JP2575994B2 - 氷蓄熱槽の解氷装置 - Google Patents

氷蓄熱槽の解氷装置

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JP2575994B2
JP2575994B2 JP11954192A JP11954192A JP2575994B2 JP 2575994 B2 JP2575994 B2 JP 2575994B2 JP 11954192 A JP11954192 A JP 11954192A JP 11954192 A JP11954192 A JP 11954192A JP 2575994 B2 JP2575994 B2 JP 2575994B2
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邦泰 中沢
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は氷蓄熱槽の解氷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来装置の1例が図3に示されている。
1は氷蓄熱槽で、この中には冷水L及びシャーベット状
の氷塊1cが貯溜されている。冷熱の必要時には氷蓄熱槽
1の上方に設置されたスプレー4から12〜13℃の戻り水
を氷塊1cに散水することにより氷塊1cを解氷して冷水L
を2〜7℃に冷却し、この冷水を氷蓄熱槽1の底部に設
けた吸出管5から抽出して冷水ポンプ6により付勢して
冷房等の負荷7に供給する。負荷7で放冷することによ
って12〜13℃に昇温した戻り水は再びスプレー4から氷
塊1cに散水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、スプレー4から戻り水を散水しても氷塊1cは動か
ず、また、冷水Lも攪拌されない。従って、氷塊1cの表
面の同じ所が連続して解氷されるので、氷塊1cの表面に
図に破線で示す水道(みずみち)8ができる。やがて、
氷塊1cが多量に残っているのにも拘らずスプレー4から
散水された水が短絡して吸出管5に吸い込まれるので、
2〜7℃の目標温度の冷水を負荷7に供給できなくなる
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、氷蓄熱槽内に貯溜された冷水中にその
液面に近接し、かつ、上記槽の側壁に沿って上記槽のほ
ぼ全巾に亘って水平に伸びる吐出管を設置するとともに
この吐出管にそのほぼ全長に亘って複数の吐出口を互い
に所定の間隔を隔ててほぼ水平に向けて設けたことを特
徴とする氷蓄熱槽の解氷装置にある。
【0005】第2の発明の要旨とするところは、上記吐
出管を槽の1の側壁に沿って設置し、この側壁に対向す
る他の側壁に沿って上記槽のほぼ全巾に亘って上記吐出
管と平行に伸びる吸込管を上記冷水中おいてその下部に
設置し、この吸込管にそのほぼ全長に亘って複数の吸込
口を互いに所定の間隔を隔てて設けたことにある。
【0006】
【作用】第1の発明においては、複数の吐出口から噴出
された戻り水の噴流によって槽内の冷水が攪拌される。
そして、氷塊はその全表面からほぼ均一に解氷される。
【0007】第2の発明においては、吐出口から噴出さ
れた戻り水は氷塊の周囲を通って充分に冷却された後、
吸込口から吸い込まれる。
【0008】
【実施例】本発明の1実施例が図1及び図2に示されて
いる。氷蓄熱槽1内に貯溜された冷水L中にその液面V
に近接し、かつ、槽1の1側壁1aに沿って吐出管10が設
置され、この吐出管10は槽1の全巾に亘って水平に伸び
ている。この吐出管10にはその全長に亘って複数の吐出
口11が互いに所定の間隔を隔てて設けられ、各吐出口11
は槽1の中央に向かうように水平に向けられている。
【0009】また、冷水Lの下部には側壁1aに対向する
側壁1bに沿って吸込管12が設置され、この吸込管12は槽
1の全巾に亘って上記吐出管10と平行に伸びている。そ
して、この吸込管12にはその全長に亘って複数の吸込口
13が互いに所定の間隔を隔てて設けられ、各吸込口13は
下方に向けられている。なお、吸込口13は水平又は斜め
下方に向けることもできる。他の構成は図3に示す従来
のものと同様である。
【0010】しかして、解氷運転時、図2に示すよう
に、複数の吐出口11から戻り水が冷水L中にその液面V
に近接して槽1の中央に向かって水平に噴出される。す
ると、この噴流によって槽1の全巾に亘って矢印で示す
ような旋回流れが生じて冷水Lの全体が効率良く攪拌さ
れその温度がほぼ均一となる。従って、氷塊1cはその全
表面から効率良く解氷する。これと同時に、噴流がシャ
ーベット状の氷塊1cの上部に当たって拡散するとともに
噴流の一部が氷塊1c内に浸透するので解氷を更に促進す
る。そして、氷塊1cはその解氷が進むと、その浮力によ
り遂次浮上するので、噴流は常時氷塊1cに当たってその
解氷を促進する。
【0011】一方、槽1内の冷水Lは複数の吸込口13か
ら吸込管12内に吸入されて図示しない冷水ポンプにより
付勢されて冷房又は冷水需要に供されるが、吸込口13は
槽1内において吐出口11より最も離れた位置、即ち、槽
1の他の側壁1bに近接して冷水Lの下部に設置され、し
かも、下方に向けられているので、吐出口11から噴出さ
れた戻り水が短絡して吸込口13に吸入されることはな
く、槽1内で充分に冷却されて均一温度となった冷水の
みが抽出される。そして、吸込口13は槽1の全巾に亘っ
て間隔を隔てて配置されているので、冷水Lの旋回流れ
を促進しうるとともに槽1の全巾から冷水を抽出でき、
抽出される冷水の温度変化を低減できる。
【0012】上記実施例においては、1の吐出管10を側
壁1aに近接して設置しているが、2以上の吐出管10を設
置することができ、更に、側壁1aに対向する他の側壁1b
又はこれらに直交する側壁にも設置することができる。
【0013】
【発明の効果】第1の発明においては、複数の吐出口か
ら噴出された戻り水の噴流によって槽内の冷水が攪拌さ
れその温度差が少なくなる。この結果、従来のように氷
塊の表面に水道が生じることなく、氷塊はその全表面か
らほぼ均一に効率良く解氷される。これと同時に噴流が
氷塊に当たって拡散するとともにその一部が氷塊内に浸
透して解氷を促進する。
【0015】第2の発明においては、冷水中に局部流れ
が生ずるのを阻止すると同時に冷水の旋回流れを促進し
て冷水全体を効果的に攪拌でき、従って、充分に冷却さ
れた目標温度の冷水を抽出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を部分的に破断して示す斜視
図である。
【図2】上記実施例の略示的縦断面図である。
【図3】従来装置の構成図である。
【符号の説明】
1 氷蓄熱槽 1c 氷塊 L 冷水 1a 側壁 10 吐出管 11 吐出口 1b 他側壁 12 吸込管 13 吸込口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷蓄熱槽内に貯溜された冷水中にその液
    面に近接し、かつ、上記槽の側壁に沿って上記槽のほぼ
    全巾に亘って水平に伸びる吐出管を設置するとともにこ
    の吐出管にそのほぼ全長に亘って複数の吐出口を互いに
    所定の間隔を隔ててほぼ水平に向けて設けたことを特徴
    とする氷蓄熱槽の解氷装置。
  2. 【請求項2】 上記吐出管を槽の1の側壁に沿って設置
    し、この側壁に対向する他の側壁に沿って上記槽のほぼ
    全巾に亘って上記吐出管と平行に伸びる吸込管を上記冷
    水中おいてその下部に設置し、この吸込管にそのほぼ全
    長に亘って複数の吸込口を互いに所定の間隔を隔てて設
    けたことを特徴とする請求項1記載の氷蓄熱槽の解氷装
    置。
JP11954192A 1992-04-14 1992-04-14 氷蓄熱槽の解氷装置 Expired - Fee Related JP2575994B2 (ja)

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