JP2575477Y2 - カーテンウォールにおけるパネル取付装置 - Google Patents

カーテンウォールにおけるパネル取付装置

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JP2575477Y2
JP2575477Y2 JP1990061943U JP6194390U JP2575477Y2 JP 2575477 Y2 JP2575477 Y2 JP 2575477Y2 JP 1990061943 U JP1990061943 U JP 1990061943U JP 6194390 U JP6194390 U JP 6194390U JP 2575477 Y2 JP2575477 Y2 JP 2575477Y2
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聡 藤村
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カーテンウォールにおけるパネル取付装
置に関する。
〔従来の技術〕
カーテンウォールの外壁は非耐力壁で構成されている
が、外壁の取付け手段として、左右の方立間に周知のサ
ッシ枠を取付けるものが知られている。(例えば実開昭
61-20810号公報) 又左右の方立と上下横部材に凹溝を設け、該凹溝にパ
ネルの周縁部を嵌込み、これをタイト材で気密に取付け
るものも知られている。(例えば実開昭63-53418号公
報) 更にパネルの上下縁部のみを横部材の凹溝に嵌合し、
パネルの側端部を方立にストラクチャルシールで着設す
るものが知られている。(例えば実開昭61-32315号公
報、特開平1-315537号公報) 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたもののうち、方立間にサッシ枠を
取付けるカーテンウォールと、パネル側端部を方立の凹
溝に嵌込むカーテンウォールにあっては、パネルの左右
連接幅が広くなるので、その分だけ外観が悪くなる問題
点があった。一方、パネルの側端部を現地にて方立にス
トラクチャルシールで着設するカーテンウォールにあっ
ては、シールの接着性に不安が残った。
又、何れのカーテンウォールにあっても、地震によっ
て外壁が揺れた場合、パネルを気密保持しているタイト
材、或いはシール材の弾力分しか緩衝されないので、強
い地震が発生した場合、パネルが破損する大きな問題点
があった。
そこでこの考案は、従来技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は、
ストラクチャルシール着設によるカーテンウォールのパ
ネルを簡単にしかも確実に取付けできて、且つ地震の揺
れを緩衝することのできるパネル取付装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のカーテンウォー
ルにおけるパネル取付装置は、サッシ枠のパネル嵌殺し
部において、サッシ縦枠材の少なくとも上下にL字状固
定金具の外縁片を室外向きに取付け、該外縁片に左右方
向と上下方向の何れにも移動可能となるエッジを嵌挿
し、エッジの室外側にパネルの側端部をストラクチャル
シールで着設する一方、サッシ枠の開閉部において、障
子枠の竪框の少なくとも上下にL字状固定金具の外縁片
を室外向きに取付け、該外縁片に左右方向と上下方向に
移動可能となるエッジを嵌挿し、エッジの室外側にパネ
ルの側端部をストラクチャルシールで着設するものであ
る。
〔作用〕
固定金具の外縁片に嵌挿するエッジは、エッジ側方口
の範囲内で左右方向と上下方向に移動可能となり、その
室外側にパネルの側端部をストラクチャルシールで着設
するので、固定金具を取付けるサッシ縦枠材や障子竪框
に影響されることが少ない。
〔実施例〕
以下、本案のカーテンウォールにおけるパネル取付装
置の構造を実施例の図面により説明すると、カーテンウ
ォールは躯体の室外側に複数の方立1,1'を一定間隔で固
定し、左右の方立1,1'間にサッシ枠2を取付け、サッシ
