JP2575955Y2 - フィルムラインの巻出・巻取制御装置 - Google Patents
フィルムラインの巻出・巻取制御装置Info
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- JP2575955Y2 JP2575955Y2 JP1992066296U JP6629692U JP2575955Y2 JP 2575955 Y2 JP2575955 Y2 JP 2575955Y2 JP 1992066296 U JP1992066296 U JP 1992066296U JP 6629692 U JP6629692 U JP 6629692U JP 2575955 Y2 JP2575955 Y2 JP 2575955Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フイルム製造・加工業
における巻出・巻取制御装置の巻径の演算制御装置に関
するものである。
における巻出・巻取制御装置の巻径の演算制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の一例を示す構成図であり、
1はライン速度設定器、2はフイルム厚設定器、3は測
長検出器、4はダンサローラ、5,6はデジタル入力
部、7はアップダウンカウンタ、8はアナログ/デジタ
ル変換器、9は巻径演算回路、10はPI演算回路、11は
除算器、12は加減算器、13はデジタル/アナログ変換
器、14はマイクロコンピュータ、15は巻出・巻取制御装
置への速度指令信号である。図2において、まず測長検
出器3およびフイルム厚設定器2からの測長信号、フイ
ルム厚信号より巻径を巻径演算回路9で間接的に計算
し、その出力信号とライン速度設定器1からの設定信号
との演算により、巻出・巻取軸駆動モータの理論回転数
Ns を算出する。次に、ダンサローラ4からのタルミ信
号をPI演算し、これを補正量Nc として理論回転数N
s と加減算器12で演算させ、巻出・巻取制御装置への速
度指令信号15としていた。
1はライン速度設定器、2はフイルム厚設定器、3は測
長検出器、4はダンサローラ、5,6はデジタル入力
部、7はアップダウンカウンタ、8はアナログ/デジタ
ル変換器、9は巻径演算回路、10はPI演算回路、11は
除算器、12は加減算器、13はデジタル/アナログ変換
器、14はマイクロコンピュータ、15は巻出・巻取制御装
置への速度指令信号である。図2において、まず測長検
出器3およびフイルム厚設定器2からの測長信号、フイ
ルム厚信号より巻径を巻径演算回路9で間接的に計算
し、その出力信号とライン速度設定器1からの設定信号
との演算により、巻出・巻取軸駆動モータの理論回転数
Ns を算出する。次に、ダンサローラ4からのタルミ信
号をPI演算し、これを補正量Nc として理論回転数N
s と加減算器12で演算させ、巻出・巻取制御装置への速
度指令信号15としていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
はフイルム厚および巻出・巻取長より間接的に巻径を計
算しているため、巻出・巻取軸駆動モータの理論回転数
Ns には誤差が生じる。この誤差分により、タルミ補正
の積分回路は運転中常時ある一方へ飽和しているため、
負荷変動や加減速時には補正が追いつかず、大きな張力
変動が発生している。本考案は間接的に算出している巻
径の精度を向上させ、結果的に巻出・巻取張力の変動を
減少させることを目的とするフイルムラインの巻出・巻
取制御装置を提供するものである。
はフイルム厚および巻出・巻取長より間接的に巻径を計
算しているため、巻出・巻取軸駆動モータの理論回転数
Ns には誤差が生じる。この誤差分により、タルミ補正
の積分回路は運転中常時ある一方へ飽和しているため、
負荷変動や加減速時には補正が追いつかず、大きな張力
変動が発生している。本考案は間接的に算出している巻
径の精度を向上させ、結果的に巻出・巻取張力の変動を
減少させることを目的とするフイルムラインの巻出・巻
取制御装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
の手段は、巻径検出精度を向上させるために巻径補正回
路を設けるものであり、この巻径補正回路は、実巻径検
出部、関数発生部、巻径補正部より構成される。つま
り、関数発生器と、加減算器と、除算器とからなり、関
数発生器は、フイルム厚設定器と測長検出器からの出力
信号を入力し巻径を演算する巻径演算回路の出力信号、
ダンサローラからの出力信号PI演算回路を介して入力
するタルミ信号、更にはライン速度設定器からの出力信
号と巻出・巻取制御装置への速度指令出力信号とを除算
