JP2576479Y2 - プリント基板の開閉装置 - Google Patents

プリント基板の開閉装置

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JP2576479Y2
JP2576479Y2 JP1993023309U JP2330993U JP2576479Y2 JP 2576479 Y2 JP2576479 Y2 JP 2576479Y2 JP 1993023309 U JP1993023309 U JP 1993023309U JP 2330993 U JP2330993 U JP 2330993U JP 2576479 Y2 JP2576479 Y2 JP 2576479Y2
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circuit board
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洋平 小林
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、VTRなどの電子機
器に適用して好適なプリント基板の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)などの
電子機器においては、多数の電子部品を搭載したプリン
ト基板が用いられている。従来の電子機器では、図7
(A)に示すように電子機器のリヤパネル1にプリント
基板2を略直角に取り付けた後、同図(B)に示すよう
にプリント基板2を電子機器のキャビネット3の近くに
置いて、キャビネット3内の電子部品とプリント基板2
を接続したり、或いはハーネス処理など各種の処理を行
なう。次に、キャビネット3に設けられた取り付け溝3
1にリヤパネル1をはめ込んで、ビス32で固定するの
が普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のVTRではプリ
ント基板2を組み立てるとき、プリント基板2を例えば
キャビネット3の上に乗せてハーネス処理などをする
が、この場合プリント基板2の片面が全面的に下側にな
ってしまうので、この面に搭載されている電子部品の配
線などをする場合はプリント基板2を引っ繰り返して作
業をしなければならないから手間が掛かり面倒であっ
た。
【0004】また、プリント基板2を修理する場合に
は、ビス32を外してリヤパネル1及びプリント基板2
をキャビネット3から一旦取り外し、修理が終了してか
ら再度これをビス止めしなければならないので、これま
た作業が面倒で手間が掛かっていた。
【0005】そこで本考案は、上述のような課題を解決
したものであって、組み立て及び修理作業を容易に行な
うことが可能なプリント基板の開閉装置を提案するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本考案においては、ほぼ直角にプリント基板が取り
付けられたリヤパネルが電子機器のキャビネットに回転
支持部を介して連結され、この回転支持部は一端が開放
された受け溝を有する軸受け部と、上記受け溝に係合す
る回転軸とで構成され、上記軸受け部が上記リヤパネル
とキャビネットのいずれか一方に設けられ、上記回転軸
がその他方に設けられると共に、上記受け溝の開放方向
が上記リヤパネル若しくは上記キャビネットと平行とな
されることによって、上記プリント基板の上記回転支持
部への取り付けと上記キャビネットへの固定を容易にし
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】図1のプリント基板2を組み立てまたは修理す
る場合には、回転支持部によりプリント基板2を開いて
立てた状態にしておく。この状態で電子部品の接続やハ
ーネス処理を行う。尚この際に、必要に応じてリヤパネ
ル1の回転軸としての軸42をキャビネット3の受け溝
43から取り外して、プリント基板2の組み立て、修理
をすることもできる。そしてリヤパネル1をキャビネッ
ト3に連結するには、軸42を受け溝43にはめ込むだ
けでよい。組み立てや修理が終了したら、図5に示すよ
うにリヤパネル1を回転支持部4で回転させて、プリン
ト基板2をキャビネット3の上に載置する。このとき
は、リヤパネル1の係止部11がキャビネット3の係止
片33に係止されるので、プリント基板2が不用意に開
くのを防止できる。
【0008】
【実施例】続いて、本考案に係わるプリント基板の開閉
装置の一実施例について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0009】図1は本考案によるプリント基板の開閉装
置を適用した電子機器の筐体10の構成を示す。この筐
体10においては、リヤパネル1の上端側にプリント基
板2が略直角に取り付けられると共に、リヤパネル1の
下端側が2箇所(1箇所のみ図示)の回転支持部4でキ
ャビネット3に回転自在に取り付けられている。リヤパ
ネル1はキャビネット3の取り付け溝31と略同じ大き
さに形成されており、リヤパネル1を立てたときにキャ
ビネット3との間にできる隙間ができるだけ小さくなる
ようにしてある。
【0010】また、リヤパネル1の側端部には弾性を有
する板状の係止部11が立設され、ここに係止孔12が
設けられている。一方、キャビネット3の側端面には係
止片33が設けられており、リヤパネル1を立てたとき
に係止孔12が係止片33に係止されることによって、
リヤパネル1が不用意に回転しないようになっている。
【0011】さて回転支持部4は、図2に示すようにキ
ャビネット3に一体形成された軸受け部41と、リヤパ
ネル1に設けられた回転軸としての軸42とで構成され
ている。軸受け部41には軸42より僅かに広い幅の受
け溝43が設けられ、その上側が開放されており軸42
を容易に出し入れすることが可能である。したがって、
適時リヤパネル1をキャビネット3から着脱することが
できる。軸42はリヤパネル1の下端部に設けられた横
溝44の中間部に設けられており、図3に示すようにリ
ヤパネル1を開いたとき軸受け部41の側壁45が軸4
2の上側の開口に入り込むようにすることで、リヤパネ
ル1を大きな角度で開くことが可能になる。尚本実施例
では、キャビネット3に軸受け部41を設け、リヤパネ
ル1に軸42を設けているが、キャビネット3に軸42
を設け、リヤパネル1に軸受け部41を設けてもよい。
【0012】また、図4にも示すように軸受け部41の
表面側には縦長の突起48が2箇所に設けられており、
リヤパネル1を開いたとき横溝44の上端縁にあるスト
ッパ47が突起48に当接することによって、リヤパネ
ル1の回転角度が規制されるようになっている。これに
よって、リヤパネル1及び軸受け部41に傷が付くのを
防止している。なお、本実施例ではリヤパネル1を開い
たときにリヤパネル1が床面に着かないようにストッパ
47及び突起48の寸法が設定されている。
【0013】更に、本例では横溝44の周囲にリブ46
が設けられ、このリブ46の間に軸42が設けられてい
る。そして、リヤパネル1の表面と軸42との距離が、
キャビネット3の表面と受け溝43との距離と同一に設
定されている。これによって、リヤパネル1を立てたと
きにリヤパネル1の表面とキャビネット3との表面に段
差が付かないようになっている。
【0014】この筐体10においては、プリント基板2
の組み立て時若しくは修理時などには、図1に示したよ
うにプリント基板2を開いた状態でキャビネット3内の
電子部品(図示せず)とプリント基板2に搭載されてい
る電子部品を配線で接続したり、プリント基板2の電子
部品を交換したり、或いはハーネス処理などを行なう。
これらの作業が終了したら、図5に示すようにリヤパネ
ル1を回転支持部4で回転させてプリント基板2をキャ
ビネット3上に載置する。
【0015】このときには、リヤパネル1の係止部11
が弾性変形して一旦係止片33に乗り上げ、その後図6
に示すように係止穴12が係止片33にはめ込まれて係
止部11が元に戻る。これで、パネル1が不用意に回転
してプリント基板2が開くのを防止することができる。
なお、この状態からプリント基板2を開く場合は、指で
係止部11を押し上げて係止状態を開放する。これで、
リヤパネル1を回転させてプリント基板2を開くことが
可能になる。また、プリント基板2をビスなどでキャビ
ネット3に固定すれば、振動などが加わってもプリント
基板2ががたつくのを防止できる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ほぼ直角
にプリント基板が取り付けられたリヤパネルが電子機器
のキャビネットに回転支持部を介して連結され、この回
転支持部は一端が開放された受け溝を有する軸受け部
と、上記受け溝に係合する回転軸とで構成され、上記軸
受け部が上記リヤパネルとキャビネットのいずれか一方
に設けられ、上記回転軸がその他方に設けられると共
に、上記受け溝の開放方向は上記リヤパネルと平行とな
されることによって、上記プリント基板の上記回転支持
部への取り付けと上記キャビネットへの固定を容易にし
たものである。
【0017】したがって、本考案によれば、一端が開放
された軸受け部と、これに係合する回転軸とでリヤパネ
ルを支持する回転支持部を構成したものであるから、リ
ヤパネルはキャビネットに対して着脱自在となり、リヤ
パネルをキャビネットから簡単に取り外せる。また、キ
ャビネットに軸受け部を設けた場合、受け溝の開放方向
がリヤパネルと平行になっているために、リヤパネルを
キャビネットの所定位置に取り付けた状態では受け溝を
支点としてリヤパネルをキャビネットに確実に固定でき
る。そのため、リヤパネルのキャビネットに対する確実
な固定を実現できると共に、リヤパネルに取り付けられ
たプリント基板の修理などをキャビネットから離した状
態で行う場合であっても、リヤパネルを簡単に取り外せ
るので、その修理を即座に取りかかることができる。こ
れによって、プリント基板の組み立てや修理時などの作
業能率を従来よりも大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるプリント基板の開閉装置を適用
したVTRの筐体の斜視図である。
【図2】回転支持部4の斜視図である。
【図3】回転支持部4の断面図である。
【図4】突起48の形状を説明する図である。
【図5】実施例の断面図である。
【図6】実施例の側面図である。
【図7】従来のプリント基板の取付け方法を説明する図
である。
【符号の説明】
1 リヤパネル 2 プリント基板 3 キャビネット 4 回転支持部 11 係止部 12 係止孔 31 取り付け溝 32 ビス 33 係止片 41 軸受け部 42 軸 43 受け溝 44 横溝 45 側壁 47 ストッパ 48 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直角にプリント基板が取り付けられ
    たリヤパネルが電子機器のキャビネットに回転支持部を
    介して連結され、 この回転支持部は一端が開放された受け溝を有する軸受
    け部と、上記受け溝に係合する回転軸とで構成され、 上記軸受け部が上記リヤパネルとキャビネットのいずれ
    か一方に設けられ、上記回転軸がその他方に設けられる
    と共に、 上記受け溝の開放方向が上記リヤパネル若しくは上記キ
    ャビネットと平行となされることによって、上記プリン
    ト基板の上記回転支持部への取り付けと上記キャビネッ
    トへの固定を容易にしたことを特徴とするプリント基板
    の開閉装置。
JP1993023309U 1993-05-06 1993-05-06 プリント基板の開閉装置 Expired - Fee Related JP2576479Y2 (ja)

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JPH0682890U JPH0682890U (ja) 1994-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6245264A (ja) * 1985-08-23 1987-02-27 Matsushita Graphic Commun Syst Inc フアクシミリ装置
JPH0167793U (ja) * 1987-10-23 1989-05-01
JPH0432588U (ja) * 1990-07-11 1992-03-17

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JPH0682890U (ja) 1994-11-25

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