JP2576501B2 - ブレーキ・ブースターの側部ボデーの成形方法 - Google Patents

ブレーキ・ブースターの側部ボデーの成形方法

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JP2576501B2 JP62111616A JP11161687A JP2576501B2 JP 2576501 B2 JP2576501 B2 JP 2576501B2 JP 62111616 A JP62111616 A JP 62111616A JP 11161687 A JP11161687 A JP 11161687A JP 2576501 B2 JP2576501 B2 JP 2576501B2
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達也 西野
信宏 茅壁
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は薄鋼板の円板よりなる、軸対称形状のフラン
ジ部の成形方法に関するもので、自動車部品であるブレ
ーキ・ブースターのボデイーの成形に利用されるもので
ある。
(従来の技術) 本発明に係る従来技術として第8図に示す、自動車用
ブレーキ・ブースター11のボデイー本体12に取付ける側
部ボデイー13の成形については、すべてプレス加工方法
により製造されている。これを第9図により説明すれ
ば、(イ)に示すように円板素材をプレス加工により段
付部15(内周部とこの内周部に対し軸方向一側へ偏った
外周部及び軸方向において内周部と外周部との間に位置
する中間部を有する)を有するワークを成形し、(ロ)
に示すように外周トリム16を行い、(ハ)に示すように
フランジアップ17(段付部15の外周部の軸方向一側端か
ら軸方向他側へ段付部の外周部の軸方向他側端を越えて
延在する)とし、(ニ)に示すように第1フランジ曲げ
18を行い、(ホ)に示すように第2フランジ曲げ19を行
い、(ヘ)に示すように第3フランジ曲げ20を行い、段
付部15の外周部の軸方向一側端から外周部の外周に沿っ
て軸方向他側へ延在する軸方向延在部分とこの軸方向延
在部分の先端から半径方向外方に延在する半径方向延在
部分とよりなる折り曲げフランジ部を成形し、更に、
(ト)に示すように外周トリム21を行つて外周寸法を決
定し、側部ボデイー13を成形している。
(発明が解決しようとする問題点) しかし前記加工方法は、第9図の(ハ)及び(ニ)に
示すようにフランジアツプ17及び第1フランジ曲げ18を
行う場合には、第10図(イ)及び(ロ)に示すようにフ
ランジアツプ17の全周端面を押圧するためにフランジ部
全円周をあらかじめ均一にする必要があり、従つて第9
図(ロ)に示すトリミング工程16が必要となるものであ
る。
更にフランジ成形については第9図の(イ)〜(ト)
に示す7工程が必要となり、この7工程分のプレス用金
型等が必要となり工数等の大巾な増加になるという問題
点がある。
本発明はブレーキ・ブースターの側部ボディー17の成
形に於いて、加工工程を短縮して工数の削減が出来る成
形方法を技術的課題とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 前記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は
次のおとりである。すなわち、 円板素材よりなり、且つ、内周部とこの内周部に対し
軸方向一側へ偏った外周部及び軸方向において内周部と
外周部との間に位置する中間部を有する段付部と、この
段付部の外周部の軸方向一側端から外周部の外周に沿っ
て軸方向他側へ延在する軸方向延在部分とこの軸方向延
在部分の先端から半径方向外方に延在する半径方向延在
部分とよりなる折り曲げフランジ部とを有する、ブレー
キ・ブースタの側部ホディーの成形方法において、 (1) 円板素材をプレス加工して、段付部とこの段付
部の外周部の軸方向一側端から軸方向他側へ段付部の外
周部の軸方向他側端を越えて延在するフランジアップ部
とを有するワークを成形し、 (2) ワークの段付部の内周部及び中間部を上マンド
レルの下面及び下マンドレルの上面にて挟着するととも
に段付部の外周部をその内側から下マンドレルの外周面
で受けさせて両マンドレル及びワークを回転させ、下マ
ンドレルの外周面に対して進退可能な鋭角形状の転造ロ
ーラを前進させてワークのフランジアップ部の軸方向両
側端間部分に押し付け、転造ローラの外周面と下マンド
レルの外周面とで軸方向延在部分を、また転造ローラの
上面と上マンドレルの下面とで半径方向外方延在部分を
夫々成形し、 (3) ワークの半径方向外方延在部分の外周をトリミ
ング加工する ことを特徴とするブレーキ・ブースタの側部ボディーの