枠2の室外側にパネル7を取付けるか、サッシ枠2に障
子枠3を可動式に取付け、障子枠3の室外側にパネル7
を取付けるものである。
サッシ枠2は上枠材2Aと下枠材2B、及び縦枠材2Cより
構成され、縦枠材2Cは基壁c1の室内側に内側壁c2を、基
壁c1の室外寄りに内側壁c2と相対する外側壁c3を設け、
内側壁c2と外側壁c3の間に内向空部12を形成し、基壁c1
の室内側と室外側の外周に鉤片14,24を突設する。
障子枠3を設けるサッシ縦枠材2Cにあっては、第7図
の如く外側壁c3と内向空部12を省略し、内側壁c2の室外
側に室外向きの袋溝9を設け、該袋溝9にタイト材Tを
嵌込むものである。
障子枠3は上框3Dと下框3E、及び竪框3Fより構成さ
れ、上框3Dは室外側に下向口13を、又下框3Eは室外側に
上框下向口13と相対する上向口23を形成している。
竪框3Fは第9図の如く、内周壁f1と外周壁f2を、上框
3Dの内側壁d3より下向口内壁3dまでの額幅1と同等に形
成し、内周壁f1の内周側に内向空部34を設け、外周壁f2
の室外端より外周向きに外縁壁f5を突設し、外縁壁f5の
基部に室外向きに開口する嵌挿溝35を、先端部に室内向
きに開口する嵌合溝36を形成し、内側壁f3に相対する外
側壁f4を、上框下向口13と下框上向口23より室内側に設
け、外縁壁f5は上框下向口13の内壁3dと略一致し、嵌挿
溝35にパネル7の裏面に密接するタイト材Tを、嵌合溝
36に縦枠材基壁c1の先端部に当接するタイト材tを嵌着
するものである。
方立1は主壁1aの室内側に外側壁1cの室外幅hより広
幅の内側壁1bを設け、横断面が略T字状を成し、外側壁
1cと主壁1aの室内寄り左右に、縦枠材2Cの鉤片14,24に
係止する係止片11,21を突設するもので、内側壁1bと縦
枠材2Cの隙間にピースPを挿入した後、内側壁1bにカバ
ー10を嵌合係止するものである。
パネル7は透光性を有するガラスや合成樹脂で、左縦
枠材2Cの基壁c1から右縦枠材2C'の基壁c1'までのサッシ
幅Hに切断され、パネル7の上縁部を上框下向口13に、
下縁部を下框上向口23に挿入し、タイト材Tで気密に保
持する一方、パネル7の側端部を縦枠材2Cに取付けた固
定金具4に嵌挿するエッジ5、又は竪框3Fに取付けた固
定金具4に嵌挿するエッジ5にストラクチャルシール6
で着設すると共に、スペーサQやシールで気密にするも
のである。
固定金具4は室内外片4aと外縁片4bが直角に連続し、
室内外片4aに左右方向の長孔4cを穿設するもので、縦枠
材2Cに取付ける場合、第8図の如く縦枠材2Cの外側壁c3
に固定金具室内外片4aの挿通孔c4を穿設しておき、外縁
片4bを室外側にして室内外片4aを縦枠材外側壁c3の挿通
孔c4より基壁c1の内周に沿って挿入し、これを基壁c1に
ビス止め固定し、竪框3Fに取付ける場合、第9図の如く
竪框3Fの外側壁f4より室外側の内周壁f1に、固定金具外
縁片4bの挿入孔fを穿設しておき、竪框3Fの内向空部34
において外縁片4bを室外側にし、該外縁片4bを内周壁f1
の挿入孔fより外側壁f4の室外側に沿って挿入し、室内
外片4aを内周壁f1にビス止め固定するものである。
エッジ5は第6図の如く広幅片5aの室内側に鈎状屈曲
片5bを突設し、広幅片5aと屈曲片5bの間に、側方に向け
て開口する側方口15を設け、横断面がユ字状又はコ字状
を成し、広幅片5aを室外側に向け、側方口15に固定金具
4の外縁片4bを嵌挿するもので、エッジ5を第5図の如
く縦枠材2Cに取付けた固定金具4の外縁片4bに嵌挿した
場合、広幅片5aは縦枠材2Cより室外側に露出するが、第
4図の如く竪框3Fに取付けた固定金具4の外縁片4bに嵌
挿した場合、広幅片5aは竪框外縁壁f5より室外側に突出
することはない。
図中、8は縦枠材2Cの内向空部12に嵌合係止する目
板、18は竪框3Fの内向空部34に嵌合係止する目板で、目
板8の室内側にエッジ5とパネル7に当接する気密片S
を備えている。
尚、方立1の左右にサッシ枠2,2'を取付けた際、縦枠
材2Cの基壁c1が方立1の外側壁1cより室外側に露出し、
方立外側壁1cの室外幅hで相対し、左右の基壁c1間をコ
ーキングC等で防水加工することが望ましい。
サッシ枠2のパネル嵌殺し部に取付けるパネル7は、
側端部をエッジ広幅片5aにストラクチャルシール6で着
設すると共に、広幅片5aとパネル7の間に弾力性のある
スペーサQを介在し、且つ方立1の室外側に設けるコー
キングCをパネル7の端面まで施すことが望ましく、又
障子枠3に取付けるパネル7は、側端部をエッジ広幅片
5aにストラクチャルシール6で着設すると共に、広幅片
5aとパネル7の間にコーキングCを施す一方、竪框外縁
壁f5の嵌挿溝35に嵌着したタイト材Tを密接することが
望ましい。
更にエッジ側方口15の内面と固定金具外縁片4bの少な
くとも一方に樹脂コーティングを施し、エッジ側方口15
に対する固定金具外縁片4bの左右方向とを滑らかにする
ことが望ましい。
固定金具4は縦枠材2Cと竪框3Fの少なくとも上下部に
取付ける。
〔考案の効果〕
本考案のカーテンウォールにおけるパネル取付装置
は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果
を奏する。
サッシ縦枠材と障子竪框の少なくとも上下部に固定金
具を取付け、該固定金具の外縁片にエッジを左右方向と
可能に嵌挿し、エッジにパネルの側端部をストラクチャ
ルシールで着設するものであるから、エッジの可能範囲
でパネルの傾きを調整したり修正することができる。
特にエッジは固定金具に対して左右方向と上下方向の
何れにも移動可能となるので、地震が発生しても、スト
ラクチャルシールの弾力とエッジの移動とによって大き
な揺れでも吸収される。その結果、地震によるパネルの
破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案パネル取付装置の使用例を示すサッシ枠の
横断面図、第2図はサッシ枠の取付け例を示す横断面
図、第3図は第1図の縦断面図、第4図は開閉部におけ
るパネルの取付け例を示す要部横断面図、第5図はパネ
ル嵌殺し部における要部横断面図、第6図はエッジと固
定金具の関係を示す斜視図、第7図は縦枠材の平面図、
第8図は縦枠材に対する固定金具の取付け例を示す横断
面図、第9図は竪框に対する固定金具の取付け例を示す
横断面図、第10図は固定金具とエッジの関係を示す正面
図である。 1,1'……方立、2,2'……サッシ枠、2A……上枠材、2B…
…下枠材、2C,2C'……縦枠材、3……障子枠、3D……上
框、3E……下框、3F……竪框、4……固定金具、4a……
室内外片、4b……外縁片、5……エッジ、5a……広幅
片、5b……屈曲片、15……側方口 6……ストラクチャルシール、7……パネル、8,18……
目板、9……袋溝、12,34……内向空部 1b,c2,d3,f3……内側壁、1c,c3,f4……外側壁、f1……
内周壁、f2……外周壁、f5……外縁壁、C……コーキン
グ、P……ピース、Q……スペーサ、S……気密片、T,
t……タイト材、H……サッシ幅、h……方立室外幅、
1……上下框の額幅

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ枠のパネル嵌殺し部において、サッ
    シ縦枠材(2C)の少なくとも上下にL字状固定金具
    (4)の外縁片(4b)を室外向きに取付け、該外縁片
    (4b)に左右方向と上下方向の何れにも移動可能となる
    エッジ(5)を嵌挿し、エッジ(5)の室外側にパネル
    (7)の側端部をストラクチャルシール(6)で着設す
    る一方、サッシ枠の開閉部において、障子枠(3)の竪
    框(3F)の少なくとも上下にL字状固定金具(4)の外
    縁片(4b)を室外向きに取付け、その外縁片(4b)に左
    右方向と上下方向に移動可能となるエッジ(5)を嵌挿
    し、エッジ(5)の室外側にパネル(7)の側端部をス
    トラクチャルシール(6)で着設するカーテンウォール
    におけるパネル取付装置。
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