JP2576176B2 - ロボットの制御方法 - Google Patents

ロボットの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、6軸関節形ロボットの制御方法に関し、特
にその補間動作に関する。
〔従来の技術〕 基本3軸と手首3軸とからなる6軸関節形ロボット
は、第11図に示すように、次の6軸から構成される。
(1) 地面に固定された脚1の上部に設けられ、垂線
(Z0軸)回りに自由度を有する第1軸2。
(2) 第1軸2の先端部に設けられ、Z0軸に垂直なZ1
軸回りに自由度を有する第2軸3。
(3) 第2軸3の先端部に設けられ、Z1軸と平行なZ3
軸回りに自由度を有する第3軸4。
(4) 第3軸4の先端部に設けられ、Z2軸に垂直なZ3
軸回りに自由度を有する第4軸5。
(5) 第4軸5の先端部に設けられ、Z3軸に垂直なZ4
軸回りに自由度を有する第5軸6。
(6) 第5軸6の先端部に設けられ、Z4軸に垂直なZ5
軸回りに自由度を有する第6軸7。
以上のように、各関節は1自由度ずつ有し、このロボ
ットは全体で6自由度を有している。
このような6軸関節形ロボットにおいては、第6軸7
は、位置のみならず姿勢も制御可能である。このこと
は、例えば米国バデュー大学教授アール・ピー・ポール
(R.P.Paul)氏著の『ロボットマニピュレータ・マセマ
ティックス,プログラミング・アンド・コントロール
(ROBOT MANIPULATORS:MATHEMATICS,PROGRAMING AND CO
NTROLL)』(1981年)に詳しく述べられている。なお、
この著書は、ロボットの計算機制御について世界で初め
て、体系的かつ学術的記述を行ったものとして有名であ
り、日本では『ロボット マニピュレータ』(吉川恒夫
訳,コロナ社)として発行されている。
この従来の手法によれば、各関節毎に次の手順で各座
標を固定していけば、6関節目の手首の姿勢を確定する
ことができる。
Zn-1(n=1〜6)軸回りの角度θだけn−1軸
を回転させる。
Zn-1軸に沿ってn−1軸を距離dnだけ並進させる。
回転後のXn-1軸、すなわちXn軸に沿って長さanだけ
回転させる。
以上の操作は、n番目のリンクの座標をn−1番目の
リンクに関係づける4つの同次変換の積として表現でき
る。
これによると、手首の先端の座標を指定することによ
り、6個のリンク角θ〜θを求めることができる。
ところが、この従来技術におけるリンク角の演算式
は、手首部がオフセットしていないロボットについて解
法が与えられており、オフセットがあるロボットについ
ては、単純な演算では解くことができない。
そこで、出願人は、先に、手首部にオフセットのある
ロボットについての制御方法について発明し、特許出願
を行った。特開昭62−193786号公報に記載された発明が
それである。
この特開昭62−193786号公報に記載されたロボットの
制御方法によると、ロボットアームに対してオフセット
している手首部を有する6軸関節形ロボットにおいて、
その手首の位置及び姿勢制御を行う場合に、位置データ
Px,Py,Pzから基本3軸のリンク角θ12を演算す
る第1のステップと、姿勢データnx,ny,nz,Ox,Oy,Oz,
ax,ay,azと第1ステップで求めた基本3軸のリンク角θ
12から手首部のリンク角θ45を演算す
る第2ステップと、前記位置データと第2ステップで求
めた手首部のリンク角から基本3軸のリンク角を再演算
する第3のステップとにより、各リンク角θ〜θ
指令値を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この演算方法における補間動作は、第12図
に示すように、線分▲▼を等分する形で行い、その
等分線を見込む角度を角度指令とするものである。この
ため、制御点がロボットの第1軸2の中心線上付近にあ
るとき、第12付からわかるように、ω<ω<ω
と、第1軸2の中心線上に近づくにつれて角速度が非
常に大きくなり、第1軸2のモータが許容回転数よりオ
ーバーして角速度指令どおりの動作ができないという問
題が生じる。その結果、ロボット第1軸2の中心線付近
の制御精度が低下したり、制御不能になるという問題が
あった。
したがって、本発明は、このような従来の問題点を解
決し、第1軸中心線上付近の補間制御の精度を向上さ
せ、また、確実な制御を可能にすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明のロボットの制御方
法は、垂線の回りに自由度を有する第1軸からロボット
手首先端の第6軸に到る6軸を有する6軸関節形ロボッ
トにおいて、前記第1軸の中心線上付近を制御点が通過
する場合の補間動作を行う際に、前記第1軸及び第6軸
のリンク角を均等払出法によって一義的に定め、基本3
軸の第2軸と第3軸及び手首軸の第4軸と第5軸の各位
置データに基づいてリンク角の指令値を求め、前記第2
軸から第5軸までの軸によって補間動作を行うことを特
徴とする。
〔作用〕
前述した従来の方法において、第1軸中心線上付近の
動作で、第1軸の動作が困難であった原因は、第12図で
わかるように、角速度が大となることである。
そこで本発明では、第1軸中心線上付近における補間
動作指令の角速度が大となっていた第1軸を求める演算
をやめ、第1軸で動作する分を第2軸,第3軸,第4軸
及び第5軸で補う。これにより、位置制御に問題がなく
なる。これは、第12図において、S点からE点へ向かっ
て直線補間を行う際、第13図のように、第1軸2の動作
は大となり、許容回転数を超える。ところが、第14図の
ように、第2軸3,第3軸4で直線補間を行わせると、ど
の軸にも負荷は掛からず、容易に直線補間を行うことが
できる。このとき、第4軸5,第5軸6は、微妙な位置の
ずれを補正する。この動作は、実験によっても確認され