する除算器の出力信号のそれぞれを入力するものであ
り、加減算器は、この関数発生器の出力信号と巻径演算
回路の出力信号とを加減算するものであり、除算器は、
この加減算器の出力信号とライン速度設定器からの出力
信号とを入力して除算する除算器の出力信号と、PI演
算回路の出力信号とを加減算する加減算器の出力信号と
を除算し、その出力信号を関数発生器に与えるものであ
り、これらをマイクロコンピュータに備えたものであ
る。
の手段は、巻径検出精度を向上させるために巻径補正回
路を設けるものであり、この巻径補正回路は、実巻径検
出部、関数発生部、巻径補正部より構成される。つま
り、関数発生器と、加減算器と、除算器とからなり、関
数発生器は、フイルム厚設定器と測長検出器からの出力
信号を入力し巻径を演算する巻径演算回路の出力信号、
ダンサローラからの出力信号PI演算回路を介して入力
するタルミ信号、更にはライン速度設定器からの出力信
号と巻出・巻取制御装置への速度指令出力信号とを除算
する除算器の出力信号のそれぞれを入力するものであ
り、加減算器は、この関数発生器の出力信号と巻径演算
回路の出力信号とを加減算するものであり、除算器は、
この加減算器の出力信号とライン速度設定器からの出力
信号とを入力して除算する除算器の出力信号と、PI演
算回路の出力信号とを加減算する加減算器の出力信号と
を除算し、その出力信号を関数発生器に与えるものであ
り、これらをマイクロコンピュータに備えたものであ
る。
【0005】
【作用】その作用は、実巻径検出部では、ライン速度,
モータ回転数指令より現在の実巻径を逆算し、関数発生
部では、実巻径より理論巻径を減算して巻径の偏差量を
算出し、タルミ補正量の増減に応じて偏差量を制御して
結果を巻径補正量とし、巻径補正部では理論巻径に巻径
補正量を加えて最終巻径とするものである。以下、本考
案の一実施例を、図面に基づいて詳述する。
モータ回転数指令より現在の実巻径を逆算し、関数発生
部では、実巻径より理論巻径を減算して巻径の偏差量を
算出し、タルミ補正量の増減に応じて偏差量を制御して
結果を巻径補正量とし、巻径補正部では理論巻径に巻径
補正量を加えて最終巻径とするものである。以下、本考
案の一実施例を、図面に基づいて詳述する。
【0006】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示すマイクロコン
ピュータのソフトウェア構成図であり、図2と同符号の
ものは同じ構成,機能を有する部分である。図1におい
て、本考案の主たるものは、関数発生器17と、加減算器
16と、除算器18とからなり、関数発生器17は、フイルム
厚設定器2と測長検出器3からの出力信号を入力し巻径
を演算する巻径演算回路9の出力信号D、ダンサローラ
4からの出力信号PI演算回路10を介して入力するタル
ミ信号Nc 、更にはライン速度設定器1からの出力信号
vと巻出・巻取制御装置への速度指令出力信号15とを除
算する除算器18の出力信号のそれぞれを入力するもので
あり、加減算器16は、この関数発生器17の出力信号と巻
径演算回路9の出力信号Dとを加減算するものであり、
除算器18は、この加減算器16の出力信号とライン速度設
定器1からの出力信号vとを入力して除算する除算器11
の出力信号と、PI演算回路10の出力信号Ncとを加減
算する加減算器12の出力信号15とを除算し、その出力信
号を関数発生器17に与えるものであり、これらをマイク
ロコンピュータ14に備えている。このことによって、巻
径検出精度をマイクロコンピュータ14による巻径補正に
より向上させることが出来、加減速時のダンサローラ4
の変位を抑え、巻出・巻取機の張力変動を減少せしめ
る。
ピュータのソフトウェア構成図であり、図2と同符号の
ものは同じ構成,機能を有する部分である。図1におい
て、本考案の主たるものは、関数発生器17と、加減算器
16と、除算器18とからなり、関数発生器17は、フイルム
厚設定器2と測長検出器3からの出力信号を入力し巻径
を演算する巻径演算回路9の出力信号D、ダンサローラ
4からの出力信号PI演算回路10を介して入力するタル
ミ信号Nc 、更にはライン速度設定器1からの出力信号
vと巻出・巻取制御装置への速度指令出力信号15とを除
算する除算器18の出力信号のそれぞれを入力するもので
あり、加減算器16は、この関数発生器17の出力信号と巻
径演算回路9の出力信号Dとを加減算するものであり、
除算器18は、この加減算器16の出力信号とライン速度設
定器1からの出力信号vとを入力して除算する除算器11
の出力信号と、PI演算回路10の出力信号Ncとを加減
算する加減算器12の出力信号15とを除算し、その出力信
号を関数発生器17に与えるものであり、これらをマイク