成形方法である。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、フ
ランジアツプした薄鋼板よりなるワークを上マンドレル
及びしたマンドレルに狭着回転させ、鋭角形状の転造ロ
ールにて前記フランジアツプ部を押し付ければ、フラン
ジは押し曲げられ折り曲げ形状となる。次にこのワーク
の外周をトリミングすることによりフランジの外周寸法
を定めるもので、従来の複雑なプレス加工を行うことな
く転造ローラ形成により容易に折り曲げフランジ部が成
形できるものである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
ブレーキ・ブースターの側部ボデイーの形成について
は、プレス加工及び転造ロール成形及び円周のトリミン
グ工程の3工程にて成形するものである。
(1) プレス加工工程として、約1.2mmの円板素材1
をプレス加工により第1図に示すように段付部2及びフ
ランジアツプ部3を有するワーク1に成形する。
(2) 転造ロール成形工程として、 (a) 第2図に示すようにフランジアツプされたワー
ク1を下マンドレル4にセットし、 (b) 第3図に示すように上マンドレル5を下降させ
ワーク1を押え、下マンドレル及び上マンドレルにより
ワーク1を狭着して回転させ、 (c) 第4図に示すように折り曲げフランジを形成す
るために先端鋭角形状のローラ6が前進する、 (d) 第5図及び第6図はローラ6の前進によるワー
ク1の折り曲げフランジ部7の変形状態を示し、第6図
はフランジ8の成形完了を示し、 (e) 第7図に示すように転造ローラ6は後退し、上
マンドレル5は上昇する。
以上の方法にて軸対称のフランジ部を転造ローラ成形
法にて加工後、外周をトリミングして寸法を整えるもの
で、プレス加工→転造ローラ成形→外周トリミングの3
工程にて製造するものである。
〔発明の効果〕
本発明は次のような効果を有する。すなわち、本発明
の加工方法はワークが軸対称の形状であれば相当複雑な
成形でも転造ロール成形の1工程で成形が可能であり、
更にステーション(型)数も少なくないために金型費用
及び工数の低減を計ることができ、順送型の大型プレス
機械やトランスフアーのような多くのプレス機の設備を
必要とせず、旋盤等の安価な設備にて成形が可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本実施例による工程の説明図で、第1
図は円板をプレス加工したワークの断面図、第2図は下
マンドレルにワークを載置した断面図、第3図はワーク
を上・下マンドレルに狭着した断面図、第4図は転造ロ
ーラによる成形直前の断面図、第5図〜第6図は転造ロ
ーラにて成形中の断面図、第7図は成形完了後の断面
図、第8図の(イ)はブレーキ・ブースターの一部省略
した断面図、(ロ)は側部ボデイーの一部省略した断面
図、第9図の(イ)〜(ト)は従来例の加工方法の説明
図、第10図の(イ)(ロ)は従来例のフランジアツプ部
の成形方法の説明図である。 1……ワーム,3……フランジアツプ,4……下マンドレ
ル,4……上マンドレル,6……転造ローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板素材よりなり、且つ、内周部とこの内
    周部に対し軸方向一側へ偏った外周部及び軸方向におい
    て内周部と外周部との間に位置する中間部を有する段付
    部と、この段付部の外周部の軸方向一側端から外周部の
    外周に沿って軸方向他側へ延在する軸方向延在部分とこ
    の軸方向延在部分の先端から半径方向外方に延在する半
    径方向延在部分とよりなる折り曲げフランジ部とを有す
    る、ブレーキ・ブースタの側部ボディーの成形方法にお
    いて、 (1) 円板素材をプレス加工して、段付部とこの段付
    部の外周部の軸方向一側端から軸方向他側へ段付部の外
    周部の軸方向他側端を越えて延在するフランジアップと
    を有するワークを成形し、 (2) ワークの段付部の内周部及び中間部を上マンド
    レルの下面及び下マンドレルの上面にて挟着するととも
    に段付部の外周部をその内側から下マンドレルの外周面
    で受けさせて両マンドレル及びワークを回転させ、下マ
    ンドレルの外周面に対して進退可能な鋭角形状の転造ロ
    ーラを前進させてワークのフランジアップ部の軸方向両
    側端間部分に押し付け、転造ローラの外周面と下マンド
    レルの外周面とで軸方向延在部分を、また転造ローラの
    上面と上マンドレルの下面とで半径方向外方延在部分を
    夫々成形し、 (3) ワークの半径方向外方延在部分の外周をトリミ
    ング加工する ことを特徴とするブレーキ・ブースタの側部ボディーの
    成形方法。
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