ている。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。第1図は、本発明に基づく補間方法の手順を
示すフローチャートである。
第1図に示されているように、まず、位置データPx,P
y,Pzが与えられ、手首3軸は動作しないものとして第2
軸のリンク角θを求める演算を行う。第2図におい
て、原点Oから制御点PまでのベクトルをM0として、M0
−Z0平面を想定する。そして、第3図に示すように、M0
−Z0平面にロボットを投影させてPz′,M′を求める。す
ると、第2軸のリンク角θは、 θ=tan-1(Pz′/M′) ……(1) により求まる。
次に、第3軸のリンク角θを求める。第4図に示す
ように、Z0′−M0′平面に投影させてθ6とPx,Py,
PzよりPz″,M″を求める。するとθは、 θ=tan-1(Pz″/M″) ……(2) により求まる。
次に、第4軸のリンク角θを求める。第5図の矢視
Aから見た図を考える。第6図がその図で、これのC0
G0平面に投影させ、θ123,Px,Py,PzからC′,G′
を求める。すると、θは、 θ=tan-1(C′/G′) ……(3) により求まる(第7図参照)。
次に、第5軸のリンク角θを求める。第6図の矢視
Bから見た図を考える。第8図がそのロボットの図で、
これのC0−D0平面に投影させて、θ12346,
Px,Py,PzからA′,D′を求める。すると、θは、 θ=tan-1(A′/D′) ……(4) により求まる(第9図参照)。
以上で演算は終了し、各リンク角θ〜θが出力さ
れる。これは、第1軸回転中心線上付近の位置データを
満足するものである。
リンク角θとθの決定方法について説明する。
移動距離Lが、始点の直交データXS,YS,ZSと終点の直
交データXE,YE,ZEとから求められる。
また、速度Vがパラメータとして与えられる。この速
度Vは、払い出しクロック、いわゆるセグメントクロッ
クでカウントして、どれくらいの距離動作するかという
単位で表される。前記移動距離Lと速度Vとにより、払
い出しクロックの何回分で終点にたどりつくかという分
割数Nが求まる。
N=L/V〔回数/1払い出しクロック〕 これからθ1を決定する。θの始点と終点のデ
ータはオペレータから与えられ、これらをそれぞれ
θ1S1Eとする。移動量はΔθ=θ1E−θ1Sで求め
られ、次の式が成立する。
θ=θ1S+Δθ×K/N ここでKは、データの出力回数であり、何回データを
出力したかという回数である。θも同様にして求め
る。
以上のデータ出力方法を「均等払出法」という。
具体的には、以上の演算は、第10図に示す制御部によ
って行われる。すなわち、メモリ等に記憶されたティー
チング又は外部データは、CPUに取り込まれ、CPUそのデ
ータを元に、位置データ、第1軸及び第6のリンク角θ
1を演算し、メモリに格納する。次に、プレイバッ
ク動作を行う際に、位置データ、リンク角θ1を取
込み、補間制御演算部において前記の(1)式〜(4)
式の演算によりθ〜θを算出し、プレイバックデー
タとしてロボットを動作させる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、第1軸の
中心軸上付近の補間動作を行うに際し、第1軸及び第6
軸のリンク角を一義的に定め、他の第2軸〜第5軸につ
いてリンク角を演算し、第2軸〜第5軸のみで補間動作
を行う。これにより、第1軸の中心軸上付近における角
速度が一定以上に大きくなることがなくなり、各軸を駆
動するモータの許容回転数の範囲で動作することが可能
となる。したがって、従来技術では、ロボットの動作に
難があった直線補間領域が、本発明により動作可能とな
り、6軸関節形ロボットの動作領域を大きく広げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロボットの制御方法の一実施例を示す
フローチャート、第2図はロボットの固定座標軸(X0,Y
0,Z0)のX0−Y0平面への投影図、第3図はロボットのM0
−Z0平面への投影図、第4図は、第3図のOを原点と
し、Z0−M0平面への投影図、第5図はロボットの第3
軸,手首軸部分の側面図、第6図は第5図の矢印Aから
見たときのロボットの図、第7図は第6図のC0−G0平面
の投影図、第8図は第6図の矢視Bから見たときのロボ
ットの図、第9図は第8図のC0−D0平面の投影図、第10
図は本発明を実施するための制御部の構成例を示すブロ
ック図、第11図は6軸関節形ロボットの外観図、第12図
は第1軸の角速度が第1軸の回転中心線上付近で大とな
る様子をロボットの真上から見た図、第13図は第12図に
示す補間を従来方法で直接補間したときのロボットの動
作を示す側面図、第14図は同じく第12図に示す補間を本
発明により行ったときのロボットの動作を示す側面図で
ある。 1:脚、2:第1軸 3:第2軸、4:第3軸 5:第4軸、6:第5軸 7:第6軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−193786(JP,A) 特開 昭62−251901(JP,A) 特開 昭57−114384(JP,A) 特開 昭62−241009(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂線の回りに自由度を有する第1軸からロ
    ボット手首先端の第6軸に到る6軸を有する6軸関節形
    ロボットにおいて、前記第1軸の中心線上付近を制御点
    が通過する場合の補間動作を行う際に、前記第1軸及び
    第6軸のリンク角を均等払出法によって一義的に定め、
    基本3軸の第2軸と第3軸及び手首軸の第4軸と第5軸
    の各位置データに基づいてリンク角の指令値を求め、前
    記第2軸から第5軸までの軸によって補間動作を行うこ
    とを特徴とするロボットの制御方法。
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