ロコンピュータ14に備えている。このことによって、巻
径検出精度をマイクロコンピュータ14による巻径補正に
より向上させることが出来、加減速時のダンサローラ4
の変位を抑え、巻出・巻取機の張力変動を減少せしめ
る。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、巻
径検出精度が向上し、ダンサローラの変位量を抑えるこ
とができ、またその結果として、巻出・巻取機の張力変
動を減少させることが可能である。
径検出精度が向上し、ダンサローラの変位量を抑えるこ
とができ、またその結果として、巻出・巻取機の張力変
動を減少させることが可能である。
【0008】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】図2は従来の一例を示す構成図である。
【0009】
1 ライン速度設定器 2 フイルム厚設定器 3 測長検出器 4 ダンサローラ 5 デジタル入力部 6 デジタル入力部 7 アップダウンカウンタ 8 アナログ/デジタル変換器 9 巻径演算回路 10 PI演算回路 11 除算器 12 加減算器 13 アナログ/デジタル変換器 14 マイクロコンピュータ 15 巻出・巻取制御装置への速度指令信号 16 加減算器 17 関数発生器 18 除算器
Claims (1)
- 【請求項1】 速度制御系およびダンサローラ制御系よ
りなるフイルムライン軸駆動巻出・巻取制御装置におい
て、関数発生器と、加減算器と、除算器とからなり、関
数発生器は、フイルム厚設定器と測長検出器からの出力
信号を入力し巻径を演算する巻径演算回路の出力信号、
ダンサローラからの出力信号をPI演算回路を介して入
力するタルミ信号、更にはライン速度設定器からの出力
信号と巻出・巻取制御装置への速度指令出力信号とを除
算する除算器の出力信号のそれぞれを入力して演算を行
うものであり、加減算器は、この関数発生器の出力信号
と前記巻径演算回路の出力信号とを加減算するものであ
り、除算器は、この加減算器の出力信号とライン速度設
定器からの出力信号とを入力して除算する除算器の出力
信号と、PI演算回路の出力信号とを加減算する加減算
器の出力信号とを除算し、その出力信号を前記関数発生
器に与えるものであり、これらをマイクロコンピュータ
に備えたことを特徴とするフイルムラインの巻出・巻取
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066296U JP2575955Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | フィルムラインの巻出・巻取制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066296U JP2575955Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | フィルムラインの巻出・巻取制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625252U JPH0625252U (ja) | 1994-04-05 |
JP2575955Y2 true JP2575955Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=13311718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992066296U Expired - Fee Related JP2575955Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | フィルムラインの巻出・巻取制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575955Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5894841B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2016-03-30 | 株式会社日立産機システム | 巻出ロールの制御装置及びその制御方法 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP1992066296U patent/JP2575955Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0625252U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |