JP2576530B2 - 転造ローラによるフランジ成形方法 - Google Patents

転造ローラによるフランジ成形方法

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JP2576530B2
JP2576530B2 JP25751887A JP25751887A JP2576530B2 JP 2576530 B2 JP2576530 B2 JP 2576530B2 JP 25751887 A JP25751887 A JP 25751887A JP 25751887 A JP25751887 A JP 25751887A JP 2576530 B2 JP2576530 B2 JP 2576530B2
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forming
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達也 西野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は薄鋼板の円板よりなり軸対称線形状のフラン
ジの転造ローラ装置による成形方法に関するもので、自
動車用のボデイブースターのフランジの成形に利用され
るものである。
(従来の技術) 薄鋼板の円板よりなり軸対称線形状である第10図
(イ)に示す自動車用ブレーキブースターの(ロ)に示
す側板ボデイのフランジの転造ローラ成形については、
第11図に示す、(イ)加工開始工程→(ロ)加工工程→
(ハ)加工完了工程により成形されている。すなわち曲
げ角約45゜にフランジアツプしたワーク10は上マンドレ
ル及び下マンドレルに挟着され回転し、転造ローラ6が
水平に前進してフランジを(ハ)に示すように折り曲げ
成形するものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかし前記の成形方法は第11図(ニ)に示すように、
ワーク10が軸対称であり、転造ローラがワーク10に当接
して加工が進むと、転造ローラ6より上部のAは加工が
加えられないために材料の移動はなく(A部はその位置
に滞まろうとしている)、転造ローラの上部Aと下部B
でお互いに張りが生じ(ホ)に示すようC部での伸びが
発生し、更に加工が進み(ハ)に示すように加工終了時
には“ひけ"11が生じ均一な板厚を有するフランジの成
形ができないという問題点がある。
本発明は自動車用ブレーキブースタのフランジのよう
な軸対称形状のフランジを転造ロール成形する場合に於
いて、“ひけ”の発生がなく均一な板厚のフランジが成
形できる成形方法を技術的課題とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 前記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は
次のとおりである。すなわち、上マンドレルと下マンド
レル及び転造ローラを備えた転造ローラ装置により、円
板素材よりなり且つフランジを有するブレーキ・ブース
ターの側板ボディの前記フランジを成形するフランジ成
形方法において、上マンドレルにバネにより上下動可能
なワーク押えと、前記ワーク押えの外周のフランジ成形
ダイスを設け、 (1)一定角度にフランジアップされたワークを下マン
ドレルにセットし、 (2)上マンドレルを下降してワーク押えにてワークを
押えつつ下マンドレルと上マンドレルを回転させ、 (3)一定角度傾斜した転造ローラを前進させて一定角
度傾斜したフランジをローラ成形し、 (4)傾斜した転造ローラを水平に位置変換し且つ上マ
ンドレルを更に下降させフランジ成形ダイスを下降させ
て傾斜したフランジを水平に成形する ことを特徴とする転造ローラによるフランジ成形方法で
ある。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、一
定角度傾斜した転造ローラを前進させて一定角度傾斜し
たフランジをローラ成形し、次いで傾斜した転造ローラ
を水平に位置変換し且つ上マンドレルを更に下降させフ
ランジ成形ダイスを下降させて傾斜したフランジを水平
に成形することにより、“ひげ”のない均一な板厚のフ
ランジが成形できるものである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図のPは薄鋼板の円板よりなる軸対称形状のフラ
ンジの折り曲げを行うフランジ成形用転造ーラ装置で、
Aはワークで、1は下マンドレル,2は上マンドレル,3は
バネで、ワーク押え4を下方へ抑え付けており、5はフ
ランジ成形ダイスである。
6はフランジ折り曲げのための転造ローラで、7はワ
ークAのフランジ折り曲げ部で、αは転造ローラ6の傾
斜角度である。
第1図に示すフランジ成形用転造ローラ装置に於い
て、前工程でフランジ折り曲げ角が45゜にフランジアツ
プしたワークを、本装置により第2〜第8図の各工程に
より均一な板厚のフランジを成形するもので、 (1) セツト工程(第2図) α(45゜)以上にフランジアツプされたワークAを下
のマンドレル1の上にセツトする。
(2) 上マンドレル下降工程(第3図) 上マンドレル2が下降する。
(3) 下マンドレル回転工程(第4図) 上マンドレル2が更に下降しバネ3の付いたワーク押
え4によつてワークAを押さえる。次に下マンドレル1
が回転してワークAと上マンドレル2が同時回転する。
(4) ローラ前進工程(第5図) α(45゜)傾いた転造ローラ6が前進し、ワークAの
フランジ折り曲げ部7に当ると同時に転造ローラ6が回
転する。
(5) ローラ成形工程(第6図) 転造ローラ6による成形で、α(45゜)傾いたローラ
成形完了する。
(6) 転造ローラ水平加工成形工程(第7図) α(45゜)傾いた転造ローラ6が水平に位置を変換
し、同時に上マンドレル2が更に下降し、フランジ成形
ダイス5が下降し、α(45゜)傾いたフランジを水平に
加工し成形完了する。
(7) 成形完了工程(第8図) 転造ローラ6が後退し、上マンドレル2が上昇する。
以上の工程によりワークAのフランジに第9図の8に
示すように“ひけ”のない均一な板厚のフランジが成形
出来るものである。
〔発明の効果〕
本発明は次の効果を有する。すなわち、転造ローラ成
形による従来の方法では、“ひけ”による板厚の減少
(あるいは破断)を抑制することができなかつたが、本
成形方法によれば、“ひけ”の発生がなく、品質の良好
な製品の形成ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は転造ローラ装置の省略した断面図、第2図〜第
9図は本実施例である各工程の説明断面図、第10図の
(イ)は一部破断したブースターの断面図、(ロ)は
(イ)のフランジの拡大図、第11図の(イ)〜(ヘ)は
従来例の説明図である。 A……ワーク,1……下マンドレル, 2……上マンドレル,3……バネ, 4……ワーク押え, 5……フランジ成形ダイス, 6……転造ローラ, 7……ワークのフランジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上マンドレルと下マンドレル及び転造ロー
    ラを備えた転造ローラ装置により、円板素材よりなり且
    つフランジを有するブレーキ・ブースターの側板ボディ
    の前記フランジを成形するフランジ成形方法において、
    上マンドレルにバネにより上下動可能なワーク押えと、
    前記ワーク押えの外周のフランジ成形ダイスを設け、 (1)一定角度にフランジアップされたワークを下マン
    ドレルにセットし、 (2)上マンドレルを下降してワーク押えにてワークを
    押えつつ下マンドレルと上マンドレルを回転させ、 (3)一定角度傾斜した転造ローラを前進させて一定角
    度傾斜したフランジをローラ成形し、 (4)傾斜した転造ローラを水平に位置変換し且つ上マ
    ンドレルを更に下降させフランジ成形ダイスを下降させ
    て傾斜したフランジを水平に成形する ことを特徴とする転造ローラによるフランジ成形方法。
JP25751887A 1987-10-13 1987-10-13 転造ローラによるフランジ成形方法 Expired - Lifetime JP2576530B2 (ja)

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DE102005032350A1 (de) * 2005-07-08 2007-01-11 Metu Meinig Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum einstückigen Anformen eines Flansches am Ende eines runden oder ovalen Rohres aus dünnwandigem Blech sowie nach dem Verfahren hergestelltes Rohr

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