矯
正ローラを軸支したリンク部材とが枢支され、該リンク
部材に遊合溝が形成されて、該遊合溝と係合する偏心軸
部材がフレームに枢支され、かつ偏心軸部材には操作レ
バーが取付けられ、該操作レバーの回動操作により、溶
接ワイヤの送給状態と加圧ローラおよび移動側の矯正ロ
ーラが退避する溶接ワイヤの挿入状態とに切替えられる
ことである。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1乃至図3において、1は回転駆動機、2は
回転駆動機1を支持する取付台、3は取付台2に支持さ
れたフレーム、4は加圧ローラ12を回転自在に支持す
るL形状に形成された加圧レバーで、この加圧レバー4
は支軸5を介してフレーム3に枢支されている。6は有
底状に形成されたバネ受けで、このバネ受け6と加圧レ
バー4とは可動となるよう配設されている。例えば、加
圧レバー4の端部にZ方向の溝401が形成され、この
溝401にバネ受け6の突起部601が係合されてい
る。7はフレーム3に螺合する加圧用ネジ軸、8はバネ
受け6,9の間に配置されたバネ部材で、上記6乃至9
によりバネ力付勢手段11が構成されている。13は送
給用ローラで、この送給用ローラ13は適宜の減速機を
介して回転駆動機1に連結されている。
明する。図1乃至図3において、1は回転駆動機、2は
回転駆動機1を支持する取付台、3は取付台2に支持さ
れたフレーム、4は加圧ローラ12を回転自在に支持す
るL形状に形成された加圧レバーで、この加圧レバー4
は支軸5を介してフレーム3に枢支されている。6は有
底状に形成されたバネ受けで、このバネ受け6と加圧レ
バー4とは可動となるよう配設されている。例えば、加
圧レバー4の端部にZ方向の溝401が形成され、この
溝401にバネ受け6の突起部601が係合されてい
る。7はフレーム3に螺合する加圧用ネジ軸、8はバネ
受け6,9の間に配置されたバネ部材で、上記6乃至9
によりバネ力付勢手段11が構成されている。13は送
給用ローラで、この送給用ローラ13は適宜の減速機を
介して回転駆動機1に連結されている。
【0008】14は移動側の矯正ローラ18を軸支する
リンク部材で、このリンク部材14はピン15を介して
加圧レバー4の他端部に回動自在に枢支されている。リ
ンク部材14には遊合溝が形成されていて、この遊合溝
141と係合する偏心軸部材16がフレーム3に枢支さ
れている。すなわち、偏心軸部材16のフレーム3への
枢支部の軸芯点O1 と、遊合溝141に係合する偏心軸
部の軸芯点O2 とは、図3に示されるごとく、例えばX
方向にδ1 、Z方向にδ2 だけ偏心した状態となってい
る。
リンク部材で、このリンク部材14はピン15を介して
加圧レバー4の他端部に回動自在に枢支されている。リ
ンク部材14には遊合溝が形成されていて、この遊合溝
141と係合する偏心軸部材16がフレーム3に枢支さ
れている。すなわち、偏心軸部材16のフレーム3への
枢支部の軸芯点O1 と、遊合溝141に係合する偏心軸
部の軸芯点O2 とは、図3に示されるごとく、例えばX
方向にδ1 、Z方向にδ2 だけ偏心した状態となってい
る。
【0009】17は偏心軸部材16の端部に一体的に支
持された操作レバー、19は固定側の矯正ローラ、21
1〜213は溶接ワイヤ案内口金である。
持された操作レバー、19は固定側の矯正ローラ、21
1〜213は溶接ワイヤ案内口金である。
【0010】上記構成において、図1に示されるごと
く、バネ力付勢手段11により加圧レバー4を付勢させ
つつ使用されるが、まず溶接ワイヤの挿通作業について
説明する。図1および図3の状態において、作業者によ
り操作レバー17が反時計方向に回動操作されると、偏
心軸部材16も操作レバーと共に回動するが、偏心軸部
材16はフレーム3への枢支部の軸芯点O2 を中心とし
て偏心軸部の軸芯点O2が回動される。軸芯点O2 が点
O1 を中心として回動すると偏心軸部に係合する遊合溝
141が、図1における左上方に位置変位した状態とな
る。
く、バネ力付勢手段11により加圧レバー4を付勢させ
つつ使用されるが、まず溶接ワイヤの挿通作業について
説明する。図1および図3の状態において、作業者によ
り操作レバー17が反時計方向に回動操作されると、偏
心軸部材16も操作レバーと共に回動するが、偏心軸部
材16はフレーム3への枢支部の軸芯点O2 を中心とし
て偏心軸部の軸芯点O2が回動される。軸芯点O2 が点
O1 を中心として回動すると偏心軸部に係合する遊合溝
141が、図1における左上方に位置変位した状態とな
る。
【0011】ところで、ピン15を介してリンク部材1
4を回転自在に支持する加圧レバー4は、支軸5により
フレーム3に枢支されているため、上記のごとく遊合溝
141が左上方に位置変位しようとすれば、リンク部材
14およびピン15を介して加圧レバー4が反時計方向
に回動する。すなわち、図1に示される状態において、
作業者がバネ力付勢手段11のバネ力に抗して、操作レ
バー17を反時計方向に回動操作すると、図4に示され
るごとく、加圧ローラ12および移動側の矯正ローラ1
8が夫々Z方向に退避して溶接ワイヤの挿通空間が確保
される。
4を回転自在に支持する加圧レバー4は、支軸5により
フレーム3に枢支されているため、上記のごとく遊合溝
141が左上方に位置変位しようとすれば、リンク部材
14およびピン15を介して加圧レバー4が反時計方向
に回動する。すなわち、図1に示される状態において、
作業者がバネ力付勢手段11のバネ力に抗して、操作レ
バー17を反時計方向に回動操作すると、図4に示され
るごとく、加圧ローラ12および移動側の矯正ローラ1
8が夫々Z方向に退避して溶接ワイヤの挿通空間が確保
される。
【0012】勿論、加圧ローラ12および移動側の矯正
ローラ18が夫々退避した、溶接ワイヤの挿通状態にお
いても、バネ力付勢手段11の付勢力が加圧レバー4に
常時作用している。この場合、偏心軸部材16の回動操
作後の偏心軸部の軸芯点O2Aが、ピン15の軸芯点O3A
と偏心軸部材16のフレーム3への枢支部の軸芯点O1
とを結ぶ直線の近傍となる様に配設すれば、操作レバー
17が所望の位置で静止する。
ローラ18が夫々退避した、溶接ワイヤの挿通状態にお
いても、バネ力付勢手段11の付勢力が加圧レバー4に
常時作用している。この場合、偏心軸部材16の回動操
作後の偏心軸部の軸芯点O2Aが、ピン15の軸芯点O3A
と偏心軸部材16のフレーム3への枢支部の軸芯点O1
とを結ぶ直線の近傍となる様に配設すれば、操作レバー
17が所望の位置で静止する。
【0013】更に詳述すれば、バネ力付勢手段11の付
勢力が、リンク部材14の遊合溝141に係合する偏心
軸部を介して、偏心軸部材16を点O1 の時計廻りに回
動させようとして作用する。しかし操作レバー17の自
重が反時計廻りに作用するため、バネ力付勢手段11の
付勢力と操作レバー17の自重とが相殺される状態とな
り、一体に支持された偏心軸部材16と操作レバー17
が、結果的に静止する。
勢力が、リンク部材14の遊合溝141に係合する偏心
軸部を介して、偏心軸部材16を点O1 の時計廻りに回
動させようとして作用する。しかし操作レバー17の自
重が反時計廻りに作用するため、バネ力付勢手段11の
付勢力と操作レバー17の自重とが相殺される状態とな
り、一体に支持された偏心軸部材16と操作レバー17
が、結果的に静止する。
【0014】上記のごとく、操作レバー17を反時計方
向に回動操作することにより、加圧ローラ12および移
動側の矯正ローラ18が夫々同時に所望の位置に退避す
る。このため、作業者は手動にて溶接ワイヤをX2 方向
からX1 方向へと簡単に挿通させることができる。
向に回動操作することにより、加圧ローラ12および移
動側の矯正ローラ18が夫々同時に所望の位置に退避す
る。このため、作業者は手動にて溶接ワイヤをX2 方向
からX1 方向へと簡単に挿通させることができる。
【0015】勿論、挿通作業時には各部品は退避位置に
位置決めされた状態となっているため、従来のごとく、
回動自在な部品による不測の自己が発生するという虞れ
は皆無である。
位置決めされた状態となっているため、従来のごとく、
回動自在な部品による不測の自己が発生するという虞れ
は皆無である。
【0016】溶接ワイヤ挿通後、図4において、操作レ
バー17を時計方向に回動操作すると、バネ力付勢手段
11により付勢される加圧レバー4が支軸5を中心とし
て時計方向に回動すると共にリンク部材14の位置が変
位される。これにより、加圧ローラ12と送給用ローラ
13とで溶接ワイヤを挾持すると共に溶接ワイヤが矯正
ローラ18,19,19により矯正される状態となる。
すなわち、溶接ワイヤ挿通後、操作レバー17を時計方
向に回動操作するだけで、図1に示されるごとく、溶接
ワイヤの送給状態とすることができる。従って、溶接ワ
イヤの交換作業を迅速に行なうことができる。
バー17を時計方向に回動操作すると、バネ力付勢手段
11により付勢される加圧レバー4が支軸5を中心とし
て時計方向に回動すると共にリンク部材14の位置が変
位される。これにより、加圧ローラ12と送給用ローラ
13とで溶接ワイヤを挾持すると共に溶接ワイヤが矯正
ローラ18,19,19により矯正される状態となる。
すなわち、溶接ワイヤ挿通後、操作レバー17を時計方
向に回動操作するだけで、図1に示されるごとく、溶接
ワイヤの送給状態とすることができる。従って、溶接ワ
イヤの交換作業を迅速に行なうことができる。
【0017】なお、付勢するバネ力を、ハンドル操作に
より調整することは、従来の送給装置と同様であるが、
同一径の溶接ワイヤを使用する場合、最初に溶接ワイヤ
を挿通したときに調整するだけでよいことは勿論であ
る。
より調整することは、従来の送給装置と同様であるが、
同一径の溶接ワイヤを使用する場合、最初に溶接ワイヤ
を挿通したときに調整するだけでよいことは勿論であ
る。
【0018】すなわち、本考案においては、バネ力付勢
手段11は一度調整すればよく、溶接ワイヤの交換作業
時にはバネ力付勢手段11の操作を全く行なわないた
め、溶接ワイヤの交換作業の回数に拘わらず一定の付勢
力で溶接ワイヤを送給することができ、常に安定した溶
接結果を得ることができる。
手段11は一度調整すればよく、溶接ワイヤの交換作業
時にはバネ力付勢手段11の操作を全く行なわないた
め、溶接ワイヤの交換作業の回数に拘わらず一定の付勢
力で溶接ワイヤを送給することができ、常に安定した溶
接結果を得ることができる。
【0019】なお、図4に示される溶接ワイヤの挿通状
態において、ストッパー部材や係止具などにより操作レ
バー17を所望の位置に固定することができる。
態において、ストッパー部材や係止具などにより操作レ
バー17を所望の位置に固定することができる。
【0020】さらに、移動側の矯正ローラ18を支持す
る支持部材をリンク部材14に対してZ方向に調整自在
としたり、あるいは固定側の矯正ローラ19,19を支
持する支持部材をフレーム3に対してZ方向に調整自在
としたりすることにより、溶接ワイヤの矯正状態を溶接
ワイヤ径に応じて自在に調整することができる。
る支持部材をリンク部材14に対してZ方向に調整自在
としたり、あるいは固定側の矯正ローラ19,19を支
持する支持部材をフレーム3に対してZ方向に調整自在
としたりすることにより、溶接ワイヤの矯正状態を溶接
ワイヤ径に応じて自在に調整することができる。
【0021】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
係る溶接ワイヤ送給装置は、固定側および移動側の矯正
ローラにより溶接ワイヤを矯正すると共に加圧ローラを
軸支する加圧レバーをフレームに枢支し、バネ力付勢手
段により加圧レバーを介して加圧ローラを送給用ローラ
に向って付勢しつつ、加圧ローラと送給用ローラとの間
に挾持した溶接ワイヤを送給する溶接ワイヤ送給装置に
おいて、加圧レバーは略L形状に形成されて、一端部に
加圧ローラが枢支され、略L形状の他端部が前記挟持位
置よりもワイヤ入口側の位置でワイヤ通路を跨いで配置
されると共に、該加圧レバーは前記挟持位置よりもワイ
ヤ入口側の位置で送給用ローラの軸と平行に枢支され、
加圧レバーの他端部と前記移動側の矯正ローラを軸支し
たリンク部材とが枢支され、該リンク部材に遊合溝が形
成されて、該遊合溝と係合する偏心軸部材がフレームに
枢支され、かつ偏心軸部材には操作レバーが取付けら
れ、該操作レバーの回動操作により、溶接ワイヤの送給
状態と加圧ローラおよび移動側の矯正ローラが退避する
溶接ワイヤの挿入状態とに切替えられるため、溶接ワイ
ヤの交換作業を迅速かつ簡単に行うことができる。ま
た、溶接ワイヤの挿通作業時には、操作レバーの回動操
作により、加圧ローラおよび移動側の矯正ローラを夫々
所望の位置に退避させるため、従来のごとく、回動自在
な部品による不測の事故が発生するという虞れはなく、
従って安全に溶接ワイヤの挿通作業を行なうことができ
る。
係る溶接ワイヤ送給装置は、固定側および移動側の矯正
ローラにより溶接ワイヤを矯正すると共に加圧ローラを
軸支する加圧レバーをフレームに枢支し、バネ力付勢手
段により加圧レバーを介して加圧ローラを送給用ローラ
に向って付勢しつつ、加圧ローラと送給用ローラとの間
に挾持した溶接ワイヤを送給する溶接ワイヤ送給装置に
おいて、加圧レバーは略L形状に形成されて、一端部に
加圧ローラが枢支され、略L形状の他端部が前記挟持位
置よりもワイヤ入口側の位置でワイヤ通路を跨いで配置
されると共に、該加圧レバーは前記挟持位置よりもワイ
ヤ入口側の位置で送給用ローラの軸と平行に枢支され、
加圧レバーの他端部と前記移動側の矯正ローラを軸支し
たリンク部材とが枢支され、該リンク部材に遊合溝が形
成されて、該遊合溝と係合する偏心軸部材がフレームに
枢支され、かつ偏心軸部材には操作レバーが取付けら
れ、該操作レバーの回動操作により、溶接ワイヤの送給
状態と加圧ローラおよび移動側の矯正ローラが退避する
溶接ワイヤの挿入状態とに切替えられるため、溶接ワイ
ヤの交換作業を迅速かつ簡単に行うことができる。ま
た、溶接ワイヤの挿通作業時には、操作レバーの回動操
作により、加圧ローラおよび移動側の矯正ローラを夫々
所望の位置に退避させるため、従来のごとく、回動自在
な部品による不測の事故が発生するという虞れはなく、
従って安全に溶接ワイヤの挿通作業を行なうことができ
る。
【0022】勿論、上記のごとく溶接ワイヤ送給時に
は、バネ力付勢手段のバネ力により、加圧ローラを送給
用ローラ側に付勢させて、溶接ワイヤを挾持するため、
溶接ワイヤを長時間に亘って均一に送給することができ
る。
は、バネ力付勢手段のバネ力により、加圧ローラを送給
用ローラ側に付勢させて、溶接ワイヤを挾持するため、
溶接ワイヤを長時間に亘って均一に送給することができ
る。
【図1】本考案の実施例を示す一部断面正面図
【図2】図1におけるII−II線断面矢視図
【図3】図2における III−III 線断面矢視図
【図4】図1における動作説明図
【図5】従来例を示す正面断面図
3…フレーム、 4…加圧レバー、
5…支軸、11…バネ力付勢手段、 12…加圧ロー
ラ、 13…送給用ローラ、14…リンク部材、
16…偏心軸部材、 17…操作レバー、1
8…移動側の矯正ローラ、19…固定側の矯正ローラ
5…支軸、11…バネ力付勢手段、 12…加圧ロー
ラ、 13…送給用ローラ、14…リンク部材、
16…偏心軸部材、 17…操作レバー、1
8…移動側の矯正ローラ、19…固定側の矯正ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/133 B23K 9/12 311
Claims (1)
- 【請求項1】 固定側および移動側の矯正ローラにより
溶接ワイヤを矯正すると共に加圧ローラを軸支する加圧
レバーをフレームに枢支し、バネ力付勢手段により加圧
レバーを介して加圧ローラを送給用ローラに向って付勢
しつつ、加圧ローラと送給用ローラとの間に挾持した溶
接ワイヤを送給する溶接ワイヤ送給装置において、加圧
レバーは略L形状に形成されて、一端部に加圧ローラが
枢支され、略L形状の他端部が前記挟持位置よりもワイ
ヤ入口側の位置でワイヤ通路を跨いで配置されると共
に、該加圧レバーは前記挟持位置よりもワイヤ入口側の
位置で送給用ローラの軸と平行に枢支され、加圧レバー
の他端部と前記移動側の矯正ローラを軸支したリンク部
材とが枢支され、該リンク部材に遊合溝が形成されて、
該遊合溝と係合する偏心軸部材がフレームに枢支され、
かつ偏心軸部材には操作レバーが取付けられ、該操作レ
バーの回動操作により、溶接ワイヤの送給状態と加圧ロ
ーラおよび移動側の矯正ローラが退避する溶接ワイヤの
挿入状態とに切替えられる溶接ワイヤ送給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992071102U JP2576544Y2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 溶接ワイヤ送給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992071102U JP2576544Y2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 溶接ワイヤ送給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629772U JPH0629772U (ja) | 1994-04-19 |
JP2576544Y2 true JP2576544Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
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JP (1) | JP2576544Y2 (ja) |
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1992
- 1992-09-16 JP JP1992071102U patent/JP2576544Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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